リレー日記

4年 赤羽紗里

2015.12.24

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
「今日のお夕食何かしら」という発言で、その場に居た部員数名に雷程の衝撃を落としたのは3年半前(私は彼女にじっと見つめられながら、「紗里は本当に純粋な目をしているわよね」と言われたこともあります)。その綺麗な言葉遣いからは想像も付かない程のアグレッシブなプレーを見せる等、私達の度肝を抜き続けてくれるバイリンガルガール、総合政策学部4年傍田捷子よりバトンを引き継ぎました、同じく総合政策学部4年の赤羽紗里です。

今回は、私にとって最後のリレー日記となります。

10年以上続けたサッカーも今シーズンで終わろうとしています。

私には、サッカーをする上で大切にしていることがあります。
それは、「結果こそが努力」という考え方です。分かりにくいかと思いますが、私がサッカーをする上でいつも自分自身に言い聞かせている大切な考え方です。「努力は必ず報われる」という言葉がありますが、私はそうは思いません。コツコツと努力をしていても、それらが全く報われないこともあります。むしろそういったことの方が多いと思います。
だからこそ、努力が報われる瞬間は、結果が出た時のみだと思うことにしています。結果が出た時に初めて、それまで積み上げて来たことが努力として成立するのです。ですから、結果が出なかった際には、それまで行なって来た行動は全て努力とは言えないものだったと考えます。努力が足りなかったのではなく、努力になっていなかったと考えるのです。
つまり、「努力したのに報われなかった」のではなく、「今までやって来たことは何一つ努力と言えなかった」と考えます。
そうすることで、何が悪かったのか、次は何を積み上げれば結果に繋がるのかと、自分の課題ややるべきことに真剣に向き合うことが出来るのです。

凄く当たり前のことかもしれませんが、私にとってこの考え方は、自分を次へ次へと進めてくれる材料の一つです。

これはソッカー部女子という組織でも同じです。TEAM2015が始まる時、前人未到のインカレ出場を果たしたいと同期と語り合い、チーム全員の意見も合致し、「インカレ出場」を目標に掲げました。しかし、一部で戦うチームとして、私達には課題だらけでした。実際のところ結果がどうなるか等、当時の私達には想像も付きませんでした。苦しい状況に陥ることも多々ありましたが、目の前の課題に真剣に向き合い、常に行動を見直し、出来ることを全て行いました。そして蓋を開けてみれば、「大学リーグ一部初勝利」「インカレ初出場」「関東二部リーグ優勝及び一部昇格」と、私達が成し遂げたことには前人未到が沢山ありました。未だに実感がない程に、後から結果が付いて来た様に思います。

しかし、TEAM2015の努力が報われたと言うのはまだ早いです。これから始まるインカレの舞台で、私達は更なる前人未到を成し遂げます。「インカレベスト4」という新たに掲げた目標を必ず達成し、慶應の名を全国に轟かせたいと思います。
今後共、ソッカー部女子へのご指導ご声援の程、宜しくお願い致します。

4年 傍田捷子

2015.12.18

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。早起きが苦手なのにも関わらず朝練の度に大きな声と笑顔で部室を明るくしてくれる環境情報学部4年の遠藤未来からバトンを引き継ぎました、総合政策学部4年の傍田捷子と申します。

4年という年月は早いもので、昨日の様にも思える大学生活の始まりがもう「最後」の付くものばかりとなってしまいました。今回のリレー日記もその一つです。この場を借りて、4年間を通して感じたことと共に今の想いを綴らせていただきます。

私はこの4年間、塾生であること、ソッカー部の一員であることと同じ様に「サッカー初心者であること」を意識し続けて来ました。正確に言えば、小学校でのサッカー経験が少しある為、初心者ではなくブランクの長い経験者と言う方が正しいのかもしれません。経験があるのに周りから「初心者」と言われることに戸惑い、悔しく思うこともありました。しかし、私は「初心者」としての意識を強く持ち、私なりにソッカー部女子に貢献出来る様一生懸命努めて来ました。

私が入部するまでのソッカー部女子は経験者も少なく、初心者が居なくては成り立たない様な人数の少ないチームでした。しかし、私の学年は幼い頃からサッカーを続けて来た経験者が過半数を占め、一気にサッカーのレベルも練習の質も上がりました。初心者だけ別のメニューがあり、戦術理解が足りず話について行けないこともあり、初心者にとっては決して楽な環境ではなかった様に感じます。今の下級生からしてみれば先輩には全国大会出場経験者等も多く居て、当時の私と同じ様な心境の人も少なくないのではないかと思います。

ここで私は初心者の後輩や試合になかなか出場することが出来ていない後輩に伝えたいことがあります。それは、3年生の時でも4年生の時でも良い、試合に出ている自分を想像し続けて欲しいということです。私にはピッチでの貢献は難しいかもしれない、このメンバーの中で私がポジション争いを制することは難しいかもしれない、そう思う気持ちは凄くよく分かります。自信過剰で強気な私でもこの4年間でそう感じることは何回もありました。よく例に挙げられることかもしれませんが、ライト兄弟は動力飛行機を発明し、空を飛ぶことが出来ました。「人間に想像出来ることは実現可能」なのです。だから、ピッチに立ち続ける自分を想像し続けて欲しいと思っています。

私自身、今年度大学リーグ中に左手を骨折し、先日やっと全てのメニューに復帰することが出来ました。インカレまで3週間も残されていない今、間に合うのかという不安が全くないと言ったら嘘になります。リハビリ中は、あの日、あの時、無理にパスを止めに行っていなければ今あの中でプレー出来ているのに、とピッチ外から見ていて幾度となく思いました。サッカーが出来ない状態のまま引退したら、再びピッチに立てないままサッカー人生の幕が閉じたらと考えると後悔しそうでした。でも、今はピッチに立ち、大好きなサッカーが出来ています。この経験を苦い思い出にするかどうかは自分の取り組み次第だと感じています。あと2週間、インカレのピッチに立てる様、精一杯取り組んで参ります。だから、後輩にも、諦めないで欲しい。

“ここから”始まるインカレという舞台は未知のものであり、決して簡単な道のりではありません。全員で決めた「インカレベスト4」という目標に向かって、全員で前進して行きたいと思います。
今後共変わらぬご支援ご声援の程、宜しくお願い致します。

ご精読ありがとうございました。

4年 遠藤未来

2015.12.10

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。その小さな体でピッチを駆け回るスタミナモンスター、入部当初は小猿の様に幼くキャッキャしていた彼女も、最近は落ち着きボス猿の様な風格を醸し出している環境情報学部4年二宮早紀からバトンを受け継ぎました、同じく環境情報学部4年の遠藤未来と申します。

これは私の最後のリレー日記となります。拙い文章ですが最後までお付き合いいただければ幸いです。

私は、この慶應義塾体育会ソッカー部女子に入部することが出来て本当に幸せだと感じております。

理由は3つあります。

1つ目は、最高の仲間に出会えたことです。
思い返すと、私は4年間ずっと同期や先輩後輩に支えられて来ました。特に同期は、不甲斐ない私に喝を入れ、向き合い続けてくれました。辛いことがあれば、何も言わずに寄り添ってくれました。気持ちがもやもやしている時でも部室に行けば、その明るさで吹き飛ばしてくれました。チームの勝利の為にひた向きに努力する姿に刺激を受けました。この仲間だからこそ、4年間ここまでやって来ることが出来ました。本当に感謝したいと思います。

2つ目は、サッカーをもう一度好きになれたことです。
実を言うと、私は高校の引退試合で負けてからちょっとした“燃え尽き症候群”となっていました。引退してからソッカー部入部まで、殆どサッカーもせず、遊んで帰宅するとテレビの前で寝転びながらポテトチップスを頬張り、「ちょっと丸い方が女の子らしくて可愛いよ」という周りからのお世辞に気を良くし、気が付いたら8kgも太ってしまいました。ソッカー部に入部した当初、練習直前にホイップデニッシュパンを頬張り当時の4年生に注意されたので、じゃあこれなら良いだろうとチョコチップメロンパンを頬張れば「そういう問題じゃない」と一喝される等、全くサッカーに対し真剣に向き合えておらず、その様な状態では到底サッカーを楽しむことも出来ていませんでした。サッカーしたくないなと思ったこともありました。そんな私に火を付けてくれたのは、やはり共に闘い支えてくれた人達でした。なにか大きなきっかけとなる一つのことはありませんでしたが、怪我で試合に出られない人、チームの裏方の仕事を行ってくれる人、毎日グラウンドに足を運んでひたすら課題に取り組む人、そんな熱い想いを持った同期、先輩、後輩、スタッフ、応援して下さる方々が、サッカーに本気で向き合うことはどういうことか言葉や姿で教えてくれました。そして本気で取り組む内にサッカーがすごく楽しくなりました。今は、まだまだ課題は沢山ありますが、最高の仲間に囲まれて本気で取り組むサッカーがとてもとても楽しいです。そう思わせてくれている環境に感謝したいです。

3つ目は、そんな大好きなサッカーを通して、最高の仲間達と、インカレで最高の瞬間を迎える為に今を過ごすことが出来ていることです。
創設10年目にして、多くの先輩方が目指していたインカレに初めて出場することが出来ます。インカレでの目標を「ベスト4」と掲げました。これは私達の学年が1年生の時の4年生が掲げていた目標です。先輩達の想いをインカレの舞台で晴らしたい、そして出来るだけ多くの時間を今このTEAM2015で過ごしたい、様々な想いで目標を設定しました。初戦吉備国際大学、2回戦早稲田大学と強豪チームとの対戦となりますが、今この舞台に向かうことが出来る幸せを噛み締めて最高の準備をして行きたいと思います。

共通して言えることは、私が今を過ごせているのも同期や多くの人の支えがあったからです。そんな人達と最高の瞬間を掴み取る為、精進して参りたいと思います。

また、今週末には、今年度最後の下田グラウンドでの公式戦がございます。是非お越しいただき、私達4年生にとって最後の下田グラウンドでの試合にご声援いただければ幸いです。

以上、拙い文章となってしまいましたが、ご精読ありがとうございました。

4年 二宮早紀

2015.12.04

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。チームNo.1の高身長でオンザピッチでは時にFWとして、時にDFとして、また時にGKとしてどんなポジションでもそつなくこなすオールラウンダー。オフザピッチでは皆に冷静なツッこみを浴びせ、部員からのどんなに無茶な振りにも答えてしっかり笑いを取ってしまうという、オンオフ共にその秀才さを発揮している理工学部3年竹内瑞穂からバトンを受け取りました、環境情報学部4年二宮早紀と申します。

私にとってのリレー日記はこれが最後になるであろうと思い、何を書くかということは正直かなり悩みましたが、精一杯想いを綴らせていただきたいと思います。
拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

私がこの4年間、いえ、16年間という長いサッカー人生の中で変わることなく拘り続けて来たものがあります。

それは“ゴールを決める”ということです。

「サッカーは相手に取られた点より多くの点を取れば決して負けない」
16年間、その言葉を胸にいつもプレーして来ました。

どんなに大差で負けても、どんな失点の仕方だったとしても、試合に負けるのは取られた以上のゴールを決めることが出来なかった自分の責任であり実力不足です。
その考え方が必要以上のエゴとなってチームに迷惑を掛けたり、自分自身を追い詰めたりすることもありました。
しかし、その想いがなければこれまで多くのゴールを決めることは出来なかったであろうと自負しております。

サッカーにはポジションがあり、それぞれに役割があります。
誰もが均等に攻撃出来たり、ゴールを決めることが出来たりする訳ではない中で、点を取るというポジション、そして役割を与えられて来た環境には本当に感謝しています。

しかし、一方でゴールを決めるという責任、期待、重圧に押し潰され、シュートを打つことすら怖くなった時期やゴールを決めても何の喜びも感じられなくなった時期もありました。

そんな時自分を奮い立たせることが出来たのは、こんな私に期待してくれる方々、信じてボールを繋いでくれるチームメイトの存在があったからだと感じます。

ソッカー部女子に入部してからもう4年が経ちますが、私が触れるボールは年々重さを増している様に感じます。
それは、勿論責任の重さでもあります。しかし、それ以上にそのたった一つのボールに込められた、ピッチに立っている選手だけでない、チームメイトだけでない、スタッフだけでない、ソッカー部女子に関わって下さっている本当に大勢の方々の想いの重さを感じます。
一人ではゴールを決めることは出来ません。
ゴールは決して点を取った人だけのものでもありません。
だから私はゴールを決めたい。
一つのボールに込められた想いをゴールに繋ぎ、一人でも多くの人とその瞬間の喜びを分かち合いたいと強く、強く思います。

この先ゴールを決めるということがどれ程難しいかということは自分が一番良く分かっています。
こんなことを書いてしまったら当然自分へのプレッシャーが増えるということも重々承知の上です。
これは私の覚悟であり、自分自身への戒めです。

難しいから面白い。

それは今ソッカー部女子が置かれている状況にも全く同じことが言えます。
先日、第24回全日本大学女子サッカー選手権大会、通称インカレの組み合わせが正式に決まりました。

難しいから面白い。
難しいからこそ達成した時の喜びは何にも代え難い最高の瞬間になる。

一人ひとりが様々な局面において「負けない」という気持ちを持ち、「インカレベスト4」という目標に向かうと決めた私達には、まだまだ乗り越えなければならない壁が幾つもありますが、残された時間を決して無駄にすることなく、一つ一つ全員で乗り越えて行きたいと思います。
今後共変わらぬご支援ご指導の程、宜しくお願い致します。

最後までご精読ありがとうございました。