リレー日記
4年 田畑加穂梨
2016.01.11
ホームページをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。
昨年は多くの皆様にご支援ご声援を頂戴し、大変お世話になりました。本年も、ソッカー部女子を何卒宜しくお願い申し上げます。
先日行われた第24回全日本大学女子サッカー選手権大会(以下:インカレ)では、初戦で吉備国際大学と対戦し、強豪相手に奮闘したものの、1-2と敗戦してしまいました。この試合を以てTEAM2015は解散となりました。結果としては負けてしまいましたが、慶應らしい、TEAM2015の集大成に相応しいプレーであったのではないかと自負しております。当日、下田グラウンドから遠く離れた兵庫県での試合だったにも関わらず、応援席を埋め尽くす程多くの皆様に応援にお越しいただきましたことをこの場をお借りして御礼申し上げます。また、様々な形でご支援ご声援を下さった皆様に重ねて御礼申し上げます。
申し遅れましたが、今回のリレー日記を担当させていただきます、法学部政治学科4年主務の田畑加穂梨と申します。オフではチーム1の笑いのセンスで皆を盛り上げ、オンでは誰よりもストイックに、誰よりも周りを見てチームの為に行動し続けてくれた大好きな同期、総合政策学部4年赤羽紗里よりバトンを引き継がせていただきました。今年最初のリレー日記であると同時に、私自身最後のリレー日記、そしてTEAM2015としての最後のリレー日記となります。長く拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
さて、今回は、私のTEAM2015の個人目標についてお話しさせていただきたいと思います。私は今シーズンが始まった当初、自身のサッカーノートの最後のページに2つの目標を記しました。
一つ目は、「自分自身に期待出来る選手になる」という目標です。
サッカー初心者としてこの部に入部した私にとって、自分に期待するということは簡単なことではありませんでした。自分よりも技術がある人がこの部の大半を占め、周りの選手と比べたら強みと言える程のものはなく、それを見付けるのにもとても悩みました。その様な環境でチームを代表して自分がピッチに立てる程の実力がある、それだけの強みがあると自信を持って言うことはかなり難しいことです。しかし、そう言える選手になる、と私は決めてこの目標を立てました。
自信を持って、思い切りプレーすることが出来る為にも誰よりも練習して、誰よりもサッカーに費やす時間を増やした1年でした。しかし結果、私自身最後にピッチに立つことは出来なかったので、前回の紗里のリレー日記にも書かれていた様に、もしかしたら「今までやって来たことは何一つ努力と言えなかった」のかもしれません。もっともっと自分に向き合い、追求したら結果は変わったのかもしれません。やはりどんなに頑張っても最後にピッチに立っていないと後悔は残ります。
だからこそ、後輩達には今からもっともっと自分自身に、そしてサッカーに向き合って欲しいと思います。今シーズン思う様にピッチに立てなかった選手でも、上を目指し続けて欲しいと思います。初心者だろうと経験者だろうとピッチに立てるチャンスは全員にあります。自分自身がチームを代表し、自身のプレーでチームに貢献する。サッカー選手である以上、サッカーでの貢献を第一に考えて行動して欲しいと思います。
そしてもう一つの目標が「主務になって良かったと思える様になる」です。
私自身、「主務・副務になりたい!」と自ら志願してなった訳ではありませんでした。むしろその逆で、なりたくなくて、不安で、怖くて、副務を決める学年ミーティング後に帰宅しては、毎晩の様に一人で号泣していました。自分自身に求めるものと、学年が自分に求めるものとの差が大き過ぎて、何度も不安に押し潰されそうになりました。
しかし、やるからには後悔したくない。
後悔したくないのであれば、後悔しない様に全力で頑張れば良い。
実際主務・副務の2年間、嬉しいこと、楽しいこともある半面、辛いこと、苦しいこと、悩むことは数え切れない程ありました。それでも「このチームの為に、皆の為に」と思い、乗り越えて来たのだと思います。一人ひとりの努力なくして目標を達成することは出来ませんでしたし、一人ひとりがチームの為にいつも行動してくれることが私にとって大きな原動力となりました。
4年生が居たから勝てた、主将主務がチームを引っ張ってくれた。その様に後輩の皆は言ってくれますが、実際はそうではないと私は思います。部員35名一人ひとりがチームを創り、チームの為に動いてくれた。だからこそ目標を達成することが出来たのだと思います。むしろ私はそんな同期や後輩に支えられて、この1年本当に良い想いをさせてもらいました。感謝してもし切れません。
私は主務という役職を通じて本当に多くのものを学ばせていただきました。そして本当に多くの方と出会い、多くの方に支えていただきました。またこの部がどれだけ多くの方々に応援されているかを身を以て感じることが出来、とても幸せなことだと心より感謝しております。この経験は必ずこれからの私の糧や自信に繋がると思っています。
最後になりますが、この4年間、そして特にTEAM2015の1年間、支えて下さった全ての皆様に感謝申し上げます。この4年間で得るものは本当に多く、OB・OGの皆様、スタッフの皆様、保護者の皆様、地域の皆様、応援して下さる皆様のサポートなくしてはこの様な4年間を過ごすことは出来ませんでした。またここまで私達を引っ張って下さった先輩方、最後まで付いて来てくれた後輩達、そして4年間共に多くの困難を乗り越えて来た同期の7名には感謝の気持ちで一杯です。このチームを離れるのはとても寂しく、悲しい気持ちが大きいですが、来シーズンからは一OGとしてソッカー部女子を支えて行きたいと思います。
今年度は初の大学リーグ一部での勝利、初のインカレ、初の関東リーグ二部優勝並びに一部昇格と多くの「史上初」を果たすことが出来ました。新たな歴史が刻まれるにつれて、次の代にはより大きなプレッシャーが掛かるでしょう。来シーズン、関東リーグでは一部という舞台で更に厳しい闘いが続くかと思います。不安や挫折、チームとしても個人としても上手く行かない時があるかもしれません。しかし、そんな時でも何よりも全力でサッカーを楽しんで欲しいと思います。そしてこのチームで過ごせる時間を思う存分楽しんで欲しいと思います。
TEAM2016は2月に始動致します。私達が果たすことが出来なかったインカレでの勝利を是非叶えて欲しいと期待を込めて、次の代に引き継がせていただきたいと思います。“ここから”また慶應の新たな歴史が始まります。
今後共ソッカー部女子への変わらぬご支援ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。
最後までご精読いただき、誠にありがとうございました。
- 「頑張る理由」(4年清水菜緒)
- 『サッカーは人生の縮図』(4年小川愛)
- 『原動力』(3年藤田椰也子)
- 『同期』(4年山本華乃)
- 『エンジョイフットボール』(4年佐藤幸恵)
- 『ソッカー部女子へのすすめ2』(4年熊谷明奈)
- 『最後の最後まで』(3年中井里衣子)
- 『人生へのワクワク』(4年内藤孝穂)
- 『思い込み』(2年ブラフフェイ)
- 『愛を伝えたいだとか』(2年髙橋佳里)
- 『言葉選び』(2年秦野くるみ)
- 『今だからこそ』(3年高月彩香)
- 『夢と選択と挑戦』(2年行德のえ)
- 『選択』(1年深澤菜月)
- 『リスタート』(1年佐藤真智)
- 『サッカーを通して得た経験』(1年及川莉子)
- 『楽しくて仕方ないから』 (1年野田明日香)
- 『初心を忘れない』(1年福岡愛実)
- 『ありがとう』(4年工藤真子)
- 『多謝』(4年勝木日南子)
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