リレー日記

「頑張る理由」(4年清水菜緒)

2021.01.14

IMG_0661ホームページをご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。

昨年は、新型コロナウイルスにより思いもよらぬ一年間となりましたが、関係者皆様のご尽力により、日々の練習やリーグ戦、そして1月9日に開催されました早慶女子サッカー定期戦など、思い切りサッカーに打ち込むことが出来ました。

また、無観客試合ではありましたが、いつも温かいご声援をくださり誠にありがとうございました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

本年も変わらぬご支援、ご指導の程宜しくお願い致します。

今回リレー日記を担当させていただきます、環境情報学部4年、今年度主務を務めました清水菜緒と申します。

一年生の頃には見せなかった変なキャラでチームみんなから愛されている4年副将小川愛からバトンを引き継ぎました。彼女は、最後の1年間は怪我で苦しみましたが、復帰後はチームの中心としてゲームメイクする姿を見て、彼女の存在の大きさに改めて気が付きました。これからは愛のファンとして応援させてください!

さて、ついに最後のリレー日記が回って参りました。先日、早慶戦と引退というビックイベントを同時に迎えたことにより、様々な感情が入り混ざり自分でもなにがなんだか分からない状況です。そのため、まとまりのない文章になってしまいましたが、多くの人に感謝を伝えると共に、「こんな代だったんだ、こんな人がいたんだ」とこの場に残すためにソッカー部生活を通じて考えたこと、感じたことを思いのままに書かせていただきます。

最後までお付き合いいただけますと幸いです。

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まさに今シーズンは、想像を超える出来事の連続でした。

その理由の一つ目は、世界中に猛威を振るった、新型コロナウイルスという目に見えない恐ろしい敵が現れたこと。

気持ちを新たにして迎えたTEAM2020シーズンインから間もない時に、チームは活動出来なくなりました。自粛期間中のみんなとサッカーが出来ない日々は、焦りと不安が募り、このままシーズンが終わってしまうのではないかと思うほど、前を向けない苦しい時間が続きました。

 

二つ目は、チームを苦しめた、届きそうで届かない「勝利」という結果。

今シーズンは「インカレ出場」と「早慶定期戦初勝利」を目標に掲げ、スタートを切りました。振り返ると、インカレ出場どころか、公式戦で一勝も出来ず辛く苦しい時間が長く続きました。先日行われた早慶戦でも確実に早稲田大学との差を縮めたと実感出来ましたが、勝利とはいきませんでした。

「ここまで負け続けることって、本当にあるんだ。」と同期がとある試合後に口にした言葉でハッとさせられました。また、試合後に後輩たちが涙を流している姿を見て、自分自身の不甲斐なさを強く感じたことを覚えています。

三つ目は自分自身の怪我との戦いと主務としての重圧。

いつかの学年ミーティングで、「主務のなおが試合に出るからこそ、見ている人に大きな影響を与えられる」と、同期が言ってくれました。しかし、今シーズンを振り返ると完治しない怪我と実力不足により、練習試合を含めた試合の出場時間はチームの中で一番短いかもしれません。あまりの辛さに怪我を理由にして逃げ出したくなることもありました。

また、主務というチームの責任者としても力不足を感じる毎日でした。

特に今シーズンは、何をするにも「コロナ対策」という言葉が纏わりついてきて、「例年通りの運営」は通用しませんでした。何が正解かわからない日々の中で、サッカーに全く集中出来ず、大きな問題が起きることなく無事に一日を乗り切ることだけを考えていた日もありました。

…というように一つ一つを振り返るとサッカーが出来る幸せを感じつつも、辛い時間が多いシーズンでした。

そして、何かがあるたびに「あれ、私のサッカー人生最後の一年、こんなはずじゃなかったのにな。」という思いが頭の中をグルグルとしていました。

 

しかし、今シーズンの想像を超えた出来事はこのように辛いことばかりではありません。

先が見えなくなっても、自分自身の無力さに落胆しても、頑張る理由をくれた多くの人たちが私にはいたということを知ることが出来ました。

 

辛い時でも「頑張ろう」と前を向くチームのみんながいて、

勝てない試合が続いても、チームの勝利の為にと忙しい中多くの時間と労力を掛けてくださったスタッフ陣がいて、

全部怪我のせいにして逃げたくなった時に「後悔しないようにやり切ろう」「4年生みんなでピッチに立とう」と背中を叩いてくれた同期がいて、

上級生としての姿を、背中で、言葉で伝えてきてくれた先輩方がいて、

強くなろうと自分自身に向き合い続けた頼もしい後輩たちがいて、

どんなに愚痴をこぼした時も、自信をなくした時も、私の全てを肯定してくれた親友たちがいて、

落ち込み、疲弊し切って帰宅した時も、ただただ私を支え続けてくれた家族がいました。

 

私は元から、強くて、器用で、あらゆることに気が付けるような人間ではありません。こんな私が、ソッカー部で4年間を過ごせたこと、主務という大役を務めさせてもらえたことの裏側には、多くの人の存在があったからだと振り返りながら強く感じました。

また、そんな多くの支えのもと過ごした大学4年間で、入学前には想像もしなかった経験や学びを沢山得ることが出来ました。

いろんな壁にぶつかったからこそ生まれた、言葉ではうまく表せない感情、他では絶対に経験出来ないことがこのソッカー部での4年間にはたくさん詰まっています。こんなにも素晴らしい経験が出来たのは、辛くて、大変なことがあっても、多くの人が私に頑張る理由をくれたからです。関わった全ての方に心から感謝しています。

 

最後に、先日行われました早慶女子サッカー定期戦についても書かせていただきます。

今シーズンの早慶戦は男子部との共同開催が難しい状況になり、さらには新型コロナウイルスにより直前になって開催が危ぶまれ、何度も「中止」の文字が頭の中をよぎりました。

しかし、大学関係者の皆様をはじめとした多くの方のご尽力により今年度も早慶戦を開催することが出来ました。

「慶應関係者が多く見るこのホームページにこんなことを書くなんてけしからん!」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、あえて書かせてください。

私は、早稲田という存在が慶應を、私自身を強くしてくれたと感じています。リーグ戦が終わってからの約一ヶ月間は、早稲田に勝つためだけに練習してきました。

開催が難しい状況でも早稲田の運営陣が一緒に大会運営を頑張ってくれたからこそ、大変な毎日も乗り越えることが出来ました。また、40人以上集まった早慶の有志メンバーによってオリジナリティあふれる女子部早慶戦を作り出すことが出来ました。

慶應と早稲田の学生しか経験できない、早慶戦という夢舞台。

この良き伝統が、何年、何十年と続いていけるよう、心から願っています。

 

拙い文章ではありましたが、最後までご精読いただきありがとうございました。

今後共、ソッカー部女子へのご支援ご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

次は、今シーズン主将を務めた足立智佳にバトンを繋ぎます。

おそらく、「zoomを繋いでいた時間長いランキング」があるとしたら、間違いなく彼女が一位になるでしょう。長い時間を共にし、主将として、同期として、常に頼もしく私を支えてくれていました。感謝してもしきれません。

チームのために多くを捧げてきた彼女は何を語るのか、皆さんご期待ください。

私も楽しみにしています。

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『サッカーは人生の縮図』(4年小川愛)

2021.01.06

IMG_0654ホームページをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。

昨年はコロナ禍にも関わらずソッカー部女子へ多大なるご支援、ご声援をいただき誠にありがとうございました。本年も変わらぬご指導の程、どうぞ宜しくお願い致します。

 

部室に入るなり「愛さんおはよう。明日のテストやばい!」と近況を逐一報告をしてくれるお喋り好きな後輩、藤田椰也子からバトンを引き継ぎました、総合政策学部4年副将の小川愛と申します。怪我で長いリハビリ生活を余儀なくされても辛い顔をせず、復帰に向け頑張っている椰也子からはいつも沢山の元気をもらっています。

 

さて今回が最後のリレー日記になるということで、今の想いを素直に書きたいと思います。

 

正直なことを言うと、高校3年生の時の私は、それまでの中高6年間、親元を離れ寮生活をしながら仲間と共に日本一を目指してやりきったという達成感から、大学でのサッカーに対してあまり前向きな意味を見出せずにいました。でも、そんな時に目にしたソッカー部のパンフレットの「慶應は誰かの為に闘った時、真の裁量を発揮できる」という言葉に強く惹かれ、入部を決意しました。

 

前回のリレー日記で書かせていただいたように「誰かの為に闘うこと」が私の一番の原動力です。それはこの先も変わることはありません。ソッカー部でのこの4年間も、チームのメンバーをはじめ、支えてくださる方々のおかげで私はサッカーを続けてくることが出来ました。

 

そして、卒業間近になった今、「誰かの為に闘うこと」に加えて強く思うことがあります。それは、みんなとやるサッカーが大好きで楽しいということです。

今シーズン、予想もできなかったコロナ禍で、練習出来ない時期が続き、何もかもが思った通りではありませんでした。そのうえ、やっとリーグ戦が始まるという時に怪我をしてしまい、全くと言っていいほど試合に出ることが出来ませんでした。副将としてプレーでチームに貢献することも出来ず、支えてくださる方々に結果で恩返しすることも叶わず、苦しく情けない一年でした。でも、そんな中で再確認できたこと、それはサッカーがとてつもなく大好きで楽しいということでした。自粛期間があけ、仲間とボールが蹴れただけで感謝の気持ちでいっぱいになりました。結果が出せず、サッカーを楽しめない時期もありましたが、どんなに苦しくても悔しくてもみんなと出来るサッカーが好きだという気持ちが溢れました。試合の流れの中でも、押し込まれて耐える苦しい時間があるし、どんなに攻めても負けることもあります。今シーズン、私たちはまだ一勝も出来ていません。けれど、苦しいからこそサッカーは楽しいのだと思っています。弱い未熟な自分を認め、今を乗り越えていこうとすることこそが楽しいのだと実感しています。

 

サッカーは人生の縮図です。思い通りにいかないことが多いけれど、まだまだ成長したい、上手くなりたい、強くなりたい、仲間と喜び合いたい、もっともっと楽しみたい。だから、卒業後もサッカーを続けます。もちろん結果には拘りますが、サッカーが心から好きだという気持ちを大切にしていきたいと思っています。

 

ソッカー部での4年間は、多くの尊敬できる方との出逢いによって自分の考え方に変化が生まれたり、物の見方が大きく広がったり、色々なことを考えるきっかけをいただいた貴重な時間でした。環境の変化に戸惑ったり、大事なことを見失ったり、時には目標に向かって頑張れないこともありましたが、常にそれぞれが自分自身やチームと真剣に向き合い、目標に向かいチャレンジしている仲間に刺激や影響を受け、励まされました。サッカー部ではなくてミーティング部なのではと思うぐらい夜遅くまでチーム、学年、個人について話し合いをしたり、学連で他大学の学生と大会運営の為に準備したりとソッカー部での練習や試合以外にも多くの時間を費やし、苦しい思いもしたことで成長できたのではないかと感謝しています。

伊藤監督、ケビン、たかさん、まゆささん、私たちの為に多くの時間を費やし、ご指導くださりありがとうございました。OG、地域の方々、保護者の皆様、どんな時にも支えていただきありがとうございました。

 

ソッカー部で、この人の為に頑張りたいと思える方々に出会えたことが本当に幸せでした。これから、「立ちはだかる壁を楽しむ心」で自分自身に挑戦します。そして「誰かの為に闘うこと」で恩返ししていく覚悟です。

 

最後に、大好きなチームのみんなへ。

沢山の迷惑をかけたけれど、想いを伝えるのが下手な私を支え一緒にサッカーしてくれて本当にありがとう。早慶戦絶対に勝とう!

 

シーズンインからここまで思うような結果を残すことが出来ていませんが、ありがたいことにまだTEAM2020で闘える早慶戦が残っています。日頃から私たちを応援し、支えてくださる多くの方々の為にも全員で想力を体現し、早稲田に勝って今シーズンを最高の笑顔で締めくくりたいと思います。

拙い文章ではありましたが、最後までご精読いただきありがとうございました。

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