リレー日記

『ありがとう』(4年 ブラフフェイ)

2022.11.19

faye

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

今年主将を務めさせていただきました、文学部4年とブラフフェイと申します。

 

 

試合に出場しながらも主務としてチームをまとめてくれた、秦野くるみからバトンを受け取りました。くるみとはチームをどう引っ張っていくべきか、リーダーという立場でどういう行動を示していくべきかを沢山話し合った記憶があります。チームがどんなに苦しい状況にあったときも常にチームのために行動してくれた頼もしい同期です。4年間本当にありがとう。

 

ついに最後のリレー日記が回ってきました。ソッカー部での生活を振り返ると、沢山の経験をさせていただき、沢山成長させていただいたと感じています。最後のリレー日記を通して伝えたいことがありすぎて、纏まりのない文章になってしまっているかもしれませんが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

 

11/5に行われた早慶戦をもってTEAM2022の活動は終了しました。

早稲田を倒すことはできませんでしたが、最後の最後まで全員で勝利の可能性にしがみつき、必死に戦ったことを誇らしく思います。

そして何より、多くの観客に見守られながらこの仲間と戦えたことが本当に嬉しく、恵まれていると感じました。

この場を借りて、早慶戦の開催にご尽力して下さった関係者、OB・OGの方々、一緒に最高の舞台を作り上げた早慶の学生、そして応援に来てくださった方々に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

早速ですが、最後のリレー日記では主将として過ごさせていただいた1年間について、振り返りながら伝えさせていただきます。

 

 

「背中で魅せたい」

そんな想いを持って主将になる覚悟を決めました。

 

 

しかし、蓋を開けてみれば、自分がどうあるべきか、何を示していけばいいのか分からず、葛藤し続けた1年だったと感じています。

 

シーズンが始まった当初は自分を含め4年生が5人中3人離脱をしているという苦しい状況でした。

どうやってチームを引っ張っていくべきか。4年生として、主将として、どのような姿勢を示していけばいいのか。沢山悩み、学年やテソンさんと衝突したこともありました。

 

何をしたらいいのか分からず、自分の殻に閉じこもってしまいたい日もありました。

 

しかし、グラウンドに行けば必死に頑張っている仲間、くだらないことを言って笑わせてくる仲間、試合に出られない悔しさを堪えて声を出し続ける仲間がいました。この仲間の為に主将として自分にできることは勝ちに拘ること、そして何が何でも1部でプレーをするチャンスを後輩達に残すことでした。

主将としての覚悟が、みんなのおかげでより強いものになりました。みんなが自分の原動力になっていました。改めて、本当にありがとう。

 

そして迎えたリーグ開幕戦。3部から昇格してきた中央学院に負けてしまい、続く尚美戦でも勝利を目前に失点をしてしまい、とても苦しい時期だったと振り返ります。

主将として、自分の無力さを痛感しました。

3試合目でようやく勝利を手にしたとき、心から嬉しく、ベンチでのえと抱き合ったことを覚えています。そして、試合後には何人もの後輩達に「やっと勝ったよ。お待たせ。」と言ってもらうことができました。そんな仲間達となんとしてでも同じピッチで戦いたい。そう強く思いました。

 

7月にようやく復帰をし、チームとしても戦術がようやく形になり勝てるようになってきましたが、一歩及ばず、「一部昇格」という目標を逃してしまいました。

チームとして1年間目指してきた目標が途絶えてしまったこと、後輩達に来年一部で戦う可能性を残せなかったことを主将としてとても責任を感じています。しかし、目標を逃してしまった中でも最後まで勝利を目指し続けることができたことはこのチームの強さであるとも感じました。

1年間全員で積み上げてきたことや感じた悔しさは決して無駄なことではなく、貴重な経験であり大きな財産だったと感じています。自分達が逃してしまった「一部昇格」を後輩達が必ず叶えてくれると信じています。

こんなに仲間想いで真面目で伸び代しかないみんななら絶対に達成できます。本気で信じています。これからも全力で応援しています。

 

最後になりますが、この場を借りて感謝を伝えさせていただきます。

 

テソンさん

どんなときでも、チームの勝利を一番に考え、一人ひとりに寄り添いながら指導してくださりありがとうございました。去年、なかなか手術をする決断ができなかった私の背中を押してくれました。今年も、自分の時間を削ってまでマンツーマンで私のリハビリに付き合ってくれました。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

 

タカさん

毎週、忙しい中でも相手チームの分析をし、わかりやすく映像として落とし込んでくれてありがとうございました。また、私にとっては、どんなときでも相談に乗ることができ、頼れるタカさんの存在は本当に大きかったです。これからはしっかりと結果で恩返ししていけるように、頑張ります。

 

荒さん

いつも選手に寄り添い、自分が悩んでいるときも話を聞いてくれて、励ましてくれて本当にありがとうございました。

 

八木さん

多くの試合に来てくださり、ありがとうございました。時には試合前に熱い言葉をかけてくれ、アップを手伝ってくれて、ありがとうございました。

 

塩ちゃん

去年怪我をしたときから、一番お世話になったと思っています。身体のこともそれ以外のことでもなんでも相談できました。これから毎日会えないことを考えると寂しいです。近いうちにご飯でも行きましょうね!

 

あやか

短い間だったけどトレーナーとしてサポートしてくれてありがとう。2個下とは思えないほどしっかりしていて、頼り甲斐がありました。これからもみんなの面倒を見てくれたら嬉しいです。

 

 

最後に、どんなときでも私の味方でいてくれ、応援し続けてくれている両親に感謝を伝えさせてください。

母さんへ

母さんは自分が出会ってきた中で一番に尊敬する人です。考え方や生き方、本当にすごいと思います。どんなに嫌なことがあっても、家に帰って母さんに吐き出すだけで「よし、頑張ろう」と切り替えることができました。これからも沢山お世話になると思いますが、ひとまずはありがとうと伝えたいです。

Daddy

Thank you for always being there for me. You always told me that I was the best player on the pitch. Even if that wasn’t true, it meant a lot. Thank you for always coming to my games and being my no.1 supporter. And I also want to thank you for waking up at 3:30 to take me to the station when I had morning practice. It was because of you that I never overslept.

 

感謝を伝えたい人が多く、全員に書こうとすると長くなってしまうのでこの辺で終え、TEAM2023にバトンを渡したいと思います。どんなチームになるか、どんな結果を残してくれるか、本当に楽しみです!

これからもソッカー部の応援の程、よろしくお願いいたします。

フェイ

 

『幸せをくれる場所』(4年 秦野くるみ)

2022.11.18

kurumi

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

今シーズン主務を務めさせていただきました、総合政策学部4年の秦野くるみです。

 

どんなときもチームの為に声を出し、組織の為に行動することを厭わない姿勢を見せ続けてくれた、同期の髙橋佳里からバトンを引き継ぎました。

今シーズン、彼女なしではこのチームは成長することはできなかったと強く思います。

4年生としての責任を全うしようとするその姿勢に何度も救われていました。どんなときもチームの為に頑張ってくれてありがとう!

もちろん卒業後も仲良くしてね!!4年間お疲れ様会で美味しいもの食べに行こう〜!!

 

 

さて、11月5日に、TEAM2022の最後の試合である早慶戦を終え、1週間ほどが経ちました。

 

練習のない日々を過ごして1週間、大学生活を振り返るには、まだまだ気持ちが纏まりそうにありませんが、最後のリレー日記となる今回は、4年間のソッカー部生活を終えた今、感じる思いを素直に綴らせていただこうと思います。

 

纏まりのない文章になってしまいましたが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

 

 

大学ラストイヤーとなった今シーズンは、

大変だなと思うことも時にはありましたが、それ以上に、幸せを噛み締めることの方が多かったなと思えるような1年を過ごすことができました。

 

ただ、幸せを噛み締めることが多かったとはいえ、幹部の一員として組織を引っ張っていくことは決して簡単ではありませんでした。

 

色んな考え方の人がいて、色んな価値観をみんなが持っていて、様々な想いや声を耳にするからこそ、自分が示すべき言動に迷いが生まれたり。

 

日々色んな感情を味わって、色んな経験をして、色んな学びを得て。

新しいシーズンが始まればメンバーが変化し、チームの雰囲気も変わるなかで、チームとしてあるべき姿を体現するためにどうすればいいのか。

理想のチームを体現できるよう4年生としての姿勢を示し続けるのはそう簡単ではなく、たとえ「ラスト1年」、「最上級生」ということがいつも頭にあろうと、それを妥協なく追求し続けることはとても難しいことでした。

 

「一部昇格」という目標は叶えることができませんでしたが、

それでも、これまで大学リーグという舞台でなかなか勝利を味わうことのできなかった私たちが、一戦一戦を積み重ねるごとに確かな成長を遂げ、勝利を手にできるようなチームへと成長できたことは大変喜ばしいことでした。

 

 

そして何より、慶應のユニホームを身に纏いピッチ上で熱く闘えることが、心から幸せでした。

 

また、これまで所属してきたどのチームにもそれぞれの思い入れがあり、貴重な経験や学び、素敵な出会いがありましたが、ソッカー部という場所は、どこか特別で唯一無二な感じがして、こんなにも素晴らしい組織でサッカーができたこと。

 

保護者の方や先輩が、私の試合中のプレーをみて、ずっと心に留めておきたいなと思う言葉をかけてくれたこと。

 

高校3年生のとき、慶應に入りたいと思った感情は間違いではなかったなと思うし、そう思える4年間を歩んでくることができたこと。

 

まだまだ振り返ればたくさん溢れ出てきますが、これらすべてが本当に心から幸せで、

ソッカー部という組織は、私にたくさんの幸せをくれる場所でした。

 

身近にたくさんの感謝が溢れているこの環境で、それらを原動力に変え、何不自由なくサッカーが出来たことは何にも代えがたい財産となりました。

 

これまで私に関わってくださったすべての皆さまに、この場を借りてお礼申し上げます。

 

 

最後に、女子部のみんなへ。

女子部には、人の頑張りに気づくことのできる優しい人たちが集まっています。

 

すぐにまた次の練習がやってくる日々の中では、ついつい目の前にある大変さや苦労ばかりを見つめてしまい、苦しむときがあるかもしれないけれど、何かを伝えよう、示そうと頑張り続ける姿勢をやめなければ、それを感じ取ってくれる仲間がちゃんといるはずです。

また、周りを見渡せば必ず自分以上に組織の為に身を捧げる素晴らしい人がいます。

この組織の為に頑張りたいと思える原動力が、身の回りにたくさんあるはずです。

 

大変な時こそ、ソッカー部という場所でサッカーに打ち込めることへの感謝を思い出し、目標達成に向けて全員で頑張っていってほしいなと思います。

来年こそ、1部昇格という目標を達成する姿が見られることを願っています!

 

 

次は、今シーズン主将を務めてくれた、ブラフフェイにバトンを託します。

 

幹部として、組織を先導していくことの難しさを共に味わってきた今シーズン。

主将として様々な葛藤や重圧を背負いながらも、チームの為に1年間走り続けてくれたこと、本当に感謝しています。ありがとう!

復帰戦となった中央大学戦での投入直後のあのゴール、フェイらしさが溢れ出ていて最高に痺れました!

 

ゴールという結果で何度もチームを救ってきた彼女が、最後にどんな想いを綴ってくれるのか。TEAM2022の最後となるリレー日記、楽しみにしています!

 

拙い文章ではありましたが、最後までご精読いただきありがとうございました。

今後共、ソッカー部女子へのご支援ご声援の程、よろしくお願いいたします。

くるみ

 

『誰かの為に動くこと』(4年 髙橋佳里)

2022.11.17

karin

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

今年度副将を務めさせていただきました、総合政策学部4年の高橋佳里です。

同期の、そして寮で同部屋の行徳のえからバトンを引き継ぎました。

彼女のリレー日記を読んでもらうと分かると思うのですが、本当に愛が重いです。誰か私の代わりにのえの推しになってください。

それほど人に愛を注げる彼女ですが、誰よりもこのチームが好きで好きで仕方なくて、ソッカー部女子をこよなく愛し続けました。そのパワーで今シーズン、チームに活力をもたらしてくれたことは間違いありません。他人に注ぐエネルギー量は本当に尊敬しています。

そしてのえは私のピクミンで、なぜかどこに行くにもついてきます。卒業してからが不安ですが、どうにかして自立してください。

 

ついに最後のリレー日記です。

去年のリレー日記にも書いたのですが、これは日記どころの話ではありません。

昔は日記と呼べる頻度で更新していたみたいですが、今は1人1年に1回しか書きません。「リレー日記」という名前ももう変えるタイミングもなくし、一生「リレー日記」としてソッカー部女子の伝統として残っていくのでしょう。

そんな代々受け継がれるリレー日記の最後。丁寧に自分の想いを表現できればと思います。

 

(慶應義塾大学に2000文字を書いて入学したので、卒業する時も2000文字に収めて卒業しようと思います。自由記述2枚もあった方がよかったですかね。※紹介文は2000文字に含めません。)

長くなりますが、お時間あれば最後までお付き合いいただけたら幸いです。

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慶應という場所は本当に素晴らしいところだ。出会うもの、出会う人、見える景色、感じるもの。全てが本当に素敵だった。自分が見たことのないものを見させてくれて、聞いたこともない音を聞かせてくれて。自分が変わる場所。そんなところだったように思う。

 

たった一瞬で大きく変わった私のサッカー人生。

あの一瞬から、歯車が狂い始めたのか、もしくは動き出したのか。

真実は分かりませんが、あれから全てが変わったように思う。

 

考え方が変わり、物の見方が変わり、価値観が変わり。

今の自分の原点で全ての始まり。

その経験を通して、様々な感情を味わわされ、自分の見たことのない一面を知らされ、途方に暮れる道をずっと歩いていた感覚が心のどこかにある。

何をするにも諦めのような、割り切っているような、一歩引いた目で見る自分がいて、ただただ毎日を過ごし、なんとなく時間が過ぎるのを待っていたような気がする。

 

しかし、ソッカー部女子はそんな自分を変えてくれた。

組織全体に根付く「誰かの為に、組織の為に動く」という文化に触れ、自分の事だけしか考えてない自分が情けなくなった。周りに興味を持つようになり、視野が広がり、自分も誰かの為に頑張りたいと強く思うようになれた。

 

誰かの為に、組織の為に動くこと。それはとても美しく素晴らしいものだった。

 

それぞれ何かしらの辛さや苦しみを抱えているにも拘らず、その姿を少しも見せることなく、自分のやるべきことを全うし、当たり前のように組織の為に動き続ける人ばかり。

隣には自分以上に頑張っている人がいて、組織の為に多くの力を注ぐ人達がいて。時には自分の感情を抑えて、チームの勝利の為だけに力を尽くす。

そんな素晴らしい人達に溢れていた。本当に偉大。

 

そうした姿を見ていると、自然と自分もやらないといけない、もっと頑張らないといけないと思わせてくれて、自分の頑張る理由となった。自分もこのチームの為に、この組織の為に、動いていきたい。

慶應はずっと自分の原動力だった。

 

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「誰かの頑張りは誰かの頑張りによって支えられている」

怪我を繰り返したり、学連や副将を務めている中で、本当に感じさせられたこと。

どこかで誰かの頑張りがあるからこそ、自分自身に頑張る舞台があり、挑戦する場所に立てる。どんなことでも誰かの頑張りの裏側にはまた違った誰かの頑張りが隠れていて、それによって支えられているのだと。

 

サッカーが自由にやれたのは、膝を何回壊しても全力で治してくれる人がいたから。

自分達が慶應として戦うことができたのは、その舞台を作ってくれた人がいたから。

どこかで誰かが何かを我慢して、自分達のことを考えて動いてくれていたから。

 

表舞台で見える頑張りの裏側にある背景。

それを感じたことで自分にも少しの勇気を持たせてくれて、前に進むことができたように思う。

自分にもできるという自信以上に、やらなくてはいけないという使命感の方が強く、尽くしてくれる人達の為に何があってもやり切らなければいけない。自分の責任を果たさなければいけない。

そして、自分もその力を胸に誰かの為に頑張っていこうと思えた。

 

だからこそ、ラスト1年副将として、4年生として、葛藤しながらも前に進もうとする意思をなくすことはなかったのだと思う。辛いチーム状況の中でも、もがき続けてこられたのだと思う。

 

この1年は、誰かの頑張りを後押しする存在になりたかった。誰かの力になりたかった。

自分にできることはとにかく出し尽くし、誰かを助けられるように、自分が上手くいくこと以上にみんなの頑張りをどうやって引き立たせるか、スポットライトを当てるか。そんなことを考えていたように思う。

 

それが実際どうだったのかは分からない。多分周りの人はそんなことは微塵も感じていないだろうし、意味があったのかは分からない。ただの自己満だったのかもしれない。

ですが、そんな想いを持ってサッカーに向き合えたことが何よりの幸せであり、そんな想いを抱かせてくれた慶應には本当に感謝しかない。

 

「誰かの為に動くこと」

これ以上に尊いものはない。それを慶應は教えてくれた。

先輩方も、後輩達も、そして何よりスタッフの方々がとにかくチームに、選手に、愛をいっぱい注いでくれた。どんなことがあっても見捨てることなく、寄り添い、共に闘い、自分達のことを第一に想い続けてくれる。

本当にそんな姿がかっこよかったし、素敵で、憧れだった。

 

これまで多くの人からたくさん与えられてきたもの。それを今度は自分が与える番。

新しいステージでも、もっともっと誰かの為に、何かの為に自分の力を全力で注ぎ、人の頑張りを支えていける存在となれるよう頑張っていきたい。

 

4年前、慶應を選んで本当に良かった、ここにきて正解だったと心の底から言える。

慶應という組織でサッカーができたこと、自分がその場所にいれたことをとても誇りに思う。

 

本当にありがとうございました。

 

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もっと書き残したいことは山程ありますが、他の同期の子達がとても熱い想い溢れる文章を書いてくれているので、自分はこの辺にしときます。

次は、2年間幹部として、常にチームのことを最優先に考え、献身的に貢献し続けてくれた主務の秦野くるみにバトンを引き継ぎます。

彼女はどんなときも自分の軸をぶらすことなく、やり切る強さがあります。その強さにどんなに助けられたことか。本当にかっこいいです。

そんな彼女は熱い思いを心に秘めておくタイプです。リレー日記で素直な思いを知れることが楽しみで仕方ありません。みなさんもぜひ彼女の素晴らしいリレー日記にご期待ください!

(くるみへ。卒業しても仲良くしようね。)

 

拙い文章ではありましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今後共、ソッカー部女子へのご支援ご指導の程、よろしくお願いいたします。

 

かりん

 

 

『宝探しか、間違い探しか。』(4年 行徳のえ)

2022.11.16

noe

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

いつもソッカー部女子を応援していただき、誠にありがとうございます。

今年度学生トレーナーを務めました、法学部政治学科4年の行徳のえと申します。

 

同期の田中里奈は私が然もディズニー狂かのような言い方をしていましたが、パークBGMやパレード、アトラクションの音源でプレイリストを作って毎朝聞いている程度ですので、話を盛らないで欲しいです。

反対に、佳里に関しては狂っているという自覚はあります。

かりーーーん!!読んでるー??好きーー!!!!

 

さて、ついに今回が最後のリレー日記です。先輩方の言った通り、「4年間は長いようで短いようで、長いようで短かった」です。感慨深い気持ちでwordの新規ファイルを作成したものの、4年間が濃すぎるため、何から始めてどこに着地点を見出せば良いかわからないという予定外の状況に陥りました。迷子になりながら綴っていますので、纏まりも感動もない文章にはなってしまいますが、どうか最後までお付き合いいただけますと幸いです。

 

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大学1年生の春、練習参加した際にこのチームに強く惹かれたため、ソッカー部女子初の専任学生トレーナーとして入部しました。

その後、全力で頑張るチームメイトを見る中で「もう一度サッカーをしたい」という欲が生まれ、色々ありましてプレーヤーに復帰できることとなりました。

ピッチに帰ってくるという形で私の2年目は幕を開け、そこからキーパーとしての夢、そして同期で叶えたい夢を追いかけ続けました。

 

キーパーとしての夢は、「守護神」と呼ばれる存在になり、チームを勝たせられる選手になること。

同期で叶えたい夢は、みんなで一緒に西が丘の景色を見ること。

 

結果として、どちらも実現することはなく引退を迎えることになりました。

上にあげた2つの夢以外に私が立てた目標はいくつもあります。

スタメンを取りたい。早慶戦に出たい、勝ちたい。全国大会に行きたい。

同期5人全員でピッチに立ちたい。かっこいい先輩になりたい。信頼されるチームメイトになりたい。誰かの記憶に残る選手になりたい。

 

ここでついにサッカーから離れる私にとって、たくさんの夢たちはついに叶わぬ幻となりました。

どれもこの4年間、あるいはサッカー人生を懸けて追い求めてきたものです。もちろん、悲しさ、悔しさはあります。

 

 

「あの時こうしていれば」

ソッカー部員の中でも共感できる人はいるかも知れません。

私も、理想を追いかけて入部したのに、箱を開けてみれば結局夢は叶えられていません。

順風満帆とは言えない現実。そのような状況の中で、人は何が間違いで、どこを正すべきなのか、という視点から個人やチームを見つめ、問題解決、現状打開に努めようとします。

 

ちなみにここでいう“間違い”とは、選択肢にAとBがあったとして、Bを選択した場合に、結果として自分やチームの成長に繋がらなかったり、目標から遠ざかってしまったりすることを指します。

粗相のことではないので部員の皆さんは特に定義の解釈違いにはお気をつけください…

 

プレーを反省したり、行動を省みて何がダメだったかを吟味して次に繋げるということは非常に重要です。でも、現状分析やら目的逆算やらをしても答えが見つからず、私がここで過ごした4年間は、間違いに対して苦しさを感じ、悔やみ、涙を流し、そんなことばかりだったと思っていました。

 

しかし、引退を前にして間違い探しの冒険ではなく、宝探しの冒険であったと気がつきました。

読んでいる方は、「なんだなんだ、どういうことだ?」と思われたでしょう。私も上手く言葉にできないのですが、引退前にふと思ったのです。

 

私はよく完璧主義だという風に周りの人から言われます。自分でもそう思います。完璧“主義”なだけで結果は伴っていませんが。

目標達成できなかったこと、思い通りに行かなかったこと、間違えたことばかりに目を向けてしまっていて、その過程で手に入れたものに目が向いていませんでした。しかし、この4年間で出会いや価値観、経験値、素晴らしいものを得られました。

まさに沢山の宝に出会うことができたと、強く思います。

 

私はこのチームに入ってまず「サッカーができる幸せ」を見つけました。

学生トレーナーとして選手を近くで見守っているとき、サッカーができるということが当たり前のようで実はとても恵まれていて、本当に幸せなことなのだなということを実感しました。

怪我をしていた選手の可動域が広がっただけでも踊りたくらい嬉しいし、走っているところをみて少し泣きそうになったこともあります。選手がピッチに帰ってきてくれたときの喜びはとても言葉にはできません。

「なんで今」というタイミングで負傷してしまったり、復帰しても痛みを抱えながら満足にプレーできず、イメージと違う現実に直面している選手もいます。

当たり前の幸せはいつ奪われるか分かりません。ならば自分はプレーしている選手もリハビリしている選手もみんなができるだけ笑顔でいられるようにしようと、それが自分の役目だと思っていました。

 

そして慶應という「巨人の肩の上」で見られた景色がありました。

ソッカー部というチームはOBOGの皆様が積み重ねてきてくださったものが根幹にあります。この素晴らしい環境のみならず、部員の中に伝統と意志が脈々と受け継がれています。OBOGの方々と直接交流させていただく機会はコロナ禍により減ってしまいましたが、先輩方が繋いで、残したものがあるからこそ慶應は慶應でいられるのだと、ソッカー部にいるとそう思いましたし、そんな素晴らしいチームにいられることは名誉だと思いました。

“巨人の肩の上に立つ”ということわざは複数の解釈がありますが、ここでは「先人の成果や知識の上に新しい成果が生まれる」と定義します。

今年はチーム目標を達成することはできませんでした。肩の上で立ち上がれたとは思いません。しかし、この経験を力に変えて、そこからの景色を見るだけではなく、さらなる高みの景色を求めて、いつか後輩たちには立ち上がってほしいなという風に思います。どんな景色が見えたか、教えてね。

 

 

「GK陣と出会い」も私にとっての宝物でした。

ゴールを守りゴールを奪うため、日々悩み、考え抜き、動画を見て研究し、反省し、きついフィジカルにも耐え、自分の下手さを思い知らされるというハードな毎日ではありましたが、不思議と心底楽しかった。それら全てが自らの成長に繋がっていると実感できていたからでしょう。あと、一説によるとゴールキーパーはドMが多いらしいのでそれによるところもあるかも知れません。

しかし何より力になったのは切磋琢磨し合える関係のGK陣がいたからだと思います。

 

まず明日香。

真面目さと適度な愛嬌と憎たらしさを兼ね備えた彼女はとっても可愛い後輩なのですが、同時に負けられないライバルだと勝手に思っていました。尊敬できるようなかっこいい先輩ではいられませんでしたが、それでも一緒にサッカーをやってきてくれて感謝しています。全てを文章にするにはとても私の手首が持たないのと長すぎて外部発信班から総ツッコミを受けそうなので、いつかスイーツ食べ放題にでも行って語り合いましょう。

そして素晴らしい人間性を持った男子部GK陣にも出会えてよかったです。

昨年卒業された瑠架さん、新里さん、荒さん、川村さん、隆さん。現役の颯梧、将太、秀太くん、勝又くん、市川くん、我空くん、千葉くん、根津くん、健くん、ユンテくん。

皆さんの意欲的な姿勢に刺激を受け、優しさで成長させてもらいました。

そしてGKコーチ陣。

直接ご指導いただいた高橋さん、藤川さん、陳さん、宏さん、荒さん、託見くんの六人のGKコーチの存在はとても大きかったです。

キーパーというのは一人一人違うGK理論を持っています。それをコーチの立場から押し付けたりせず、でもわかりやすく言語化して選手にとってベストな形を一緒に探す、というスタンスで指導してくださったGKコーチ達がいたからこそ、私はキーパーが楽しくなったし、サッカーがもっと好きになれたのだと思います。素晴らしいGKコーチ達に出会えて私は本当に幸せでした。

GK陣本当に大好きです。ありがとうございました!

 

 

字数の関係で本当は端折りたいのですが、「書いて書いて」とうるさい後輩がいるので書きたいと思います。長くなってしまってごめんなさい。

いつだってすぐそばにいて、くだらないことをずっと話せて、お風呂に一緒に入ったり、食堂でみんな一緒にご飯を食べたり、虫に振り回されたり、眠い目を擦りながら積み込み/積み下ろしをしたり。

一緒に過ごした時間はなんでもない日常のワンシーンだけど、それでもかけがえのない思い出。

私が入寮した日から「寮生」は大切な存在でした。

すでにパティシエの才能を感じさせる硬い椅子の先駆者孝穂さん。虫だけは本当にダメなフェイ。一生かけても勝てる気のしない佳里。末っ子気質とお姉ちゃん気質を併せ持つ莉子。しっかり者の長女なのに一番甘えん坊な絢弥。とにかく眠過ぎて稀に方言が出ちゃうけど全部可愛い芹。

みんなと一緒に寮生活を送れてよかったです。最高でした。ありがとう。

 

 

このチームで「他者という存在の大切さ」にも気が付くことができました。

この部活では稀に言い合いや喧嘩という現象が起きます。私も初めは自分に向けられた言葉を素直に受け入れられなかったり、どうしても相手の行動や意見に共感できなかったりしましたが、この部活にいると自分の成長のきっかけをくれるのも他者だということに気がつきました。相手は自分と違う人間なので必ずしも全てを理解し、共感できる必要はありませんし、ぶつかり合ってもいいです。しかし他者の視点は、時に強引に自分の価値観や可能性を広げてくれます。自分に変化や成長のきっかけを与えてくれる存在です。自分と真っ直ぐ向き合ってくれる人ほど貴重な存在はいません。

あと、一緒に話したり、ご飯を食べたり、くだらないことで一生笑っていられるような存在がいたことも

そういえば、同期の話も欠かせませんね。

よく、私たちの学年は「仲が悪い」という風に言われます。確かに距離感は常に遠目でしたけど。

私たちの学年は全員性格も特徴もプレースタイルも価値観も背景もバラバラです。ミーティングでも基本的に意見が全員ぴったり合う、ということはありませんでした。側から見たら「仲悪い」のかも知れませんし、決して全員が仲良しとは言えないと思います。

ですが、全員バラバラの価値観を持っていたからこそ互いに高め合えて、話し合いでもぶつかってより良い結論を導き出すことができたのだと思います。唯一「サッカー好き」という共通点があっことも功を奏したのでしょうか。結果的には一番信頼できる存在になっていました。

途中で同期が抜けてしまったりということもありましたが、その子も含めて今の私たちの学年があるし、この人たちと出会えてよかったなぁとつくづく思います。

 

それでは、最後にこの同期たちの紹介をしたいと思います。

私が2年次に書いたリレー日記でも同期紹介をしたのですが、その時は4年の姉、田中里奈がまだ入部していなかったため、最後に改めて同期の紹介文を書かせていただきたいと思います。

 

髙橋佳里

中盤の要であり、私の心の要である。可愛い目をしているが、その目には広い視野と高い戦術眼が備えられている。可愛い顔をしているが、試合中には誰よりも鋭い顔立ちで相手の守備の綻びを突くプレーを見せ、自分の間合いに侵入してきた相手を根こそぎ刈り取っていく恐ろしい能力の持ち主だ。私なんて普段隣を歩くだけで刈り取られている。彼女は可愛いとかっこいいを併せ持つので、出会った人が行き着く先は“ギャップ萌え”一択である。とか言っていると照れた彼女に胸ぐらを掴まれそうなのでこれくらいにしておきます。

 

田中里奈

彼女はスピードとパワーと関西弁を活かした勢いのあるプレーでチームの攻撃に流れをもたらす。チームの在籍期間は歴代で最も短いのでは?と思うほど入部の時期は遅かったが、あれ1番長くいる??と疑ってしまうほどチームに溶け込むのも早かった。それは彼女の人柄ゆえだろう。常に傾聴の姿勢を保ち、他者の意見を受容しながらも自分の考えを真っ直ぐに伝えてくれる素直で優しく聡明な彼女の存在は、間違いなくTEAM2022にとって大きな存在だったと言える。しれっとチーム屈指のビジュアルの良さを誇り、しれっとハイスペックな要素を持ち合わせすぎている彼女は、その純粋さゆえにボケとツッコミが苦手である。関西弁なのに!

 

秦野くるみ

ラインなどのチャットで語尾を伸ばす際、“ー”か“〜”のどちらかの記号が使用されることが多いと思うが、彼女は何があっても常に後者の“〜”を使うような、細かいところに性格の柔らかさが出てしまうタイプの人間だ。別に語尾を伸ばさなくても大丈夫なときでさえ“〜”を使ってしまうのだから、相当柔らかい性格をしている。ほんわかとしたオーラを纏っている彼女だが、反面、ピッチ内ではキレキレなドリブルと弾丸シュートで常に相手ゴールを脅かし続けた。ある日の学年ミーティングで「くるみが副務、ありじゃね、、、?」と全員が呟いたあの瞬間から彼女は大きな変貌を遂げ、チームのためにピッチ内外において尽くし、サッカーに真剣に向き合ってきた。実はこの学年で一番のサッカー小僧である。

 

ブラフフェイ

TEAM2022の顔。昨シーズンは怪我に苦しめられたが、後期の中央学院戦にてファーストタッチで得点という衝撃ゴールで復帰戦を飾り、その後も前線に立ち続け圧倒的な存在感で相手のバックラインを脅かした。常に闘志を滾らせギラギラしているが、実はかなり思慮深く、しばしば考え過ぎてしまうこともある。家族と飼い犬、飼い猫を心底愛するという深い愛の持ち主でもある。イケメンで要領もよく、英語も話せてしまうというハイスペックさを誇るが、どうしても虫はダメだし、親父ギャグも私にしかウケないのでそこだけちょっと残念である。常に成長を求め血の滲むような努力を継続する唯一無二のストライカーブラフフェイの名前は、きっと将来世界に轟くだろう。フェイ、先にサインだけもらっておいてもいい??

 

ここまで同期の紹介をさせていただきましたが、私はこれだけわかりやすく同期のことが好きなのに、4人とも5年後くらいにはうっすら私のことを忘れていそうです。頼むからできるだけ覚えておいて欲しいです。頼むから。

 

他にも書きたいことは沢山あるのですが、すでに読む気が失せる長さになってきているので割愛させていただきます。心の中の宝箱にしまってあるので、聞きたいなという人はぜひご飯だかディズニーだか舞浜だか何かに誘ってください。

 

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次は私が愛して止まない髙橋佳里にバトンを託します。

私からの愛が重すぎるので最近胃もたれを起こしているらしく、物理的距離を感じます。

自覚はありますが、好きなものを好きでいることの大切さを教えてくれたのは君だと言いたいです。

冗談は抜きにしても、彼女ほど愛されるキャラクターも珍しいのではないでしょうか?

天性の愛嬌に加え、献身的なチーム愛と圧倒的な技術の高さで見る者を虜にし続けたTEAM2022の副将が最後に何を語るのか。私の名前はリレー日記に出てくるのか。楽しみです。

 

 

最後となりますが、多くの方々の支えがあってTEAM2022はここまで戦い続けることができました。

ソッカー部女子を応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。

今シーズンは目標を達成することはできませんでしたが、勝利の味を知った後輩たちが来年以降もワクワクさせてくれるでしょう!

今後ともソッカー部女子に暖かいご支援、ご声援の程よろしくお願いいたします。

 

のえ

 

『120点』(4年 田中里奈)

2022.11.15

rina

 

初めに

ホームページをご覧の皆様、初めまして。

 

今シーズンから副将という新しい役職でチームに様々な面で貢献してくれたことに加え、心強いセンターバックとしてピッチ上でも活躍を見せてくれた3年福岡愛実からバトンを受け継ぎました、経済学部4年の田中里奈と申します。

 

彼女とは部室で本当に意味がなさすぎて内容を一切覚えていないような会話しかしていませんが、練習や試合になると戦術やプレー面において常に分かりやすく説明してくれる真面目さと優しさを持っています。ただ最近私のことを舐めすぎていることが非常に多いのですが、お米部の大事な一員なので許してあげようと思います。

 

 

これは私の最初で最後のリレー日記です。現在、愛実の紹介文を書くだけでもう1時間以上が過ぎ、卒論以来の危機に立たされています。絶対に11月5日の早慶戦兼、引退試合が終わってから書き始めたいという拘りを持ってしまったことが仇になり、日本語の長文なんて就活のESぐらいしか書いたことがない私があと2日で終わらせられる訳がないと絶望していますが、私の簡単なサッカー経歴と女子部に入ることになったきっかけ、そして1年2ヶ月過ごした女子部を引退した今感じること、学んだこと、知ってもらいたいこと、伝えたいことを“リレー日記”と言うことで、日記方式で書き留めたいと思います。初めて書く内容と、終わりに書く内容を詰め込む形になるので統一感が全くないことをお許しください。

 

 

経歴

まず私の経歴を簡単に紹介します。

・0〜9歳 大阪府在住

・9〜18歳 親の転勤でアメリカミネソタ州に移住

・18歳〜 大学進学(9月入学)のため帰国し東京に移住

 

私は小学5年生あたりに母に「サッカーのキャンプやってみる?」と聞かれ、「そんなやる気ではないけどまあ行ってみるか〜」とかなり適当な考えでサッカーを始めました。当時の選択が違っていたら、今の自分はかなり別人な自分になっていたと思います。当時の自分good job!

そのキャンプから帰ってきたサッカー歴1日の私は「楽しい!なんやこれ!」と感じ、例えるなら子供が初めてiPhoneを与えられたように、とにかくずっとサッカーをやっていたいという気持ちになったのを覚えています。

他のスポーツも楽しくやっていましたが、サッカーほど夢中になれるものはなく、そのままサッカーをメインにやり続け、小学校・中学校時代はサッカークラブで週1~3回の練習という環境でプレーしていました。様々なトレーニングキャンプに参加させてくれた親には本当に感謝しています。この時点で初めて、リーグ戦を通して一回も勝てない、なんなら毎回かなりの大敗北という経験を味わった記憶があります。アメリカでプレーしたチームは全て完全な個人技勝負だったので、結果に対しても「実力の差だからしょうがないか」とどこかで思っていました。

 

高校に入ってからは環境もマインドセットも激変しました。進学した高校はミネソタ州で常にランキングのトップを争っている強豪校で、入部したくても人数制限があり新入生が必ず30人ほどは拒否されてしまう、新入生として入部できても毎年同期の何人かが絶対サッカーを辞めさせられる、という過酷な環境でした。私は当時の多大な努力の甲斐もあり無事入部でき、4年生になるまでにはトップのチームに選ばれることができました。

ただ高校サッカーでは少し未練を残すことになります。2017年10月、絶対優勝をチームで掲げて挑んだ高校最後の舞台の州大会のセミファイナル直前に足首を捻挫し、試合には間に合いませんでした。結局怪我人が続出したこともありセミファイナル敗退。州3位という結果で終われたものの悔しさとやり切れなさが心のどこかに残っていました。

 

大学はそのままアメリカの大学に行くか帰国するか悩みましたが、日本人が非常に少なかったところに住んでいたためか日本人としてのアイデンティティが強くなっており、大学は環境を一新して新しい場所で生活したいと言う思いが重なった結果、慶應義塾大学に合格し、2018年9月に帰国しました。サッカーは続けたいと思っていたためOGの方が連絡を取ってくださり、ソッカー部女子に仮入部という形で1ヶ月ほど過ごしました。ただ、そこでは環境や当時の状況的にうまく馴染めず入部しないという選択を取りました。この決断に対しての後悔は全くありません。その後バイトや学生団体に入ったりして普通の大学生活を送っていました。

 

 

女子部との再会

2021年の7月終わり、就活や長期インターンに励んでいた私にインスタで一通のDMが届きました。TEAM2021の主将、里衣子からでした。

 

「サッカーまた一緒にやらない?」

 

そのメッセージを見た瞬間、「雷に打たれたように」ってこういうことなのか、と思うような電撃が全身に走った気がします。真理加は起床時の心拍数が170超えらしいのですが、当時の自分も携帯をいじっているだけなのに絶対同じくらい心拍数が上がっていました。当時の状況で体育会に私なんかが入れるのかどうかなんて考えずに「すごくやりたい」と即答していました。当時の女子部は怪我人が非常に多く、今からでも是非入部してほしいとの事でした。1回辞めたのに、再度女子部でサッカーをする機会をいただき、ノーと答える理由はいくつもあったものの、当時の私の中にその選択肢は存在しませんでした。大好きなサッカーでこんな機会をくれたチームに貢献できるなら是非入部させてほしい、というような思いしかありませんでした。また、もう一つの大きな理由は当時のTEAM2021に「心を動かされた」ということです。まだ入部前にベンチで観戦した0−9で負けた一つの試合がありました。勝ち点を取るのに苦しんでいたのは知っており、昔自分が所属していたチームが同じような試合状況になった時と似ている感じなのかな、と思っていましたが全く違いました。どれだけ差が開いてもお互いに声を掛け合って全力でボールを追う姿を見たときに「入部しよう」と決めました。入部の主な理由は述べた通りですが、他に別の理由もあるとずっと感じていて、1年間考え続けました。驚くことに、答えが見つかったのはついこの間テソンさんから言われた言葉の中です。

 

リーグ最終節である武蔵丘短期大学戦の試合前ミーティングで、テソンさんが私の入部当初の話をしてくれました。そこで当時の私に対し「サッカーに飢えているな」と思われたと聞いて「あ、それだ」と思いました。ただサッカーが好き、したいのレベルではなく、本能的に本気でサッカーする事を欲している、という思いが心の底から上がってきたのだと思います。見つからなかった言葉をバシッと言い当てていただいた感じです。また、テソンさんが入部当初のことを覚えていてくださったのはすごく嬉しかったです笑

 

 

葛藤

その日から早朝5時に寝るというだらしない深夜逆転生活から一変し、5時に起きてサッカーをしに行くと言う日々が始まりました。入部後はサッカーをまたやれるという楽しみと有り難さを感じつつ、徐々に不安や心配が押し寄せてきました。本気のサッカーをしたのがちょうど4年前。まず足が前みたいに動かせない、簡単なボールコントロールすらできない、体力も一回スプリントしただけでバテてしまう、自分の使うサッカー用語が通じない(当たり前)、みんなの言っていることが聞こえるのに音を聞き取れない、聞き取れても意味がわからない。全国経験レベルの選手もいる中で本当についていけるのか、感覚はいつ戻ってくるのか、そもそも戻ることがあるのか、いつかみんなが何を言っているのかが分かる日はくるのか。とにかく練習しまくろう、隙間時間さえあれば自主練も欠かさずやっていました。その頃、不安を和らげてくれたのがチームのみんなです。いきなり入ってきた訳のわからないやつに対して気さくに話しかけてくれてチームに受け入れてくれました。みんな本当にありがとう!

 

9月にアウェーのリーグ戦で途中出場デビューし、次戦の早慶戦には大変光栄なことにスタメンに選んでいただきました。パニクリすぎて試合後に足の全てを攣った記憶があります。その後続いたリーグ戦も毎回フル出場させていただきましたが、緊張と嬉しさが混じりあっていた感情の中でより強い存在になっていったのが「自分でいいのか?」「まだ何もできてないし言葉も理解してないのに」「走り回ることしかできてない」「早く上手くならないとやばい」という負の感情でした。入るときにチームに貢献するって決めたし、この機会を与えてくれた里衣子、テソンさん、受け入れてくれたチームのみんなにどうにかして恩返ししないと、と健康を無視してしまい、体がどんどん壊れていってしまいました。他のみんなはこの3年間ずっと頑張ってきたのだからこの間入ったばかりの自分が愚痴ったり弱音を吐くなんてダメだ、と思い無理に動きまわっていました。それに加え、下田に来る途中に自転車で転んで血まみれになったり、6半練の日の朝ちょうど6時半に起床して絶望したりするなどというミスを連発しました。部活外でも、練習で捻挫してオフィスに出社できなくなってしまったため当時の長期インターン先をクビになるなどの出来事が重なり、心も徐々に壊れていっていた気がします。

 

またちょうど来年の幹部を決める学年ミーティングが行われており、そこに自分も参加してはいるもののどう言う立場で発言をすればいいのか、意見があってもこの間入ったばかりの人に色々言われるのは流石に嫌なんじゃないかという考えがあり、モヤモヤしてしまっていました。ただ同期は「客観的な新しい意見ですごい助かるありがとう」や「気にしないでなんでも言って!」と言ってくれて心が楽になりました。特に、私がミスした時などにくるがくれた「くるは里奈の同期として何があっても味方だよ」という言葉には本当に救われました。なんか仲悪いとか思われているけど、フェイ、かりん、くる、のえは史上最高の同期です、ありがとう!今度ちゃんと初同期会しような笑

 

 

変化

サッカーをちゃんと楽しめているのかが怪しいような期間が続いた後、「自己評価もいいけど、他己評価もちゃんと気にしたら?」的なことをある人に言われて考え方が大きく変わりました。自分自身で勝手に評価を下げたり何もできていないと思い込んだりしている中、周りの人たちは別視点から私のことを見てくれていました。「りなが走ってくれるおかげで後ろは勇気づけられているよ」「入部してくれてありがとう」「この学年に居てくれてよかった」「りなってなんでいつも120%でできるの?」など、プレー面に関しては多くなかったもののありがたい言葉を沢山貰っていることに気づきました。そのときから良い悪い関係なくちゃんと周りの人たちの言葉をもっと聞いて信じてみよう、そう思いはじめてから心がすごく楽になりました。いつの間にか目標が「貢献したい」から「貢献しないとダメな立場だ」と義務みたいになってしまっていましたが、“I need to”から“I want to“の地点に立ち戻る事ができました。

 

“Never take anything for granted”

 

この言葉も辛い時に幾度も救ってくれました。これは私が常に大事にしている言葉で、「今ある全てが当たり前だと思うな」「当たり前に存在するものが次の瞬間には気づいたらなくなっているかもしれない」というような意味が込められています。自分の置かれている環境は誰かが恵んでくれた、あるいは自分が努力して掴み取った特別なものであるから、軽視しないで常にありがたさを持って過ごす。この言葉を思い出すたびに気持ちが折れそうになった時も頑張り続けることができました。

 

 

得たもの

この部活に入って得た考えや自分の中の決め事があります。

1つ目に、成功とは目標達成だけに限らず、成長や進化も立派な成功と言えるのではないか、ということ。今年のチームは一部昇格を目指して奮闘してきましたがそれは叶いませんでした。ただ、その目標に向かう為にみんなで費やした時間と苦労と努力はスタート地点にいたTEAM2022を驚くほど成長させて、何かしらの形で良い影響として帰ってくるはず。今年のプロセスを経て来年のTEAM2023はより一層強くなるはずです。これはテソンさんやスタッフ陣の方々がおっしゃっていたことをほとんどコピペしただけですが、非常に心に刺さったため書かせていただきました。

 

2つ目に、自分が決断して行動したことや選んだ道に対しては、それから学んだり今後に活かしたりはするけど、後悔だけは絶対にしないと言うことを自分の中で決めました。なぜなら当時の自分が一生懸命考えて出した最善の答えのはずだからです。自分は考えすぎてしまう癖があり、「あのとき日本に来るのは正解だったのか」「別のスポーツでもよかったんじゃないか」などの疑問を持ってしまうことが多かったのですが、背景も性格も価値観も多種多様な部員と関わっていく内に、お互いにリスペクトがベースにないと成り立たない組織だな、と感じました。そのとき、自分自身をリスペクトできない人間が他人にリスペクトという感情を心から持てるのか?と考え、まず自分自身との向き合い方を見直そうと思い、この決め事ができました。本当にソッカー部では信じられないほど多くの出会いがあり、別の選択をしていたら会っていなかったのか…と考えると余計後悔なんて感情は入る余地はありません。

 

 

最後に

この一年を振り返って第一に思い出すのは全て楽しい思い出ばかりです。本当に1年?っていうぐらい個人的には色々な事が起こりすぎて、体感5年くらい経った気がします。一つひとつの些細なことも全て大切な思い出です。練後に部室でダベることも、日焼け止めの塗り方をミスりすぎて「白っ」と言われるのも、試合前日に必ず桜子が「里奈さんマッチデイ考えてー」と言ってきて結局採用しないのも、2年生達の誕生日写真に乱入するのも、くると某一名と駅までの道でゾーンディフェンスより理解するのが難しい恋バナをしながら帰るのも、もうできないと思うと少し寂しいです。

 

疑心暗鬼になったり自信を失ったり自分を責めてしまうこともあったけど、最後までやり切った自分に、自分のサッカー人生に、100点満点中120点を付けてあげたいと思います。余裕の120点です。本当にやりきりました。めちゃくちゃ頑張った。でも今こうしてこんなことが言えるのも、本当に沢山の人が支えてくれたおかげです。サッカーキャリアで出会ってくれた人たち全員です。多分自分1人だったら20点くらいだったかも。皆さん、本当にありがとうございました!

 

 

こんなに長い文章はもう一生書きたくないです。内容的にも文字数的にも少々重くなってしまったかもしれませんが、おそらくハードルは下げまくったはずなので、残りの4年生ブログには期待しかありません。

次は女子部の「歩くスピーカー」と呼ばれている行徳のえにバトンを託します。

「舞浜」「ディズニー」と聞くと奇声を上げて誰も手をつけられないテンションになってしまったり、かりんへの愛が大きすぎてたまに無視されているのが可哀想ですが、いつでも積極的に仕事を引き受けてくれたり、周りに彼女が持っているパッションを伝染してくれる大好きな人です。常に桁違いの声量でチームを全力で鼓舞し、学生トレーナーとゴールキーパーという両方の立場でチームに大きく貢献してきた図工作マスターの彼女が、4年間を振り返ってどんなブログを書いてくれるのか非常に楽しみです!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

りな

 

『感謝の心』(3年 福岡愛実)

2022.11.01

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

毎日20人の部員のお世話をし、3年生ながら女子部のお母さんポジションを確立している、同期の野田明日香からバトンを受け継ぎました、環境情報学部3年の福岡愛実と申します。

今シーズン、仲間想いで責任感のある明日香が副務を務め、ピッチ内だけでなく今年はピッチ外で本当に助けられています。いつもありがとう。それと、東海戦でのパスミスはごめんなさい。初勝利を目前にあれで失点していたら、もう二度とセンターバックを務めることは出来なかったと思います。あのプレーに関してはしっかり落ち込み、めちゃくちゃ反省しているので許してください。

 

入部してから3回目のリレー日記となり、なかなか書くことが決まらずにいましたが、今年も率直に私の今の想いを言葉にしてみたいと思います。リレー日記は、読む立場だとみんなの普段は見せない想いを感じることが出来て大好きなものである一方で、書く立場になると中々内容が纏まらず難しいものです。

拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

毎回試合の前、テソンさんは私達に”頑張ろう”と思えるような言葉をかけてピッチに送り出してくださります。練習の時も、テソンさんの言葉は心に響くものが多く、今までのみんなのリレー日記にも様々な言葉が登場していたと思います。その度に弱い自分と向き合い、それでも上手くいかず後悔し内省することの繰り返しで、なかなか自分の中に落とし込むことが出来ませんが、毎回楽しみにしています。その中でも、私の中で最近心がけている言葉について述べていきます。

 

後期第6節、順天堂大学戦のアップ前。その前節の試合で昇格の可能性がなくなってしまった中、あるラジオで聞いた”普遍的感謝”についての話をしてくれました。

テソンさんの話を聞いて、「素晴らしい環境があるのにも関わらず、いつのまにか”慣れ”が生じて当たり前に変わってしまっていないか?今当たり前になっている環境に感謝することを忘れていないか?」そう問われているような気がしました。

 

感謝には、恩恵的感謝と普遍的感謝の2種類あります。恩恵的感謝とは、人から親切にされたときや良いことがあったときにする感謝で、感謝というとこれが一般的だと思います。一方で、普遍的感謝とは、感謝の気持ちをいつも感じている心のあり方で、特別なことがなくても生きていることや家族がいることなど、どんなことであれ全てのことに感じる感謝の気持ちのことです。 (私の理解が少しずれているかもしれないので、皆さんも是非調べてみてください)

 

人間誰しも時間の経過とともに環境に慣れていき、それが当たり前になり、有り難みを失っていく。でもそこでそんな当たり前を失わないためにも、恩恵的感謝だけでなく、普遍的感謝の心を持ち続けること、有り難みを忘れないことが必要であると学びました。

 

『真剣にサッカーに取り組む環境があること。毎週リサーチをして練習に落とし込み試合を迎えることが出来ること。応援してくれる人がいること。困っていたら手を差し伸べてくれる仲間がいること。悩んでいるとき話を聞いてくれる人がいること。落ち込んでいたら励ましてくれる人がいること。家に帰ったら家族が出迎えてくれること。』

 

これらは少し抽象的でごく一部ではありますが、全て私にとっての当たり前です。少し考えるだけでも数え切れないほどの当たり前があり、その当たり前の裏にはどこかで誰かの頑張りが存在するものも多くあります。毎日わざわざ意識することもないぐらい当たり前な環境が、いかに恵まれているかを再認識することが出来ました。そんな環境や周りの人のおかげで、毎日を何不自由なく送ることが出来て、気づかない間に沢山助けられています。

また、今プレーが出来ていることにも普遍的感謝の気持ちを持ちたいと思います。私は幸いにも今まで大きな怪我をしたことがありません。更に有難いことに大学1年の頃から全てのリーグ戦に出場させていただいています。そんな試合に出られる状況も当たり前ではない、その裏には試合に出られない人も、怪我で思うようにサッカー出来ない人も、そもそもサッカーを取り組む環境がない人もいるということを絶対に忘れないようにしたいと思います。怪我をした本人にしか分からない想いがもちろんあって、そんな中で私には、話を聞いて寄り添うことしか出来ません。それでもその想いを背負って闘い、全力で勝利を目指しサッカーすること。それが今の私に出来ることなのかなと思います。私は1人では何も出来ません、だからこそ全員で、全員の想いを知って闘うことを大切にしたいと思います。葵、沙羅、2人の復帰ずっと待ってるよ。

 

感謝の心を持つことで、私はいかに恵まれているのかを改めて感じることが出来ました。そんな素晴らしい環境があるからこそ、毎日を充実させるかどうか、後は自分次第だと思います。

何か嫌なこと苦しいことがあったとしても、周りを見れば自分以上に何かと闘っている人がいて、自分の周りにある当たり前を作る為に頑張っている人がいます。その姿を見てどんなときも自分自身に負けず、普遍的感謝の心を忘れずに、何事も全力で取り組んでいきたいと思います。当たり前の環境が”慣れ”に侵食されることなく感謝の心を持ち続けること、どんなにうまくいかなくても内省し続けること、それが成長に繋がると感じました。

 

少し話は変わりますが、今シーズン副将を務めさせていただき、色々な葛藤がありました。そんな中で、自分自身が最高学年に近づくにつれて、自分の無力さを知るとともに、4年生の偉大さや存在の大きさを改めて感じています。組織を第一に考え行動する姿、試合に出られない中でもチームの勝利のためにみんなを鼓舞する姿、ピッチ内で誰よりも身体を張って闘う姿。ピッチ内外で頼もしい4年生にはやっぱり敵わないな、そんな姿を見て自分も頑張りたいなと感じています。

 

今シーズンも終わりに近づく中で、その偉大さに気づくのが少し遅すぎるかもしれません。それでも後悔ばかりしていてもキリがないので、4年生の背中を見て最後まで全力でプレーをすることで感謝の気持ちを伝えていきたいと思います。そんな4年生とできる試合も、早慶戦の残り1試合となりました。

TEAM2022の最後の試合を、楽しみながらチーム一丸となって闘いましょう!そして最後に勝ってみんなで笑顔で終わろう!

 

次は、いつも全力でどんな時も120%の4年田中里奈にバトンを託します。里奈のエピソードはたくさんありすぎて選びきれません。その中でも、試合中ふとした瞬間に出る英語が、私はやっぱり忘れられません。最初本人に聞くまでは、なんと言っているのか分からなかったので、なかなか聞き取ることが難しいと思います。

部室ではいつも下級生にいじられて嬉しそうにしている彼女が、最後のリレー日記でどんな言葉を残してくれるのか楽しみです。

 

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今シーズン、リーグ戦は終わってしまいましたが、多くの方々にご尽力いただき、11/5に早慶戦という舞台で闘うことが出来ます。本当にありがとうございます。

このチームでできる最後の試合を、勝って終われるよう精進してまいりますので、今後ともご支援ご声援のほど宜しくお願い致します。

 

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『やっぱり私は甘党』(3年 野田明日香)

2022.10.25

asuka

 

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

“女子部のアッシー兼女子部一のスイーツ好き”でお馴染み、同期の佐藤真智からバトンを受け継ぎました、総合政策学部3年の野田明日香です。

練習後に「真智!3分でシャワー浴びるから車乗せて♡」と可愛くおねだりして、結局10分近く待たせています。それでも待ってくれる彼女の優しさに甘えていたら、今や女子部随一のヘビーユーザーになってしまいました。今度コンビニスイーツをたっぷり献上して日々の感謝を伝えたいと思います。

 

真智の紹介にもあった通り、何故か私は女子部でのお母さんポジションを確立しています。

部室に着いて最初にすることは洗濯物の回収と炊飯器洗い。

あれ、主婦?まだキラキラの女子大生でいたいものです。

20人の子守りはなかなか大変ですが、将来役立つことを信じてこれからも頑張ります。

 

3回目となったリレー日記は何を書こうか悩み続け、締め切りに迫られた勢いに任せ、今の思いを文字に起こしてみました。

普段は思っていることを表に出すタイプではないので、年に一度の貴重なこの機会を存分に活かしてありのままの私を伝えられたらと思います。

纏まりのない文章ではありますが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

まだ大学リーグ1試合と早慶戦が残ってはいますが今シーズンを振り返ってみると、酸いも甘いも味わうことのできた1年だったと思います。

 

鮮明に残っている「甘い記憶」は、5月21日の大学リーグ前期第4節東海大学戦での大学公式戦初勝利。

3年振りに勝利を告げる笛の音を耳にした瞬間、人生で初めて嬉し泣きというものを経験しました。もしかしたら試合終了5分前くらいから涙で視界がぼやけていたかもしれません。

3年もの間、燻りに燻り続けた感情が爆発した試合でした。

 

しかし、それ以上に胸に残り離れない「酸っぱい記憶」、いや「苦い記憶」があります。

10月1日の大学リーグ後期第5節流通経済大学戦、1-2で負け。

この結果により、TEAM2022が掲げた「大学リーグ1部昇格」という目標は途絶えました。

1部昇格の可能性はもう無くなった、でもまだ大学リーグが4試合、そして早慶戦もある。

リーグ途中にも拘らず昇格の可能性も降格の可能性も無いという状況に、何をモチベーションにして残りのシーズン頑張れば良いのか、真っ先にそのことが頭に浮かびました。

そんな時、すっと心に入ってきたのは塩ちゃん(塩原由佳トレーナー)の「感謝の気持ちを伝えるためにプレーしてほしい」という言葉でした。

 

「今私が感謝を伝えたい人、伝えなきゃいけない人って誰だろう?」

 

その答えはすぐに出てきました。

荒さんとのえさんです。

もちろん家族や友人、同期など伝えたい「ありがとう」は沢山ありますが、それは来年の引退ブログまで取っておきます。

同期のみんな、ここに出てこなかったからって拗ねないでね。来年たっぷり愛を伝える予定なのでお楽しみに。

 

荒さんは今シーズン女子部のGKコーチを務めてくださいました。

「今のは俺が上手すぎるわ」って言いながら神コースにシュートを決め、締めの挨拶では大事なところに限って噛む、そんなGKコーチです。

どこまでも選手ファーストで、練習メニューを何度も試行錯誤しながら指導してくださいました。

流通経済大学戦の後、泣きながら失点シーンを振り返った時に「俺は明日香にあのシュートを止められるようにさせてから引退する」と話していましたね。

必ずその言葉を実現させてみせます。

少しでも成長した姿を見せること、それが私なりの荒さんへの感謝の表現方法です。

早慶戦で私がビッグセーブを見せたら「あれ、俺が教えたんすよぉ」ってテソンさんにいつものドヤ顔で言ってください。

 

のえさんは、誰よりもソッカー部という組織を愛し、組織のために動いてくれる人です。

「歩く拡声器」の愛称通り、毎試合グラウンドにはのえさんの”魂の叫び”が響き渡っています。

試合前、スタメンの選手が控えの選手やスタッフとハイタッチしてピッチに入っていくのですが、のえさんは私の時だけちょっと強めに背中を叩いてくれます。(勘違いだったら恥ずかしいな。のえさん、そうだよね?)

1人しか試合に出られないGKというポジションを奪い合う関係にも拘らず、私のことを真っ直ぐな言葉とともに送り出してくれる。高校時代に試合に出られずにただ腐ることしかできなかった自分に、「あの時こういう振る舞いをするべきだった」と教えてやりたいです。

結構色々な人に「のえさんと2人でキーパーやれてよかったって思う」って話していること、のえさん知らなかったでしょ?

そんな小っ恥ずかしいことを自信持って言えるくらいのえさんの声に、愛に、強さにたくさん助けられました。本当にありがとう。

東海大学戦後、誰よりも泣いているのえさんを見て、急に冷静さを取り戻し、涙が引っ込んだのはここだけの秘密にしておきます。

最後の最後まで一緒に頑張ろうね。

 

さてTEAM2022も終盤に差し掛かり、今シーズン私達に残されているのは大学リーグ最終節の武蔵丘短期大学戦と早慶戦のみとなりました。

どちらも手強い相手ではありますが、チーム一丸となって最善の準備を尽くしていきます。

TEAM2022を「勝利」というとびっきり甘い最高のデザートで締めくくれるように。

 

次は今シーズン副将を務めどことなく頼もしいオーラを纏い出した同期の福岡愛実にバトンを託します。大学初勝利を掴んだ東海大学戦、試合終了間際に自陣ゴール前で相手にパスした時はちょっとだけ、ほんのちょっとだけ嫌いになりそうでした。

それ以上に彼女の献身的なプレーと優しさに何度も救われてきたので許してあげましたけども。

 

開幕当初はキャプテンマークを巻いていた彼女。

「〜してぇ、〜してぇ、〜していきましょぉ!」の円陣、程よい緩さが結構好みなので来年の円陣にも期待しています。

何も考えてなさそうで意外と考えていることが最近判明した彼女が、リレー日記で何を語ってくれるのか楽しみです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも女子部への温かいご声援のほど、宜しくお願い致します。

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『味わいたい甘み』(3年 佐藤真智)

2022.10.14

machi

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

 

私のことを真の裏番長と書きながらも、後輩から「莉子さんはソッカー部の裏事情を何でも知っている」と思われている真の真の裏番長である同期の及川莉子からバトンを受け継ぎました、法学部政治学科3年の佐藤真智です。

チームから絶大な信頼を得られているのであれば、真の裏番長という名も悪くは無いかなとちょっぴり思いつつも、やはりそこだけは訂正させて下さい。

 

誰が女子部の裏番長なのかという論争はさておき、昨年11月に掲載された私のリレー日記を読んでくださった方はいらっしゃいますか。私は昨年のリレー日記において、1年後の理想の姿を書き留めました。

 

まず、先のプレーを考えて走れるようになること。

次に受け身にならないこと。

そして1対1で勝てるようになること。

詳しい内容は省きますが、こんな自分になりたいと昨年の私は宣言したようです。次にリレー日記を書く時内容で悩まないよう布石を打っておこうかな、という思いも半分ありつつ書いた理想像でしたが、ここに現在の私の姿も記しておきたいと思います。

 

1つ目に掲げた、先のプレーを考えて走れるようになること。非常に難しいことを昨年の私は理想として掲げたようですね。正直なところまだ目の前の状況を判断することで精一杯です。しかし昨年に比べて攻撃の練習に取り組む機会が増えたことで、裏抜けするタイミングやサイドを取るタイミングなどが分かるようになり、ただ走るのではなく大事なポイントやタイミングを感じながら走ることがまだ感覚ベースではありますが出来るようになりました。

2つ目に掲げた受け身にならないこと。これは3年目にしてようやく成長の兆しが見えてきたように感じます。昨年から任され始めたサイドバックは、サイドハーフとの連携が非常に重要となるポジションです。ただでさえ経験がなかったので、指示の声を出し、それが間違っていなかったか確認するというコミュニケーションが必然的に増えました。荒治療のようではありましたが、そのコミュニケーション量が自信にも繋がり受け身になることは減りました。

3つ目に掲げた1対1で勝てるようになること。1対1においては攻撃よりも守備の方が成長したように感じます。相手との距離感を図りつつ、力のかかるベクトルを折りに行く感覚を掴むことができるようになりました。攻撃側でも勝てるように足元の技術を磨いていきたいものです。

まだまだ理想には程遠くもありますが、練習を積み重ねる度に成長していると実感しています。

 

さて私は6年ぶりにサッカーを再開しましたが、歴の長い経験者に混じって練習を続けるのは心が折れないのかと聞かれることが多々あります。中高においてサッカーを続けないと決断したのは私自身なので、差があるのは仕方ないと割り切ってはいますが、当然心が折れそうになる瞬間はあります。そんな時思い出すある言葉を紹介してこのリレー日記を締めたいと思います。

 

「汗水虽然苦涩,但坚持是甜的。」

汗はしょっぱいけれど、やり抜くことは甘い。

 

私のいわゆる推しである中国の俳優・王一博の言葉です。彼は俳優でありながら歌手、ダンサー、バイクレーサーとしても活躍しています。本職以外においても、純粋に好きだからという気持ち1つでプロに混じり様々なことに挑戦し続ける彼は、やり抜いた後に味わえる甘さを知っているようです。私はまだしょっぱい汗を味わう毎日を過ごしていますが、いつか甘みを感じられるように残り約1年やり抜きます。

 

次はいつでも頼れる女子部のお母さん的存在でありながら、女子部のアッシーである私の車に乗って駅まで行こうと甘えた声で呼び止めてくる同期の野田明日香にバトンを託します。20人の子守りで大変だろうから、送り迎えは任せてください!

今シーズンから副務となりピッチ内ではもちろんピッチ外でも忙しなく動き回っている彼女が、リレー日記ではどんな思いを書き記してくれるのでしょうか。

乞うご期待ください。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも温かいご声援の程、宜しくお願い致します。

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『勝つこと』(3年及川莉子)

2022.09.27

riko

 

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

 

同期会で爆弾発言をかましながらも、いつもみんなに「前髪切った?」「今日なんか可愛いね」などと媚を売っている同期の深澤菜月からバトンを受け継ぎました、総合政策学部3年の及川莉子です。

部員全員から怖がられているという噂は冗談だと信じていますが、菜月に倣って私もグッドアクション企画(チーム内で取り組んでいるお互いに良いところを褒め合う企画)のオブザーバーとしてみんなの良いところを見つけ、積極的に褒めていこうと思います。ひとまず「なっちゃん今日も可愛いね♡」

 

前置きはさておき入部してから早くも3回目となるリレー日記ですが、今回は昨シーズンを経て、今シーズン感じたことについて書かせていただきたいと思います。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

女子部の結果を見てくださっている方はご存知かもしれませんが、一昨年から昨年までのTEAM2020,2021は公式戦で勝利という結果を残すことが出来ませんでした。

つまり、私達3年生はソッカー部に入部してから今シーズンが始まるまでの2年間、勝ちを経験したことがなかったということです。

 

私は小学生からサッカーを続けていますが、このような経験は初めてです。入部してからこんなにも勝てないのかと、何度も涙を流しました。

そして、昨シーズン入れ替え戦の結果2部リーグに降格する形となり、2部の舞台での戦いがスタートします。今シーズンこそは勝ちを積み重ねて昇格してやるという想いで練習に励みました。というと聞こえが良いですが、内心、2部に降格したし、今シーズンこそは流石に勝てるだろうという気持ちがありました。

この気持ちがあったからこそ、私はこれまでの人生で1番と言って良いほどの悔しい想いをしたのかもしれません。

開幕戦、私達は3部リーグから今年昇格してきた中央学院大学に0-1で敗戦を喫します。

開幕戦ということでとても緊張はしていましたし、上級生としてこれまでとは違う責任感を感じていたのも事実です。それでも、負けることは想像していませんでした。試合直後は涙すら出てこなく数日間は放心状態で、今思うと私にとって入部してからの大きな挫折だったように感じます。

 

 

だからこそ、前期第4節東海大学戦で初めて公式戦勝利を飾ることが出来た時は、みんなで抱き合いました。勝利を獲得した瞬間は本当に嬉しかったし、やっと勝てたという思いでいっぱいでした。

試合内容は決して素晴らしかったと言い切れるものではなかったものの、勝ち切れたという結果は私達にとって大きな成長であったと思います。

 

また、今シーズンはこれまで経験したことのないポジションでの出場も増え、個人としても成長出来たと感じています。攻撃的なポジションからボランチ、アンカーという守備的ポジションを経験し、初めは戸惑いの連続でしたが、振り返って貴重な出場機会を頂けたと感じています。

自分のミスから失点に直結することが増え、より失点の重みを感じることになりましたし、逆に自分がきつくてもチームのためにきつい選択をすることで勝利に近づくことが出来るということを体感しました。

 

 

これからまだまだ試合が続くな、と感じていた今シーズンの試合も残り5試合となりました。インカレ出場を目標に入部してきた私にとって、今シーズン1部昇格を成し遂げなければなりません。前節の東海大学戦では引き分けてしまったものの、前期最終節から4連勝出来ているこの勢いを止めることなく、勝ち点を積み重ねていきたいです。そしてきつい時でもチームの為にきつい選択をし、仲間と助け合いながら最後まで1部昇格を目指して全力で闘い抜きます。

 

 

次はいつも冷静に同期を見守る、同期一しっかり者の佐藤真智にバトンを託します。

真の裏番長としてチーム全員から絶大な信頼を得ている彼女が何を語るのか、ご期待ください。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも温かい応援の程、宜しくお願い致します。

 

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『悲劇であり喜劇』(3年深澤菜月)

2022.09.13

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ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

 

リレー日記の学年の中での順番を「後輩に慕われている順」なんて言ってしまうそんなお調子者でありながら、チームの中で1, 2を争うほどの読書家という真面目な一面も合わせ持つ同期の山本華からバトンを受け継ぎました、総合政策学部3年の深澤菜月と申します。練習中にニヤニヤしているのを私のせいにしていますが、私は何も悪くないので、怒るなら華だけにしてくださいね、テソンさん。

 

3回目のリレー日記ということで何を書こうか直前まで悩みましたが、せっかくの機会なので、自分が成長したところについて、過去を振り返りつつ書いてみようと思います。何も考えていないキャラで通っているので、こうして本音をお見せすることは少しばかり恥ずかしいですが、1年に1回のイベントということで読んでいただければ幸いです。

 

私が憧れる人は、余裕があり、自分を客観的に見ることのできる人です。

テソンさんはよく「隣の人のスプリントを無駄にするな」と仰います。

余裕がある時はチームのために走ることができますが、余裕がない時、人のために走るなんてことは到底できず、自分のことしか考えられなくなることは誰しも経験があることと思います。

大学1年生の時の私は、まさに余裕など全くない状態でした。

入部から周りのレベルに全くついていけず、練習中に涙がこぼれたことも一度や二度ではありません。出場の機会をいただいた試合もチームのみんなの足を引っ張るのが嫌で出たくないと思っていました。

そんな中、ある先輩にこう言われたのです。

「今こうやって試合に出ていることが当たり前だと思ってほしくない」

11あるうちの1つの枠をこんな自分が奪ってしまっているという申し訳なさと、失敗できないという恐怖心が入り混じり、試合に臨む覚悟ができていないままピッチに立った私に対する愛のムチでした。

試合に勝ちたいとか、サッカーを楽しもうといった思いはないに等しく、ただ単に試合をこなしているという感覚の自分に、それではダメだと気づかせたかったのだと思います。

でも当時の私は奮起するどころか、見透かされているようで後ろめたい気持ちになり、ますます萎縮してしまうというどうしようもない後輩でした。チームメイトと自分のレベル差が一向に縮まらないことに落ち込み、もうサッカーを辞めてしまおうと思ったことさえありました。

そんな頃、また別の先輩から「誰も菜月に期待してないよ」と言われました。突き放したように思える言葉ですが、私は救われました。

自分で自分に期待し、ハードルを上げ、結果を求めすぎていたことに気づき、期待されるほどのものを持ち合わせていないのだからもっと伸び伸びやればいいんだと、ガチガチに固まった思考を解きほぐすことができました。しかし思考変容はそううまく行くものではありません。簡単には変わらないのです。

 

そんなときに出会ったのがこの言葉です。

「なるようになる」

いつも余裕を漂わせている知人の言葉で、私もその知人に倣い、意識的にそう思うよう心がけました。

どう足掻いても良い方向に進まないことなんていくらでもあります。現に、練習中や試合中うまくいかないことや調子が上がらないことは幾度となくあり、そんな時、なるようになるさというマインドを持ってみれば、意外にもうまく事が進んだり、時間が解決してくれたりします。今振り返ってみても、あんなに悩んでやきもきして永遠に続くように思えた時間はなんだったんだろうと、物事を客観的に捉えられるようにもなりました。

そうこうするうちにサッカーに対する考え方も変わり、サッカーを楽しめている時間が増えたように思います。

こうした自分なりの意識改革によって少しずつではあるものの余裕が生まれ、それがプレーに活かされ、もっとチームに貢献できるようになりたい、今はそんな気持ちに溢れています。

 

2部の舞台で迎えた今年度のリーグ戦では、後期リーグが始まってから3連勝、前期リーグも含めて4連勝と攻守が噛み合い、良い流れを作れています。

この勢いのまま入れ替え戦へと突入できるよう、残り6試合もチーム一丸となって貪欲に勝利を掴み取りたいと思いますので、引き続きご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

次は、女子部の裏番長である同期の及川莉子にバトンを託します。可愛らしい見た目と人懐っこい性格の彼女が実は部員全員から怖がられているという噂は果たして本当なのか、リレー日記で彼女はどんな一面を披露してくれるのでしょう。乞うご期待ください。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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『慶應らしさ』(3年山本華)

2022.08.30

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リレー日記をご覧の皆様、1年ぶりにこんにちは。

実は昨年のリレー日記を書いていた時点で左膝の前十字靭帯を断裂し、リハビリの真っ最中だった文学部3年の山本華です。3年生のトップバッターということで少々緊張しておりますが、後輩に慕われている順みたいなので私が最初というのも頷けます。

 

今回は昨年、私と同じ怪我をし、共にリハビリに励んだ2年岩瀬絢弥からバトンを受け継ぎました。リハビリと聞くと、きつくて苦しいイメージがありますが、彼女のおかげで笑ってしまうくらい楽しい思い出ばかりです。絢弥、今年は去年の分もサッカーを楽しもうね。

 

さて、絢弥の紹介でもう少し文字数を稼ごうと思いましたが、そろそろ真面目な話をしようと思います。リレー日記は1年に1回の一大イベントなので、普段は話さない、入部してから経験したことや思ったことについて綴らせていただきます。

 

入部してからの4ヶ月間、ただただサッカーが楽しくて、自分の成長を感じられるのが何よりも嬉しかった矢先、左膝の前十字靭帯を断裂してしまい、1年間の離脱とリハビリを余儀なくされました。毎朝4時に起きて行く練習では、みんなの練習風景を見ながらサッカーができないことを再認識する日々を送りました。試合では動画の撮影や運営などでベンチから応援をすることができなかったこともありました。術後1ヶ月、やっと松葉杖が取れたかと思えば今度は苦手だった筋トレの毎日でした。

これだけ書いた後だと嘘だと疑うと思いますが、私は怪我をしたことを後悔したことはありません。もちろん、上記の内容はリアルな怪我人側の風景です。しかし、怪我をして失ったものよりも圧倒的に得られたものや気づけたことの方が多く、私にとってこの大怪我は選手としても人間としても成長をすることができた機会でした。

 

「辛い時にこそ人間の本性が現れる」

 

ある日の練習でテソンさんが仰っていた言葉です。

これまでのリレー日記でも書かれていましたが、昨年は1勝も出来ず、チームとして非常に苦しい1年でした。怪我人よりも試合で実際にプレーしていた選手達の方が辛い思いをしていたはずです。そんな状況下でも怪我人としての疎外感を感じず、チームの一員として「慶應のために」と思えたのは、ひとえにみんなの人間性に救われていたからだと思います。

怪我をした時は私自身よりも私の心配をしてくれた仲間。辛い時は一緒に泣いてくれた同期。どんなに辛くてつまらないリハビリも笑いに変えてくれた後輩。選手との間に壁があるなと感じた時はお構いなしに壁を壊して歩み寄ってくれた先輩。いつも怪我のことを考えてリハビリメニューを考えてくれたトレーナー。普段は厳しいのに怪我をした時は慰めたり笑わせたりしてくれたコーチたち。悩んでいるときや辛い時に頑張れる言葉をくれる監督。

ありがとうの5文字では言い表せないほどみんなに対する感謝で溢れています。辛い状況でも仲間を思いやれるところがソッカー部の「慶應らしさ」であり、受け継がれてきた伝統的な「慶應魂」なのだと思います。今年入ってきた1年生もそう思えるように、今度は私自身が辛い時に仲間に手を差し伸べられる人間になって、1部昇格に向けてチーム一丸となり闘いたいと思います。

 

次は同期一テソンさんへの愛に満ちている深澤菜月にバトンを渡します。彼女との会話の8割は生産性のないくだらない内容ですが、私がたまに練習中にニヤニヤしているのは彼女との会話を思い出しているからです。テソンさんごめんなさい。

 

 

長くなりましたが最後までご覧いただき、ありがとうございました。

それでは皆様、また来年リレー日記にてお会いしましょう。

 

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『強くなったと言いたい』(2年岩瀬絢弥)

2022.08.17

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リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。

 

真面目な性格で面倒見もよく、同期の中ではお姉さん的な存在である大井沙羅からバトンを受け継ぎました、商学部2年の岩瀬絢弥と申します。沙羅は私にはない魅力をたくさん持っていて頼りにしていますが、みんなの前で発言するときだけは声が急に小さくなり頼りなくなります。部室での声の大きさは彼女も負けていないので是非そんな一面もみんなの前で見せてもらいたいものです。沙羅とまた一緒にプレーできるまでずっと待ってるよ。

 

今回は、この1年間で私が見た景色、得たものについて綴らせていただきます。同じソッカー部にいるのだからみんな同じものを見ているのではないか、と思う人もいるかもしれませんが、同じ景色でも感じ方や立場によっては違うものに見えることがあります。昨年は私にしか見ることのできなかった景色が多かった分、色々なものを得ました。拙い文章ではありますが最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

私は昨年6月に膝を負傷し前十字靭帯断裂と診断されました。初めての手術、入院、リハビリと現実味のない言葉だけを病院の先生から言い渡され、何も実感が湧かず受け入れることができませんでした。何の覚悟もできていないまま手術が終了し、動かせなくなった膝を見てやっと怪我と向き合わなければならない事実を自覚しました。病室では自分よりずっと長い期間入院している人や自分の怪我や病気に向き合っている人を見て、いかに自分がちっぽけだったかを思い知らされました。

 

リハビリ期間中もリーグ戦は続きました。試合を重ねるごとにアップ準備の手際が良くなり、試合中の仕事の効率も上がり、カメラの腕も着実に上達していきました。しかしどこかチームの一員になりきれていない、この組織の外にいるような気がしてなりませんでした。特にチームが練習している間、トレーニングルームでリハビリをしているときはすぐ目の前にあるピッチがはるか遠くにあるように見えました。

 

そんな中、あるホーム戦で私がいつものようにグラウンド入り口で観客の検温と消毒、マッチデイとプレゼントの配布を行なっていると、相手チームの保護者の方に「慶應さんは親切で素晴らしいですね。」と褒めていただきました。それまで私はどこか不貞腐れていて、勝手に自分が作り出していた疎外感から自分のことを最優先に考えていました。しかし、この言葉をきっかけに、自分がチームに貢献できる形は他にあるのではないかと思うようになりました。マッチデイやプレゼント作りをしていたのは先輩たちで自分はただ配っていただけ、このことに気づき自分の無力さを実感しました。同時に、自分がこの組織にいることを誇らしくも思えました。少し大袈裟かもしれませんが、当時チームを客観的に見ていた自分だったからこそ気付けたことでした。そして、これがまさにTEAM2021のスローガンでもあった、「人の心を動かす」ことだと感じました。それからはプレーで示すことができない分、チームに対してどう貢献するのか、私の存在価値はどこで示すのかを常に問いながら行動に移していきました。結果的にチームの役に立てたかは分かりませんが、この期間は確実に私を成長させてくれました。

 

そして今シーズンの初めに復帰することができました。リハビリ中私にとってはただのランニングコースだった人工芝がやっとサッカーグラウンドとなり、邪魔な置物となっていたレガースも今では毎日洗わなければいけないほどです。復帰してからは公園で遊んでいる小学生と同じくらいサッカーを純粋な気持ちで楽しめています。(実際に私のことを小学生だと揶揄ってくる人もいますが、あながち間違っていないのかもしれません。)何の不自由もなくサッカーができるこの環境に改めて感謝するとともに、サッカーから離れた時期を経験したからこそハングリー精神を忘れずにプレーしていきたいと思います。今の自分だから見えるもの、出来ることを表現していきます。

 

私はこの1年間で視野が広がり、たくさんの人の支えがあって成長することができました。怪我から復帰した人は皆「怪我をしたから強くなれた」と言います。しかし私はまだこの言葉は言えません。それは、ここに書ききれないほどリハビリ期間に得たもの、蓄えたものが多かったからです。それらを余すことなく自分の中で消化し、自分のものにしていきたいと思います。もちろん強くなったと思えることもありますが、まだまだ自分に期待したいです。いつになるかは分かりませんが、怪我をして良かったと胸を張って言えるように更に強くなります。

 

次は昨年同じく大怪我でチームを長い間離脱し、一緒にリハビリを乗り越えた3年山本華にバトンを託します。彼女とは、一緒に競輪選手に転向するか悩むほどリハビリのバイクを漕ぎました。また、筋トレをしながら大腿四頭筋に名前をつけ、育成ゲームのように可愛がっていたのが懐かしく思えます。今考えると2人とも正気ではないですね。チームのムードメーカーである彼女が何を語るのか楽しみです。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。後期リーグ戦に向けて良い結果を残せるよう、チーム一丸となって精進して参りますので、今後ともご声援のほど宜しくお願い致します。

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『守備の醍醐味』(2年大井沙羅)

2022.08.04

リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。

 

何気ない優しさを隠し持ちながら、髪の長さをはじめ、様々なことでよく桜子と張り合う同期の長野真理加から受け継ぎました、環境情報学部2年の大井沙羅と申します。真理加は私にとっても大切な存在で、もし同じ立場だったら逃げ出したくなる時でも諦めずにしがみついていく彼女に励まされています。多くのメニューを一緒に行ってきたからこそ、今まで励まされた回数は数え切れません。もちろん絢弥、桜子、佳那にも幾度となく励まされてきたので、同期の4人にはただただ感謝しかありません。

 

さて今年は1年を通して感じた、守備の醍醐味について書かせていただけたらと思います。サッカーを軸にする生活を始めて約1年半というまだまだ未熟者ですが、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

私にとって守備の醍醐味はずばり「攻撃の起点になれること」だと思います。

当たり前のことかもしれませんがこの醍醐味があるからこそ、守備を頑張ろう、といつも思えます。

 

大学に入部して初めてサイドバック(以下、S B)というポジションを経験させていただきました。私にとって、初めてのDF、初めての最終ラインで、始めは緊張が止まりませんでした。先輩方のSBを見ても対戦相手のSBを見てもタイプは様々で、加えてどのSBを見てもそれぞれ秀でているところがあります。そのような中でどのようなSBを目指せば良いのか全く分かりませんでした。当時わかっていたことは「相手の攻撃を止めたり守ったりすることが仕事」ということのみで、他はただ教えてくださることを実践することで必死でした。

また、それまではサイドハーフなど中盤のポジションを行うことが多く、人と連携して攻撃することが楽しみでやっていたので、やる前は何に楽しみを得るのだろうと疑問に思っていました。

 

 

そのような中、ふと周りの方が「沙羅は1対1が得意」と言ってくださるようになりました。先ほどの「相手の攻撃を止めたり守れたりさえすればいい」と同じように、1対1になった時には「ただ目の前の人を止めるしかない」ということしか頭になかったため、得意と言われることに疑問を感じていました。ですが、その言葉を言ってくださったことで、もしここで、1対1に自信が持てたら“私らしいSB”になれるかもしれない、と思ったのを覚えています。

そう言われてから1対1に特別な感情を抱くようになりました。得意と言ってくださるからには1対1の場面になったら勝ちたいし、逆に1対1に持ち込んで勝負したい、そんな感情を持ち始め、それは今も心の中にあります。

 

それからというもの、色んな方に相手をやっていただき、沢山練習をしました。攻撃側は仕掛けるタイミングやスピードも違えば、足技を使っていたり、重心の逆をつかれたりと仕掛け方は様々な上、その中で毎回違う仕掛け方をされます。おかげで読めたり取り切れたり出来るのはほんの僅かですが、その僅かの中で方向を誘導したり、相手の狙っているところを分かった上で誘ったりして取れた時の楽しさは格別でした。

 

昨シーズンを通してSBとしての経験を積み、そして迎えた今シーズンは1対1の局面などの守備を攻撃に繋げたいと思うようになりました。去年から更にチームとして幅が広がった中で、もし自分の守備が攻撃に繋げられてそこから得点に繋がったとしたら、と想像するとワクワクが止まりません。

 

 

「良い守備があってこそ良い攻撃がある」

 

 

これは試合や練習の際にテソンさんがよく仰っている言葉です。この言葉の逆をいうとすれば「守備が悪かったら良い攻撃が出来ない」ということです。全ての良い攻撃が良い守備から来ている、とは言い切れませんが、良い守備をしたらより攻撃の幅は広がると思っています。

特に1部昇格を目指すにあたり得点が必要となる中では、より重要だと思います。また何をもって良い攻撃、悪い攻撃となるかもはっきりと表しづらいですが、とにかく守備側の人間としては、少しでも早くボールを奪い、守りの時間を減らして攻めの時間を増やすこと、攻めの選手には守りの為ではなく攻めたり得点をとったりする為に体力を使ってもらうこと、そしてこの言葉を実現することを目標にしていきたいと思います。

 

昨年は、私の技量がとても不足していたことや、守備をする時間帯が多かったこともあり、攻撃に繋げられた機会はほんの僅かにも満たないですが、今年こそは少しでも攻撃に繋がるきっかけを作れるようになりたいです。あわよくば攻撃に参加して今まで感じていた、人と連携して攻撃をすることの楽しさも味わえるよう、最終的には守備も攻撃も出来る選手になれるよう努力したいと思います。

 

次はピッチで常に動きながら中央でボールを捌く仕事人、そんな一方で部室では大きさ・分かりやすさランキングで1、2位を争う笑い声の持ち主である、同期の岩瀬絢弥にバトンを託します。サッカーを真剣に楽しむことの大切さは絢弥に教えてもらった、そのくらいサッカーへ愛と情熱をもつ絢弥のリレー日記にご期待ください。

 

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも、変わらぬご声援の程、宜しくお願い致します。

 

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『逃げるは恥』(2年長野真理加)

2022.07.20

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ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

 

盛り上げ上手で一緒にいて楽しく、誰よりも勝負にこだわるチームのストライカーである、同期の大橋桜子からバトンを受け継ぎました、総合政策学部2年の長野真理加と申します。成人式に向けて髪を伸ばしている桜子とは全く同じ髪型で、後ろ姿だけではどちらがどちらか分からないと言われているので、成人式後はそれぞれ別の髪型で歩んでいきたいと思っています。(笑)

 

私が入部してから1年7か月、TEAM2022が始動してから4ヶ月が過ぎました。今回は2回目のリレー日記ということで、同期紹介と今私が感じていることを書きたいと思います。以下若干の齟齬があるかもしれませんが、私の偏見に基づく個性豊かな同期を紹介させていただきます。

 

埼玉いじりをすれば俊敏に反論の言葉を返してくる、邦ロックが大好きな絢弥。

普段は真面目で努力家であり、みんなのお姉さんでチョコレートジャンキーな沙羅。

いつも人をいじって楽しんでいる、声の大きく笑いの中心地である桜子。

絢弥と埼玉と千葉はどちらが都会かを争っている、女子力No1の佳那。

 

5人が集まれば笑いが尽きず、翌日は必ず表情筋と腹筋が筋肉痛になります。彼女達のお陰で毎日楽しくサッカーが出来ています。本当にこの同期で良かったと心から思います。個性豊かすぎる彼女達ですが、実は1つの共通点があるように思います。

それは決して困難にあっても「逃げない」ことです。

 

絢弥と佳那は大きな怪我を負い、長い時間をリハビリに注いでいました。リハビリで沢山の努力をしてきたことを知っています。2人ともピッチ外では役職に就き、様々な面でチームを支えてくれています、いつもありがとう。沙羅は広い視野でチームの些細な変化に気づき、気を配ってくれます。私が練習中に落ち込んだ時もすぐに励ましてくれて、次も頑張ろうと思うことが出来ます。また、きつい練習でも自主性を持って取り組む積極性は尊敬の念につきません。桜子はチームが勝てない時に、本気で悩み、考え、実行する力を持っています。当たり前のことを当たり前にやり、実は様々な仕事を兼任する、チームの功労者だと思っています。

そんな同期を1年と4か月近くで見てきて、様々な心境の変化が生まれました。それと共に、「サッカーは楽しい」という当たり前のこと、「逃げないことの大切さ」に気づくことが出来ました。

 

私は高校生の時、走りの練習がきつく、一度だけ仮病を使い練習を休んだことがあります。その時はひどい罪悪感と後悔を覚え、練習から逃げた自分がひどく惨めに感じられました。「逃げるは恥」とはよく言ったものです。大学生になってからはその「逃げ」からできるだけ意識を遠くしていました。しかし、どうしてもプレーが上手くいかなかった時、逃げたくなってしまう時があります。そんな時でも、一緒に頑張れる同期がいることで、またサッカーが出来る環境への感謝を思い出すことで、逃げ出さないでいられます。

 

 マイケル・サンデルの言葉に「実力も運のうち」というものがあります。この言葉は、実力のある幸運な人は成功のなかで自信をつけていき、それがチャンスの拡大に繋がっているということを意味します。そこで私はまず逃げ出さず、実力をつけていきチャンスに巡りあう努力をしていこうと思います。今は逃げ出さないというマイナス思考な目標を持っていますが、少しずつ成長していき、最終的には自信をもってプレーして、チームの勝利に貢献できるようになりたいです。

 

自分を支えてくれる人達の為にも恥ずかしいことはしない、高校時代に逃げ出したあの頃を思い出しながら頑張ろうと決心しました。今シーズン、私はまだ一度も試合に出ていません。しかし、その現状に逃げることなく向き合って、実力をつけていこうと思います。

 

次は「真面目・努力家・優しい」の三拍子が揃っている一方で、実は少しずぼらな面もある同期の大井沙羅にバトンを託します。最近は沙羅のいくら食べても太らない体質が羨ましいです。(笑)

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも、変わらぬご声援の程、よろしくお願い致します。

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『勝つことの難しさ』(2年大橋桜子)

2022.07.08

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リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。

いつも冷静で、努力家ですが、天然な一面もある同期の劔佳那からバトンを受け継ぎました、商学部2年の大橋桜子です。

 

ソッカー部に入部してから1年4カ月が経ち、今私が感じている事を書きたいと思います。

昨シーズンは1勝もすることができず、シーズンを終えました。サッカー人生で初めてシーズンを通して、公式戦で一度も勝利できないという経験をしました。1年生として全試合フル出場をさせていただきましたが、勝利に貢献することができない悔しさと関東1部リーグの大学との差を痛感した1年でした。1年目の私にとって、勝利することができない現実を簡単には受け止めることが難しい中、最後まで諦めずに戦うことができたのはチームの雰囲気でした。連敗が続いている中でも、チーム全員が何とかして勝ちたいという想いを持ち、4年生が中心になって毎試合勝つために全員で準備をすることができた要因だと思います。

 

TEAM2022が始動して早くも4カ月という月日が経ちました。今年は1部昇格を目標に掲げ、開幕戦から全員が一つになって戦ってきましたが、去年一勝もできなかったチームが勝つことは思った以上に簡単なことではありません。前期の最終節を終えた現時点では、勝ち点12という結果で、客観的には1部昇格という目標からは遠く、厳しい道のりに見えると思います。このように1部昇格に向けて負けられない状況の中で、今のチームに必要なことは「勝負強くなる」「勝ちに慣れる」ことだと思います。

1つ目の「勝負強くなる」ことは、多くの試合が拮抗し、1点差で勝敗が決まる試合が多い2部ではとても重要なことだと思います。実際に私たちは前期の9試合で、1点差で勝った試合が3試合、引き分け3試合、1点差で負けた試合が3試合という結果でした。最後の最後で1点をもぎ取る力をつけることが勝負強くなるための近道だと思います。

2つ目の「勝ちに慣れる」ことは簡単ななことではありません。一般的に連勝することが難しいと言われる理由は、チームの雰囲気を勝利のムードから切り替えて、次の試合に向けて過信することなく万全な状態で向かうことが容易ではないからだと思います。後期に向けての準備期間で、1部昇格に向かって、勝負強く、連勝できるチームになれるように練習から取り組んでいきます。

 

 

「守備は規律、攻撃は個人のアイデアと味方同士で合わせること」

 

試合前や練習前後のミーティングで監督のテソンさんがよく仰っている言葉です。私は大学に入るまで、攻守共に感覚でプレーをすることが多く、今ほど考えて守備をしたことがありませんでした。相手のフォーメーションに合わせて守備の仕方を変えたり、全員でスライドをしてゾーンで守ったりなど今のチームには多くの規律があります。守備は規律を守り、全員でボールを奪いに行くことが大切であるということは去年1部の大学と対戦した時にとても痛感させられました。

一方、攻撃は個人のアイデアと選手同士や相手との関係性がとても重要で、理屈では語れないことが多くあります。相手がどのように守備をしてくるのか、自分の意思を味方とどう合わせていくかなど、守備よりも自由で楽しむことができるからこそ、上手くいかないことが多く、毎試合改善点が見つかります。だからこそ得点できない事にストレスを感じ過ぎず、やりたいことを共有しながら同じ絵を描いて、得点することに拘りたいと思います。

個人としてもソッカー部に入って2年目に突入し、部活や大学生活など様々なことに慣れてきた今年は、ピッチ内で結果を出すこと、チームの勝利に直接貢献するプレーを求められます。自分のプレーが上手くいかないこと、コンディションなどを言い訳していられません。チームが苦しい時にいかに難しい道を選択できるか、チームに楽をさせられるかを常に考えてプレーしていきたいと思います。今年はより多くの勝利をチーム全員で喜べるように練習から努力していきます。

 

次は常に一生懸命ですが、思ったことがすぐに顔に出てしまう一面もある、同期の長野真理加にバトンを託します。成人式に向けて髪を伸ばしていたら、真似をされて今ではお互い同じ髪型になっています。(笑)

 

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも、変わらぬご声援の程、よろしくお願い致します。

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『人の心を動かす』(2年劔佳那)

2022.06.21

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リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。

練習では人一倍声を張り上げストイックな姿を見せ、部室では常に笑顔で笑い声を響かせる1年守部葵からバトンを受け継ぎました、環境情報学部2年の劔佳那です。

 

TEAM2022が始動してから早4ヶ月、前期の試合も残すところ3試合となりました。今シーズンは現時点で5人の1年生が入部をしてくれました。入部後すぐに重要なポジションを任されたり、足を痛めたりと大変なこともあると思うけれど、どんなことがあっても1年生の持ち前の明るさで助け合い乗り切れると思っています。頼りにしています。

 

そんな1年生を含め、ソッカー部女子に「心を動かされた」と入部を決める人が多いように感じます。私自身も最終的に入部を決めたのは試合を見て心を動かされたことがきっかけでした。

「心を動かす」という言葉を聞いて何か聞き覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。TEAM2021のビジョンは「人の心を動かす」ことでした。今年はビジョンこそ違えど、試合会場まで足を運んでくださる方、画面越しに試合を見てくださる方、沢山の応援してくださる方に感謝するとともに、心を動かせるようなサッカーをしたいと思っています。

 

では、「人の心を動かす」ことのできるチームとはどのようなチームなのか。そもそも人の心を動かすことのできるモノって何だろうか。サッカーとは違った視点から考えてみたいと思います。

 

皆さんは Da-iCE(ダイス)というアーティストをご存知でしょうか。結成11年目を迎える5人組のダンス&ボーカルグループで、私が心を動かされたグループです。その理由の内の3つを紹介させていただきます。

 

1つ目は、逆境に負けず10年以上もの長い間地道に努力をし続けていること。

今でこそダンス&ボーカルグループでは多くの有名なアーティストがいますが、結成当初はそのジャンルがあまり知られていませんでした。SNSが今現在ほど普及しておらず、テレビへの出演が知名度を上げる為に重要であった時代に、テレビへの露出が少なく、ライブで少しずつファンを増やすしかありませんでした。また、予算がゼロという状態で結成され、多くの苦労がありました。

実力があるにも拘らず、チャンスが少ないもどかしさや苦しさを抱えながらも、10年以上挫折することなく、変わらず努力し、進化をし続けるその姿には感銘を受けずにはいられません。

 

2つ目は、常に謙虚な姿勢でいること。

結成11年目を迎えても、知名度が上がっても、レコード大賞を受賞しても、決して得意げになることなく、「Da-iCEという名前だけでも覚えて帰ってください!」と新人のように自己紹介をするのはとても簡単なことでは無いと思います。努力やその結果をひけらかすことなく謙虚でいる姿を見ると自然と応援したいという思いが出てきます。

 

3つ目は、限界かそれ以上の状態になるまで全力でパフォーマンスを行うこと。

ボーカルの2人は2時間弱のライブの間、踊りながら歌っている為、体力的にかなり厳しいものです。しかし、どんなにきつくても手を抜かず、暗転した時に息が上がり倒れそうになったとしても曲が流れると笑顔になり、辛い顔を見せない所はプロだと感じると共に心を動かされます。

 

ソッカー部女子に置き換えてみるとどうでしょうか。

部員が少なく1つのチームを作るのがやっとであり、1人の怪我がチームに大きな影響を与えてしまうこと。スポーツ推薦がないこと。余裕をもって選手を交代することが出来ないこと。これらがソッカー部女子にとっての逆境とも言えるでしょう。それらに対し、引け目を感じるのではなく、自分達を強く信じてチームで戦い抜くこと。どんなに押し込まれていても体を張りゴールを守り抜くこと。自分が辛い時でも味方のために走ること。シーズンを通して日々地道に練習を積み重ねること。礼儀を大切にすること。これらが応援してくださる方の心を動かすことにつながるのかもしれません。

 

「上の人達には上手くいく訳無いとか周りにはどうせすぐ消えるよだとか色々言われてきました。実際のところはね。悔しい気持ちなんて沢山ありました。でもそれより毎日楽しかったからね。だから今年こうして乗り越えられた。」

 

これは Da-iCEのリーダーである工藤大輝さんの言葉で、忘れられない言葉の1つです。逆境の中でも、毎日の活動を楽しむこと。私はその楽しんでいる姿も含めて、彼らの魅力だと感じています。きつい練習をこなすことは必要ですが、サッカーを楽しむ気持ちを忘れないでいてこそ厳しい練習も乗り越えられ、さらに魅力的なチームになれるのではないかと思います。長いようであっという間に終わるシーズンを、楽しみつつ日々精進していきます。

 

次は、賑やかな部室の雰囲気を作り上げている1人ですが、時に真面目な一面を見せる同期の大橋桜子にバトンを託します。

 

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも、チーム一丸となって頑張りますので、温かいご声援の程、宜しくお願い致します。

 

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『仲間に恵まれた10年間』(1年守部葵)

2022.06.07

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ホームページをご覧の皆様、初めまして。

どんな時でも常に全力で賢くて、でもどこか抜けていて、可愛い一面のあるチーム1のハードワーカー、同期の中村美桜からバトンを引き継ぎました、環境情報学部1年の守部葵と申します。

今回は初めてのリレー日記ということで、これまでの私の波瀾万丈なサッカー人生について書かせていただきます。

 

小学3年生の頃に友達の影響でサッカーを始めました。最初は遊びでサッカーをやっていましたが、徐々に上手くなりたいという気持ちが高まり、地元のFC千代田というクラブチームへの加入を決めました。

FC千代田は個の技術をとことん極めさせてくれるチームであり、練習ではドリブルしかしていませんでした。毎日できることが増え、サッカーを大好きにさせてくれました。そして1期生キャプテンを務め、人としても成長することができました。

 

中学生ではもっと高いレベルにチャレンジしたいと思い、セレクションを受け、浦和レッズレディースジュニアユースへの入団が決まりました。ここから私の激動のサッカー生活は始まります。

当時の私はドリブルに自信があり、どこに行っても通用すると思っていました。しかし蓋を開けてみると、そこには思っていた世界とは真逆の世界が広がっていました。入団してからは周りの子との差に絶望する毎日でした。

「なんでこんなに下手なのか」「どうしたらみんなに追いつけるのか」

何度もサッカーを辞めたいと思いましたが、素晴らしい仲間達と出会い、自分が試合に出られない悔しさよりもこの仲間と日本一を獲りたいと思う気持ちの方が大きかった為、チームから離れる選択肢はありませんでした。

レッズの時は辛いことの方が多かったですが、常に私の心を支えてくれていた仲間、最後の最後まで私を成長させてくださった監督のおかげで今もサッカーを続けていられるのだと思います。

高校生になってからもみんなの活躍から常に刺激をもらっていました。もしこのリレー日記を読んでいる同期がいたら、みんなとの出会いが私の中でとても大きなものだということを知っておいて欲しいです(笑)。

 

そして、高校時代でも仲間に助けられて3年間過ごしました。私はテレビ越しで感じた十文字高校サッカー部の勢いに心を打たれ、文武両道を体現する十文字への進学を決めました。

高校1年時は常にAチームにいることができず、Aチームの練習に参加しても何もできずにBチームに戻るという生活を送っていました。冬の選手権が終わり、新体制での練習が始まると同時に地獄を見ます。右膝前十字靭帯を断裂してしまったのです。

最初は何に対してもやる気が出ませんでした。しかし復帰するまでの1年間、チームを外から見て気づいたことや学ぶことは沢山ありました。

その1年間、怪我を治すだけの期間にするか、プレーしている人と同じくらい濃い期間にするか、それは自分の意識次第で全く違うものになると思います。

同じ怪我を経験した先輩、コーチからの沢山のアドバイスを受け、私は約1年間、後者の過ごし方ができました。

そしてピッチ外からの私の意見と真剣に向き合い、間違っていることにはハッキリ言ってくれた同期、リハビリ期間に心が不安定だった私を支えてくれていた同期、私の復帰を自分のことのように喜んでくれた同期、このような26人の同期が居なかったら怪我を乗り越えることはできませんでした。本当に感謝しかありません。

 

高校サッカーラストの年、私は十文字高校の副キャプテンに任命されました。ラスト1年も決して楽ではありませんでした。インターハイ東京都予選、数試合ある中で私の出場時間はたったの10分。関東予選初戦はベンチで出場なし。ところがその初戦で同じポジションの子が怪我をしてしまい、翌日の2回戦目はスタメンとして出ることになったのです。怪我をした子はチームの絶対的ディフェンダー、その試合に勝てば全国出場が決まる大事な試合。沢山のプレッシャーがある中で試合へ臨みました。結果は勝利、個人的には今までサッカーをやってきた中で一番良いパフォーマンスをすることができました。翌日の試合も勝利し、関東大会優勝を果たしたことで、夏のインターハイにも出場することができました。

「いつチャンスは回ってくるかわからない。回ってきた時に最大のパフォーマンスができるように万全な準備をすることが大切。」

この言葉の意味に初めて納得できた瞬間でした。もしこのリレー日記を読んで下さっている方の中になかなか出場機会に恵まれていない方がいたら、この言葉を信じて、腐らずに頑張り続けて欲しいなと思います。

 

私の代の十文字高校サッカー部はとっても仲が良いです。多分全人類が羨ましがる程、仲が良いです。でも、ただの仲良しではありません。私たちの学年ミーティングでは必ず泣く人がいます(笑)。私たち27人はお互いに言いたいことがあったら言って仲を深めていました。全員が日本一という目標に向けて全力を注いでいた結果、この仲の良さが生まれたのだと思います。だからこそ私たちの代で日本一になりたかったです。日本一という目標を達成することはできませんでしたが、大切な仲間と出会え、貴重な経験をした3年間は私の宝物です。

 

慶應を目指すきっかけとなったのは早慶戦です。勝利したのは早稲田大学でしたが、少ない人数ながら、チーム全員で最後まで諦めずに戦う慶應の選手たちに心打たれました。

そしてソッカー部に入部して2ヶ月、既にソッカー部の良さを実感しております。サッカーの経験年数関係なく全員で戦う環境、試合に出ている人とそうでない人がお互いに影響しあえる環境、選手一人ひとりに手厚く指導してくださる監督、コーチがいらっしゃること、早くも恵まれているなと感じます。

 

私はこれまでの10年間で沢山の人に支えられてきました。サッカーを通じて出会えた人は私の中でかけがえのない存在であり、一生ものです。これからも沢山の人に出会うでしょう。一つひとつの出会いを大切にして生きていきたいと思います。

 

ずっと憧れていた黄色のユニホームを着てサッカーができることに感謝しながら、泥臭く全力でプレーし、サッカー選手としても人としても成長できるように、そしてチームの1

部昇格に貢献できるよう頑張ります。

 

次は、サッカーだけでなくキャンパスライフのアドバイスを沢山くださる先輩で、今は復帰に向けて頑張っている劔佳那さんにバトンを託します。

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

今後とも、ご声援の程、宜しくお願い致します。

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『可能性の拡大』(1年中村美桜)

2022.05.31

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ホームページをご覧の皆様、初めまして。

冷静な判断と落ち着いたプレーで、入部当初からチームに貢献する同期の坂口芹からバトンを引き継ぎました、理工学部1年の中村美桜と申します。

今回は、初めてのリレー日記ということで、これまでの私自身のことについて書かせていただきます。

 

私は小学校に入学してすぐ、兄の影響を受けサッカーに出会いました。始めたての頃は、グラウンドを走り回り、ボールを追いかけることに夢中になっていました。そんな中、父の転勤により、小2の秋にシンガポールに移動することとなりました。現地では、インターナショナルスクールに通いましたが、英語を全く喋ることが出来なかった私は、週末のサッカースクールが唯一の楽しみであり、救いでした。日本人主催のチームだけでなく、ローカルの女子チームにも所属することで、サッカーという共通言語によって、国籍の壁を越えた友情が生まれました。シンガポールは国土が狭いため、大会の度に近隣のタイやマレーシアへ飛び、海外遠征をする機会が何度もありました。そんな中、私の中で1番思い出に残っている大会はスウェーデンで行われた世界大会です。世界とのレベル差に圧倒されながらも、大会準優勝という結果を残すことができ、自分自身の大きな自信に繋がりました。また、そこで味わった緊張や興奮は、私のサッカー人生の大きなターニングポイントとなりました。

 

その後、小学校卒業とともに帰国し、慶應義塾湘南藤沢中・高等部(以下SFCと略す)に入学してすぐ、私は迷うことなく女子サッカー部に入部しました。ところが、当初SFCでのサッカー生活は、私が思い描いていたものとはかなり異なりました。部員の大半は、サッカー未経験者であった為、サッカーのルールを教えるところから始まり、始めの頃はドリブル練習やパス練習など、基礎練習が主でした。人数も少なかった為、広いコートで11人制のゲームをするのは、公式戦が初めてという惨状でした。入部したての頃は、先輩と一緒にサッカーをしていることが純粋に楽しく、後輩の私は先輩についていくだけでしたが、上級生になるにつれ、チームをまとめ、部活を作っていく立場になると、それまでの楽しさは、苦しさへと変わっていきました。チーム内の技術の差や部員同士のモチベーションの差など、全員を同じ方向へと導くことは簡単ではありませんでした。考え方の違いが出る度にミーティングを開き、チームの現状を話し合い、自分達の目標を再確認することでモチベーションを保とうとしていました。一方で、試合に勝てない悔しさも、長い間味わいました。努力をしているのに、結果が伴わない現実はやるせなく、なんとも言えない虚しさを何度も感じました。しかし、そんな中でも、サッカーがうまくなりたいという闘争心は消えることなく、コロナ禍での自粛中は、毎日自宅の周りを走り、筋トレを欠かさずに行っていました。

 

私がソッカー部女子に入部した理由。それは、自分の可能性を広げたいからです。中高6年間は、自分がチームを牽引する立場として、どうやったら部員の技術を底上げできるか、どうすればレベルの差が大きくても一緒に勝利を目指せるか、ということを常に考えてきました。しかし、大学では、「自分のプレーの可能性を広げ、レベルの高い環境に入ることで自分を1から鍛え上げたい」という強い想いがあります。

 

入部してから早くも2か月が過ぎようとしていますが、今でも私は周囲のレベルの高さに圧倒されています。ですが、そんな充実した練習ができる毎日がとても幸せであると同時に自分の成長も身をもって感じ取ることができます。パス1本にレベルの差を感じる毎日ですが、今までの12年間のサッカー人生で貫いてきたサッカー魂を信じ、慶應義塾体育会ソッカー部という場所で人としても選手としても成長していきたいと考えています。

 

次は、サッカーに対しては真面目で、私生活では乙女な一面のある同期の守部葵にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後ともご声援の程、宜しくお願い致します。

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『チャレンジする場を求めて』(1年坂口芹)

2022.05.24

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ホームページをご覧の皆様、初めまして。

巧みなボールタッチで相手を翻弄し、幾度となくチームにチャンスをもたらす、同期の佐々木ユリアからバトンを引き継ぎました、総合政策学部1年の坂口芹と申します。

今回は、初めてのリレー日記ということで、これまでの私自身のことについて書かせていただきます。

 

小学3年生の頃に、3つ上の姉の影響を受けてサッカーに出会いました。それから、約10年間サッカーを続けています。始めた当初は、週1回のサッカースクールに通いました。4年生になると地域にスポーツ少年団が発足し、週4回の練習が始まりました。ただただ楽しくボールを追いかけるスクール時代とは打って変わって、技術的な練習に加え、戦術面なども意識するようになり、サッカーに本格的に取り組むようになりました。

 

中学時代は、中学校のサッカー部に所属し、男子選手と一緒にプレーをしながら、県内の女子サッカーチームにも所属し、サッカーを続けました。

 

高校3年間は、地元である宮城県の明成高校に進学し、女子サッカー部に所属しました。宮城県の高校サッカーでは、全国大会の常連校である常盤木学園と聖和学園が2強です。「その2強を破って全国大会に出場する」ことを目標に、高校3年間、仲間と切磋琢磨しました。3年間の中で、プレーが上手くいかない時期も多くありました。そんな時、アドバイスをくれて自主練に付き合ってくれた同期、どんなに上手くいかずとも親身に指導し続けてくれたスタッフの方々の存在があってこそ乗り越えることが出来ました。高校2年時の県新人大会では両校に勝利し、創部してから初めて宮城県のトップに立ちました。次ぐ東北大会2位という結果を収めることが出来たものの、高校3年間、全国大会が続く高校総体や選手権大会においては、2強に勝つことは一度も出来ませんでした。

 

高校時代、華々しい結果を残すことは出来ませんでしたが、指導者の方々やチームメイトを含め、恵まれた素晴らしい環境のもとでサッカーの技術的な部分だけでなく、1人の人間として成長することが出来た3年間でした。

 

 

ソッカー部女子を目指すきっかけとなったのは、YouTube配信された大学リーグの試合です。慶應義塾大学は、スポーツ推薦がないにも拘らず、関東リーグ1部の舞台に立ち、人数が少ないながらも一人ひとりがチームのために体を張り、最後まで戦う姿に感銘を受けました。それと同時に、このチームでサッカーがしたいと思うようになりました。

 

もともと私は、人見知りで、人前に立って自分の意見を主張することが得意ではなく、そのような場面を避けて今まで過ごしてきました。ですが、学生が主体となって部を運営しているソッカー部女子では、自主的に考え、行動することが成長へと繋がり、自分自身を変えることが出来るのではないかと思っています。

 

慶應義塾大学に入学して、ソッカー部女子の一員になってから2ヶ月ほどが経ちました。毎日楽しさと不安がジェットコースターのように過ぎ、日々土壇場な上、チャレンジの連続です。3月末にスタートさせた寮生活にも少しずつ慣れてきました。しかし現状は、不安でいっぱいです。学習面、サッカーにおける技術面、人間性など様々な部分でまだまだ未熟な私ですが、慶應義塾体育会ソッカー部の為に闘う選手となれるよう精進していく所存です。

 

次は、常に明るく仲間想いで、試合ではガッツあるプレーでチームに貢献している、同期の中村美桜にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後共、ご声援の程、宜しくお願い致します。

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『大人になることとサッカーすること』(1年佐々木ユリア)

2022.05.17

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ホームページをご覧の皆様、初めまして。

正確なロングフィードと力強い守備でチームに貢献する、小熊藤子からバトンを引き継ぎました、環境情報学部1年の佐々木ユリアと申します。

今回、初めてのリレー日記ということで自己紹介?を含め、大学でサッカーをすること(ほとんど雑記)について書きます。

 

私の名前は、カタカナでユリアと書きます。名前がカタカナなので、よく『ハーフなの?』と聞かれますが、カタカナで書かれた名前と、髪が少し茶色いだけです。

 

兄の影響を受け、4歳の時にサッカーと出会い、軽い気持ちで始めたサッカーが、いつしか自分に欠かせないものに変わっていました。(途中で、バレーボール選手になると意気込んだり、サッカーやめると宣言してみたりと色々ありましたが)

小学生から本格的に通い始めたサッカーチームでは6年間を過ごしました。無邪気にボールを追いかけ、無意識に積み上げていた6年間が今の自分のプレースタイルを形成したと思います。その後、浦和レッズレディースの下部組織に6年間在籍しました。この6年間は、一生忘れられない宝物になりました。一番嬉しい思い出も一番悔しい思い出も全てここで経験しました。サッカーだけではなく、生きる上で必要な心構えも教わったと思います。みんなの全力がぶつかり合う、なんとも形容し難い雰囲気が大好きでした。

今まで、沢山の人に支えられながらサッカーをしてきましたが、誰かの本気になれる土台を用意することは並大抵なことではありません。

そんな当たり前ではない環境を当たり前かのように用意してくれている人がいて、私のサッカー人生は素敵なものになりました。

 

そして、慶應ソッカー部に入部しました。

私はサッカーなしでは人生を語ることが出来ないどころか、自己紹介もまともに出来ません。しかし、大人になるとサッカーが出来ることが価値になることはほとんどありません。(サッカー選手を除いて)そんな私は、サッカーを好きになってしまった自分を疑ったことがあります。私のような経験をした人には、大人になる今だからこそ、サッカーを本気でやってほしいと思います。最後にそんな思いを少し書きます。

 

 

私は、ある段階で、十数年間サッカーに熱中して過ごしたことに不安を抱き始めました。多分、その不安の根源は、大人になることへの確かな実感だと思います。それは、「サッカーができる?だから何?」と言われる社会に出ていくことへの不安とも言えます。

慶應ソッカー部でサッカーをする人・したい人は、このような思いを持っている人も多いのではないでしょうか。

 

サッカーは、いわゆるビジネス書や自己啓発書に書いてある考えとは違った生き方をすることができます。要するに効率化や合理的なことから離れることが可能です。損得とか「ためになる」「ためにならない」ということから離れたことをやることが面白い大人になるための第一歩なのではないかと思います。大人になり、社会のシステムに組み込まれた時に、効率化や合理性だけを追い求める暮らしはしたくないものです。

 

サッカーを薦める理由を全て書くと長くなってしまうので、一つ具体例を挙げます。浅い(ドライな)関係ではなく、深い(熱い)関係を結べる点です。浅い関係は割り切って考えることが出来るので、自分が傷つくことは少ないかも知れません。それに比べ、深い関係を結ぶと正直、疲れます。傷つくこともあります。でも、深い関係でしか得られないことがあると思います。

 

上手く言語化できていないので、マルセル・デュシャンの言葉を借り、帰結させていただきます。

 

「生きることとは信じること」 Marcel Duchamp

 

今年のチームスローガンでもある「Strong Believer」にも通じるように、好きなことを信じていきます。

 

ソッカー部では、サッカーはもちろん、サッカー以外にも本気になれる環境が整っています。是非ソッカー部でお待ちしています。

 

次は、攻撃的センスに溢れ、入部してすぐにチームに欠かせない選手になった坂口芹にバトンを渡します。最後までご覧いただきありがとうございました。

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