リレー日記

『困難との向き合い方』(3年内藤孝穂)

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

入学当初は無口で物静かだと思われていた彼女も、そろそろ本性が明かされてきました。同じく常盤木学園出身、共にセレクションの様な練習を毎日乗り越えてきた、1年髙橋佳里からバトンを受け継ぎます。総合政策学部3年の内藤孝穂と申します。早くも3度目のリレー日記となりました。今回は、日頃、私自身が心に留めている3つの言葉についてお話ししたいと思います。多少、バラバラとしてしまいますが、ご容赦いただければ幸いです。

「艱難汝を玉にす」
「苦がその人を 鍛えあげる 磨き上げる 本物にする」 坂村真民
高校3年生卒業間近、大学でも頑張ろうと部活動に励んでいた当時、私は今までにない大怪我を負いました。制服姿で病院へ送られ即入院、手術。理解と心の整理がつかず、全てが混沌としていた中、「約一年はサッカーが出来ないと思った方がいい」という医者からの言葉は今でも鮮明に覚えています。サッカーが出来ないことは、私にとって最大の苦しみでした。当時はその状況を受け入れられない私がいて、サッカーを観るのも辛かったです。そんな時、読んでいた書物でこの言葉と出会いました。まずは足を下げること、両足をつく、歩く、ジョギング、ボールを蹴る、抜釘をして再び歩くところからのリハビリ。何度も苦しくて悔しい思いをしたけれど、その度にそれが私を鍛えて、磨いて、さらに強くしてくれると信じ、この言葉を自分に言い聞かせ乗り越えてきました。意味のない困難はありません。意味があるから、困難が与えられる。困難がもたらす意味を良い方向へ導くかどうか、それは自らの手で導いていくものなのではないでしょうか。

「苦しさを楽しさへと変えていくこと」
前者の言葉と共に、私にとって忘れてはならない言葉です。
「可動域が増えた!」や「走っていいよ!」といった結果だけではなく、「ちゃんとやるべきことを達成出来た」や「今日はなんか良い感じだった」、「うまくいかなくても逃げなかった」、そんな自分の内面と素直に向き合って、リハビリの日々を楽しく前向きに送ってきました。リハビリの日々が楽しい?、なんて思う人もいるかもしれません。もちろんサッカーの出来る日々は楽しいです。でも、真っ直ぐに自分と向き合いながら、問うて過ごしてきた時間はとても濃く充実していました。なでしこジャパンキャプテンの熊谷紗希選手も「状況をいかに楽しめるか。それが自分の強さになる」とおっしゃっています。困難への向き合い方は自分次第。道のりは長く険しくても、暗闇ではなく明るさに満ちた道程をつくりあげていきます。

「今を生きる」
高校時代、監督から何度も伝えられた言葉です。復帰してサッカーが出来る毎日。楽しいと思っていたはずが、現実はそうではなくて「もっと出来たはずなのに、あの時怪我してなかったら」、怪我をする前の自分と比較し、うまくいかないことばかりでサッカーへ楽しく向き合えない日々がありました。しかし、高校の同期から「過去は過去、今は今。出来なくなったと思うんじゃなくて、前の自分を取り戻そうとするんじゃなくて、新たな自分を見つければいいんじゃない?」と言われ、そしてこの監督の言葉を思い出しました。もちろん、過去の自分を超えていくことは大切です。出来ないことから逃げるということでもありません。基準をどこに持っていくのか。今は今なんだから、過去の自分基準の物差しで作り上げた姿ではなく、今の自分基準の物差しで目標を捉えていくことが大切だと思います。個人的に最近は、初めてFWで出場したり、得点することや、攻撃的なポジションにつくことも増え、今までに無かったサッカー観を楽しんでいます。過去にとらわれることなく、今の自分基準の物差しで、高い目標を捉え励んでいきます。

さて、TEAM2019は関東リーグ前期、そして皇后杯予選を終え、思う様な結果が出ず、今まさに困難の時ではないでしょうか。この状況を一番理解しているのは私たちです。この状況を変えるのも私たちです。「変わらなきゃ」と思うのではなくて、「変わることが出来る、さらに強く生まれ変わることが出来る」、「こんな逆境から這い上がれるチャンスなんて今しかない!」と思うくらいの勢いがあってもいいのではないかと思います。
チームの一年において、またそれぞれの人生において、その一瞬、近くで見ればその状況は悲劇や困難かもしれません。でも遠く離れてみるとそれが喜劇へと変わるように、チームも人生も描いていくことが重要なのではないでしょうか。
主将・主務のリレー日記でも「変わり続ける」とあるように、私たちは変わり続けることで成長していきます。まずは、7月12日の早慶女子サッカー定期戦。皆様に生まれ変わる道のりを歩み始めた私たちをお見せできる最初の大舞台です。チーム一丸となり、日々全力を尽くして参ります。当日は、是非会場へ足をお運びいただき、温かいご声援の程、宜しくお願い致します。

拙い文章でしたが、最後までご精読ありがとうございました。

 

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