リレー日記

『笑顔ってすごい力を持っているんですよ』(2年中井里衣子)

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

どんな服も着こなす抜群のスタイル、相手を置き去りにするスピード、流暢に喋れる英語、誰もが憧れる全てを持つ4年澤田優香からバトンを受け継ぎました、総合政策学部2年の中井里衣子と申します。

例年より9度も高い気温を観測したと報道されれば、史上最強と呼ばれるほどの台風が日本を襲ってきたりと凄まじい10月も終わりに近づいています。台風により被害に遭われた方々へは、謹んでお見舞い申し上げます。

今回で3回目となるリレー日記は「笑顔」について話したいと思います。拙い文ですが最後まで読んでいただければ嬉しいです。

「笑う門には福きたる」
皆さんご存知の諺だと思いますが、笑顔には沢山の幸せをもたらす力があると最近よく思います。何故いきなりこのような話をしたかというと近頃、私は「毎日楽しそうだね」と言われることが多いからです。大学に入学し2年半が経ちました。長いようであっという間に過ぎてしまった2年半でしたが、学校でも部活でもそれ以外でも色々な方に出会い、お話をしたり、知らない事を沢山学んだり、またサッカーの面白さもとても感じています。内気な性格ではないですし(緊張するタイプではある)、お喋りすることも好きで、何かの話題で誰かと盛り上がったりと、とても楽しい毎日を過ごせています。ですが、昔から人と関わったり、お喋りが好きな性格ではありませんでした。小学生までは喋りかけられても無視する程の人見知りで、「あの時は酷かった」と笑い話にされる程です。そのような性格だった私は、兄の影響もありサッカーと出会いました。これまでの長いサッカー人生を通じて、沢山の人に出会い、様々な環境で過ごし、色々な立場を経験しました。特に親元を離れた高校3年間は慣れない寮生活に苦しみ、サッカーも私生活も何もかも嫌になり自分で決めた道から逃げようとした時が何度もありました。当然、サッカーがうまくいっていなければ楽しくないし、理想とは掛け離れた自分が嫌で嫌で仕方がなかったことを覚えています。そんな日々に耐えきれなくなったある日、泣きながら父に電話をかけ弱音を吐きました。その時に返って来た言葉に心を動かされ、明るく前を向いて生きていこうと、私の考え方は変わりました。そしてその言葉があるから、私は今を楽しく過ごせているのだと思います。

「パパは怖いものなんか無いし、なんでもかかって来いって思うようにしているよ。パパが辛い顔とかしてたら周りが心配するでしょ?そしたらみんなも悲しくなって楽しく過ごせない。だから何があっても自分を信じて前を向いて生きると決めている。これから先もずっと笑って過ごしていたいからね。」

この言葉を聞き、私はなんてちっぽけな人間なんだと涙が止まりませんでした。人生が終わった訳でもないし、こんなところで落ち込んで暗い顔をしていても、良い事なんてやってこないと分かっていながらも、焦りや不安、結果を残せない情けなさから前を向いて進んで行く自信がなかったのです。ですが、”みんなも悲しくなる”そのワードがとても心に響きました。何の為に親元を離れたのかと初心に戻ることが出来たと同時に、人の「顔」ってそこまで影響力があるものなのかと知りました。
“両親を最高の笑顔にしたい。成長した姿を見て喜んでもらいたい。”
これが私が高校入学前から掲げていた目標でした。そして今も掲げる目標です。
このような目標を掲げながらも周りを笑顔にするどころか、不安にさせたり心配されていたかもしれないと思うと、とても情けなく無力さを感じました。

それ以来、必ず目標を達成しようと気持ちを入れ直し、どのような状況でも「自分が暗い顔をしてどうするんだ。笑顔で乗り越えよう」と毎日自分に言い聞かせてきました。そのように過ごしていたら、どんな困難も乗り越えてやる!とパワーが湧き、不思議と毎日を楽しんでいる自分がいました。

顔というのは人に見られる部分です。一番最初に見られる部分かもしれません。誰かが険しい顔をしていたら、その雰囲気が周りにも伝染します。逆に誰かの笑顔を見たら自然と自分も笑顔になります。そのような効果があると知っているならば笑顔でいた方が良いに決まっています。しかし、このような事を言っていながらも私はとても感情が表に出てしまうタイプです。楽しい時はずっと笑っているけど、悲しくなったらすぐに泣くし、辛い時はとても酷い顔になっていると思います。そんな私の性格を知っていた父は、とても暗い雰囲気と負のオーラが私から漂っていた事を予想し、あのような言葉をかけてくれたのかもしれません。さらに同時期ぐらいに、「全部顔に出やすいあなただからこそ、周りに与える影響は大きい」と当時のコーチにも言われました。「あなたが頑張るからみんなも頑張れる。あなたが弱い姿を見せたらみんなも不安になるよ。」自分が良い意味でも悪い意味でもそこまで周りに影響与える人だとは思ってもいなかったのですが、そのように言われて以来、すぐに顔に出てしまうウィークポイントをストロングポイントに変えようと、周りの人を勇気付けたり、楽しいと思えるような環境をピッチ内でもピッチ外でも作ろうと心掛けてきました。

また、笑顔には辛いことや悲しいことも吹き飛ばしてしまう力がある事にも気付きました。ある日、私が落ち込んでいた時にとても笑わせてくれる人がいました。その時間は辛い事も忘れ自然と笑顔になっている自分がいて、また頑張ろうと前を向くことが出来たのです。「笑顔」というのは自分も相手も楽しくさせる魔法のようなものだとその時感じました。サッカーで例えると、以前のリレー日記で私はプラスの声掛けについて書きましたが、(http://keio-soccer.net/diary/11051.html)試合中の笑顔も前向きな気持ちにしてくれる一つの手段だと思っています。ミスが連発してしまった時に、「やれよ」と怖い顔で言われるより、「大丈夫!大丈夫!」と笑顔で言われた方が、リラックス出来て気持ちが少し楽になると思います。また、良い雰囲気の試合はベンチを含めミスをしてしまってもチームメイトの顔に余裕があります。だから、顔というのはとても大事ですし、笑顔には人を助ける力があると私は思います。

時には泣きたい時もあります。笑えない時だってあります。私も突然やってくる悲しさや寂しさから涙が止まらないこともあります。ですが、いつまでも暗い顔をしていても、誰も嬉しくないし、楽しくありません。私は悲しい時や辛い時があれば父の言葉を思い出し、前を向いて笑顔でいようと決めています。皆さんも辛くて悲しくてどうしようもないときは一度笑ってみてください。そうしたら明るい気持ちになれるし、思っている以上にあなたの笑顔で多くの人が幸せな気持ちになると思います。そして段々毎日が楽しくなると思います。

最近Aqua Timezの「決意の朝に」という曲を聴きました。なんとなくシャッフルで流れてきた曲でしたが、色々な感情が込み上がり涙が溢れてきました。

「どうせならもう ヘタクソな夢を描いて行こうよ どうせならもう ヘタクソで明るく愉快な愛のある夢を 気取んなくていい かっこつけない方がお前らしいよ」

どこか父に言われた言葉と似ているように感じたのかもしれません。この曲を聴き、無理はしなくていいけど、ずっと落ち込むのだけはやめよう。どう思われていたとしてもありのままの私らしく前を向いて行こうと改めて思う事が出来ました。そして笑顔を忘れず、父のように周りに幸せを与えられるような人になりたいと思いました。

最後に、いつも私を笑顔にさせてくれて、どんな時も支えてくれている家族、ソッカー部のみんな、友達、応援してくれている方々のおかげでとても充実し、笑顔が絶えない大学生活を送ることが出来ています。このような幸せな環境にいることに感謝し、残りの学生生活も悔いのないよう送っていきたいと思います。

関東大学リーグも残り2戦となりました。現在9位と苦しい状況ではありますが、まずはインカレ出場を確実に決め、優勝という目標を達成できるよう、チーム一丸となって闘い抜きます。どのような状況であったとしても前を向いて「常に笑顔・常に全力」で男子部の勢いに負けないよう頑張って参りますので、応援の程宜しくお願い致します。

長く拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

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