リレー日記

『愛を込めて』(4年足立智佳)

IMG_0657今回リレー日記を担当させていただきます、今シーズン主将を努めました、環境情報学部4年の足立智佳です。

チームを、学年を、そして私自身を、ずっと支え続けてくれた主務の清水菜緒からTEAM2020最後のバトンを引き継ぎました。菜緒とはこの一年、沢山話をしました。一緒にチームのことを考え続けました。愚痴も弱音も沢山言い合いました。それでも必ず最後は笑いに変えて、前向きに進んできました。それができたのはきっと菜緒だったからで、何度も何度も救われていました。菜緒には沢山の感謝を伝えたいです。多くの苦労を共に乗り越えてきたまさに戦友。ありがとうの言葉では足りないけれど、本当にありがとう。

ついにソッカー部での生活と自身のサッカー人生を終えた今、思うこと感じていることは沢山ありますが、きっとこの感情はうまく言葉にはできないだろうと思います。それでも精一杯の感謝の思いとみんなへの愛を込めて、最後のリレー日記を書いていきます。

 

1月9日に行われた早慶戦をもって、TEAM2020は幕を閉じました。

2020年は未曽有の年となり、本当に本当に大変な一年でした。

世の中が大きく変わりました。私たちの生活の在り方も変わりました。

サッカーができることは決して当たり前のことではなくなりました。

長い自粛期間が明けても今まで通りになんてことはなく、試合も沢山なくなったし、見てもらいたい人に試合に来てもらうこともできませんでした。

そんな悔しくて苦しい状況ではあったけど、だからこそ、みんなと過ごせる日々はとても楽しかったしとても幸せだったように思います。

最後までみんなと目標に向かって闘ってこれたことに、心から感謝しています。

チームとしては今年一年、掲げた目標は果たせず何一つ成し遂げることができませんでした。今シーズン、みんなの涙を沢山見てきました。その度にただただ申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

試合に負けても、目標が断たれていっても、オフの日もチームのことを考える。そしてまたすぐに練習は始まり、すぐに週末の試合がくる。ちょっと時間止まってくれないかな、なんて思っても、すぐに次の日は来てまた頑張らなくてはいけない。いつしか毎日頑張ることが義務になっていました。それが一番苦しかったような気がします。

でも、どんな時も前向きに闘い続けてくれたみんなには本当に救われていました。ミーティング一つにしても、みんなが真剣に考え意見を伝えてくれていました。普段の中でもみんなからプレーの話をしてきてくれたり、一緒にチームのことを話してくれたりしていました。

そんな何気無い一つひとつのみんなの姿に支えられ背中を押されていました。

みんなと過ごす時間は嘘偽りなく、心から楽しかったと言えるし本当に幸せな時間でした。私は自分が思っていた以上にみんなと過ごす時間が好きだったようです。早慶戦の最後の1日なんてこれが最後だと思うと、朝からずっと気を抜けば涙が溢れてしまいそうでした。

この一年、辛いことの方が圧倒的に多かったはずなのに、全てが終わった今振り返ってみると、やっぱり楽しかったなと思います。みんなの泣く姿も沢山見てきたはずなのに、思い浮かぶのは沢山の笑顔です。今は本当にみんなに感謝の思いしかありません。

 

私はこの場所で多くの人に出会い多くの経験をし、

色々な人の考え方や価値観があることを知りました。

その中で自分が本当に大事にしたいことを見つけることができました。

様々な経験を通して、様々な人の苦労を知ることができました。

苦労を知れば感謝することができるようになりました。

自分がどれだけの人に支えられ、今ここに立っているのか気づくことができました。

そしてもがきながら挑み続けた中で、サッカーがどんなスポーツであるのか気づくことができました。

 

サッカーは、一人ひとりが互いの為にプレーしなければならないスポーツであるということ。信頼と助け合いが勝利を手繰り寄せるということ。

私はずっとチームの為にという思いでプレーしてきたつもりでしたが、少し足りなかったようです。本当の意味で、共に闘う仲間を、隣に立つ味方を助けることはできていなかったのだと思います。

プレーの調子に一喜一憂し自分のことばかり考えていたことはなかったか、仲間を助ける一声を出せていたか、苦しい時にもう一歩踏み出せていたか、出し惜しみせず常にハードワークできていたか。

この部は人数が少なく、必然的に全員の力で闘わなければなりません。

個の力で勝てる選手が揃っているわけでもありません。

サッカーの上手さも経験も全て関係なく、全員が一つにならなければいけません。

だから本当の意味で互いの為にプレーすること、信頼と助け合いで勝利を手繰り寄せることが、どこのチームよりも必要なのだと思います。

きっとそれが「想力」であり、今シーズン私たちがあと少し体現しきれなかったものなのだと思います。

後輩たちには、来年度以降も心の中に想力を持ち続けていてほしいと思います。それがきっと、慶應らしさであると私は信じているので。

私はこのチームを愛することができていたでしょうか。

答えは、「できていた。」です。

私はTEAM2020が、みんなのことが大好きで、とても大切な存在でした。

みんなはこのチームを愛してくれていたでしょうか。

みんなにとってこのチームはどんな場所になっていたでしょうか。

みんなにとって大切な場所で、強く心に残るチームになってくれていたなら、4年生は少し報われると思います。このチームの為に掛けてきた時間も努力も無駄ではなかったかなと思えます。

今シーズン、何一つ結果を残せなかったこと。

私たちの為に多くを注いでくださった、どこのチームよりも熱く温かいスタッフに恩返しができなかったこと。

これらには大きな悔いが残りますが、現実の厳しさも自身の力不足も全てを受け止め受け入れて、今後の人生を力強く歩んでいきたいと思います。

ここで過ごした4年間は、私の人生に多くの色をもたらしてくれました。

言葉ではうまく表せない色んな感情を味わいました。

出会えてよかったと心から思える人たちに出会うことができました。

私を支えてくれた人たち、本当にありがとうございました。

もしも、サッカー辞めようかななんて考えていた高校生の自分に会うことができるとしたら、今の気持ちを、溢れる感謝の思いを精一杯伝え、慶應に進みソッカー部に入るよう強く背中を押してあげようと思います。

 

最後になりましたが、ソッカー部女子を応援し支え続けてくださった皆様、本当にありがとうございました。多くの方のご尽力により、厳しい社会情勢でありながらも、私たちは活動を続けることができました。心から感謝申し上げます。

 

それでは、このリレー日記をもってTEAM2020の締め括りとさせていただきます。

そして愛を込めて、TEAM2021のみんなにバトンを渡します。

みんなのことを心から応援しています。

 

最後までご精読いただきありがとうございました。

これからもソッカー部女子への変わらぬご支援ご声援の程、よろしくお願い致します。

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