リレー日記

2年 田中絵梨果

リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。
今回リレー日記を担当させていただく環境情報学部2年の田中絵梨果です。今回は今週末に控えている第68回早慶サッカー定期戦及び第16回早慶女子サッカー定期戦を踏まえて、「声」について話したいと思います。

突然ですが、胸のドキドキが止まらない程観るのが楽しい試合と、スベリ続けるお笑い芸人のコントを観るのと同じ位面白くない試合とでは、何か決定的な違いがある様に思えませんか?私は、何がこの違いを作っているかいつも疑問に思っていました。そして、2年生となった今年、試合を重ねていくにつれこの疑問に対する答えが分かってきました。

私が考えるに、この違いを作っているのは「声」です。チームや観客のムードは雰囲気によって決まっており、その雰囲気というのは人の声によって決まります。では、「声」というのは具体的にどんな声なのか。それは、ピッチ上でのお互いを褒める声です。些細なナイスプレーであっても、褒め言葉を掛けることによって言われた選手は嬉しい気持ちになり、その人の自信にも繋がります。また、その気持ちがパワーの源となり、一人ひとりがよりチームの勝利に貢献しようとモチベーションを高めると共に、自分もチーム全体の雰囲気を良くしようと褒め合います。この一連の連鎖反応を英語では「happiness dilemma」と言います。

私は9歳まで在住していたアメリカでサッカーをしていた頃、褒め言葉によって成長していました。アメリカではたとえ失敗しても、コーチやチームメイトは、まずその選手の何が良いかを褒めます。その次に、その場面で悪かった点や改善すべき点を指摘します。そして最後に、フォローアップとしてモチベーションを高く持ち続けてもらう為の言葉等で締めます。即ち、ただ単に改善点を指摘するだけでなく、まるでサンドイッチの様に、その選手の良い点やフォローアップの間に指摘を挟み込むのです。

強い相手と闘っている時、確かに味方を注意したくなる時は沢山あります。危機感や恐れから、ついつい「やばい」や「ミスった!」等と声に出す人も見かけます。しかし、お互いに注意のみを呼び掛けている時点で、そのチームはゴールに向かって攻めることよりも、ゴールを守ることに重点を置いてしまい、引き気味の体制になっているのだと思います。守ることに集中するあまりに、勝利の為に必要な、ゴールを目指すことを忘れています。どんなに強い相手であっても、勝敗に大きく関わっているのは気持ちの強さであり、バイタルを注意しつつ、胸を張ってチャレンジし、お互いにプラスとなる掛け声を出し、前進する必要があります。

早慶サッカー定期戦まで1週間を切った今、今まで以上にサッカーを楽しみ、観客が見ていてワクワクする様な試合展開にしていきたいです。そして、より自分に自信を持ちつつ人を褒めることの出来る人になりたいと思います。

最後になりますが、私は今年の早慶定期戦の慶應のTシャツのデザインを担当させていただきました。両面共に闘志みなぎる鷲のデザインです。スタジアムを黄色に染めて早稲田に勝ちましょう!

拙い文章でしたが、ご精読ありがとうございました。