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2026.05.12 部員ブログ

『変化し続ける』( 1 年 福島紗羅メヘル)

 

リレー日記をご覧の皆様、初めまして。

 

安定感のあるプレーでディフェンスラインを支え、繊細なタッチと正確なパスで攻守に貢献する同期の木田遥からバトンを受け継ぎました、法学部政治学科1年の福島紗羅メヘルです。彼女は、一見真面目そうに見えますが、いじったり変なことを言ったりなどギャップが大きいところが魅力的で、いつも周囲を明るくしてくれる存在です。しかし、サッカーになると、熱いプレーで仲間を鼓舞する姿はカッコ良く、感心させられます。遥、これからも沢山笑わせてね。

 

今回、初めてのリレー日記ということで、主に高校3年間を振り返りながら、現時点で抱いている純粋な思いについて綴らせていただきたいと思います。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

 

私は、足元の技術を磨き、さらに上のレベルを目指したいと思い「技巧派集団」と呼ばれる昌平高校に進学しました。昌平で過ごした3年間は、これまでの私のサッカー人生の中で最も激動の3年間だったと思います。この高校3年間が私のサッカーに対する思いを変えてくれました。

 

期待を胸に入学した高校1年。中学時代はフォワードやトップ下が主戦場だったため、高校3年間で先輩方のように相手を抜き去り得点を取って活躍する姿を思い浮かべながら入学しました。最初の頃はフォワードでボールを収め、パスを丁寧に味方に繋げて攻撃の起点となり、手応えを感じていました。得点も重ねることができ、綺麗な崩しにも関わる中で、自分のプレーが中学までよりもレベルアップしたと思っていました。しかし、夏休み明けから徐々に出場機会が減り、苦しい日々が続きました。それでも「試合に出たい」という一心で、毎日最後までグラウンドに残り、練習を重ねました。「足りないところはなんだろうか」と日々自問自答し続け、自主練の時間に納得のいくまで練習し、そして、次の日に試してみる。この繰り返しでようやく成果が出始め、少しだけステップアップしたと思うことができました。「来年こそは試合に出て活躍する」と強く思いました。

 

高校2年生になり、新チームになって最初の公式戦。新人戦3回戦の前日に行った紅白戦で左サイドバックに自分の名前がありました。これまでのサッカー人生でディフェンスを務めた経験はなく、サイドでもほとんどプレーしたことがなかった私は、不安でいっぱいでした。しかし、プレーしてみるとトップ下やフォワードよりもフリーでボールを受けることができ、クロスやカットインから攻撃参加もできることを実感し、「意外に楽しいかも」と思いました。新人戦も優勝し、チームは波に乗っていました。そこからの1年間はウィングバックやサイドバックでのプレーが多くなり、さまざまな経験をすることができた年でした。選手権初出場を果たし、関東リーグ1部にも昇格することができたため、自分達の代への期待値は高まっていきましたが、個人としては試合には出場していたものの、目に見える結果を出せたわけでもなく、悔しさが残る1年間でした。

 

そして、あっという間に自分達の代になり、新人戦の決勝では、自分が点を決めて優勝することができました。足りないところばかりではありましたが、久しぶりに前線のポジションでプレーすることができ、とても楽しかったです。試合でも積極的なプレーが増え、心の底から純粋にサッカーを楽しむことができていたと思います。しかし、関東1部リーグが開幕し、レベルが一気に上がるとプレーは消極的になっていき、チャレンジすることから逃げるようになっていました。また、インターハイ予選や選手権予選でも勝たなければいけないというプレッシャーを感じ、「ミスをしないように」と思いながらプレーしていました。そんなプレーではチームに貢献できるわけもなく、試合が終わった後に後悔だけが残る時期が続きました。関東リーグでは、強度の高い守備に潰され、自分達のサッカーをほとんど体現することができませんでした。毎試合ポジションの配置が変わり、紅白戦ではほとんど全てのポジションでプレーしたと思います。練習では良い形を作れているのに、試合になると全く発揮することができず、監督の期待に応えられない自分にもどかしさを感じていました。そのような中、関東リーグも残り2節、選手権まで残り2週間弱という時期に「センターバックをやってほしい」と監督から伝えられました。その時は全く理解することができず、練習に行くのが嫌になりました。これまで自分が積み上げてきたものが否定されたような気がして、全てに自信がなくなりました。それでもチームにはさまざまな思いを抱いている仲間がいて、「この仲間達と共に1試合でも多く試合をしたい」という思いが強くなり、「チームのために頑張ろう」と決意することができました。

 

そして、迎えた高校最後の試合である全日本高等学校女子サッカー選手権大会。目標としていた結果には届きませんでしたが、史上初のベスト16入りを果たしました。前半はセンターバックで出場し、試合終盤は前線に上がる形となりましたが、これまでの3年間で1番気持ちを全面に出してプレーできたと思います。3回戦で敗れはしたものの、ゴールを目指して積極的に仕掛けることができました。その結果、ヘディングシュートを決めることができ、その瞬間3年間の様々な感情が思い出されました。選手権が終わり、改めて高校のサッカー人生を振り返ったとき、高校3年間で様々なポジションを経験したことが、自分のサッカーへの思いを変えました。積極性ややり切る力、相手に負けないという気持ちの大切さを感じる一方で、そのような部分が周りの選手よりも圧倒的に足りていなかったと痛感しました。昌平高校は足元の技術が高い選手が多いチームですが、足元だけでなく球際の強さも足りなかったと思います。だからこそ、大学では技術力とそれを上回るほどの貪欲さを表現したいです。

先月本塾に入学し、あっという間に1ヶ月が経ちました。入部当初は、先輩方のパススピードや一つひとつのプレー精度の高さに圧倒されました。また、常にチームのために動き、組織に尽くす姿を見てこのチームの良さを日々感じています。リーグ戦も開幕し、1部という素晴らしい舞台でソッカー部の一員として戦わせていただいている喜びを毎試合噛み締めています。これまでは安定したプレーを求め過ぎていましたが、チャレンジしなければ成長することも変化することもできないことを高校3年間で痛いほど感じました。そのため、大学4年間ではどんなプレーも恐れずに「変化」し続けたいです。4年間という時間があれば、取り組み次第でいくらでも成長できると思います。高校時代を超える努力と強い気持ちを持ち、大学では前線のポジションで勝負したいです。

そして、沢山チャレンジをして結果を残し、「輝きを放てるような選手」になりたいです。

 

次は、毎日違う柄の靴下を履き、話しかける時にはニコニコ楽しそうにくだらない話をしてくる同期、早坂七海にバトンを託します。彼女の左足から放たれる強烈なシュートに注目です。拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも、慶應ソッカー部女子へのご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。

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