2026.07.07 部員ブログ
『解像度』(3年 髙松芽衣)

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
大きく腕を振り、腿を高くあげ、ピッチを駆け回るゴールゲッター山田葵からバトンを受け継ぎました、環境情報学部3年の髙松芽衣と申します。
葵、「イジられる」ではなく「可愛がってもらっている」の間違えではないでしょうか?
金曜5限にわざわざ折り紙を折りに学校へ行っている後輩を、助けないわけにはいきません。いつでも頼ってくださいね!!
毎年、リレー日記の日程表を、学年内での順番や誰からバトンを受け継ぐのかに思いを巡らせながら、恐る恐る開いています。3回目となる今年は、葵の次ということで少し気が楽になりましたが、なんと学年トップバッターという責任重大な順番でした。文才に長けた人が多い学年のトップバッターという重圧に押しつぶされそうですが、思いのままに感じていることを素直に綴りたいと思います。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
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「何を考えているかわからない」
「思っていることをもっと言語化してほしい」
副将決めのミーティングで、同期が口を揃えて言ってくれた言葉です。
自分から何かを発信する力がないこと。
自分の中で取捨選択をしすぎてしまい、「言っても無駄だ」と対話を諦めてしまうこと。
この欠点には自分でも気付いていたつもりでしたし、「勝つ組織」において必要のないものであることも理解していました。
副将という立場になり、チームの中心になると決めた時、まずはこの自分の欠点と向き合おうと決意しました。
組織を引っ張る立場として自分が変わることで、少なくとも副将という役職を任せてくれた同期には何か感じてもらえることがある。そして、それがチームに良い影響を与えられると信じていました。
しかしその矢先、2月の強化遠征で膝の靭帯を損傷しました。
なんとか開幕戦には間に合ったものの、昨シーズンから違和感のあった腰痛が悪化し、腰椎分離症と診断され、離脱を余儀なくされました。
副将という立場でありながら、ピッチに立てない現実と、その状況に対する悔しさや苛立ちを抱えながら、ピッチの外からチームを見る時間を過ごしました。
この時間は、これまで見えていなかった変化に気付くことができた時間だったと思います。
うまくいかないことがあっても決して努力をやめない同期の姿や、欠かさず自主練を続ける人達、毎日早く来て筋トレに取り組む人、どんな状況でも声を出し続ける存在。
悔しさを押し殺しながらも、自分にできることを模索してチームを盛り上げようとする人や、プレーで想いを表現しようとする人もいました。
そして、そこには、確実に成長していく瞬間が伴っていると感じました。
外から見ていた私には、全員が変わろうとしているように見えていましたし、それぞれが何かしらのアクションを起こそうとしているように見えました。
しかし、実際に復帰した今、ピッチに立つとまた違った景色が見えています。
同じ人の声かけしか聞こえないこと。
「なんで声をかけないのだろう」と感じる瞬間。
同じミスを何度も繰り返しているように見えること。
外から見えていた前向きな変化が、ピッチの中では薄れてしまっているように感じました。
立場が変わるだけで、同じチームでもこれほど見え方が変わるのだと実感しました。
だからこそ、この両方を経験した自分にしか見えていないものがあると思っています。
外から見たときに感じた前向きな変化も、中にいると自分のことに精一杯になり、その場の雰囲気に飲まれて見えなくなってしまう感覚も、どちらも自分の中でなかったことにしてはいけないし、決して目を背けてはいけないものだと感じています。
そして、この二つの視点を持っている自分だからこそできることがあると思います。
多くを語ることは得意ではありませんが、プレーでは当たり前のように味方を助けること、責任感、想いを表現しようとしてきたつもりです。
しかし、今の自分の立場、チームの置かれた状況を考えると、それだけでは到底足りないと感じています。
見えているもの、感じている変化や課題、そして、チームとして勝つために必要だと思うことを、言葉にして伝えていくこと。
これが副将としての自分の役割だと思っています。
誰かがやってくれるのを待つのではなく、まずは自分から変わる。
そして、ピッチの中でも外でも、チームに対して責任を持ち続ける。
その覚悟を持って、残りのシーズンを戦い抜きます。
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最後になりますが、自分の実力不足により前期のほとんどをピッチで過ごすことができず、4年生とサッカーができる時間も残りわずか半年となってしまいました。
誰よりも戦う姿勢を最前線で示し続ける人。
ピッチ内外で自分の役割に誰よりも責任を持ち続ける人。
痛みを抱えながらもチームを救うゴールを決める人。
圧倒的な存在感でチームの心臓としてピッチを支配する人。
ドリブルで相手を翻弄し、誰よりも努力し続ける人。
誰に対しても温かく、4年生としての姿を示し続けてくれる人。
誰よりもサッカーを愛し、どんな困難にも打ち勝つ強さを持つ人。
そして、太陽のような存在で女子部を支え続ける人。
そんな4年生と、限られた時間の中で1日でも長くサッカーがしたいと強く思っています。
TEAM2026始動時に掲げた「インカレ出場」という目標の達成は、現状では厳しい状況にあります。その中で、今の私達に突きつけられているのは「残留」という現実です。
そして、それを成し遂げることは、私達にとって最低限の使命です。
その使命を必ず果たすという強い覚悟をここに示し、私のリレー日記の締めとさせていただきます。
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次は、鋭いツッコミと計画性で同期からの信頼が厚く、体操教室の先生としても活躍する同期の宮嶋ひかりにバトンを渡します。
今年で一緒にプレーして9年目となる私達ですが、いつかのケイスポさんの記事で私達のプレーに「阿吽の呼吸」という言葉で表現していただいたことがあります。自分でも驚くほど、ひかりのやりたいことがわかることに少し恐怖さえ感じています。
面と向かって言えないのでこの場を借りて書かせていただきますが、先日10試合ぶりに復帰した際、勝利こそ収められなかったものの、試合後にひかりから「楽しかったよ」と言われたことがここ最近で一番嬉しく、私が今でもサッカーを続けている一つの要因になっていると感じました。これからも仲良くニコイチやっていきましょう。
纏まりのない文章ではございましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
今後とも、慶應ソッカー部女子へのご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。

