リレー日記
4年 山本瑶子
2012.11.27
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。4年副将の山本瑶子です。
先日大学リーグ1部の8位9位と2部の2位3位の入れ替え戦が行われ、慶應義塾大学と国士舘大学の二部降格、そして東京国際大学と順天堂大学の一部昇格が決定しました。これで本当に大学リーグが終わったのだと、冷たい北風がやけに胸にしみる想いです。
9月に開幕してからの約2か月間悩み苦しみ、それでも次の試合に向け顔を上げ練習に励んだ日々は、今思い返しても息が詰まりそうな怒涛な日々でした。七転び八起きとは、まさにこのことを言うのだと身を以って実感しました。そう簡単に出来るものではありません。つまずき慌てて体勢を持ち直したこともあれば、激しく転び立ち上がる為に歯を食いしばったことも幾度となくありました。スタッフ陣含め、この2か月間ソッカー部の一人ひとりが転んでは立ち上がる、を繰り返したことと思います。そしてその結果を受け、各々が色々な想いを巡らせていることと思います。
しかし、大学リーグでシーズンが終わるわけではありません。最近ではBlossom Leagueが毎週末あり、11月25日からは東京都リーグも再開します。大学リーグで9回転んだとするならば、私達はシーズンの終わりまでにあと何回転んで立ち上がるを繰り返すのでしょうか。それでも、転ぶ度、立ち上がる度に私達は何かを得ていると信じています。「勝つことよりも、諦めないことの方が難しい」そう励まして下さるサポーターの方がいました。私は勝てるチームであることよりも、諦めないチームでありたいと思います。これは強がりなのかもしれません。それでも、この精神が慶應サッカーの根源にある様にこの4年間を通して感じました。
そして先日、Blossom Leagueの試合をベンチから見ていて、格上の相手にもがむしゃらに挑むひたむきな姿勢から、岩崎監督が「俺たちはチャレンジャーなんだ」と試合前常々口にしていたのを思い出しました。チャレンジャーだからこそ、相手よりも走って、体を張って、食らいつかなければならない。改めてその姿勢の大切さを実感し、これが慶應の強さなのだと思いました。
大学リーグ開幕前、4年生から後輩へのモチベーションビデオで私は、「過信はしていない、けど慶應は強い。」そう書きました。大学リーグの結果を受け止めた今でも、私はこの言葉を撤回するつもりはありません。私はこのチームを信じています。
東京都リーグ残り4戦、いかなる相手にもチャレンジャー精神を持って挑み、次なる目標である関東リーグ昇格を必ずや後輩達に残せるよう、精進して参りたいと存じます。
今後共ご声援の程、宜しくお願い致します。
3年 石原愛海
2012.11.19
こんにちは。3年の石原愛海です。
皆さん、いかがお過ごしですか。めっきり寒くなり、私は布団から中々出ることが出来なくなってきています。
さて、私はサッカーを始めた頃からサッカーノートというものを書いていました。
その、サッカーノートを先日開いてみました。
サッカーノートには、壁にぶつかった時の感情、取り組むべきことが書かれていました。それが壁を乗り越えることに繋がり、次に進め、今の自分が確立されているのだと実感させられました。そしてまた、トレーニング内容、講義、課題、出来たこと、感じたこと等、喜怒哀楽も書き込まれています。
その中でも、心に残る文章を3つ見つけました。
「『自分が疲れたと思っているその間に世界の人々は、眼の色を変えて練習しているぞ!!』と父に言われた。」
私が中学生の時に、なでしこJAPANの宮間選手から聞いた言葉です。
当時の私は、とても大きな衝撃と影響を受けました。自分の中で、達成感ややりきったと思っていても、それ以上に努力している人がいるということ。自分の努力の足りなさを痛感させられる言葉でした。しかし、その大切な言葉を私は、サッカーノートを見るまで忘れていました。今の私はどうなのだろう・・・?
サッカーノートを振り返ると、今の私とは想像もつかないほどの反省、振り返りがされていました。
「へたくそならへたくそなりに、しっかり動く。へたくそならへたくそなりに一生懸命動く。周りの目を気にしない。」
自分がノートに刻んでいた言葉です。この言葉、考えを忘れていました。
今の自分は、本当に成長しているのだろうか、止まっているだけではないか、後退しているのではないか、と考えさせる言葉でした。
○見る力の大原則 小宮一慶氏著書より
・気にしていると、ものは見える
・思い込みがあると、ものは見えない
・人は自分に必要なことだけを選んで見ている
・人は本当に必要なことを見ていないことも多い
自分自身の見る力の無さを感じます。
・今の自分はどうなのか、気にしてみること。
・しっかり客観視してみること。
・自分にとって必要でないこと、見なければならないこと、見たくないもの、するべきものをしっかり見る。
これが出来ていないのだと気づかされました。多くのことを昔の自分に気付かされる私は、成長していない証拠です。昔の自分から教わること、それを後退というのかもしれません。しかし、今、ここで昔の自分に気付かされることが出来たのは、前進への一歩ではないかと感じます。
「不言実行」
私が昔掲げていた目標です。これを忘れてはいけないと思いました。
このサッカーノートを何度も読み返し、改めて自分のことを見つめ直したいと思います。
今シーズンはまだ終わっていません。残された時間をどう使うかは自分次第です。後退ではなく、前進し、成長したと思える自分になれる様、これからも精進して参りますので、今後共応援の程宜しくお願い致します。
2年 中崎史菜
2012.11.10
第26回関東大学女子サッカーリーグ最終節である武蔵丘短期大学との試合を終え、東武東上線の電車に揺られながらこのリレー日記を書いております。
今回のリレー日記を担当致します、2年の中崎史菜です。第八節で二部への自動降格が決まり、臨んだ最終節。四年生にとっても、そして現三年生にとっても、一部での最後の試合でした。8失点から始まった大学リーグは中々勝ち切ることが出来ず、終了間際の失点で涙を飲んだ試合も多くありました。「最後こそ、勝ち点3を」と意気込み臨んだ今日の試合。4年生千尋さんの先制点で沸くも後半相次ぐ失点で黒星に終わりました。
さて、「負けるが勝ち」という言葉があります。ご存知の通り、敢て勝ちを譲ることで、最終的に自分に有利な結果を得るという言葉です。もちろん私達は敢て勝ちを譲ってきたわけではありませんが、この言葉は勝ち切ることの出来なかった私達にとって大きなキーワードになる気がします。勝ちより大きなものを得られたか。チームが一歩前進出来たか。「負け」を「後退」にしない勝負が出来たか。
そして、この言葉は私自身にも向けたいと思います。一年半前、このソッカー部に入った時、両親に言った言葉があります。
「4年間、一度もピッチに立てなくても良い。ずっとベンチでも良いから、4年間サッカーをさせて下さい。」
このメンバーでサッカーが出来れば良い、と感じていたから出た言葉でした。今年の大学リーグで、私はベンチ外を三度経験しました。今年、部員が増えて史上初めてベンチ外の部員が出る様になったのです。初の勝ち点を得た喜びも、2部への自動降格が決まったやるせなさも、そしてこの先短くとも1年は立つことの出来ない一部最後の試合の終了のホイッスルも、ピッチやベンチで味わうことが出来ませんでした。
ビデオを撮ったり、ボールパーソンをしながら思い出したのは高校までで唯一ベンチに入れなかった時のことです。中学一年でバスケットボールプレイヤーだった時、新入部員で二つの席を争い、入ることが出来ませんでした。ベンチに入る自信があっただけに、本当に悔しく、号泣した覚えがあります。あの頃の様に、私はピッチに立って自分らしいプレーをする自信があるのか、それだけの努力をしているのか、自問自答しました。中学生の時の様に感情を素直にぶつけることがだんだん少なくなり、最近は譲って争いがなくなるのならば、譲ろうとしてきた様に感じます。しかしこのソッカー部での四年間は気持ちをぶつけ合える最後のチャンスなのではないかと気付きました。
このチーム2012で戦えるのもあと3ヶ月。「負け」の経験を「勝ち」に繋げる、悔いのないサッカーを、チームも、私自身もしていきたいと思います。
これからも都リーグ・Blossom League等試合が続きますので、応援に来ていただければ幸いです。
これからもご指導、ご声援の程宜しくお願い致します。
1年 遠藤未来
2012.11.02
今回のリレー日記を担当させていただきます、1年の遠藤未来と申します。
この度はホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
現在私達、第26回関東大学女子サッカーリーグ1部に参戦しております。8月30日(木)に初戦を迎えたこの大会も残り1試合となりました。
先日10月27日(土)に行われた筑波大学との試合は1-2と
いう結果で敗戦し、私達慶應義塾大学ソッカー部女子は、今大会において最下位、2部降格という結果が決定してしまいました。
福井総監督も応援に来て下さり「内容では勝ち、結果で負けた試合だった」というお言葉をいただきました。どんなに頑張ってどんなに良いゲームをしようと結果が全て…。
まだこの1部リーグで一度も勝利を手にしたことの無い私達は、実力の拮抗した、またはそれ以上の相手に勝つということがどれだけ難しいことなのかを身を以って感じました。
しかし、まだ大会は終わっていません。武蔵丘短期大学との一戦が残っています。中山茜主将は「残された一戦をただの消化試合にはしない。このチーム2012が一部リーグで初めて勝利を勝ち取ったチームにする。」と試合後に言いました。私も本当に勝つことが出来る様やり抜こうと感じましたし、そんな主将に4年生に最後まで付いて行こう、そして支えようと強く思いました。
また、直近の2試合はホーム戦ということもあり、沢山の方々が応援に来て下さいました。本当にありがたいことであり、それが私達の大きな力となっていることは間違いありません。応援して下さる方々へ感謝の気持ちをチーム一丸となり一部リーグ初の勝利という結果で返したいと思っております。
私達は、最後まで諦めないで闘い抜きます。
チーム2012最後の関東大学女子サッカーリーグは、11月3日(土)に武蔵丘短期大学グラウンドにて行われます。慶應下田グラウンドからは少し遠いのですが、お時間がありましたら、是非応援に来ていただけると幸いです。
今後共、ご指導ご声援の程宜しくお願い申し上げます。
- 『ありがとう』(4年 ブラフフェイ)
- 『幸せをくれる場所』(4年 秦野くるみ)
- 『誰かの為に動くこと』(4年 髙橋佳里)
- 『宝探しか、間違い探しか。』(4年 行徳のえ)
- 『120点』(4年 田中里奈)
- 『感謝の心』(3年 福岡愛実)
- 『やっぱり私は甘党』(3年 野田明日香)
- 『味わいたい甘み』(3年 佐藤真智)
- 『勝つこと』(3年及川莉子)
- 『悲劇であり喜劇』(3年深澤菜月)
- 『慶應らしさ』(3年山本華)
- 『強くなったと言いたい』(2年岩瀬絢弥)
- 『守備の醍醐味』(2年大井沙羅)
- 『逃げるは恥』(2年長野真理加)
- 『勝つことの難しさ』(2年大橋桜子)
- 『人の心を動かす』(2年劔佳那)
- 『仲間に恵まれた10年間』(1年守部葵)
- 『可能性の拡大』(1年中村美桜)
- 『チャレンジする場を求めて』(1年坂口芹)
- 『大人になることとサッカーすること』(1年佐々木ユリア)
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