リレー日記
4年 児島愛子
2015.01.30
ホームページをご覧の皆様。法学部法律学科4年、主務の児島愛子と申します。この度は私がピッチ内外で絶大な信頼を置いている、ソッカー部女子の絶対的エース2年下山田志帆から日記を引き継がせていただきました。私の最後のリレー日記であるということ、そしてTEAM 2014最後のリレー日記であるということで、溢れ出る感情で少し長くなってしまうと存じますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
さて、遂に先日、TEAM2014の最終章となった関東リーグ入れ替え戦がありました。2度に渡るPK戦の末、関東リーグ昇格を決めることが出来ました。
私は普段、話を盛ることで巷では有名ですが、嘘偽りなく、全身から「喜び」が満ち溢れました。これ程までに笑顔が絶えない出来事は初めてです。試合が終わって数日経った今も、ふとした瞬間に試合のことを思い出しては笑顔になってしまう自分がいます。冷静に見ると、凄く怪しい人になっていると思います。でも気にしていません。
この感情は最大目標であった関東大学リーグ一部昇格を果たした時とはまた違った感情です。一部昇格した時は、正直、責任感から開放されてほっとしたというのが最初に浮かんだ感情でした。しかし、今回は純粋に「喜び」に満ち溢れています。この感情は、一部昇格を果たしても尚、TEAM2014の可能性を信じ、サッカーを続けて来たからこそ、そして目標達成の先にある、次なる境地での闘いが出来たからこそ味わえる感情なのだと思います。
このTEAM2014でソッカー部の歴史に更なる1ページを書き加えることが出来たこと、4年間で3度目の挑戦となる、先輩方の目標であった関東リーグに昇格することが出来たこと、応援して下さる皆様に結果で応えられたこと、そしてこのチームで笑顔で引退出来たこと。心の底から嬉しく思います。
この様な結果を残すことが出来ましたのは、ご声援下さる皆様のお陰でございます。入れ替え戦に際しましては、遠方にも関わらず沢山の方に会場で熱いご声援を送っていただきました。また多くの方から応援メッセージも頂戴しました。OB・OGの皆様、サポーターの皆様。皆様には今大会のみならず、この1年、そして私がソッカー部に在籍した4年間、私達に大きな大きな原動力を与えて下さいましたこと、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
私がやりたいと言ったことを全て無条件にサポートして来てくれた両親。そしてどんなことがあっても、どんな場面でも、私達のことを考え導いて来て下さった岩崎監督、伊藤コーチ、臼井コーチ、木畑トレーナー、住田アドバイザー、岡田アドバイザーを始めとする社会人スタッフの皆様。4年間苦楽を共にし、支え続けて来てくれた同期の皆。そしてlast but not least、TEAM2014で共に闘い続け、最高の引退をプレゼントしてくれた後輩達。本当に本当にありがとうございました。
最後の試合を以て「引退」した訳ですが、この濃すぎる4年間を振り返ってみると本当に色々な出来事がありました。
初めての山中湖合宿で足が捥げるかと思う程走ったかと思えば、ラストの愛媛合宿でも体が分離するのではないかと思う程走りました。皆で下らないビデオを作ってはゲラゲラ笑い転げ、部室での何気ない会話でゲラゲラ笑いました。勝てなくて悔し泣き、試合に出場出来なくて悔しくて泣き、モチベーションビデオで感動して泣き、ミーティングで泣き、勝っては泣きました。
喜怒哀楽したソッカー部。特にサッカー経験が豊富でもなかった私ですが、佐野杏奈元主将率いるTEAM2011の雰囲気に圧倒され、ものの見事に引き込まれ、一瞬で入部を決めていました。1年生の時の4年生の影響は絶大であると良く言われますが、その言葉の通り、杏奈さん率いる代は私達の大きな大きな目標でした。こういう4年生になりたい。私達の代に大きな影響を与えてくれた代です。
同期としては目指す姿がはっきりしていたものの、一選手としてはなかなか自分の目標が見えずに苦しい時期も多くありました。一時は岩崎監督に話しかけられるだけで泣いていた時期もありました。試合に出られない、何をしても上手く行かない時期もありました、と言うよりむしろその時期の方が長くありました。もっと練習して、もっとサッカー選手として成長していれば、試合に出て、チームの勝利を自分の手で摑み取ることが出来たのではないかと、今でも思い返しては後悔します。だから一つアドバイスがあるとすれば、スタメンに絡めていないメンバーは、時間がある内に「サッカー」と真剣に向き合って欲しいと思います。
他方で、人としても自分を何度も何度も見直すきっかけがありました。一番の転機となったのは私が副務になりたいと決めた2年生時。チームを牽引しようとする者としてはあまりにも未熟であった私は、意識の改革を求められました。副務という役職を通して運営に携わる中で、「何の為にその行動を取っているのか」をどれだけ意識出来るかの重要性に気付かされました。つまり、発言する言葉1つ、部員に送るメール1通、挙げるクロスの1本、何をするにしても、その行動が達成したい目標からの逆算でなければいけないということです。主務の考えはチームの考えでなければいけません。その分、私の発言が与える影響力は大きく、だからこそ、良い意味でも悪い意味でも行動に慎重でなければなりません。この様な意識の改革は、いつでも出来ます。しかし、この改革の必要性に気付けるかが最難関ポイントです。これに気付かせてくれた先輩方、スタッフの皆様、そして同期には本当に感謝しています。
我らが岩崎監督はミーティングの度に世界の名言を私達に教えて下さいます。その中で私の心に1番残っているのが以下の言葉です(出典不明)。
意識が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
W昇格を達成した今、この4年間での意識の変化だけで、こんなにも人生が変わるのだと実感しています。私の意識改革に終わりはありません。「まだ、いける。」今年のスローガンであったこの言葉は、私が目指したいと思う姿そのものです。
さて、溢れる感情もそろそろ締め括らないと収拾が付かなくなるので、最後に1つだけリレー日記を借りて後輩達に伝えたいことがあります。
このチームで共に闘ってくれて本当に本当にありがとう。サッカーのこと教えてもらうばかりで、練習中何度も怒られました。本当に感謝しています。
そして、今回の関東リーグ昇格、皆優しいので、揃って4年生のお陰と言ってくれます。
でも、それは違います。
TEAM2014の一人ひとりが、自分の役割を十二分以上に果たしたことによって勝ち取ったタイトルです。
来年度は厳しい戦いになると思います。皆不安も少しはあると思います。格上の舞台で、勝てない辛い試合も出て来ると思います。でも、そんな時に思い出して欲しいと思います。このTEAM2014で、皆で勝ち取ったタイトルだということを。全員が、一人ひとりが勝ち取ったタイトルだということを。だから自信を持って闘って下さい。そうすれば必ず、目標達成出来ると思います。心の底から応援しています。
そんなこんなで引退の寂しさが今にも私に追い着きそうですが、それまではまだ昇格の「喜び」に浸っていたいと思います。
4年間支えて下さった全ての方に、今一度、この場を借りて心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
そして、今後共ソッカー部女子に変わらぬご支援ご指導の程、宜しくお願い申し上げます。
ご精読ありがとうございました。
2年 下山田志帆
2015.01.20
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
顔も態度も肩幅も、全てが日本人の規格を超える異国感満載娘、総合政策学部1年の野村智美からリレー日記を受け継ぎました、環境情報学部2年の下山田志帆です。2015年2人目のリレー日記ということもあり、何事も最初(の方)が肝心ということで、いつも以上に張り切ってリレー日記を書かせていただきたいと思います。
さて、2014年は驚く程あっという間に過ぎ去り、とうとう2015年となってしまいました。思えば、丁度1年前。昨年度の4年生が引退し、新チーム始動目前であったこの時期に、新チームで一部昇格を必ず達成しなければいけないという焦りと、これから自分自身がチームにどう貢献して行けば良いのか分からない戸惑いで、不安を多く抱えている状態であったことを思い出します。その様な状態から始まったTEAM2014も、数々のことを乗り越え、人としてチームとして成長し、結果として最終目標である一部昇格を達成することが出来ました。この様に一部昇格することが出来たのも、目標達成の為に生半可ではない時間を費やし、血の滲む様な努力をして来た人達がいたからこそと言えますが、中でも、チームを支え続けて下さったスタッフや幹部の存在、そして何よりも、1年間、常に「チームの為に」と前を向き続けてくれた4年生一人ひとりの力が本当に大きかったと思っています。
4年生は本当に素敵な方々ばかりです。ただおちゃらけている様で、実はチーム内の空気に人一倍アンテナを張り、皆が笑顔でいる為にはどうすれば良いのかを常に考えてくれていた紗絵さん。どんなに自分が落ち込んでいようと疲れていようと、弱音も悪口も決して人前には出さず、皆のことを1番に考え気に掛けてくれていたジョンちゃん。チームの為には何事にも絶対に手を抜かず、やらなければいけないことも、プラスαのことも、自分から見付け完璧にこなすことで、チームの母となり支え続けてくれていた由美子さん。沢山のことに目を配り、困っている人に手を差し出し、本当に必要なタイミングで、見えないところで、沢山の人の心の拠り所となってくれたていた史菜さん。チームのことを沢山想い、沢山考え、沢山悩み、常にチームと自分に真剣に向き合って来たその姿で、チームの活力となってくれた優さん。先を見越した行動と、周りを巻き込む発言の根底には限りないソッカー部への愛情を秘め、どんな時も先頭に立って目標達成の為に全力を尽くし続けてくれた愛子さん。鼓膜が破れそうになる程大きな声と、厳つい見た目とは裏腹に直ぐにお腹を壊してしまうという可愛らしいギャップを持ち、そして、優しさと笑顔と天性の愛され力で、チームをまとめてくれた最高なキャプテン志帆さん。7人それぞれが「目標にしたい」と心から思える様な一面と、「こういう人になりたい」と思わざるを得ない様な人間性を持ち合わせている、そんな4年生がチームを引っ張り続けて来てくれたからこそ、「4年生の為に」とチームが一致団結し、一部昇格を達成することが出来たのだと思います。私にとっての4年生は、「いつかこうなりたい」と本気で思える、身近だけれどまだまだ遠い、大きくて大好きな存在です。そんな4年生と共に、本気で目標に向かって闘って来られたこの1年間はとても幸せでしたし、沢山のことを学ばさせてもらった4年生に本当に感謝しています。2年後、自分が4年生になった時、少しでも今の4年生に近づいていられる様、今年の4年生の姿を常に胸に抱き、日々努力して参りたいと思います。
さて、あたかも、もう4年生が引退したかの様に書いてしまいましたが、今週末にはまだ、そんな大好きな4年生と闘えるTEAM2014最後の公式戦、関東女子サッカーリーグ入れ替えトーナメント大会が残っております。欲を言えば、4年生と一緒にインカレを目指したかった。一部昇格以上の喜びを味わいたかった。けれど、それが叶うことのなかった今、大学リーグ一部昇格と関東リーグ昇格のW昇格を達成し、4年生に最高の形で引退してもらうことが、TEAM2014の、そして私の最終最高目標です。今週末までの大好きな4年生と共に過ごせる僅かな日々をしっかりと噛み締め、勝利に向かって着々と準備して参ります。皆様には、是非会場まで足をお運びいただき、ソッカー部女子TEAM2014へ熱い声援を降り注いでいただけると嬉しいです。
半分以上を4年生へのラブレターに費やしてしまい大変恐縮ですが、これを以て、下山田のリレー日記を締めさせていただきます。最後までご熟読下さり、ありがとうございました。
1年 野村智美
2015.01.14
ホームページをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。
文才に優れている為、次のリレー日記担当者に極度のプレッシャーを与える、高知県出身土佐のおしゃべり少女、文学部2年岡野史恵さんからリレーを引き継ぎ、2015年初日記を担当させていただく、総合政策学部1年の野村智美です。文才の欠片もなく、拙い文章ではありますが精一杯書かせていただきます。
昨年の年末、私達ソッカー部女子は最終節を白星で飾り、東京都リーグで優勝することが出来ました。その為、新たに掲げた関東リーグ昇格という目標達成に向けて、年が明けた今も偉大なる4年生7人と共に日々の練習に励んでいます。
皆様は新年をいかがお過ごしでしょうか。
1年間を振り返ってみると、昨年は私の13年間のサッカー人生で最も多くの試合を経験出来た年でした。特に、7月に等々力競技場で行われた早慶定期戦やチームで掲げた大学リーグ「一部昇格」の目標達成の為に戦い抜いた大学リーグは強く印象に残りました。慶應のプライドを賭けて戦う責任の重さ、結果を出すことの難しさを思い知った反面、チームで掲げた目標を達成した瞬間の喜び、応援して下さる方々の多さに気付くことの出来た1年間でした。
後輩という存在が出来、20歳になり、大学リーグ1部での戦いが待っている2015年。昨年以上に、自らが何をしなければならないのか、何が出来るのかを考え、行動することが求められる中で、受け身にならず、自ら主体的に動くことが出来る人を目指して努力して参りたいと思います。
まずは今月24日、25日に行われる関東女子サッカーリーグ入れ替えトーナメント戦で勝利する為にチーム一丸となって戦います。2014年は終了致しましたが、ソッカー部女子TEAM2014の戦いはまだまだ続きます!本年も変わらぬご声援の程、宜しくお願い致します。ご精読ありがとうございました。
- 『ありがとう』(4年 ブラフフェイ)
- 『幸せをくれる場所』(4年 秦野くるみ)
- 『誰かの為に動くこと』(4年 髙橋佳里)
- 『宝探しか、間違い探しか。』(4年 行徳のえ)
- 『120点』(4年 田中里奈)
- 『感謝の心』(3年 福岡愛実)
- 『やっぱり私は甘党』(3年 野田明日香)
- 『味わいたい甘み』(3年 佐藤真智)
- 『勝つこと』(3年及川莉子)
- 『悲劇であり喜劇』(3年深澤菜月)
- 『慶應らしさ』(3年山本華)
- 『強くなったと言いたい』(2年岩瀬絢弥)
- 『守備の醍醐味』(2年大井沙羅)
- 『逃げるは恥』(2年長野真理加)
- 『勝つことの難しさ』(2年大橋桜子)
- 『人の心を動かす』(2年劔佳那)
- 『仲間に恵まれた10年間』(1年守部葵)
- 『可能性の拡大』(1年中村美桜)
- 『チャレンジする場を求めて』(1年坂口芹)
- 『大人になることとサッカーすること』(1年佐々木ユリア)
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