リレー日記
4年 田中康子
2016.12.13
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
中学時代に同じチームでプレーし、大学受験で運命の再会を果たした同期、宮田あずさからバトンを受け継ぎました、4年主将の田中康子です。
最後のリレー日記となる今回は、これまでの4年間について振り返らせていただきます。
4年前、岩崎監督や先輩方のお陰で、私はソッカー部女子に入部することが出来ました。慶應に入学し、尊敬出来る岩崎監督や先輩方と一緒に目標達成したいと強く感じ、この部の一員として「慶應を強くしたい」という想いで入部しました。
私達同期はこの4年間、沢山のミーティングを重ね、その場で様々な想いを話し合い、一人ひとりが各々の方法で目標に向かって努めて来ました。1年生の時の私達の学年の目標は、インカレに出場することでした。その為には、1部昇格することが絶対条件であり、その為に私達が出来ることを最大限に取り組んで来ました。その結果、3年生の時には1部の舞台で闘うことが出来、インカレ出場という目標も果たすことが出来ました。
しかし、それまでの道は決して楽なものではありませんでした。2部リーグに所属していた1年目は、1部との入れ替え戦で引き分けに終わり、1部に昇格することは叶いませんでした。私の反省は「積み重ね」がなかったことでした。ただその時を乗り越えることしか考えられていませんでした。1部昇格の為には、リーグ戦に於ける得失点差を考慮しながらも、最後の一騎打ちで如何に本領発揮出来るかが大事だと、入れ替え戦で勝ち切れなかったことから学びました。その反省から、一日一日、一試合一試合を次に活かして積み重ねて行くことが最後の結果に繋がると思いました。また、この時の悔しさと、当時の4年生や岩崎監督の教えのお陰で今まで成長し続けることが出来たのだと思います。それまでサッカーを中心に生きて来た私にとって、様々なバックグラウンドを持った方々と接することで多くのことに気付かされ、刺激を受けました。
その経験から、2年目は私自身としてもチームとしても「積み重ね」をすることが出来たと思います。悲願の1部昇格を成し遂げられたことは、当時の4年生が作り上げて下さった最高のチーム全員の力で掴み取った結果だと感じました。
3年目は大学リーグ1部の舞台で初勝利をし、勝ち点を重ねた結果、初のインカレ出場を達成することが出来ました。1学年上だった当時の4年生とは、入れ替え戦での悔しさや1部昇格の喜び等を一緒に味わって来ました。だからこそ、一緒にインカレ出場することが出来、とても幸せでした。しかし残念ながら、1回戦でインカレ常連校である吉備国際大学に惜敗してしまいました。本当に悔しく、もっと上手になってやると思いました。
ラスト1年は目標に「インカレベスト4」、スローガンに“Smile”を掲げましたが、結果は思う様に上手くは行きませんでした。主将を務めさせていただきましたが、チームとしても結果が出ず、また自身のプレーも思い通りに行かず、この4年間で最も苦しい1年でした。私だけではなく、スタッフの方々や同期、後輩達にも沢山大変な想いをさせてしまいました。だからこそ、最後くらいは1部の舞台を残して全員が“Smile”になれる様に挑みましたが、2部降格という結果になってしまい、情けない想いです。
応援していただいた方々にピッチで恩返し出来ず、遠い試合会場まで足を運んでいただいた方々と一緒に“Smile”になれず、悔しい気持ちで一杯です。それでも、この4年間頑張り続けることが出来たのは、本当に沢山の方々に応援していただき、支えていただいたお陰です。この場を借りて、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
私達4年生10名はこれで引退となりますが、これからもソッカー部女子に温かいご支援ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。
4年 宮田あずさ
2016.12.09
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
常に全力で日々を駆け周り、時には嬉しさを、時には悔しさを、時には「皆大好き!」と口にして周りの人への愛情を全身全霊で伝えてくれる同期、理工学部4年宮川渚からバトンを引き継ぎました、環境情報学部4年の宮田あずさです。
私は今回、”後悔”ということについて、リレー日記に書かせていただきます。
皆様は後悔をしたことがきっとあると思います。
私もこれまでのサッカー人生を振り返ると、沢山の後悔をして来たと感じます。特に試合に負けた時は、あの時こうすれば良かった、あの時こうしていれば…と沢山の後悔で頭が一杯になりました。
しかし、私は後悔の全てが悪いことであるとは思いません。
ある人のこんな言葉があります。
“後悔するのは選ぶ自由があるから。
面倒くさいのはやりたいことが沢山あるから。
寂しくなるのは大切な人が居るから。
悔しいと思うのは自分に誇りがあるから。
言いたいことが口から出ないのは想いで詰まっているから。“
この言葉の様に一見全てマイナスに見える様なことでも、プラスの意味が沢山隠されているので、人それぞれの捉え方でその言葉の意味を変えることが出来ます。「後悔しても良い」と覚悟を決めると人は強くなれます。どんなに悔いても過去は変わらないし、どれ程心配しようと未来は自分では決められません。だからこそ、今までの後悔をこれからの努力のエンジンに変えて、今最善を尽くすべく前に進んで行きましょう。
インカレに行けないと決まった後に、あるOBの方からこんなお言葉をいただきました。
“苦しい中で、それでもこのチームで何かを創造しているのだ、ということを忘れないで下さい。「創」という字は「キズ」とも読みます。何かを創る為には痛みを伴う。乗り越えましょう。(抜粋)”
この「キズ」という意味には、後悔という意味も込められていると私は感じています。
今年は沢山の「キズ」をチーム全員が負いました。しかし、負けてしまったことを悔やんでも、「キズ」を負うことに不安を抱いても、仕方がありません。
私は塾ソッカー部女子の未来を創る場として、入れ替え戦に挑めることに感謝します。
TEAM2016の最終戦。12月11日(日)13:30より、第30回関東大学女子サッカーリーグ1部2部入れ替え戦が、東京国際大学坂戸キャンパス第3グラウンドにて行われます。
私にとってはこの試合がこの4年間の集大成となります。
4年間を振り返ると、
全員で創り上げたいと挑んだTEAM2013(競争・共創)
「まだ、いける。」と辛い時も支え合い乗り越えたTEAM2014
更なる挑戦を抱き、“ここから”と常に前を向き続けたTEAM2015
多くのスローガンを掲げて挑戦しました。
そして、最後にどんな時も“Smile”で乗り越えたいという想いで駆け抜けたTEAM2016。
今年はスローガンに“Smile”と掲げましたが、笑顔になる為の壁が本当に高い1年間でした。だからこそ、最後は皆で笑える時を作りましょう。
選手・スタッフ・今まで支えて来て下さった全ての方々の想いを背負って、“必勝・必笑”
後悔は後ろ、未来は前。これから向かうのはどちらですか?
後ろ向きでは歩きにくいですよね。前を向いてこれまでの想いと後悔をエンジンに、自分達の力で塾ソッカー部女子の未来を刻みます。
遠方での試合となりますが、どうか温かい応援の程、宜しくお願い致します。
拙い文章でしたが、御精読ありがとうございました。
4年 宮川渚
2016.12.03
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。チーム1身長が小さく、オフでは小動物の様な愛くるしさでいつも皆を癒してくれる一方で、ちょこちょことしたドリブルや抜群のゴールセンスでチームを救って来た頼れる1年生、環境情報学部の松木里緒からバトンを受け継ぎました、理工学部4年の宮川渚と申します。
突然ですが、皆様にはピンチの時に助けてくれるヒーローの様な存在は居るでしょうか。ヒーローとは「時には厳しく時には優しく、自身を成長させる力(勇気やきっかけ)を与えてくれる人」とここでは定義させていただきます。私はこれまでのサッカー人生に於いて、勝負の世界で楽しいことや辛いこと、様々な葛藤がありましたが、ヒーロー達に何度も救われて来ました。
14年間のサッカー人生の中で、私は10年間を一貫校である母校成城学園の女子サッカー部で過ごし、小学生の頃から、当時では珍しかった女子のみのサッカーチームに所属していました。“Enjoy Play”という精神の下、如何に技術のある強豪校に勝つかを学生主体で考え、サッカーを続けて来ました。学年が上がり徐々に将来のことを考える様になっていた時、共にチームマネジメントや戦術を考えて来た同期、留学に行く友人や、夢を追う為に一貫校を離れ高校受験をする友人の存在が、外の世界に出て挑戦し視野を広げたいと思うきっかけを与えてくれました。
大学の4年間では、1部昇格や、自身が学連幹事として運営にも携わったインカレに出場するという目標達成、多くの人が集まった早慶定期戦等、それまで経験したことのない瞬間を目の当たりにして来ました。その中で、同期の中で私だけが試合に出場出来なかった時期や、先発で起用されても期待に応えられずに前半で交代するという経験を通し、自身の存在意義に疑問を覚え、何度も心が折れそうになったことがあります。そんな時、話を聞いてくれたり自主練習に付き合ってくれたり、自身の課題や強みに気付かせてくれた同期や先輩に、努力し続ける勇気をもらうことが出来ました。また、愛のあるプレゼントを考えてくれる後輩、チームの為に一生懸命声を出してくれるマネージャー、誰よりも時間を割いてチームの勝利の為に戦術やマネジメントを考えてくれる社会人スタッフの方々等、他にもここでは書ききれない程、多くの人に助けられて来ました。だから絶対に諦めたくない。その様な人達の存在が全ての原動力となっていました。私は不器用ですが、それでも努力を続ければ夢はいつか叶うと信じ、感謝の気持ちを結果や姿で伝え、お世話になった人を笑顔にさせたいという想いで、辛い時期を乗り越え続けることが出来ました。
「塾ソッカー部女子は誰かの為に闘う時、最高の力を発揮出来る」と言われることがありますが、本当にその通りだと自負しております。そして、この「誰か」というのは正にヒーロー達を指していると私は解釈しています。この人の為に闘いたいと思える環境に身を置けることは、とても幸せなことだと同時に思います。ピッチに立つ11名だけでなく、チーム全員、歴史を積み上げて来て下さったOGの方々、またそれを支えて下さったOBの方々、保護者を始めどんな状況でも応援して下さる方々、地域の方々、チームに関わる全ての人の力と共に闘っているのだと、4年間で強く感じるようになりました。
だからこそ、ホームである下田グラウンドで沢山の応援を力に変え闘った大学リーグ最終戦(特に私がバーに当てたシュート)は一生忘れられないと思います。「インカレベスト4」を成し遂げ、塾ソッカー部女子として西が丘でインカレの舞台に立つという4年目の夢は崩れ落ちてしまいました。しかし、12月11日(日)には入れ替え戦が迫っております。1年間なかなか勝利出来ず、結果を残せていない中、応援し続けて下さる方々や諦めずに前を向き続けるチームの最高の“Smile”の為に、まだチーム一丸となって闘うチャンスがあります。ソッカー部女子史上初の2年連続1部残留を成し遂げ、後輩達に来年西が丘でのインカレにチャレンジ出来るチャンスを残す為にも、ピッチ内外で自分に出来ることを全力で、後悔のない様にやり切ります。
拙い文章でしたが、御精読ありがとうございました。
- 『ありがとう』(4年 ブラフフェイ)
- 『幸せをくれる場所』(4年 秦野くるみ)
- 『誰かの為に動くこと』(4年 髙橋佳里)
- 『宝探しか、間違い探しか。』(4年 行徳のえ)
- 『120点』(4年 田中里奈)
- 『感謝の心』(3年 福岡愛実)
- 『やっぱり私は甘党』(3年 野田明日香)
- 『味わいたい甘み』(3年 佐藤真智)
- 『勝つこと』(3年及川莉子)
- 『悲劇であり喜劇』(3年深澤菜月)
- 『慶應らしさ』(3年山本華)
- 『強くなったと言いたい』(2年岩瀬絢弥)
- 『守備の醍醐味』(2年大井沙羅)
- 『逃げるは恥』(2年長野真理加)
- 『勝つことの難しさ』(2年大橋桜子)
- 『人の心を動かす』(2年劔佳那)
- 『仲間に恵まれた10年間』(1年守部葵)
- 『可能性の拡大』(1年中村美桜)
- 『チャレンジする場を求めて』(1年坂口芹)
- 『大人になることとサッカーすること』(1年佐々木ユリア)
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