リレー日記
果たして何を繋げたのか(4年野村智美)
2018.02.19
リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。
自分のことは二の次にしてチームのことを第一に考え、共に悩み、苦しみながらソッカー部生活を過ごした2017年度主務の小茂鳥萌よりバトンを引き継ぎました、2017年度主将を務めた総合政策学部4年の野村智美です。
四年間は濃すぎて文章に綴ることが出来そうもないので、言葉では言い表せぬ程の歓び、感動、一生忘れられない瞬間を沢山の方と共有することが出来た今シーズンを振り返り、ラストのリレー日記とさせていただきます。
2017シーズンは、関東女子サッカーリーグ、関東大学女子サッカーリーグ共に2部からの再出発。伊藤洋平新監督を中心に新たな体制で始動した私たちは、創設当初から変わらぬ「不可能への挑戦・積み重なる信頼・ピッチから始まる貢献」という理念を胸に始動しました。伝統を受け継ぎつつ、新たな歴史を創り、これから先に繋げることが私たちの使命であると心得、”繋ぐ”というスローガンの下、「1部昇格」と「早慶戦勝利」を目標に掲げてスタートしました。
結果は皆さんご存知の通り、早慶定期戦ではまたしても宿敵早稲田に及ばず敗戦を喫してしまいましたが、関東女子サッカーリーグ、関東大学女子サッカーリーグ共に「1部昇格」を果たすことが出来、1月28日の今シーズン最終戦を以って2017シーズンは完結。そこでふと考えさせられることがありました。
ーーーー 果たして何を繋げたのか。
スローガンである、”繋ぐ”には多くの想いが込められています(詳しくはこちら)。だからこそ、この問いに対しては、部員一人ひとり異なる意見があると思います。
来シーズン、インカレを目指せる1部リーグの舞台か、
目標達成することの難しさ、目標達成した時の歓びなのか、
それとも、我がことの様に応援して下さる方々との一体感か、、、
そのどれもが正解であり、その解が多ければ多い程今シーズンがより良いものであったと証明出来るのではないかと思います。
私が、この問いに対して一つだけ挙げるとするならば、「成長することで得られる楽しさ、面白さを繋いだ」と答えます。少しへんてこで可笑しな答えかも知れませんが、これに尽きると思うのです。本当は気楽に楽しく、皆とサッカーしたかったけど、不器用すぎて厳しさ7割楽しさ3割になってしまった私の要求に耐え、成長した皆の姿を見ていてそう思いました。今シーズン、誰かに何かを言われるからではなく、チームの成長が楽しみで頑張ることが出来たし、自分自身も沢山伸ばしてもらいました。本当に本当に感謝の気持ちで一杯です。
後輩たちにはこれからも、出来なかったことが出来る様になり、それを実感出来る瞬間を味わえること、その瞬間を同じ熱量で共に歓んでくれる仲間、スタッフ、応援して下さる方々に囲まれたこの環境でとことんサッカーと向き合って欲しいです。
前期では自分たちの可能性を拡げる為の挑戦をし続けた成果が発揮され、後期は成長を感じられるゲーム展開が一試合毎に倍増した関東リーグ。激しい順位争いでリーグ最多の得失点差を挙げて、リーグ2位の座を死に物狂いで勝ち取り、入れ替え戦出場権を得た大学リーグ。創部史上未だ勝利したことのない関東学園大学相手に今季最高のゲームパフォーマンスで相手を翻弄して5-0で圧勝し、「1部昇格」を達成した大学リーグ入れ替え戦。格上の東京国際大学相手に苦しいゲーム内容となったが怯むことなく闘い抜き、3-0の完封勝利でまたしても「1部昇格」を果たし、二度目の目標達成の歓びを味わった今シーズン最終戦の関東リーグ入れ替え戦。終盤の結果だけを見ると少し出来過ぎな様にも思いますが、決して楽な道のりではありませんでした。この結果に値するだけの努力を積み重ね、チーム一丸となって逆境を乗り越えた部員を逞しく、誇りに思います。
悲願の両リーグ「1部昇格」は、結果が伴わない時も部員一人ひとりが成長し続け、自分たちがしていて楽しいサッカー、観ていて楽しいと思えるサッカーを曲げることなく貫き続けたからこそ成し得ることが出来ました。そして何より、私たちの新たな挑戦を温かく見守り、どんな時でも支えて下さったOBOGの皆様、保護者の方々、下田地域の方、サポーターの皆さんのお陰です。この場をお借りして心から御礼申し上げます。
高校一年生の頃、キラキラ輝いて見えた憧れの塾ソッカー部女子。入部してからの四年間、日々練習やミーティングに取り組み、昇格も降格も、最初で最後のインカレも、創設史上初の数々も経験し、やはり素晴らしい組織だったなと実感しています。響き渡る大きな声で練習、試合問わず下田地区をお騒がせしていた私もいよいよ卒部となりました。個人的な話にはなりますが、最後に少しだけ。
故郷岡山県津山市から支えてくれた両親。2017シーズン春の岡山遠征での献身的な全力サポートも、関東への弾丸応援も、四年間で287時間11分という破格の試合出場時間を叩き出したタフな身体が出来上がった遺伝子にも感謝しています。本当にありがとう。
そして、大きな大きな無償の愛で、厳しく厳しく育ててくれた下田の管理人宮澤さん。何度心に突き刺さる言葉を言われたことか。その度に考えさせられ、悩み、涙し、美味しいご飯をお腹一杯食べたのでこんなにも大きくなりました。本当にありがとう。
書くときりがないのでここまでにしておきます。皆さんにはまた直接感謝の気持ちをお伝えさせていただきたいと思います。
今シーズンで逞しく成長した後輩部員たちは、これからの新たな舞台でも進化し続け、必ずや新たな歴史を刻んでくれます。期待と愛情をたっぷりと込めて、2017シーズンラストリレー日記のバトンを2018シーズンに繋ぎます。
2017シーズン、選手を後押しする沢山の応援を本当にありがとうございました。
これからも塾ソッカー部女子に変わらぬご支援ご声援の程、宜しくお願い致します。
- 『チャレンジする場を求めて』(1年坂口芹)
- 『大人になることとサッカーすること』(1年佐々木ユリア)
- 『私がソッカー部を目指した理由 〜成長を求めて〜』(1年小熊藤子)
- 『全員で、全力で』(4年ブラフフェイ)
- 『間違ってなかったとみんなが教えてくれた』(4年中井里衣子)
- 『ソッカー部女子への感謝』(4年藤田椰也子)
- 『0勝』(4年高月彩香)
- 『感謝』(3年秦野くるみ)
- 『デビュー戦、フィールドとして出場したキーパーの話』(3年行德のえ)
- 『慶應のために』(3年髙橋佳里)
- 『サッカーが好きだから』(3年ブラフフェイ)
- 『涙は女の武器』(2年野田明日香)
- 『想いを体現する』(2年福岡愛実)
- 『ステップアップ』(2年佐藤真智)
- 『挑戦』(2年深澤菜月)
- 『52ヘルツのクジラたち』(2年及川莉子)
- 『普段言えないことを書いてみました』(2年山本華)
- 『支え』(1年劔佳那)
- 『幸運』(1年長野真理加)
- 『大学サッカーがしたくて』(1年大井沙羅)
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