リレー日記
一歩踏み出すこと(3年松木里緒)
2018.04.22
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。オフ面ではピカイチのコミュニケーション能力とフットワークの軽さで人生を大いに楽しみ、年に何回か謎の体調不良になるもののピッチ内では逞しい背中でチームを引っ張ってくれる、なんだかんだ頼もしい3年副将工藤真子からバトンを引き継ぎました、今年度副務を務めさせていただきます、環境情報学部3年の松木里緒と申します。
昨シーズン、TEAM2017は目標を「1部昇格」「早慶戦勝利」と掲げ、関東女子サッカー2部リーグ・関東大学女子サッカー2部リーグ共に1部昇格をし、目標を無事に達成することが出来ました。下田でのホームゲームはもちろん、遠方でのアウェイゲームであるにも関わらず、沢山の方々に足を運んでいただき、誠にありがとうございました。アウェイゲームのはずがホームゲームの様な雰囲気で試合をすることが出来、皆様の毎試合の熱い声援が私たちの力になり、昨シーズンの結果へと繋がったと思っております。この場を借りて御礼申し上げます。
さて、私自身3度目のリレー日記となりますが、今回は一歩踏み出すことの大切さについてお話させていただきます。
私は、2018年に入ってから大きな決断をしました。それは、慶應義塾体育会ソッカー部女子の副務になるということです。副務を決める話し合いは、同期で夏から半年間掛けて行いました。正直、副務候補に入るだろうなとは自分自身で感じていました。しかし、私の中で副務というやりがいのある役職への憧れは抱いていたものの、仕事の責任の重さや私に副務が務まるのかという不安材料があり、立候補する勇気が出なかったのですが、同期からの推薦で候補に挙がりました。同期での話し合いが始まってからずっと心の中で葛藤していましたが、一歩踏み出す勇気が私にはありませんでした。今までの人生を振り返ってもそうです。世の中の人は、物事をきっぱり独断で決めることが出来る人と自分で決断出来ずにいる人の2パターンに分かれると思います。私は断然後者です。性格上、優柔不断で何か物事を決める際には自分の判断だけでなく必ず周りの判断を仰ごうとします。いつも決断した後のことを考えてしまい大きな決断をすることが出来なくなります。私自身、ずっとこのことに対して問題意識を感じてはいましたが、どうにかしなければと思いつつも何も行動に移せない自分がいました。副務候補になってからも先輩や後輩、家族、友達等様々な人に相談し意見を求めましたが、沢山の人に意見を求めすぎたせいで自分自身の意思が弱くなり、逆に頭が混乱してどうしたら良いか分からなくなった時期がありました。ミーティングが進み、ソッカー部女子の中での存在意義や自分自身がどうなりたいか等議論を重ねている内に、「大学生活4年間で何かを成し遂げたい、自分の中で限界を決めていた今までの自分を超えて何かに挑戦したい。今のままだと何も変わらない。一皮剥けたい。」と強く考える様になりました。私にとって副務をやると自ら発言することは大きな、大きな決断であり、最終的に「副務やります!」と決断して同期の前で言った時には上手く言葉に表せない様な感情に襲われ、心拍数が急上昇しました。言い切った後には何か自分の重荷が取れてスッキリした様な感じがして、ほんの少しだけ前に一歩踏み出せたのかなと思いました。
副務を決める半年間のミーティングで分かったことがあります。それは、私自身のことです。私のことは私自身が1番分かっていると思っていましたが、そんなことは全くありませんでした。人前では強く偽っていた私がいて、あまりにも弱い人間であると気付かされました。人として周りから頼られる人になりたいと思っていましたが、それ以上に周りを頼ることの大切さを感じ、何か私の中で重荷が取れてスッキリした様な気がしました。そこで初めて周りを頼りながらで良いから副務という役職に挑戦してみようと決断することが出来ました。副務になってからは沢山の人から励ましの言葉を掛けられ、周りに支えられていると更に実感しました。また、今まで見えていなかったことが見える様になり、気付きも増え改めて体育会という組織の偉大さやOB・OGの方々のお陰で私たちがサッカーを出来ていることなど、当たり前の様で当たり前だと思ってはいけない1番大切な部分のことを再認識出来るきっかけにもなりました。
副務になってから3か月程経ちましたが、副務になって良かったと言えることしかありません。仕事量を考えると大変な部分もありますが、あの時一歩を踏み出すことが出来て良かったと今は胸を張って言えます。やるかやらないか最終的に決めるのは自分自身であり、一歩を踏み出すことは行動としては簡単ですが、そう簡単に一歩を踏み出せる訳ではありません。これからの人生、私は一歩踏み出せる機会があるならば積極的に一歩を踏み出すと共に、周りに踏み留まっている人がいれば背中を押してあげたいと思います。まだまだ副務としてもサッカー選手としても未熟ですが、ピッチ内外でチームの為に自己犠牲を払い、常に向上心と責任感を持ち精進して参りたいと存じます。
先日、第24回関東女子サッカー1部リーグが開幕致しました。4月15日(日)に行われた開幕戦対早稲田大学は残念ながら大敗してしまいましたが、まだリーグ戦は始まったばかりです。TEAM2018の目標である「インカレベスト4」「早慶戦初勝利」に向かってチーム一丸となり精進して参ります。今後共変わらぬご指導ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。
為せば成る(3年工藤真子)
2018.04.14
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。卓越したサッカーのセンスを持ちながら、オフ面では運営のリーダーである共にドラマティックな私服を着こなし幅広い層の人から人気のある4年主務GK沢渡凜璃子からバトンを引き継ぎました、今年度副将を務めさせていただきます、総合政策学部3年の工藤真子と申します。
日増しに暖かくなり若葉の緑が目にも鮮やかな今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。早いもので、入部してから3年目を迎えました。1年目は、1年生から数多く試合に出場させていただいたもののチームとしてはW降格という苦い想いを味わいました。そして2年目は新監督を迎えチームスタイルも一新し、W昇格という最高の結果を残せました。またユニバーシアード女子サッカー代表にも選ばれ、準優勝という快挙も成し遂げました。そして、3年目の今年。TEAM2018の副将という大役を仰せつかりました。私が副将を務めることでメリットよりもデメリットの方が数多くあると思いますが、自分自身の改心と同期にもサポートしてもらいながら、副将としての自覚と責任を胸に頑張り続ける所存です。
さてTEAM2018が始動にあたり、今年度は関東大学女子サッカーリーグ1部、関東女子サッカーリーグ1部という最高峰レベルでの闘いとなる中で、大きな目標を2つ掲げました。
その一つは「インカレベスト4」です。TEAM2018のメンバーと共に再びインカレに出場して勝ち進み、そしてお正月を日吉のグラウンドで迎え、笑顔で東京・西が丘に戻って来たいと強く思い、今年度の目標を「インカレベスト4」としました。今までソッカー部女子を築き上げて下さった先輩方、コーチの皆様やいつも応援し支えて下さる方への感謝の気持ちをプレーでお見せする為にも、必ず西が丘の地に戻って参ります。
目標のもう一つは「早慶戦初勝利」です。今年度は、リーグ戦、定期戦等により、早稲田大学と4度闘う機会があります。このチャンスを活かし、今年こそ早稲田大学から初勝利を挙げることで、TEAM2018が殻を打ち破り、「もう一歩」前に踏み出せることが出来ると考えています。
しかしこれらの目標を成し遂げる為には、いくつもの困難や試練が待ち受けているということは疑いようがありません。高い目標を掲げているから当然です。そういった局面では、迷いが生まれ、行動がぶれてしまい、更には心が折れそうになるかもしれません。その時私は最近読破した本の中で、感銘した言葉を呪文のように唱え、心を整えることにしました。
「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
大半の方がご存知かと思いますが、どんな困難なことでも強い意志を持ってやり通せば成就出来るという意味です。“為す”は行動や行為で、“成る”為のやる気、決断、そして勇気の大切さも教示している上杉鷹山公の名言です。チャレンジしなければゴールに到達出来ません。出来ないというのは、もしかしたらやらないだけかもしれませんし、やり切る為の断固たる決意が足りないのかもしれません。今期の私は、出来ない言い訳を考えるのではなく、出来る方策を常に模索し、高い目標を掲げ困難な状況に直面するであろうTEAM2018を、為せば成るの精神で勝利に導いていく所存です。そして「インカレベスト4」「早慶戦初勝利」の完遂に向け、誰よりも走り、誰よりも声を出し、誰よりも汗をかき、TEAM2018のメンバー全員と、私たちを応援して下さる皆様と最高の瞬間を共有したいと心から想っております。
4月からリーグ戦も始まります。今年度も変わらぬご指導ご声援の程、引き続き宜しくお願い申し上げます。
拙い文章となりましたが、最後までご精読いただきありがとうございました。
- 『ありがとう』(4年 ブラフフェイ)
- 『幸せをくれる場所』(4年 秦野くるみ)
- 『誰かの為に動くこと』(4年 髙橋佳里)
- 『宝探しか、間違い探しか。』(4年 行徳のえ)
- 『120点』(4年 田中里奈)
- 『感謝の心』(3年 福岡愛実)
- 『やっぱり私は甘党』(3年 野田明日香)
- 『味わいたい甘み』(3年 佐藤真智)
- 『勝つこと』(3年及川莉子)
- 『悲劇であり喜劇』(3年深澤菜月)
- 『慶應らしさ』(3年山本華)
- 『強くなったと言いたい』(2年岩瀬絢弥)
- 『守備の醍醐味』(2年大井沙羅)
- 『逃げるは恥』(2年長野真理加)
- 『勝つことの難しさ』(2年大橋桜子)
- 『人の心を動かす』(2年劔佳那)
- 『仲間に恵まれた10年間』(1年守部葵)
- 『可能性の拡大』(1年中村美桜)
- 『チャレンジする場を求めて』(1年坂口芹)
- 『大人になることとサッカーすること』(1年佐々木ユリア)
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