リレー日記
『私がここにいる理由』(4年鈴村萌花)
2018.11.03
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。誰もが認めるストイックさでチームを刺激し、オフではとても優しい心を持ちながらもしっかりと毒を吐く、頼れる学連競技部長の3年庄司夏穂からバトンを受け取りました、総合政策学部4年鈴村萌花です。下田グラウンド周辺が段々と秋色に染まり、肌寒い季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最後のリレー日記になるかも知れないと、暫く前から何を書くか考えていたのですが、なかなか思い浮かばずにいました。しかし、先日ある後輩と話をしていた時に、私がこの部でサッカーを続けている理由を考えさせられたので、今回はその理由について書こうと思います。「サッカーが好きだから。」それが理由です、という答えを持っていることが望ましいと考える人もいると思います。しかし、その理由だけでこの部に居続けられる程、平坦な4年間ではありませんでした。これまで、何度も自身に問い掛けることはありましたが、引退まで長くて3ヶ月となった今、2つの理由を見付けた様な気がしています。
1つ目は、「忘れられない瞬間」です。
忘れられない瞬間というのは、良いものばかりではありません。涙が出る程嬉しかったこともあれば、思い出す度悔しいこともあり、他にも沢山の忘れられない瞬間がありました。誰かの何気ない一言に救われたり、自分のことの様に一緒に悩み喜んでくれる人の存在に気付いたり、尊敬せざるを得ない生き様を目にした時等、様々です。そして、この様々な「忘れられない瞬間」を再び味わう為や、繰り返さない為、そして取り戻す為に、私はこの部にいるのではないかと思います。ソッカー部女子には語り継がれる様々な歴史や出来事があります。(これまでの部員のリレー日記に沢山書かれています。)それはまさに語り手にとって、ソッカー部女子にとって、忘れられない瞬間であったのだと思います。最上級生となった今、先輩方が残して下さった沢山の「忘れられない瞬間」を力に変えて、後輩たちや、この先のソッカー部女子にとって忘れられない瞬間を創り続けていくことが、使命だと感じています。
2つ目は「応援してくれる人の存在」です。
小学生の頃から、公式戦に来なかった日を思い出すことが出来ない程、毎試合、試合に出ていても出ていなくても応援に来てくれる両親がいます。多くの時間を共に過ごし、時にライバルとして闘い、時に試合を応援しに行く、学連の仲間がいます。高校3年間苦楽を共にして、離れていても応援し、励ましてくれる高校の同期がいます。コーチとしても選手としてもいつも気に掛けて下さり、応援して下さる、KSSの社会人スタッフや子供たちと親御さんがいます。早慶定期戦では観客席の最前列で応援してくれて、部活から離れている時に笑顔にしてくれる友達がいます。引退しても応援しに来て下さるOGの親御さんがいます。そして、どんな時も味方でいてくれる、厳しくも優しく、温かすぎるOG、ソッカー部女子での4年間の全てを共にした同期、生意気だけど頼りになる可愛い後輩がいます。まだまだここに書き切れない程、沢山の応援して下さる方がいます。試合の日には、自分が初めてソッカー部女子の試合を観に行ったTEAM2014の関東リーグ入れ替え戦で目にした時から変わらない、ホームでもアウェイでも全ての試合がソッカー部女子のホームゲームかの様に、スタンドを埋め尽くす程沢山の方が応援に来て下さります。贅沢過ぎる程沢山の方が応援して下さること、またその方たちに少しでも良いところを見せたいと思う気持ちが、この4年間私の背中を押してきたのだと思います。応援して下さる全ての方に、この場をお借りして御礼申し上げます。本当に、ありがとうございます。
私たちTEAM2018は、現在大学リーグ最終節、山梨学院大学戦を残し、2勝3敗3分でインカレ出場圏内にいます。最終節で何としても勝利しインカレ出場を決め、「早慶戦初勝利」のチャンスをもう一度掴み、「インカレベスト4」という目標を達成したいと思います。そして、沢山の方の応援を力に、忘れられない瞬間を1つでも多く創り出していける様、残り短いソッカー部女子の一員でいられる時間を大切にしていきます。今後共応援の程宜しくお願い致します。
拙い文章でしたが、最後までご精読いただきありがとうございます。
- 『ありがとう』(4年 ブラフフェイ)
- 『幸せをくれる場所』(4年 秦野くるみ)
- 『誰かの為に動くこと』(4年 髙橋佳里)
- 『宝探しか、間違い探しか。』(4年 行徳のえ)
- 『120点』(4年 田中里奈)
- 『感謝の心』(3年 福岡愛実)
- 『やっぱり私は甘党』(3年 野田明日香)
- 『味わいたい甘み』(3年 佐藤真智)
- 『勝つこと』(3年及川莉子)
- 『悲劇であり喜劇』(3年深澤菜月)
- 『慶應らしさ』(3年山本華)
- 『強くなったと言いたい』(2年岩瀬絢弥)
- 『守備の醍醐味』(2年大井沙羅)
- 『逃げるは恥』(2年長野真理加)
- 『勝つことの難しさ』(2年大橋桜子)
- 『人の心を動かす』(2年劔佳那)
- 『仲間に恵まれた10年間』(1年守部葵)
- 『可能性の拡大』(1年中村美桜)
- 『チャレンジする場を求めて』(1年坂口芹)
- 『大人になることとサッカーすること』(1年佐々木ユリア)
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