リレー日記
『私とサッカー』(1年岩瀬絢弥)
2021.06.30
ホームページを御覧の皆様、初めまして。 体を張った鉄壁のようなディフェンスと的確なコーチングでチームを引っ張り、持ち前の明るさで後輩みんなから慕われている4年主将中井里衣子からバトンを受け継ぎました、商学部1年の岩瀬絢弥と申します。今回は初めてのリレー日記ということで、これまでの私自身のことについて書かせていただきます。
私は3歳の時にサッカーと出会いました。当時よく遊んでいた近所の男の子からサッカークラブに誘われたことがきっかけです。小学生になると地元の女子チームに所属しました。活動が週末のみだった為、平日は放課後にクラスの男の子達とボールを蹴って遊んでいました。高学年になるとサッカースクールにも通い始め、技術面などを本格的に学び、日に日にサッカーが楽しくなっていきました。6年生ではキャプテンを務めチームで史上初の県大会優勝、関東大会準優勝を成し遂げることが出来ました。
中学1年から高校3年まではちふれASエルフェン埼玉マリ(以下マリと略す)に所属しました。マリでの6年間を通じて私は、サッカーの本当の「楽しさ」に気付くことが出来ました。楽しかったことや嬉しかったことばかりではなく、むしろ苦しかったことや上手くいかなかったことの方が多くありました。それでもここまで頑張ることが出来たのはサッカーの厳しさ、難しさの中に「楽しさ」があったからだと思います。みんなが必死にボールを追いかける中で、一回綺麗に相手の逆をつく。 一本イメージ通りのパスを通す。その瞬間が楽しくて、もっと上手くなりたいという思いが強くなりました。マリは全員がサッカーに対して素直で純粋で、言いたいことが言い合えるチームでした。そんな恵まれた環境の下全力でサッカーに打ち込むことが出来、人間としても大きく成長することが出来ました。特に高校3年生の時には副キャプテン、そして夏からはゲームキャプテンを務めました。どのようにチームを引っ張っていくべきか悩んだ時期もありましたが、信頼出来る仲間、コーチ、監督に支えられ、最後までやり切ることが出来ました。
「サッカーは上手いか下手かではなく好きか嫌いかだ」
これはマリの監督から言われた言葉で私はこの言葉が大好きです。私は背も高くなければスピードがあるわけでもありません。しかしサッカーが好きという気持ちは誰にも負けません。改めてこの言葉を胸に刻み、TEAM2021のビジョンである「人の心を動かす」ことを体現していこうと思います。
ソッカー部の一員になってから早くも3ヶ月が経過しました。今までの、朝早く学校へ行き自習をして、授業を1日受け、電車でも勉強をしながら練習へ向かう多忙な高校生活が懐かしく感じられます。初めての寮生活にも慣れ、優しい先輩方や個性豊かな同期に囲まれ、恵まれた環境の下楽しくサッカーが出来ています。この環境を当たり前だと思わず、感謝の気持ちを忘れずにこれからも全力で取り組んでいこうと思います。まだまだ未熟で上手くいかないこともたくさんありますが、「サッカーが好き」という気持ちを誰よりも強く持ってチームの勝利に貢献出来るように日々努力して参ります。
次はパワーとスピードでサイドを圧倒し、豪快なシュートでゴールを脅かすその姿とは想像も付かない乙女な一面をたまに見せる同期の大橋桜子にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後まで御覧いただきありがとうございました。今後とも御声援の程宜しくお願い致します。
『万里一空』(4年中井里衣子)
2021.06.15
リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。今年度主将を務めている4年中井里衣子と申します。
愛の溢れるリレー日記で昨シーズンを締めてくれた足立智佳からバトンを受け継ぎ、今シーズントップバッターを務めさせていただくことになりました。先輩とは思えないほどフランクに接してくださり、くだらないことで一緒に笑ったり、調子の悪い時には寄り添って励ましの言葉をかけてくれたりと、智佳さんにはたくさんお世話になりました。本当にありがとう。
時が流れるのは早いもので、あっという間に最終学年になりました。⻩色いユニフォームを身に纏えるのも、みんなと本気でサッカーに向き合うのも、あと数ヶ月しかないと考えると色々な感情が込み上げてきます。主将としてこのチームの為に出来ることは何か、下級生に残せるものは何かを常に考え、残りの期間を全身全霊で行動していきます。
前置きが⻑くなってしまいましたが、今回のリレー日記では今湧き起こる自分自身の強い想いについて書かせていただきます。日頃から応援してくださっている方はご存知かもしれないですが、今シーズン私たちはインカレ出場という目標を掲げました。ピッチでチームを牽引し続けた4年生が卒業され、メンバー構成も大きく変化し、正直シーズンが始まる前は不安や焦りを抱いていた選手も多くいたと思います。それでも、昨年成し遂げられなかった目標にもう一度挑戦したいと部員全員の想いが一致し、どんなに険しい道でも全員で乗り越えて行こうと昨年と同じ目標を掲げてスタートを切りました。 シーズンが始まってから約4ヶ月、今こうして目標に向かって走り出すことができているのは「今年こそ女子部も結果を残してほしい」と近くで応援してくれている KEIO family がいるからだと強く感じています。
私達に足りない基礎の部分から、映像を分析しての細かい指導まで、一から私たちに向き合ってくださっているスタッフ陣。「私たちならできる!」そう信じて一歩を踏み出すことができたのは間違いなくスタッフのサポートがあってこそだと思います。
さらに、夜遅い時間帯に練習を行っていた女子部に対して、日中の試合に向けて身体を慣らしたほうが良いのではないかと時間もグラウンドも調整してくれた男子部。人数の関係で練習が 回らない時には手伝ってくれたり、男子部の練習に参加し高いレベルでプレーさせてもらったりと、男子部には感謝の気持ちでいっぱいです。サポートを受けてばかりではなく、サポートができる組織になれるよう女子部全体として成⻑していきたいです。
そしてどんな時でも不自由なくサッカーに打ち込めるように、日頃から影でサポートしてくださっているOB・OG の皆様。今年から幹部として運営に関わるようになったからこそ、皆様のお力添えにより活動ができているのだとこれまで以上に実感しています。
これらはほんの一部であり、感謝してもしきれないほど、恵まれた環境で現在サッカーに打ち込むことができています。
そんな私たちは今シーズン、「新たな女子部」へと生まれ変わるきっかけを与えてもらったのではないかと感じています。
一昨年、昨年と偉大なる先輩方がいても果たせなかったインカレ出場という目標に今年のチームで挑むということは、これまで以上に覚悟と最後までやり抜く力が必要です。人数が少なくても、他校に比べて個々のスキルが劣っていても、近年結果を残せていなくても、そんなものは言い訳にしたくありません。自分たちは自分たちらしく、がむしゃらに泥臭く最後の最後ま で粘り強く戦い続けられるか。これが今の女子部が追求するべきことであり、これまでの女子 部に足りなかった部分だと感じています。 メンバーもスタッフも環境も大きく変わった今シーズンだからこそ、新たな女子部に生まれ変われるチャンスだと私は強く思っています。周りからは「中心メンバーが抜け、これまで以上に慶應は弱いのではないか」そう思われているかもしれませんが、我が義塾小泉信三先生の「練習ハ不可能ヲ可能ニス」という言葉の通り、自分たちの可能性を信じて練習に励み、不可能も可能に変えることができるんだ!と私たちソッカー部女子が証明したいと思います。
そして努力を積み重ねた先に広がる、澄み渡った美しい空をソッカー部のみんなで笑いながら見上げたい!!そのような想いで「万里一空」この言葉をリレー日記のタイトルにしました。
最後になりますが、関東大学女子サッカー1 部リーグが5月30日に開幕し、これから11月まで22試合を戦い抜きます。全ての試合が終了し今シーズンを振り返った時に、部員全員が「このチームでよかった」と心の底から思えるようなチームを作り上げていきたいと考えていますし、どのような状況下でも笑顔を絶やさずチャレンジし続けるチームでありたいと思います。
皆さんの応援を力に変え、パワーアップし生まれ変わった慶應義塾ソッカー部女子をお見せ出来るよう、部員一同精進して参ります。
次は小さい体ながらも抜群のキックセンスと持ち前のガッツ溢れるプレーで、チームを引っ張る1年生の岩瀬絢弥にバトンを託します。⻑く拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後とも温かい応援のほど宜しくお願い致します。
- 『ありがとう』(4年 ブラフフェイ)
- 『幸せをくれる場所』(4年 秦野くるみ)
- 『誰かの為に動くこと』(4年 髙橋佳里)
- 『宝探しか、間違い探しか。』(4年 行徳のえ)
- 『120点』(4年 田中里奈)
- 『感謝の心』(3年 福岡愛実)
- 『やっぱり私は甘党』(3年 野田明日香)
- 『味わいたい甘み』(3年 佐藤真智)
- 『勝つこと』(3年及川莉子)
- 『悲劇であり喜劇』(3年深澤菜月)
- 『慶應らしさ』(3年山本華)
- 『強くなったと言いたい』(2年岩瀬絢弥)
- 『守備の醍醐味』(2年大井沙羅)
- 『逃げるは恥』(2年長野真理加)
- 『勝つことの難しさ』(2年大橋桜子)
- 『人の心を動かす』(2年劔佳那)
- 『仲間に恵まれた10年間』(1年守部葵)
- 『可能性の拡大』(1年中村美桜)
- 『チャレンジする場を求めて』(1年坂口芹)
- 『大人になることとサッカーすること』(1年佐々木ユリア)
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