リレー日記
『幸運』(1年長野真理加)
2021.08.18
ホームページを御覧の皆様、初めまして。左右のキック力のバランスの良さとロングスローでチームの戦術の幅を広げ、一対一でピカイチの強さを見せる同期大井沙羅からバトンを受け継ぎました、総合政策学部1年の長野真理加と申します。今回は初めてのリレー日記ということでこれまでの私自身のことについて書かせていただきます。
私はサッカーを高校に入ってから本格的に始め、サッカー歴は今のチームで最も短い3年です。これは私が小学校、中学校とタイ王国のインターナショナルスクールで過ごし、季節毎に行う部活が異なっていたことが関係しています。そして高校でサッカー部を選んだことは人生の転換期でした。サッカーを選んだ理由は今振り返ると実に単純な理由で、周囲からの勧めがあったことや新しいことに挑戦したかった思いなどがあったからでした。しかしいざサッカーに真剣に向き合うとサッカーの奥深さや楽しさに気付き、どんどん夢中になっていきました。
高校では慶應義塾湘南藤沢高等部の女子サッカー部に入部し、様々なことを学ぶと同時に多くの挫折も味わいました。人数不足で10人で試合をしたことや意見の違いからぶつかり合うこともありました。その時は焦燥感で周りが見えていませんでしたが、チームメイト、学生コーチの方々、顧問の先生など多くの人に支えられ、そして助けられ、乗り越えることが出来ました。感謝の気持ちで一杯です。
高校三年時、私は主務を務めていました。高校最後の年、チームは一勝することしか出来ませんでした。それまでも良くて引き分け、基本負けという厳しい結果が続いていました。最後の選手権大会で負けた際、私は今後サッカーすることはないのだろうなと考えていました。それは高校生活以上に本気でサッカーをすることが想像出来ないことと敗退した時のやり切ったという満足感があったからです。
2020年の9月に部活を引退して以来、私はソッカー部に入部するまで半年以上サッカーから離れていました。大学に入学し、何をするかも決めていない4月にたまたまインスタグラムで女子ソッカー部の体験会の投稿を見て、練習に参加しました。高校の時よりも上手い選手ばかりで驚愕し、圧倒されました。それと同時に上手い選手と一緒にサッカーをすることがとても楽しいことに気づきました。それから何度か練習に参加させていただく中で、ふと負け続けた高校サッカー時代のことを思い出しました。やり切ったという思いよりも、「もっとこうすれば良かった」という後悔の念があり、このままこの部活に身を置いてもっとサッカーに真剣に取り組みたい、上手くなりたい、何よりももっと勝ちたいという思いが出てきたのです。私はこのような経緯で入部を決意しました。
前述の通り私のサッカー歴は短いです。しかしスポーツ推薦以外受け付けていない大学もある中で、また関東1部で戦いたいと望む人もきっと多くいる中で私は慶應の一員として関東1部リーグで戦っています。更にグラウンドも人工芝で、ソッカー部員は信じられない程サッカーが上手くて、監督、コーチ、OB、OGの方々に支えていただいている。このような素晴らしい環境でサッカーに打ち込める程幸運なことは他にないです。そしてこの幸運が当たり前のものではないことを忘れず、感謝の気持ちを胸に日々努力して参ります。
ソッカー部の一員となって早くも4か月が経ちました。私はまだこの部活に入部して以来何も結果を残せていません。この部活に「勝ち」という実績を残せる選手になれるようこれからの4年間を過ごしていきます。それが日々お世話になっている方々への恩返しになると信じ精進して参ります。
次は努力家で、ボールタッチが綺麗な姿とは裏腹に天然発言を繰り返す同期の劍佳那にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後まで御覧いただきありがとうございました。今後とも御声援の程、宜しくお願い致します。
- 『ありがとう』(4年 ブラフフェイ)
- 『幸せをくれる場所』(4年 秦野くるみ)
- 『誰かの為に動くこと』(4年 髙橋佳里)
- 『宝探しか、間違い探しか。』(4年 行徳のえ)
- 『120点』(4年 田中里奈)
- 『感謝の心』(3年 福岡愛実)
- 『やっぱり私は甘党』(3年 野田明日香)
- 『味わいたい甘み』(3年 佐藤真智)
- 『勝つこと』(3年及川莉子)
- 『悲劇であり喜劇』(3年深澤菜月)
- 『慶應らしさ』(3年山本華)
- 『強くなったと言いたい』(2年岩瀬絢弥)
- 『守備の醍醐味』(2年大井沙羅)
- 『逃げるは恥』(2年長野真理加)
- 『勝つことの難しさ』(2年大橋桜子)
- 『人の心を動かす』(2年劔佳那)
- 『仲間に恵まれた10年間』(1年守部葵)
- 『可能性の拡大』(1年中村美桜)
- 『チャレンジする場を求めて』(1年坂口芹)
- 『大人になることとサッカーすること』(1年佐々木ユリア)
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