リレー日記

『挑戦』(2年深澤菜月)

2021.10.27

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

ツボの浅さに定評があり、彼女の笑い声で笑ってしまう人も多い同期の及川莉子からバトンを受け継ぎました、総合政策学部2年の深澤菜月と申します。

この度2回目となるリレー日記を書くにあたり何を書こうかとても迷いましたが、私が最近感じていることについてお話したいと思います。拙い文章ではございますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

私達は「不可能への挑戦」「積み重なる信頼」「ピッチからはじまる貢献」という3つの理念を掲げ、活動しています。その中で今回は「挑戦」についてお話しさせていただきます。

皆さんは挑戦していますか?

これまでを振り返ると、私は変化することを好まず、挑戦することから逃げてしまうことが多くありました。しかし、何事も挑戦しなければその先に成長はありません。かの有名なウォルト・ディズニーは

「現状維持では後退するばかりである」

という言葉を遺しました。現状維持はゼロではなくむしろマイナスであり、私達は日々少しずつでも前進しなければなりません。ただ挑戦には多くのエネルギーを必要とし、不安も付き纏います。この不安が私を挑戦から遠ざけてしまう原因でした。私は一旦離れたサッカーを大学から再開したということもあり、チームメイトに比べて出来ることが少なく、チームの足を引っ張ってしまっていると昨年の夏に入部した時からずっと自覚しており、試合の前はいつもただ漠然とした不安に駆られていました。そんなときに出会い、勇気づけられた本があります。

森岡毅さんの著書「苦しかったときの話をしようか」です。その中から好きな文章を一部抜粋してご紹介させていただきます。

「チャレンジによって起こる変化が大きいほど不安は大きくなる。つまり、不安とは、本能を克服して挑戦している君の勇敢さが鳴らしている進軍ラッパのようなものだ。不安であればあるほど君は勇敢なのだ!

心の中の“不安”に住民権を与えて、“不安”の居場所を認めてあげよう。「挑戦している証拠だ!」と喜ぼう。不安でいいのだから。そうやって適度な不安と常に共存する人生、それが成長し続ける人生であり、君が他の誰でもない立派な君になるための人生だ。君が君を磨き続ける限りにおいて、“不安”が一生消えることはない。しかし不安に慣れることは出来るし、すぐに少々のことでは不安に感じなくなっていく。成長に伴って、能力が身に付き、自信が付いていくから、昔は不安だったことが全く問題にすら感じなくなる。」

この本を読み不安を抱えたまま試合に臨むことは自分の弱さではない、不安になっている自分自身を卑下するのではなく、その不安は自分自身が挑戦している証拠だと、これが成長に繋がる機会だと、不安になっている自分を認めてあげようと思えるようになりました。

また、個の不安は時にマイナスな感情となって、チームに伝播してしまうことがあります。このところ、ちょっとしたことから大量失点に繋がる試合が続きました。みんながそれぞれに抱く不安がチームを覆いそうになった時、一歩間違えれば心が折れそうになるのを必死に持ち堪えながら互いに鼓舞し合い、チームで掲げた目標に向かってピッチで一丸となって懸命に戦っている姿に刺激を受けました。かたやみんなをベンチから見ていることしか出来ない、ボールも満足に蹴ることすら出来ない自分をますます不甲斐なく感じた時もありました。

それでもこんな私を受け入れてくれる仲間がいて、このチームを支えてくれるスタッフの方達がいる・・・この環境に感謝し、不安を力に変え、成長し続けたいと思います。

次は同期での話し合いの際には、物事を冷静に見定め正論を述べると共に、いつもみんなの意見のまとめ役である頼れる同期の佐藤真智にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後共ご支援ご声援の程、宜しくお願い致します。

 

 

『52ヘルツのクジラたち』(2年及川莉子)

2021.10.21

ホームページを御覧の皆様、こんにちは。

同じ誕生日にも拘らず、「私はアメリカで生まれたから時差の関係で私が年上だ」と言い張っている同期の山本華からバトンを受け継ぎました、総合政策学部2年の及川莉子と申します。同期の中でも特に癖が強く、いつも笑わせてくれるムードメーカー的存在ですが、彼女の言葉やサッカーに懸ける想いは私の原動力になっています。華の復帰、みんなで待っているよ。

さて、2回目となる今回のリレー日記では、最近読んだ本から感じたことについて書かせて頂きたいと思います。拙い文章かとは思いますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

「52ヘルツのクジラたち」

自分の人生を家族に搾取されてきた女性・キナコと、母親に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年の物語。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる。

この本は優柔不断な私が何を感じたのか分かりませんが、さっと手に取り迷うことなく購入し、帰ると同時に読み始め2日で読了しました。幼い頃の虐待の経験から感情を表現することが苦手な2人の登場人物が自分の思いを伝え合うために、踠き続けるというとても温かいお話で、きっかけを与えてくれるようなそんな本でした。

この本のタイトルにもなっている52ヘルツのクジラは他のクジラが聞き取ることのできない高い周波で鳴きます。その鳴き声は世界の様々な場所で検出されているそうです。たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届けられない世界で生きている、「最も孤独なクジラ」と呼ばれています。

私はこの本を通じて今のチームを考えると、自分の周りにも52ヘルツのクジラのような声を持っている人がいるのではないかと感じるようになりました。別にこのチームの仲が悪いとかそういうことを言っているわけではありません。むしろ私はこのチームが大好きです。

長年サッカーを続けてきた私にとって慶應ソッカー部は愛に溢れている場所だと感じています。多種多様のバッググラウンドを持った尊敬できる仲間から毎日刺激され、新しい価値観や考え方を得ることが出来ています。

ただサッカーには悩みがつきものです。サッカーというより人は考えて行動する以上、悩みの1つや2つは持っていると思っています。何より、このチームは今シーズン大学リーグが開幕してから一勝もできていない現状が今、目の前にあります。だからこそ私は52ヘルツの声を聞けるような人間になりたいと思いました。

 

TEAM2021は昨年のチームと比べてより一層、組織力が試されているように感じます。他大学に比べ圧倒的に人数が少なく、個のレベルも劣っているかもしれません。だからこそ皆が同じ方向を向き、全員の力が一つになることが必要だと思います。困っている人がいたら助ける。人のために行動する。そんな利他の心が合わさることで一つになれる気がします。これは高校時代、サッカー部の顧問であった阿部先生からよく教えて頂いたことです。

仲間のために自分がいかに助けることが出来るか、そんな考えがチームを救い勝利に近づくことが出来ると私は思います。大袈裟な話かもしれませんが、試合中だって52ヘルツの声をあげている仲間がいるかもしれません。

そこで、少しずつ仲間のために動くことが出来るかどうかです。パスコースがなくて困っている仲間がいれば頑張って走ってサポートに行く。仲間がかわされてしまったら先回りしてカバーに行く。仲間が体をぶつけて競りに行っているなら全力でこぼれ球を拾いに行く。仲間がなんとかクリアしてくれたなら、いち早く反応してマイボールにする。当たり前だと思いがちですが、その少しの動きが積み重なって得点につながると思います。

テソンさんはよく「全員で頭揃えて闘うこと」とおっしゃいます。今シーズン通して何度も言われてきました。

これをもう一度チーム全員が再認識し、最後まで闘うことで何かを変えることが出来るかもしれません。少なからずTEAM2021のビジョンである「人の心を動かす」に近づくことが出来ると思います。サッカーにおいてだけではなく、いつでも人の気持ちを思いやれる人間になりたいとより一層感じるようになりました。

まずは目の前にある試合からです。シーズン当初に掲げた「インカレ出場」の目標は絶たれてしまい正直今は気持ちを切り替えることで精一杯ですが、試合が続く限りチームのため勝利に向かって闘い抜きたいと思います。

次は抜群の運動神経で本当にいつも驚くぐらい何でもこなしてしまう同期の深澤菜月にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後まで御覧頂きありがとうございました。

今後共御声援の程、宜しくお願い致します。

 

 

『普段言えないことを書いてみました』(2年山本華)

2021.10.06

ホームページを御覧の皆様、初めまして。なこなこチャンネルをこよなく愛し、私服はお洒落に決める劔佳那からバトンを受け継ぎました、文学部2年の山本華です。実は去年の12月に入部していました。今回は軽く私のサッカー歴に触れてからソッカー部との出会いと支えて下さっている方々への感謝と愛を綴らせて頂きます。

「とりあえず道を外れた方向に行こうとする」

2週間程前に母にそう言われました。後程このことについて話しますが、まずは私のサッカー人生について話します。

私は生まれてから高校卒業までアメリカのカリフォルニア州で過ごしていました。女子サッカーは非常に盛んでしたが、私が本格的にサッカーを始めたのは高校入学の時でした。小学4年生から中学卒業まで入っていたチームは練習が週に1、2回あるだけで、高校から初めてサッカーと毎日触れる生活が始まりました。ただ、アメリカでは日本と違い、クラブチームの方が部活よりも圧倒的に注目度が高く熱量も違います。クラブチームに所属していなかった私は部活に入っても真剣にサッカーに打ち込めず、そのまま高校4年間を過ごしました。2020年4月、大学入学を機に日本に来ました。忙しくも充実した生活を送る反面、物足りなさも感じていた私に転機が訪れたのは11月に私の部屋で友人と鍋パーティをしていた時でした。日本の部活は厳しくて私には向いていないと決めつけていましたが、同じようにアメリカで育った友人は部活を辛いけど楽しい場所だと言いました。単純さと後先を考えない性格を持ち合わせた私は「楽しいなら入部するか」とその場で入部を決意し、2週間後には入っていたサークルを全て辞めて入部していました。そんなノリと勢いで入部してから8ヶ月経とうとしています。

 

この8ヶ月で知り合った同期を独断と偏見で紹介します。

 

人に話を振っておきながら話を聞かない莉子。

脱臼した膝がトイレにぶつかったら治ったという猛者、明日香。

ボケに対しボケで返してくる愛実。

照れるとニヤニヤする菜月。

普段は冷静なのに大橋くんのことになると人が変わる真智。

愛実以上のボケで返してくる瑞穂。(早慶戦のリリース画像等手伝ってくれました。)

彼女達の御陰で毎日がうるさいくらい賑やかです。

冒頭の話に戻りますが、「道を外れる」という言葉は悪い意味で使われます。高校ではサッカー部に入るも、周りの熱意を感じられず度々練習をサボって遊びに行きました。大学では一人暮らしの部屋で友達と騒いで注意を受けることもありました。今までの自分の行動を振り返ると心当たりが多すぎてこの言葉以上に自分を表現できるものは無いと思いました。しかし、それが私の強みでもあると思っています。ソッカー部に入部したのも、「普通の大学生とは違う道を行ってみよう」という思いがあったからです。体育会に入らない方が確かに友達と遊ぶ時間や勉強に費やす時間があります。それが楽しくて楽な道のりかもしれませんが、私はその道を外れることで素晴らしい仲間とかけがえのない同期に出会うことが出来ました。

個性豊かな同期達は恥ずかしがり屋で出会った頃は静かでしたが、打ち解けると途端によく話し、よく笑うことが分かりました。静かだった頃が懐かしいくらいです。毎日のように私を笑わせてくれる同期達は、噛めば噛む程美味しくなるスルメのように飽きることがありません。もっと早くに入部すればよかったと思わされる毎日です。

普段あまり伝えられていない気持ちを伝えたいという思いで書きました。軽いノリで入部したつもりでしたが、今では生活の大切な一部です。残りの3年間を通して選手としても人間としても成長できるよう精進します。

次は独特なツボと軽快な笑い声で周りを巻き込む及川莉子にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後まで御覧頂きありがとうございました。今後共御声援の程、宜しくお願い致します。

 

 

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