リレー日記

『感謝』(3年秦野くるみ)

2021.12.25

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

いつでも頼まれた仕事に全力で取り組む、同期の行德のえからバトンを受け継ぎました、総合政策学部3年の秦野くるみと申します。

今回のリレー日記では、入れ替え戦を終えた今、感じる想いを素直に綴らせていただこうと思います。まとまりのない文章ではありますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

今年はたくさんの感謝と出会うことが出来た1年でした。

副務を務めさせてもらえたことで、倶楽部会議に参加する機会を得て、OB・OGの皆様が私達現役選手のために、様々な面から驚く程多大な支援をしてくださっていると知れたこと。監督やコーチが、お仕事でお忙しいにも拘らず、グラウンドに来てサッカーを教えてくださっていること。男子部との兼任で休みが少ない中でも、女子部のために熱くご指導してくださっていること。男子部浅海監督のご厚意により、これまでずっと夜のみだった練習時間を調整してくださったこと。苦しい状況が続いている私達を想い、OGの方々が平日にも拘らず、お仕事前に朝練に参加して発破をかける言葉を残してくださったこと。私達が1勝も出来ていなくても、大量失点で情けない試合をしても、変わらず応援してくださった皆さんがいたこと。

他にも、たくさんの有り難い瞬間に出会ってきた1年だったからこそ、先輩方が必死にもがいて何とか守り抜いてきた1部の舞台を来年に残したかった。入れ替え戦に勝利して皆さんに喜んで欲しかった。たくさんの感謝を、ピッチ上で闘う原動力に変えて、1部残留という結果をもぎ取りたかったのですが、それを実現させることは出来ませんでした。上級生として、前線の選手として、チームを勝利に導くことが出来なかったことに不甲斐なさを感じています。

慶應は1部にいてこそ、より存在を輝かせることが出来る。

スポーツ推薦のない大学が、1部の舞台で必死に闘い続けてこそ、必死に強豪校にくらいついてこそ、人の心に届けられるものがある。慶應が1部で勝利してこそ、届けられる想いがある。私はそう思っています。だからこそ、1年で慶應が1部へ戻れるように。入れ替え戦で負けた悔しさを原動力に変え続けて、2部での闘いに挑みたいと思います。
私は多くの方々が目を通すこのような場で、自分の心の内を赤裸々に記すのが得意ではありません。だからこそ自分自身のプレーで、ピッチ上で闘う姿で心の内にある想いを思いっきり表現したい。自分の表現するものがチームの結果に結びつくように。見てくれた誰かの心に響くように。自分達の力で、慶應の価値を証明できるように。ラスト1年、慶應のために自分が出来ることを、地道に着実に積み重ねていきたいと思います。

次は、今シーズン副将を務めた4年の髙月彩香にバトンを託します。何かアドバイスを求めれば、いつも真摯にとてもためになる意見をくれて頼り甲斐がある、その上いじられキャラでもあり、チーム1の愛されキャラであるという完璧さに、感服することばかりです。そんな彩香さんが最後のリレー日記にどんな想いを綴ってくれるのか。今からとても楽しみです。

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。来シーズンも、温かいご声援の程宜しくお願い致します。

 

『デビュー戦、フィールドとして出場したキーパーの話』(3年行德のえ)

2021.12.14

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

いつもソッカー部女子を応援していただき誠にありがとうございます。同期の髙橋佳里から紹介に預かりました、法学部政治学科3年の行德のえと申します。

彼女は大体私のことを把握していると言っていましたが、本当にその通りです。なので、最近は思考が読まれているのではないかとビクビクしながらボケています。いつもツッコミありがとう。また、頭が良いと褒めてくれましたが、「ただ雑学をたくさん知っているだけ」ということと、文才と語彙力に欠けるため、期待に添えるような文章を書けるかは分かりません。そして彼女が言う通り、今シーズン私が経験してきたことはとても独特でした。今回のリレー日記はその経験について書かせていただきます。拙い文章ではございますが、どうか最後までお付き合いいただければと思います。

前回のリレー日記でも書いたが、私は昨年からゴールキーパーとして選手復帰をした。私から見た公式戦用のキーパーユニフォームは大好きなバルセロナのユニフォームよりも遥かにキラキラしていて、早くそれを着て出場したかった。部屋に飾って毎日練習前に眺めていた。だが、大学でのデビュー戦に私は黄色のユニフォームを着て出場した。

ソッカー部女子は長らく人数不足に悩まされている。早稲田大学や日本体育大学など、名だたる強豪校がひしめき合うこの大学リーグ1部の舞台において、ここまで人数が少ないチームは無いだろう。スポーツ推薦があるわけでは無いし、そもそも慶應義塾大学の入試は難易度が高い。内部進学者でサッカーを続ける人は少ないし、もちろんスポーツをやっている以上怪我は避けられないため、無念の離脱を強いられた選手もたくさんいる。様々な理由があって人数が少ないのだ。だから、セカンドキーパーの私がフィールドプレーヤーとして練習に参加し、試合に出場することになったとしてもそれ自体は驚くべきことでは無い。

ただ実際にはとても不甲斐ないことに、完全に割り切ってフィールドプレーヤーとして練習には取り組めなかった。キーパー陣がグラウンドの反対側で練習しているのに自分だけ離れたところにいて、本当に、本当に心の底から寂しかったし悔しかった。だが、ポジティブな気持ちを持って取り組んでいたことも確かだ。

『どのような状況であってもチームのために自分が出来るベストを尽くす』

これが、私がソッカー部員として過ごす中で一番大切にし、チーム、個人の勝利に繋がることだと信じてやってきたことである。

練習、試合前の準備は完璧に。練習では1分1秒すら無駄にせず学ぶ、成長に繋げる。動画を見て戦術、サッカーへの理解を深める。ピッチに立っているなら誰よりも勝利に貪欲な姿勢を見せる。ピッチに立てないなら声でみんなを鼓舞する。出来る限りのサポートをする。

“チームのために” “勝つために”

そう考えればフィールドとしての練習にも試合にも前向きな気持ちで臨むことが出来た。そもそも慶應のユニフォームに袖を通して闘えること自体、私にとって大きな意味を持つ。今まで試合に出場できなかった自分が、どんな形であれピッチ上で貢献できる機会をもらえたこと。先輩達が繋いできてくれた舞台に立てたこと。チームのために闘えること。本当に嬉しかった。それに、共に切磋琢磨してきた明日香(2年・十文字高)と一緒のピッチに立って闘うなんて普通はあり得ない話なので、武蔵丘短期大学戦の後半キックオフの前にはワクワクした。ワクワクしすぎて、本来であればグータッチするところを思わず手をガシッと掴んでしまったくらいだ。もちろん、ゴールキーパーとフィールドプレーヤーでは技術、フィジカルなど、求められるものが大きく変わる。いきなり適応するのは難しかった。だが、ゴールキーパーとしても、フィールドプレーヤーとしても『半端者』だった私は、チームのみんなに追いつこうと必死だった。

そしてそこから私はフィールドプレーヤーとして功績を残し…なんて上手くいくはずもなく。練習でミスをする、キーパー練習に参加できても上手くいかない、7年ぶりのフィールドプレーヤーで慣れない動きも入るため体が悲鳴をあげる、心ない言葉をかけられる。プレーが思い通りにいかないことに苛立ちや歯痒さを感じ、周りには「なんで誰も気持ちを分かってくれないんだ」と怒りや不満が溜まっていった。次第にチームメイト全員が敵に見えるようになり、「誰も私に期待していないなら、結果を残して全員見返してやる」と反骨心のみでプレーするようになった。

だがある日突然私の中で何かがプツッと切れた。ピッチ内で貢献できる選手で無いなら、ピッチ外で誰よりもチームに向き合うべきなのにそれを放棄した。チームメイトの私に対する視線も変わったことは感じていたが、心の底からどうでもよかった。「所詮自分はゴールキーパー/フィールドプレーヤーのスペアだから」と。

ソッカー部女子の公式戦名物、「のえの叫び」も影を潜めた。素直に「チームのために」と思えなくなった。そこからしばらくして、プレーできるフィールドプレーヤーの人数が増えたので、私はまた毎日の練習にゴールキーパーとして参加できるようになった。

その後、7月31日に行われた対帝京平成大学戦では先発フル出場することが出来、「やっとキーパーで試合に出られる!」という喜びに溢れ、「ここでゴールを守り切ってチャンスをものにしよう」と意気込んで久しぶりに前向きにサッカーに取り組めたはいいものの、結果は0-5の大敗。自分の力不足と不甲斐なさを改めて思い知らされた。またサッカーを心の底から楽しめることは無くなった。

しかし、最近ある言葉に出会った。

「今日の自分がしている事が、“明日なりたい自分”に繋がっているかを己に問え」

自然と頭の中で私のなりたい姿をイメージしていた。チームを勝利に導ける、守護神と呼ばれるような存在。私が尊敬する人達と同じくらいかっこいい先輩。そんな先輩達からも信頼されるような後輩。それが私のなりたい自分で、その理想像に向けて行動していきたいと考えるようになった。そこからチーム、サッカーへの向き合い方は変わったと思う。(時期を同じくして相談した先輩の存在がとても大きかったので、この場をお借りしてY先輩に感謝の意を伝えると共に、そういう頼れるかっこいい先輩になると改めて誓います)

まだまだ大きく自分を変えられたとは思わない。社会人スタッフ、チームメイトからの期待値や信頼度も変わっていないだろう。でも今日の自分の行動が明日の自分に繋がっているならば、全ての瞬間を大事にしながら、楽しみながら、緊張感と責任感を持って過ごしていこうと思う。その積み重ねで、いつか“なりたい自分”になれることを信じて。

ここまで非常に長く、拙い文章となってしまいましたがご覧いただきありがとうございました。この経験は私がダークサイドに近づいた瞬間(危うくベイダー卿になりかけるところでした)ではありますが、この経験を辛かったからといってなかったことにするのではなく、未来に生かす形で自分の中で消化できたのは本当に良かったなと思っています。12月5日に行われた1部2部入れ替え戦の結果を以て、今シーズンは降格という形で幕を閉じました。1部の舞台を繋げられなかったこと、笑顔で終われなかったこと、勝利の二文字を届けられなかったこと。悔いの残る形となってしまいましたが、どんなに打ちのめされようと進んでいくしかありません。荒鷲の誇りを胸に、先輩方の想いも背負って今後も闘い続けます。

TEAM2021を応援していただき、誠にありがとうございました。今後ともソッカー部女子に変わらぬご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。

次のリレー日記を担当するのは同期の秦野くるみです。彼女は写真を撮るときは必ず(と書くと怒られそうなので60%くらいの確率で、ということにしておきましょう)背伸びをします。ですがリレー日記ではきっと等身大でありのままの彼女の想いを綴ってくれることでしょう。1年間副務としてチームの中心に居続け、一回りも二回りも成長した彼女が何を書くのか、とても楽しみです。

 

『慶應のために』(3年髙橋佳里)

2021.12.02

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。総合政策学部3年の高橋佳里です。

同期のフェイからバトンを引き継ぎ、3回目のリレー日記を書こうとしています。フェイをいろんな場面で紹介しすぎて、レパートリーが無くなってきました。

「顔がかっこいい」「ストイック」「動物と自然には弱くてメロメロ」

以上の3点だけで大体フェイの説明は出来ていると思います。フェイのリレー日記にもありましたが、今年は多くの苦難が彼女に訪れ、今も戦い続けている最中です。ですが、常にブレる事なく、サッカーのために少しずつでも着実に前に進もうとしている姿は本当に強いし、かっこいいなと思います。なんとかなる!頑張っていこう!

私はみんなのリレー日記を読む時間が好きです。普段は感じにくい、一人ひとりの熱い想いを知ることが出来、自分も頑張ろうと思わせてくれるからです。「日記」というものはもっと軽やかで読みやすいものではないのかなと思うのですが、リレー日記は今や1年に1度の一大イベントとなっています。自分もこの貴重な3回目を無駄にしないよう、自分の想いを伝えられればと思います。長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

私は慶應という組織に感謝しかない。この環境に自分がいれることに感謝で溢れている。とても素晴らしい環境があって、多くの人に支えられていて、素敵なチームメイトがいて。こんなにも恵まれた環境にいることが出来る自分はとても幸せだなと思う。

この3年間を振り返ると、自分はチームに多くの迷惑をかけてきたように思う。毎年必ず、大事な時期の直前にチームを離脱する。1年生の時のあの一瞬の接触によって、何回も膝に痛みが出て、サッカーが出来なくなる。チームにとって大切な試合に出ることが出来なくなる。毎回、試合に出られない、サッカーの出来ない悲しさや悔しさなどの個人的な感情より、チームに迷惑をかけている申し訳なさとチームに貢献できないもどかしさでいっぱいになる。本当はピッチに立って自分の出来ることや得意なプレーでチームを助けたいのに、外から声をかけることでしかチームの為に出来ることが無くて、すごく嫌になる。自分はこの3年間チームに何も出来ていないし、結果を残すことも出来ていない。慶應という組織にプラスの価値を何も与えていない存在なのである。

しかしそんな自分でもこの組織は求め続けてくれて、居場所をくれる。自分を信じてくれて、見放すことが無く、待ってくれる。本当に有り難いことで、感謝の気持ちで溢れる。自分は幸せ者だなと思うし、この居場所が本当に好きだ。慶應に来てよかったと思う。そのためならいくらでも頑張ろうと思えて、自分が前に進む原動力を作ってくれる。

だからこそ私は、そんな素晴らしい慶應という場所に恩返しがしたい。慶應のために自分のやれること、出来ることの全てを懸けて、感謝を体現したい。この恵まれた環境の有り難さを感じ、奉仕していきたいと強く思う。

慶應には素敵な人達がたくさんいて、その人達がいるから素晴らしい組織が作られている。その人達のために、自分が力になりたい。自分が一番に頑張ろうと思うし、まず自分が犠牲になりたい。チームのために全てを尽くし、みんなの助けとなりたい。

自分に出来ることなら何でもする。自分の全てを懸ける覚悟を持って、向き合っていこうと思うし、そうやって慶應という組織に恩返しをしていく。

(とりあえず一旦、膝を治すことから始めます)

 

こんなに強気なことを言っていますが、自分はとても弱く、すぐ妥協して、逃げるための言い訳をして、楽な道に進もうとしてしまいます。だから、ここで自分への戒めとして記したかった。意思表明することで逃げられない環境に置きたかった。その為に今回これを書きました。書いている時も、こんなことを言ったら絶対自分が苦しくなるだろうなぁと思いながら、書き切ってしまいました。ですがもし後ろを向いてしまいそうな時は、この文章を読み返してなんとか踏ん張って、言い聞かせて、やるべきことをやり続けたいと思います。

リーグ最終節が終わってから1ヶ月経ち、入れ替え戦の日がついにやってきます。この1年は、負け続けて、本当に苦しくて、なんとか気持ちを保っていないとすぐに心が落ちていってしまいそうでした。だけど、そんな時にテソンさんやスタッフの方々は見捨てずに、常に自分達を信じ続けてくれて、男子部も応援し続けてくれました。

そして何より、4年生が折れないで踏ん張ってくれました。4年生として当たり前なのかもしれないけど、りえこさんが主将として、辛くても声を出し続けて強い想いを届けようとしてくれて。彩香さんが副将として、誰よりも走ってチームを鼓舞し続けてくれて。ややこさんが主務として、全ての責任を負ってチームを支えてくれて。

だから私はその4年生の背中を見て上記に書いたような意思を自分も持てたし、みんなもなんとか前を向き続けて、持ち堪えて、進んでこられたのだと思います。4年生が見せてくれた姿や示してくれたものが本当に偉大なものだったからこそ、慶應での最後の公式戦、そして自分達と戦う最後の試合になんとか勝って、心から頑張ってきてよかった、自分達のやってきたことは間違ってなかったんだと肯定して欲しい。最高の笑顔で幕を閉じてほしい。そして自分達を褒めて欲しいなと思います。

愛をいっぱい注いでくれるテソンさんの為に。

ずっと見捨てずにいてくれたスタッフ陣の為に。

まだ慶應に来て勝ったことのない1、2年生のために。

4年生に最後笑ってもらうために。

それぞれがそれぞれの為に全てを賭けて、全員で戦おう!!

そして絶対に勝利を掴む!自分達は出来る!!

(追記:ちなみに私は今年インカレの運営をしています。今年の大会コンセプトは「その瞬(とき)を咲かせろ」です。これはこれまで苦しくても積み重ねてきた努力があるから今の自分がいて、その努力してきた瞬間を咲かせて欲しいという意味を込めて、私が考えました。慶應での苦しい経験を通し、これまでの努力は決して意味のないものではないし、逆境の中で咲いた花は美しいだろうなという思いが溢れ、大会コンセプトとして表現してしまいました。むしろ慶應に向けたメッセージです。インカレには出られないけど、自分達は入れ替え戦という場で“その瞬を咲かせたい”と思います。)

入れ替え戦は12月5日12:45kickoff @S F Aフットボールセンター vs十文字学園大学との試合になります。有観客試合なので、ぜひ現地に足をお運びいただき応援していただけると嬉しいです。慶應のプライドを示し、絶対に、来年の1部の舞台を残します。

暖かいご声援の程、宜しくお願い致します。

次の担当は、寮で隣の部屋に住んでいて、日常を逐一報告してくる同期の行徳のえです。のえのことなら大体把握している気がします。最近のえが考えていることは、鍋食べたい、ドーナツ食べたい、じゅ〜じゅ〜のお好み焼き行こうの3本だてです。独特な個性の強さで出会ったことのない珍しいタイプですが、本当に人思いですごいなと思うし、とても優しい子です。そんな彼女ですが、今年経験してきたこともすごく独特で、のえ色でいっぱいな気がします。頭が良くて、文才ある彼女の素晴らしいリレー日記をご期待ください!

 

 

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