リレー日記

『人の心を動かす』(2年劔佳那)

2022.06.21

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リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。

練習では人一倍声を張り上げストイックな姿を見せ、部室では常に笑顔で笑い声を響かせる1年守部葵からバトンを受け継ぎました、環境情報学部2年の劔佳那です。

 

TEAM2022が始動してから早4ヶ月、前期の試合も残すところ3試合となりました。今シーズンは現時点で5人の1年生が入部をしてくれました。入部後すぐに重要なポジションを任されたり、足を痛めたりと大変なこともあると思うけれど、どんなことがあっても1年生の持ち前の明るさで助け合い乗り切れると思っています。頼りにしています。

 

そんな1年生を含め、ソッカー部女子に「心を動かされた」と入部を決める人が多いように感じます。私自身も最終的に入部を決めたのは試合を見て心を動かされたことがきっかけでした。

「心を動かす」という言葉を聞いて何か聞き覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。TEAM2021のビジョンは「人の心を動かす」ことでした。今年はビジョンこそ違えど、試合会場まで足を運んでくださる方、画面越しに試合を見てくださる方、沢山の応援してくださる方に感謝するとともに、心を動かせるようなサッカーをしたいと思っています。

 

では、「人の心を動かす」ことのできるチームとはどのようなチームなのか。そもそも人の心を動かすことのできるモノって何だろうか。サッカーとは違った視点から考えてみたいと思います。

 

皆さんは Da-iCE(ダイス)というアーティストをご存知でしょうか。結成11年目を迎える5人組のダンス&ボーカルグループで、私が心を動かされたグループです。その理由の内の3つを紹介させていただきます。

 

1つ目は、逆境に負けず10年以上もの長い間地道に努力をし続けていること。

今でこそダンス&ボーカルグループでは多くの有名なアーティストがいますが、結成当初はそのジャンルがあまり知られていませんでした。SNSが今現在ほど普及しておらず、テレビへの出演が知名度を上げる為に重要であった時代に、テレビへの露出が少なく、ライブで少しずつファンを増やすしかありませんでした。また、予算がゼロという状態で結成され、多くの苦労がありました。

実力があるにも拘らず、チャンスが少ないもどかしさや苦しさを抱えながらも、10年以上挫折することなく、変わらず努力し、進化をし続けるその姿には感銘を受けずにはいられません。

 

2つ目は、常に謙虚な姿勢でいること。

結成11年目を迎えても、知名度が上がっても、レコード大賞を受賞しても、決して得意げになることなく、「Da-iCEという名前だけでも覚えて帰ってください!」と新人のように自己紹介をするのはとても簡単なことでは無いと思います。努力やその結果をひけらかすことなく謙虚でいる姿を見ると自然と応援したいという思いが出てきます。

 

3つ目は、限界かそれ以上の状態になるまで全力でパフォーマンスを行うこと。

ボーカルの2人は2時間弱のライブの間、踊りながら歌っている為、体力的にかなり厳しいものです。しかし、どんなにきつくても手を抜かず、暗転した時に息が上がり倒れそうになったとしても曲が流れると笑顔になり、辛い顔を見せない所はプロだと感じると共に心を動かされます。

 

ソッカー部女子に置き換えてみるとどうでしょうか。

部員が少なく1つのチームを作るのがやっとであり、1人の怪我がチームに大きな影響を与えてしまうこと。スポーツ推薦がないこと。余裕をもって選手を交代することが出来ないこと。これらがソッカー部女子にとっての逆境とも言えるでしょう。それらに対し、引け目を感じるのではなく、自分達を強く信じてチームで戦い抜くこと。どんなに押し込まれていても体を張りゴールを守り抜くこと。自分が辛い時でも味方のために走ること。シーズンを通して日々地道に練習を積み重ねること。礼儀を大切にすること。これらが応援してくださる方の心を動かすことにつながるのかもしれません。

 

「上の人達には上手くいく訳無いとか周りにはどうせすぐ消えるよだとか色々言われてきました。実際のところはね。悔しい気持ちなんて沢山ありました。でもそれより毎日楽しかったからね。だから今年こうして乗り越えられた。」

 

これは Da-iCEのリーダーである工藤大輝さんの言葉で、忘れられない言葉の1つです。逆境の中でも、毎日の活動を楽しむこと。私はその楽しんでいる姿も含めて、彼らの魅力だと感じています。きつい練習をこなすことは必要ですが、サッカーを楽しむ気持ちを忘れないでいてこそ厳しい練習も乗り越えられ、さらに魅力的なチームになれるのではないかと思います。長いようであっという間に終わるシーズンを、楽しみつつ日々精進していきます。

 

次は、賑やかな部室の雰囲気を作り上げている1人ですが、時に真面目な一面を見せる同期の大橋桜子にバトンを託します。

 

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも、チーム一丸となって頑張りますので、温かいご声援の程、宜しくお願い致します。

 

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『仲間に恵まれた10年間』(1年守部葵)

2022.06.07

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ホームページをご覧の皆様、初めまして。

どんな時でも常に全力で賢くて、でもどこか抜けていて、可愛い一面のあるチーム1のハードワーカー、同期の中村美桜からバトンを引き継ぎました、環境情報学部1年の守部葵と申します。

今回は初めてのリレー日記ということで、これまでの私の波瀾万丈なサッカー人生について書かせていただきます。

 

小学3年生の頃に友達の影響でサッカーを始めました。最初は遊びでサッカーをやっていましたが、徐々に上手くなりたいという気持ちが高まり、地元のFC千代田というクラブチームへの加入を決めました。

FC千代田は個の技術をとことん極めさせてくれるチームであり、練習ではドリブルしかしていませんでした。毎日できることが増え、サッカーを大好きにさせてくれました。そして1期生キャプテンを務め、人としても成長することができました。

 

中学生ではもっと高いレベルにチャレンジしたいと思い、セレクションを受け、浦和レッズレディースジュニアユースへの入団が決まりました。ここから私の激動のサッカー生活は始まります。

当時の私はドリブルに自信があり、どこに行っても通用すると思っていました。しかし蓋を開けてみると、そこには思っていた世界とは真逆の世界が広がっていました。入団してからは周りの子との差に絶望する毎日でした。

「なんでこんなに下手なのか」「どうしたらみんなに追いつけるのか」

何度もサッカーを辞めたいと思いましたが、素晴らしい仲間達と出会い、自分が試合に出られない悔しさよりもこの仲間と日本一を獲りたいと思う気持ちの方が大きかった為、チームから離れる選択肢はありませんでした。

レッズの時は辛いことの方が多かったですが、常に私の心を支えてくれていた仲間、最後の最後まで私を成長させてくださった監督のおかげで今もサッカーを続けていられるのだと思います。

高校生になってからもみんなの活躍から常に刺激をもらっていました。もしこのリレー日記を読んでいる同期がいたら、みんなとの出会いが私の中でとても大きなものだということを知っておいて欲しいです(笑)。

 

そして、高校時代でも仲間に助けられて3年間過ごしました。私はテレビ越しで感じた十文字高校サッカー部の勢いに心を打たれ、文武両道を体現する十文字への進学を決めました。

高校1年時は常にAチームにいることができず、Aチームの練習に参加しても何もできずにBチームに戻るという生活を送っていました。冬の選手権が終わり、新体制での練習が始まると同時に地獄を見ます。右膝前十字靭帯を断裂してしまったのです。

最初は何に対してもやる気が出ませんでした。しかし復帰するまでの1年間、チームを外から見て気づいたことや学ぶことは沢山ありました。

その1年間、怪我を治すだけの期間にするか、プレーしている人と同じくらい濃い期間にするか、それは自分の意識次第で全く違うものになると思います。

同じ怪我を経験した先輩、コーチからの沢山のアドバイスを受け、私は約1年間、後者の過ごし方ができました。

そしてピッチ外からの私の意見と真剣に向き合い、間違っていることにはハッキリ言ってくれた同期、リハビリ期間に心が不安定だった私を支えてくれていた同期、私の復帰を自分のことのように喜んでくれた同期、このような26人の同期が居なかったら怪我を乗り越えることはできませんでした。本当に感謝しかありません。

 

高校サッカーラストの年、私は十文字高校の副キャプテンに任命されました。ラスト1年も決して楽ではありませんでした。インターハイ東京都予選、数試合ある中で私の出場時間はたったの10分。関東予選初戦はベンチで出場なし。ところがその初戦で同じポジションの子が怪我をしてしまい、翌日の2回戦目はスタメンとして出ることになったのです。怪我をした子はチームの絶対的ディフェンダー、その試合に勝てば全国出場が決まる大事な試合。沢山のプレッシャーがある中で試合へ臨みました。結果は勝利、個人的には今までサッカーをやってきた中で一番良いパフォーマンスをすることができました。翌日の試合も勝利し、関東大会優勝を果たしたことで、夏のインターハイにも出場することができました。

「いつチャンスは回ってくるかわからない。回ってきた時に最大のパフォーマンスができるように万全な準備をすることが大切。」

この言葉の意味に初めて納得できた瞬間でした。もしこのリレー日記を読んで下さっている方の中になかなか出場機会に恵まれていない方がいたら、この言葉を信じて、腐らずに頑張り続けて欲しいなと思います。

 

私の代の十文字高校サッカー部はとっても仲が良いです。多分全人類が羨ましがる程、仲が良いです。でも、ただの仲良しではありません。私たちの学年ミーティングでは必ず泣く人がいます(笑)。私たち27人はお互いに言いたいことがあったら言って仲を深めていました。全員が日本一という目標に向けて全力を注いでいた結果、この仲の良さが生まれたのだと思います。だからこそ私たちの代で日本一になりたかったです。日本一という目標を達成することはできませんでしたが、大切な仲間と出会え、貴重な経験をした3年間は私の宝物です。

 

慶應を目指すきっかけとなったのは早慶戦です。勝利したのは早稲田大学でしたが、少ない人数ながら、チーム全員で最後まで諦めずに戦う慶應の選手たちに心打たれました。

そしてソッカー部に入部して2ヶ月、既にソッカー部の良さを実感しております。サッカーの経験年数関係なく全員で戦う環境、試合に出ている人とそうでない人がお互いに影響しあえる環境、選手一人ひとりに手厚く指導してくださる監督、コーチがいらっしゃること、早くも恵まれているなと感じます。

 

私はこれまでの10年間で沢山の人に支えられてきました。サッカーを通じて出会えた人は私の中でかけがえのない存在であり、一生ものです。これからも沢山の人に出会うでしょう。一つひとつの出会いを大切にして生きていきたいと思います。

 

ずっと憧れていた黄色のユニホームを着てサッカーができることに感謝しながら、泥臭く全力でプレーし、サッカー選手としても人としても成長できるように、そしてチームの1

部昇格に貢献できるよう頑張ります。

 

次は、サッカーだけでなくキャンパスライフのアドバイスを沢山くださる先輩で、今は復帰に向けて頑張っている劔佳那さんにバトンを託します。

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

今後とも、ご声援の程、宜しくお願い致します。

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