リレー日記

『やっぱり私は甘党』(3年 野田明日香)

2022.10.25

asuka

 

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

“女子部のアッシー兼女子部一のスイーツ好き”でお馴染み、同期の佐藤真智からバトンを受け継ぎました、総合政策学部3年の野田明日香です。

練習後に「真智!3分でシャワー浴びるから車乗せて♡」と可愛くおねだりして、結局10分近く待たせています。それでも待ってくれる彼女の優しさに甘えていたら、今や女子部随一のヘビーユーザーになってしまいました。今度コンビニスイーツをたっぷり献上して日々の感謝を伝えたいと思います。

 

真智の紹介にもあった通り、何故か私は女子部でのお母さんポジションを確立しています。

部室に着いて最初にすることは洗濯物の回収と炊飯器洗い。

あれ、主婦?まだキラキラの女子大生でいたいものです。

20人の子守りはなかなか大変ですが、将来役立つことを信じてこれからも頑張ります。

 

3回目となったリレー日記は何を書こうか悩み続け、締め切りに迫られた勢いに任せ、今の思いを文字に起こしてみました。

普段は思っていることを表に出すタイプではないので、年に一度の貴重なこの機会を存分に活かしてありのままの私を伝えられたらと思います。

纏まりのない文章ではありますが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

まだ大学リーグ1試合と早慶戦が残ってはいますが今シーズンを振り返ってみると、酸いも甘いも味わうことのできた1年だったと思います。

 

鮮明に残っている「甘い記憶」は、5月21日の大学リーグ前期第4節東海大学戦での大学公式戦初勝利。

3年振りに勝利を告げる笛の音を耳にした瞬間、人生で初めて嬉し泣きというものを経験しました。もしかしたら試合終了5分前くらいから涙で視界がぼやけていたかもしれません。

3年もの間、燻りに燻り続けた感情が爆発した試合でした。

 

しかし、それ以上に胸に残り離れない「酸っぱい記憶」、いや「苦い記憶」があります。

10月1日の大学リーグ後期第5節流通経済大学戦、1-2で負け。

この結果により、TEAM2022が掲げた「大学リーグ1部昇格」という目標は途絶えました。

1部昇格の可能性はもう無くなった、でもまだ大学リーグが4試合、そして早慶戦もある。

リーグ途中にも拘らず昇格の可能性も降格の可能性も無いという状況に、何をモチベーションにして残りのシーズン頑張れば良いのか、真っ先にそのことが頭に浮かびました。

そんな時、すっと心に入ってきたのは塩ちゃん(塩原由佳トレーナー)の「感謝の気持ちを伝えるためにプレーしてほしい」という言葉でした。

 

「今私が感謝を伝えたい人、伝えなきゃいけない人って誰だろう?」

 

その答えはすぐに出てきました。

荒さんとのえさんです。

もちろん家族や友人、同期など伝えたい「ありがとう」は沢山ありますが、それは来年の引退ブログまで取っておきます。

同期のみんな、ここに出てこなかったからって拗ねないでね。来年たっぷり愛を伝える予定なのでお楽しみに。

 

荒さんは今シーズン女子部のGKコーチを務めてくださいました。

「今のは俺が上手すぎるわ」って言いながら神コースにシュートを決め、締めの挨拶では大事なところに限って噛む、そんなGKコーチです。

どこまでも選手ファーストで、練習メニューを何度も試行錯誤しながら指導してくださいました。

流通経済大学戦の後、泣きながら失点シーンを振り返った時に「俺は明日香にあのシュートを止められるようにさせてから引退する」と話していましたね。

必ずその言葉を実現させてみせます。

少しでも成長した姿を見せること、それが私なりの荒さんへの感謝の表現方法です。

早慶戦で私がビッグセーブを見せたら「あれ、俺が教えたんすよぉ」ってテソンさんにいつものドヤ顔で言ってください。

 

のえさんは、誰よりもソッカー部という組織を愛し、組織のために動いてくれる人です。

「歩く拡声器」の愛称通り、毎試合グラウンドにはのえさんの”魂の叫び”が響き渡っています。

試合前、スタメンの選手が控えの選手やスタッフとハイタッチしてピッチに入っていくのですが、のえさんは私の時だけちょっと強めに背中を叩いてくれます。(勘違いだったら恥ずかしいな。のえさん、そうだよね?)

1人しか試合に出られないGKというポジションを奪い合う関係にも拘らず、私のことを真っ直ぐな言葉とともに送り出してくれる。高校時代に試合に出られずにただ腐ることしかできなかった自分に、「あの時こういう振る舞いをするべきだった」と教えてやりたいです。

結構色々な人に「のえさんと2人でキーパーやれてよかったって思う」って話していること、のえさん知らなかったでしょ?

そんな小っ恥ずかしいことを自信持って言えるくらいのえさんの声に、愛に、強さにたくさん助けられました。本当にありがとう。

東海大学戦後、誰よりも泣いているのえさんを見て、急に冷静さを取り戻し、涙が引っ込んだのはここだけの秘密にしておきます。

最後の最後まで一緒に頑張ろうね。

 

さてTEAM2022も終盤に差し掛かり、今シーズン私達に残されているのは大学リーグ最終節の武蔵丘短期大学戦と早慶戦のみとなりました。

どちらも手強い相手ではありますが、チーム一丸となって最善の準備を尽くしていきます。

TEAM2022を「勝利」というとびっきり甘い最高のデザートで締めくくれるように。

 

次は今シーズン副将を務めどことなく頼もしいオーラを纏い出した同期の福岡愛実にバトンを託します。大学初勝利を掴んだ東海大学戦、試合終了間際に自陣ゴール前で相手にパスした時はちょっとだけ、ほんのちょっとだけ嫌いになりそうでした。

それ以上に彼女の献身的なプレーと優しさに何度も救われてきたので許してあげましたけども。

 

開幕当初はキャプテンマークを巻いていた彼女。

「〜してぇ、〜してぇ、〜していきましょぉ!」の円陣、程よい緩さが結構好みなので来年の円陣にも期待しています。

何も考えてなさそうで意外と考えていることが最近判明した彼女が、リレー日記で何を語ってくれるのか楽しみです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも女子部への温かいご声援のほど、宜しくお願い致します。

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『味わいたい甘み』(3年 佐藤真智)

2022.10.14

machi

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

 

私のことを真の裏番長と書きながらも、後輩から「莉子さんはソッカー部の裏事情を何でも知っている」と思われている真の真の裏番長である同期の及川莉子からバトンを受け継ぎました、法学部政治学科3年の佐藤真智です。

チームから絶大な信頼を得られているのであれば、真の裏番長という名も悪くは無いかなとちょっぴり思いつつも、やはりそこだけは訂正させて下さい。

 

誰が女子部の裏番長なのかという論争はさておき、昨年11月に掲載された私のリレー日記を読んでくださった方はいらっしゃいますか。私は昨年のリレー日記において、1年後の理想の姿を書き留めました。

 

まず、先のプレーを考えて走れるようになること。

次に受け身にならないこと。

そして1対1で勝てるようになること。

詳しい内容は省きますが、こんな自分になりたいと昨年の私は宣言したようです。次にリレー日記を書く時内容で悩まないよう布石を打っておこうかな、という思いも半分ありつつ書いた理想像でしたが、ここに現在の私の姿も記しておきたいと思います。

 

1つ目に掲げた、先のプレーを考えて走れるようになること。非常に難しいことを昨年の私は理想として掲げたようですね。正直なところまだ目の前の状況を判断することで精一杯です。しかし昨年に比べて攻撃の練習に取り組む機会が増えたことで、裏抜けするタイミングやサイドを取るタイミングなどが分かるようになり、ただ走るのではなく大事なポイントやタイミングを感じながら走ることがまだ感覚ベースではありますが出来るようになりました。

2つ目に掲げた受け身にならないこと。これは3年目にしてようやく成長の兆しが見えてきたように感じます。昨年から任され始めたサイドバックは、サイドハーフとの連携が非常に重要となるポジションです。ただでさえ経験がなかったので、指示の声を出し、それが間違っていなかったか確認するというコミュニケーションが必然的に増えました。荒治療のようではありましたが、そのコミュニケーション量が自信にも繋がり受け身になることは減りました。

3つ目に掲げた1対1で勝てるようになること。1対1においては攻撃よりも守備の方が成長したように感じます。相手との距離感を図りつつ、力のかかるベクトルを折りに行く感覚を掴むことができるようになりました。攻撃側でも勝てるように足元の技術を磨いていきたいものです。

まだまだ理想には程遠くもありますが、練習を積み重ねる度に成長していると実感しています。

 

さて私は6年ぶりにサッカーを再開しましたが、歴の長い経験者に混じって練習を続けるのは心が折れないのかと聞かれることが多々あります。中高においてサッカーを続けないと決断したのは私自身なので、差があるのは仕方ないと割り切ってはいますが、当然心が折れそうになる瞬間はあります。そんな時思い出すある言葉を紹介してこのリレー日記を締めたいと思います。

 

「汗水虽然苦涩,但坚持是甜的。」

汗はしょっぱいけれど、やり抜くことは甘い。

 

私のいわゆる推しである中国の俳優・王一博の言葉です。彼は俳優でありながら歌手、ダンサー、バイクレーサーとしても活躍しています。本職以外においても、純粋に好きだからという気持ち1つでプロに混じり様々なことに挑戦し続ける彼は、やり抜いた後に味わえる甘さを知っているようです。私はまだしょっぱい汗を味わう毎日を過ごしていますが、いつか甘みを感じられるように残り約1年やり抜きます。

 

次はいつでも頼れる女子部のお母さん的存在でありながら、女子部のアッシーである私の車に乗って駅まで行こうと甘えた声で呼び止めてくる同期の野田明日香にバトンを託します。20人の子守りで大変だろうから、送り迎えは任せてください!

今シーズンから副務となりピッチ内ではもちろんピッチ外でも忙しなく動き回っている彼女が、リレー日記ではどんな思いを書き記してくれるのでしょうか。

乞うご期待ください。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも温かいご声援の程、宜しくお願い致します。

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