リレー日記

『チャレンジする場を求めて』(1年坂口芹)

2022.05.24

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ホームページをご覧の皆様、初めまして。

巧みなボールタッチで相手を翻弄し、幾度となくチームにチャンスをもたらす、同期の佐々木ユリアからバトンを引き継ぎました、総合政策学部1年の坂口芹と申します。

今回は、初めてのリレー日記ということで、これまでの私自身のことについて書かせていただきます。

 

小学3年生の頃に、3つ上の姉の影響を受けてサッカーに出会いました。それから、約10年間サッカーを続けています。始めた当初は、週1回のサッカースクールに通いました。4年生になると地域にスポーツ少年団が発足し、週4回の練習が始まりました。ただただ楽しくボールを追いかけるスクール時代とは打って変わって、技術的な練習に加え、戦術面なども意識するようになり、サッカーに本格的に取り組むようになりました。

 

中学時代は、中学校のサッカー部に所属し、男子選手と一緒にプレーをしながら、県内の女子サッカーチームにも所属し、サッカーを続けました。

 

高校3年間は、地元である宮城県の明成高校に進学し、女子サッカー部に所属しました。宮城県の高校サッカーでは、全国大会の常連校である常盤木学園と聖和学園が2強です。「その2強を破って全国大会に出場する」ことを目標に、高校3年間、仲間と切磋琢磨しました。3年間の中で、プレーが上手くいかない時期も多くありました。そんな時、アドバイスをくれて自主練に付き合ってくれた同期、どんなに上手くいかずとも親身に指導し続けてくれたスタッフの方々の存在があってこそ乗り越えることが出来ました。高校2年時の県新人大会では両校に勝利し、創部してから初めて宮城県のトップに立ちました。次ぐ東北大会2位という結果を収めることが出来たものの、高校3年間、全国大会が続く高校総体や選手権大会においては、2強に勝つことは一度も出来ませんでした。

 

高校時代、華々しい結果を残すことは出来ませんでしたが、指導者の方々やチームメイトを含め、恵まれた素晴らしい環境のもとでサッカーの技術的な部分だけでなく、1人の人間として成長することが出来た3年間でした。

 

 

ソッカー部女子を目指すきっかけとなったのは、YouTube配信された大学リーグの試合です。慶應義塾大学は、スポーツ推薦がないにも拘らず、関東リーグ1部の舞台に立ち、人数が少ないながらも一人ひとりがチームのために体を張り、最後まで戦う姿に感銘を受けました。それと同時に、このチームでサッカーがしたいと思うようになりました。

 

もともと私は、人見知りで、人前に立って自分の意見を主張することが得意ではなく、そのような場面を避けて今まで過ごしてきました。ですが、学生が主体となって部を運営しているソッカー部女子では、自主的に考え、行動することが成長へと繋がり、自分自身を変えることが出来るのではないかと思っています。

 

慶應義塾大学に入学して、ソッカー部女子の一員になってから2ヶ月ほどが経ちました。毎日楽しさと不安がジェットコースターのように過ぎ、日々土壇場な上、チャレンジの連続です。3月末にスタートさせた寮生活にも少しずつ慣れてきました。しかし現状は、不安でいっぱいです。学習面、サッカーにおける技術面、人間性など様々な部分でまだまだ未熟な私ですが、慶應義塾体育会ソッカー部の為に闘う選手となれるよう精進していく所存です。

 

次は、常に明るく仲間想いで、試合ではガッツあるプレーでチームに貢献している、同期の中村美桜にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後共、ご声援の程、宜しくお願い致します。

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『大人になることとサッカーすること』(1年佐々木ユリア)

2022.05.17

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ホームページをご覧の皆様、初めまして。

正確なロングフィードと力強い守備でチームに貢献する、小熊藤子からバトンを引き継ぎました、環境情報学部1年の佐々木ユリアと申します。

今回、初めてのリレー日記ということで自己紹介?を含め、大学でサッカーをすること(ほとんど雑記)について書きます。

 

私の名前は、カタカナでユリアと書きます。名前がカタカナなので、よく『ハーフなの?』と聞かれますが、カタカナで書かれた名前と、髪が少し茶色いだけです。

 

兄の影響を受け、4歳の時にサッカーと出会い、軽い気持ちで始めたサッカーが、いつしか自分に欠かせないものに変わっていました。(途中で、バレーボール選手になると意気込んだり、サッカーやめると宣言してみたりと色々ありましたが)

小学生から本格的に通い始めたサッカーチームでは6年間を過ごしました。無邪気にボールを追いかけ、無意識に積み上げていた6年間が今の自分のプレースタイルを形成したと思います。その後、浦和レッズレディースの下部組織に6年間在籍しました。この6年間は、一生忘れられない宝物になりました。一番嬉しい思い出も一番悔しい思い出も全てここで経験しました。サッカーだけではなく、生きる上で必要な心構えも教わったと思います。みんなの全力がぶつかり合う、なんとも形容し難い雰囲気が大好きでした。

今まで、沢山の人に支えられながらサッカーをしてきましたが、誰かの本気になれる土台を用意することは並大抵なことではありません。

そんな当たり前ではない環境を当たり前かのように用意してくれている人がいて、私のサッカー人生は素敵なものになりました。

 

そして、慶應ソッカー部に入部しました。

私はサッカーなしでは人生を語ることが出来ないどころか、自己紹介もまともに出来ません。しかし、大人になるとサッカーが出来ることが価値になることはほとんどありません。(サッカー選手を除いて)そんな私は、サッカーを好きになってしまった自分を疑ったことがあります。私のような経験をした人には、大人になる今だからこそ、サッカーを本気でやってほしいと思います。最後にそんな思いを少し書きます。

 

 

私は、ある段階で、十数年間サッカーに熱中して過ごしたことに不安を抱き始めました。多分、その不安の根源は、大人になることへの確かな実感だと思います。それは、「サッカーができる?だから何?」と言われる社会に出ていくことへの不安とも言えます。

慶應ソッカー部でサッカーをする人・したい人は、このような思いを持っている人も多いのではないでしょうか。

 

サッカーは、いわゆるビジネス書や自己啓発書に書いてある考えとは違った生き方をすることができます。要するに効率化や合理的なことから離れることが可能です。損得とか「ためになる」「ためにならない」ということから離れたことをやることが面白い大人になるための第一歩なのではないかと思います。大人になり、社会のシステムに組み込まれた時に、効率化や合理性だけを追い求める暮らしはしたくないものです。

 

サッカーを薦める理由を全て書くと長くなってしまうので、一つ具体例を挙げます。浅い(ドライな)関係ではなく、深い(熱い)関係を結べる点です。浅い関係は割り切って考えることが出来るので、自分が傷つくことは少ないかも知れません。それに比べ、深い関係を結ぶと正直、疲れます。傷つくこともあります。でも、深い関係でしか得られないことがあると思います。

 

上手く言語化できていないので、マルセル・デュシャンの言葉を借り、帰結させていただきます。

 

「生きることとは信じること」 Marcel Duchamp

 

今年のチームスローガンでもある「Strong Believer」にも通じるように、好きなことを信じていきます。

 

ソッカー部では、サッカーはもちろん、サッカー以外にも本気になれる環境が整っています。是非ソッカー部でお待ちしています。

 

次は、攻撃的センスに溢れ、入部してすぐにチームに欠かせない選手になった坂口芹にバトンを渡します。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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『私がソッカー部を目指した理由 〜成長を求めて〜』(1年小熊藤子)

2022.05.10

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ホームページをご覧の皆様、初めまして。

ストイックでカッコいい先輩ですが、時々出るギャグは寒い4年主将ブラフフェイからバトンを受け継ぎました、環境情報学部1年の小熊藤子と申します。

今回は初めてのリレー日記ということで、これまでの私自身のことについて書かせていただきます。

 

私にとってサッカーはいつも身近な存在にあり、高校2年生まで何も意識せずにボールだけを追いかけてきました。

記憶にはないのですが、写真を見ると、私は生まれてすぐにサッカーグラウンドにいました。なぜなら兄2人がサッカーをしており、ほとんどの土日は両親がベビーカーに乗った私を連れ、兄達の試合の応援に行っていたからです。その後、歩けるようになり、家族で公園に行くと常に兄達と父親がサッカーをしていました。私も仲間に入りたい一心でボールを追いかけ始め、それをきっかけにボールを追いかけることが当たり前になっていきました。

 

それから、私の「何も考えず懸命にボールを追いかけるサッカー人生」が始まりました。幼稚園では園庭でボールを蹴り、地元の小学校では兄達と同じ男子チームに所属し、6年間を過ごしました。女子だからといって特別扱いすることもなく受け入れてくれた小学校時代のコーチやチームメイトのお陰で、何も考えずボールを追いかけることが出来ました。

中学生年代になる時も、自然な流れの中から、自宅から近いスフィーダ世田谷のセレクションを受け、合格し、そのままユース年代までお世話になりました。

しかし、このような私の「何も考えない人生」も高校3年になり、大学受験に向き合う中で転機を迎えます。大学受験は自分で考え、決断しなくてはなりません。当時は「サッカーを続けるのか」から始まり、「どんなことを学びたいか」「どんな大人になりたいか」など様々なことを考えなくてはいけなかったのですが、ただただボールを追いかけるだけだった私にとってこのようなことを考え、決断することは難しいことでした。

 

そんな中で「慶應へ進学し、ソッカー部女子に入りたい」と思ったきっかけは、スフィーダ世田谷のトップチームに所属するソッカー部OGの方々と練習やお話をさせていただいたことです。皆さん、活発で自立した発信力のある大人で、自分もそんな大人になりたいと思いました。またその後も、フェイさんをはじめとする現役の先輩方とお話しさせていただく中で、より一層その思いは強くなりました。

そして、なんとか4月からソッカー部の一員としてスタートを切ることが出来ました。人数も少なく、一人ひとりがしっかりと役目を果たしていく必要のあるソッカー部は私にとって成長出来る絶好の場所です。今までのようにチームメイトや家族等の周りに頼り、なんとなく過ごすのではなく、自分自身が自発的・積極的に動き、勝利を目指すと共に、チーム運営にも貢献していきたいと思います。

 

次は、小学校時代にトレセン活動で一緒にプレーし、大学に入ってから感動の再会をした佐々木ユリアにバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後ともご声援の程、宜しくお願い致します。

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『全員で、全力で』(4年ブラフフェイ)

2022.04.26

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リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。

 

圧倒的存在感と誰よりも情熱的な姿で私たちを引っ張って下さった昨年度主将、中井里衣子からバトンを引き継ぎました、今年度主将を務めさせていただく文学部4年のブラフフェイと申します。

時の流れは早いもので、このチームで闘えるのもラスト一年となりました。最後の最後まで慶應としての誇りを持ち、チームと必死に向き合い、悔いのないように頑張っていきます。

 

さて、「大学リーグ1部昇格」という目標を掲げ、TEAM2022は始動しました。昨シーズンはインカレ出場という目標を掲げる中、最終的には「降格」という非常に悔しい結果に終わってしまいました。これはチーム全員が全ての力を出し切った結果です。もちろん悔しい気持ちもありますが、それよりも、どんな状況でも私たちをサポートし続けて下さったスタッフ陣、最後の最後まで諦めずに私たちを励まし続けて下さった4年生に対する感謝の気持ちが強く心に刻まれました。私たちのために本気で尽くしてくださるスタッフのため、先輩方のため、そして応援してくださる方々に恩返しがしたい。そんな想いから今年は「大学リーグ1部昇格」を全員で迷うことなく決めました。来週からいよいよ大学リーグが始まります。良いスタートが切れるよう、全員で心を一つにして、頑張っていく所存です。

 

さらに今シーズンは “Strong Believer” というスローガンを掲げています。昨シーズンはリーグ戦で一勝もできないという経験をしました。自分たちが今までやってきたことが正しかったのか、と疑ってしまうことが多々ありましたが、苦しい状況の中でも自分たちを信じて強い心を持ち続けることの大切さも痛感しました。

 

自分たちを信じないと何も始まらない。

自分たちを信じないと勝てるわけがない。

 

「1部昇格」は決して簡単に成し遂げられる目標ではありません。もっと言うと「勝ってこなかったチーム」がこれから勝ち続けなければなりません。だからこそどんな時でも自分たちを信じたい、仲間と勝利を信じて頑張り続けなければならないと思っています。

どんな時でも自分たちを信じて、目の前の一戦一戦を本気で戦っていきます。

 

 

最後に、「1部昇格」を掲げる中で、私の主将としての覚悟を伝えさせていただきます。

私自身、周りを冷静に見る力もなければ、昨年度主将の里衣子さんのような圧倒的存在感や周りを引っ張る力もありません。自分が伝えたいことを上手く伝えられないことも多々ありますし、まだまだ主将としては未熟です。しかし、慶應を強くしたい、勝ちたい、という想いは誰よりも強く持っています。

さらに、慶應に入ってから公式戦で勝つという経験をしていない後輩たちを勝たせたい、「慶應を選んで良かった」と思わせたい。そんな想いもあります。

ゴールを決めた瞬間、勝った瞬間にピッチに立っている選手だけでなくベンチにいる選手、スタッフ、そして応援に来てくださる方々が一斉に立ち上がり、KEIO FAMILYが一つになって喜び合う、そんな雰囲気を後輩たちに味わわせたい。言葉だけでは言い表せない会場の空気を今年はみんなで経験したい、そんな想いが今、沸き起こっています。

 

先日、テソンさんに『リーダーシップの旅』という本を勧めていただきました。本の中に、リーダーはなろうとしてなるものではなく、進んできた結果としてリーダーになるということが書かれていました。リーダーシップに決まった形はなくて、その示し方は人それぞれでいいと思わされた本でした。

今年は大きな目標を掲げる中で、主将として失敗することやうまくいかないこと、仲間と意見が割れることも必ずあると思います。ですが、そういう時こそ自分が誰よりも必死に挑戦し、誰よりもチームのために尽くし、行動で自分の想いを魅せて行きたいと思います。「主将とはこうあるべき」というものにとらわれず、どんな時でも自分らしく全身全霊で頑張っていきます。

 

 

最後になりますが、関東大学女子サッカー2部リーグが4月30日に開幕します。幸いにも新型コロナウイルスの状況も少しずつ落ち着き、有観客での開催が決定しています。このように全力でサッカーに打ち込める環境に感謝し、応援して下さる全ての方々に恩返しができるよう、チーム全員で目標に向かって精進して参ります。

 

次はロングフィードと安定した守備が武器であり、早くもチームにすっかり馴染み、変わり者っぷりを発揮している、スフィーダ時代の後輩でもある1年の小熊藤子にバトンを託します。実はスフィーダ時代に2人でセンターバックを組んでいたこともあります。今年は、小熊のアシストから自分が点を取れるよう、また一緒に頑張っていこう!!

 

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも、変わらぬご声援の程、よろしくお願い致します。

 

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『間違ってなかったとみんなが教えてくれた』(4年中井里衣子)

2022.01.31

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

今シーズン主将を務めました、総合政策学部4年の中井里衣子です。

幾度となる怪我から復帰を遂げ、2年ぶりに公式戦のピッチに戻ってきた主務の藤田椰也子からバトンを受け継ぎました。私から始まった今シーズンのリレー日記は全員が書き終え、一周回って私に戻ってきました。

みんなの文章を読むと、普段は本人の口から聞くことの出来ない経験や想いを知ることが出来、頑張っているみんなの姿を想像すると「よし、私も頑張ろう!」とみんなのリレー日記に背中を押されていました。

そして、私にとって最後となるリレー日記。書きたいことは沢山あるのですが、大好きなソッカー部での今シーズンについてを、これまで私に関わってくれた全ての人への感謝の気持ちを込めて、書き進めたいと思います。

拙い文章ですが最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

「新たな女子部へ」

 

この言葉は私が万里一空と題して今シーズンの最初のリレー日記に書いた言葉です。

今シーズンのチームは、サッカー経験が浅い人、楽しそうだなと思って入部した人、大好きなサッカーをもう一度やりたいと思って入部した人、全国レベルの経験者…など、入部理由も経験年数も様々でした。これまでも多様なバックグラウンドを持った集団ということが、女子部の魅力の一つではあったと思いますが、所属する全員が関東大学リーグのピッチに立つような状況はここ数年なく、新たな女子部を作っていくきっかけになると私は強く感じていました。

 

「主将になりたい」

 

私は迷うことなく立候補しました。それは、全員が「このチームで良かった」と思えるような組織にしたかったから。

どの立場であってもチームの為に一人ひとりが本気で頑張れる組織にしたかったから。

勝利以上の価値を体現出来る組織にしたかったから。

どんな状況でも応援していただけるようなチームにしたかったから。

 

この想いを実現するために、主将になって本気でチームを変えたいと思い、全員に気持ちを伝え、全員に背中を押してもらいました。

そして学年や経験年数などは関係なく、みんなが当事者となってチームを作っていく意識が大切だと、背中でも言葉でも伝えていく。それが、私に出来ることであり、私がやるべきことだと考えました。

 

チーム始動においては、彩香と椰也子と時には言い合いになりながら、何十時間も話し合いました。そして自分達が辿り着き、大切にしてきたことは「人の心を動かす存在になる」ことです。もちろん勝利は大前提です。ですが、一人ひとりに焦点を当ててチームの理想像を考えた時に、勝利を一番に考えて何事も取り組むことが、果たして結果に繋がるのか。ピッチ上での「勝利」を取ったら自分達には何が残るのか。怪我によりピッチ上で戦えない子は?経験年数の差によって気持ちが落ち込んでしまう子が出たら?重圧に押しつぶされそうな子は?運営においては?いくつもの状況が思い浮かび上りました。勝利に貢献できないもどかしさから、自分の存在意義を感じられなくなってしまう子が出てきてしまうのではないかと。

深く考えすぎかもしれないですが、人数がとても少ない今シーズンのチームは、一人でも気持ちが離れてしまったりみんなの気持ちが同じ方向に向いていなかったりすると、あっという間にチームは崩壊し、勝利を掴み取ることは出来ないと感じていました。

だからこそ、全てが勝利に直結する考え方ではなく、どの行動においても、人の心を動かすことに繋げるという考え方を持つことで、チームがどのような状況でも崩れることはなく、勝利も手に出来るはずだと信じていました。

そしてこのチームをみんなが本気で好きになってこそ、自分を犠牲にしてでもチームの為に何が出来るのか考えて行動が出来、その行動が仲間に力を与えると思いました。だからこそ、このチームで良かったと思ってもらえるような組織にするのだと強い気持ちを持ち続けていました。

 

ですが、結果を見れば自分達でも驚くほどの大差をつけられ、圧倒的最下位で降格となってしまった今シーズン。

「みんなと笑いたい、みんなとなら奇跡を起こせる!」心の底からそう信じて最後の1戦まで戦ってきましたが、やっぱり人生は甘くないと、改めてつきけられたシーズンとなってしまいました。

慶應に入部して未だ勝利を味わったことがない選手がピッチのほとんどを占める中で、今年も歓喜の瞬間を味わわせてあげられなかったことは、4年としても主将としても申し訳なく、不甲斐ない気持ちです。それでも、全員で力を合わせて頑張るとはこういうことだ!と改めて実感し、勝利を手にした暁には、どれだけ幸せな気持ちになるのだろうかと、毎週末ワクワクした気持ちで試合に臨んでいたシーズンでもありました。彩香と練習後に湯船に浸かりながら「勝ったら泣くね」と勝利を思い浮かべて話していたほどです。

 

あんなにも負けていたのに、「次こそは勝とう!」「絶対点取ろう!」とみんなが強い気持ちを持って毎週末を迎えられていたのは、このチームが好きだという気持ちがみんなの中で芽生え始め、私達に拍手を送ってくれる保護者と応援してくださる方々の存在を実感し、本気で向き合ってくれているスタッフ陣がいたからだと思います。

特に、ずっと私達と向き合ってくれているスタッフ陣の口から出る言葉や行動には、感動のあまり瞬きをしたら涙が溢れるというところまで来ていたことも多々ありました。(溢れたこともありました。笑)

その中でも私が一番印象に残っているのは、ある試合後の集合で、GKコーチの髙橋さんが「俺らは君たちのことを絶対に見捨てないよ」と言葉をかけてくれて、それに続いてテソンさんが「誰がなんと思おうがみんなは俺の誇りで自慢の選手です」と全員に伝えてくれた時です。

こんなにも結果を出せないのに、こんなにも教えてくれたことを上手く実行できないのに、決して怒ることなく、どのようにしたら成長できるかを一緒に考えてくれるスタッフ陣。ここまで私達を大切にしてくれるスタッフ陣の為にも、応援してくれる全ての人の為にも本当に勝ちたいと、いつの間にか口を揃えてみんなが言うようにもなっていました。

 

今考えても、結果が出なかったことは悔しい。本当に悔しい。本当に本当に悔しい。

けど、明日香が私に対して「里衣子さん下向くなよ!!」と喝を入れてくれたり、「カバーは任せてね」と愛実が横で心強い言葉をかけくれたり、「いっぱい走るから何でも指示して」とチームに安心感をもたらそうと頑張る莉子がいたり。真理加や佳那を引っ張る真智や沙羅がいたり。

名前を挙げた子達に限らず、自分がこのチームの為に出来ることを考え、助け合いの精神と支え合う気持ちで、一皮むけようと頑張っている後輩達の成長に喜びを感じ、自分は間違っていなかったと、自分に自信を持てるようにもなりました。

そして、最後の入れ替え戦に臨んだチーム体制こそが、私が描いていたチーム像に一番近い形でもありました。

私は、高校入学前からソッカー部でプレーすると心に誓い受験に励んでいたので、ソッカー部に入るという選択肢意外考えられなかったのですが、全員が全員そうではないのがソッカー部女子の良さだと思います。

色々な考え方や色々な経験をしてきた人の集団だからこそ、悩むし、上手く行かないし、迷うこともあるかもしれないですが、何度も話し合いを重ね、包み隠さす想いをぶつけ、お互いを知ってこそ、深い絆が生まれてソッカー部はパワーアップしていくのだと思います。

 

今シーズンを振り返って、全員がこのチームでよかったと思ってくれているかは分かりません。でも、私は胸を張ってこのチームでよかったと心から言えます。熱くなりやすい私は、ついついピッチ上で強く言いすぎたり、厳しい言葉に涙を流させてしまったりした人もいます。それでも、最後の最後まで私についてきてくれてありがとう。一緒に戦ってくれて、一緒に泣いてくれて、一緒に頑張ってくれてありがとう。

 

ソッカー部での生活を終え、サッカー人生を終え、思い浮かぶことは「ありがとう」この言葉に尽きます。どう伝えたら良いのか分からないほど、言葉では表せられないほど、私に関わってくれた全ての人に感謝の気持ちでいっぱいで、一人ひとりに直接お会いしてお礼の言葉を伝えたいです。

そして伝統あるソッカー部の一員になり、多くの人に出会って、たくさんの経験をさせてもらえたことは、とてつもなく大きな財産となりました。

ソッカー部での経験に誇りと自信を持って、これからも「常に笑顔・常に全力」で挑戦し続けたいと思います。

 

最後に、このような状況下でも会場に足を運んでくださった方、オンラインを通じて応援をしてくださった方、女子部に関わってくださった全ての方に心から感謝申し上げます。

今シーズン苦しみながらも逞しく成長した後輩達は、また新たな目標に向かって突き進んでいくと思います。

みんなへの感謝とたくさんの愛を込めてTEAM2022にバトンを繋ぎます。

重ねてにはなりますが、沢山の応援をありがとうございました。

 

 

 

『ソッカー部女子への感謝』(4年藤田椰也子)

2022.01.29

ホームページをご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。

昨年はTEAM2021に多大なるご支援とご声援をいただき、誠にありがとうございました。

何事にも真摯に向き合い、チームを盛り上げ続けてくれた、女子部一の愛されキャラ高月彩香からバトンを引き継ぎました、経済学部4年の藤田椰也子です。

昨年12月5日に行われた入れ替え戦を最後に、TEAM2021の活動は終了致しました。ソッカー部での活動の勲章、日焼けした肌が日に日に白くなっていくのを見て、生活の中心であったサッカーを引退したことを実感しています。

私が初めて女子部の練習に体験参加させてもらったのは中学3年生の時です。小学生の時にソッカー部の存在を知り、練習に参加させてもらいました。

当時はまだ中学生だったので、もし慶應に合格して女子部に入ることが出来たとしても、同じ時期に部員としてサッカーをすることはない先輩方だらけでした。そんな中でも先輩方は私をあたたかく迎えてくれて、たくさん女子部のことを教えてくれました。どんな人でも認め合う女子部の雰囲気に惹かれ、絶対に入ると心に誓ったことを今でも鮮明に覚えています。

そして今、夢だったソッカー部で4年間のサッカー生活を終えて、最後のリレー日記を書かせてもらっていると考えると、とても感慨深いです。「ソッカー部女子」や「サッカー」は、常に私を奮い立たせる存在でした。ソッカー部女子に入ること、そして黄色いユニフォームを着て慶應を背負ってプレーすることを夢見て勉強やサッカーに取り組んできました。

4年間を終えた今思うことは、ソッカー部女子に入ることが出来て本当に良かったということです。ソッカー部女子は、魅力溢れる組織だと思います。人数は少ないですが、それぞれ多種多様な考えを持っていて、チームの目標に向かって練習、ミーティングを重ね、日々切磋琢磨し続けています。

そして、みんながチームのこと、仲間のことを想っています。様々な立場にいる仲間が、サッカーに於いても、それ以外のことに於いてもお互いを応援し合っています。部活の創設や昇格降格、そこにある先輩方の想いが歴史として残されています。他にも魅力的に感じる部分がたくさんあり、私が憧れた空間そのものでした。時を過ごしていくうちにたくさんの女子部の良さを感じました。

こんな魅力的な組織だったからこそ、4年間で、嬉しいことや悔しいこと、忘れられない瞬間を味わうことが出来ました。その中でも特に、女子部史上初のインカレ勝利を飾ったときは言葉に言い表せない程の感動と高揚感に満ち溢れていました。

上級生になり、2年間幹部としてチームと関わった中で、チームについて長い時間をかけて考え、仕事をする中で組織や大会の成り立ちを知り、そこに関わってくれる沢山の方々の存在を感じました。

また、この4年間でたくさんの素敵な方々に出逢うことが出来ました。

スタッフの方々や、OBOGの方々、KSSの幼稚舎生・保護者の方々、地域の方々。挙げればきりがありませんが、ソッカー部に所属しなければ巡り合うことが出来ませんでした。誰かが頑張る姿を見て、良いことも悪いことも、全てが私を鼓舞する力となり、闘い続けることが出来ました。みんなと本気で取り組む練習や試合が本当に好きでした。ソッカー部女子が出会わせてくれたご縁に、感謝の気持ちでいっぱいです。

今まではサッカーが原動力で、当たり前のようにサッカーをさせてもらう環境があり、仲間がいて、周りの方から与えてもらっていました。経験したこと、感じた喜怒哀楽、出会えた方々は私の財産です。ソッカー部女子に出会い、ここを目指してきて、4年間続けることが出来、本当に良かったです。今後は、誰かを支える存在になれる様、「ソッカー部女子の卒業生」として相応しい存在になれる様、精進して参ります。そして大好きな女子部のサポーターとしてずっと応援し続けようと思います。

最後に、、、頼もしい後輩達が、来年以降も慶應らしく闘って、1部の舞台で、インカレの舞台で、花を咲かせてくれると思います。また、「ソッカー部女子」という組織の船が、中の人が変わっても、船の部品が変わったとしても、私が憧れを抱いたように、かっこいい存在であり続けて欲しいと思います。

今後共、女子部の応援を宜しくお願い致します。

次は、女子部の主将として、どんなときも一番にチームのことを考え、声を出し、引っ張り続けてくれた中井里衣子にバトンを引き継ぎます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

『0勝』(4年高月彩香)

2022.01.12

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

2021シーズン副将を務めさせていただきました、環境情報学部4年の高月彩香です。

副務として、幹部として、3年生ながらピッチ内外でチームを支えてくれた秦野くるみからバトンを受け継ぎました。去年の今頃は副務になるかどうかで非常に悩んでいましたが、チームの為に自分の殻を破り、今シーズン非常に大きな変化を起こした一人です。その責任感と勇気ある選択に、本当に感謝しています。ラスト1年、J代表の勲章と共に、悔いなく最後までやり切って欲しいです。

さて、ついに最後のリレー日記を書く時が来てしまいました。ここまでの大学4年間、もっと言えばサッカー人生14年間。短かったような、長かったような。特にラスト1年は、私にとってこれまでで最も濃い経験をしたと感じています。振り返れば、年間23試合で1分22敗。何度思い返しても、史上最悪な結果です。

そんなラスト1年を締めくくった4年生として、大学サッカーを通して学んだこと、感じたことをここに書き留めておきたいと思います。大学卒業の時点で考えることなんて、長い人生で見ればちっぽけなものかもしれませんが、今感じているこの気持ちを忘れないように、この場をお借りします。

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なぜ大学サッカーなのか。

なぜ慶應ソッカー部なのか。

なぜここにいるのか。

 

誰もが一度は考えるであろう、この疑問。何か大きな壁にぶつかった時に、原点に戻ろうと考えた末、ここに辿り着く。私自身2年生の時のリレー日記でテーマにした内容だが、未だに答えは見つからない。しかし、その答えはそこまで重要ではないような気がしている。

自ら何もしなくても、組織の中に存在することは出来るし、その組織が大きければ大きいほど、特に問題にもならない。何もしなくても、他の誰かがやってくれるかもしれない。そんな事を考えていた1年生の時。学連という役割が降ってきた。それまでの自分を変えたいとどこかで考えていたのだと思う。半分周りの環境が後押ししてくれたお陰もあり、務めることに。

正直迷いはあった。めちゃくちゃ楽しいものでもなければ、サッカーをプレーする事ほど夢中になれるものでもない。そこにやりがいを見出せるのか。やって後悔はないのか。

けれど、大学4年間を終えた今。それが一つの分岐点だったと考える。

一歩外に出れば、全く違う世界が広がっている。

サッカーをプレーする事しかしてこなかった私は、その裏でどれだけの人が動いてくれているのか、支えてくれているのか、そこで初めて知った。

一つの試合に対しても、その大会をどういう位置付けで行うのか、どう進めていくのか、その将来性についてまで、何ヶ月も前から話合い、身を粉にして働く人がいて、実際に会場運営をする人がいて、審判の方がいて…。ここには書ききれないほど、多くの人が携わり、一つの試合が行われる。実際にそこに入り、それを肌で感じるまでは、これほどのものだと思っていなかった。

さらにそこには、自分が負けて出られなかった大会の運営でも、文句ひとつ言わず、悔しさを胸にしまい、誰かのために一生懸命動く人達がいる。その姿を目の当たりにした時、自分自身がすごくちっぽけに見えた。

この経験がなければ、私は本当の意味で理解することは出来なかったと思う。誰かの頑張りは、他の誰かの頑張りで成り立つものだと。

そして、自分がその裏に立った時、誰かのために頑張る気持ちを惜しんではいけないと。そしてやりがいとは、自分がどれだけ主体的に動けるかだと思う。

組織の中で存在価値を見出すことは難しい。「私にしか出来ないこと」なんていう綺麗事はないからである。その人がいなくなれば、他の人がその役割を担う。ただそれだけ。

だからこそ、私は自ら動ける人であり続けたい。言い訳を周りに探すのではなく、自らやりがいを見出せるように。どんな組織にいようとも、思考を止めず、考え続けたい。「なぜ私はここにいるか」ではなく、「ここで私は何をするか」を。

 

そしてもう一つ。ここに残したいことがある。それは、ラストシーズンについて。

どこの組織にいっても、組織内での個人差は必ず存在する。サッカーの組織で言えば、レベルの差、経験年数の差、これまで過ごした環境の差。ソッカー部は、その個人差が大きい。周りの人には「大変だね」とも言われるが、私はそうは思わない。むしろ、それが強みだ。

レベルの高い人が、経験の長い人が、偉いわけでもなければ、正しいわけでもない。どれだけ個人差があっても、一人の選手として、人として、同等の立場で意見を交わし、チームの為に全員が本気になれる組織。

そんな組織を目指し、個人差関係なく全員が輝けるチームを目指し、4年間やってきた。こんなチームだからこそ。このチームで勝ちたい。結果を出したいと。

しかし終わってみれば、0勝。2部降格。強みを、強みにすることが出来なかった。副将として、4年生として、本当に情けなく、申し訳ない。これでもかというほどに、勝てず。苦しい気持ちが圧倒的に多かったラストシーズン。

それなのに、私はこのチームが大好きで、サッカーが大好きだ。あと1年このチームでやりたいと、本気で思ってしまうほど。それは紛れもなく、チームメイト、スタッフの方々、応援し支え続けてくれた方々のお陰である。

この0勝という結果を、プラスに捉えられる事は今後も二度とないと思う。けれど、そこまでの過程を、経験を、それがあって良かったと思えるように、これからの新たなステージで頑張っていきたい。そして、この苦しいシーズンを最後まで前向きについてきてくれた後輩達には、今年こそ、みんなで喜び合う瞬間を味わって欲しい。自分を信じて、仲間を信じて、チームの為に闘い続けて欲しい。

「成功は決定的ではなく、失敗は致命的ではない。大切なのは続ける勇気だ。」

ある時テソンさんが私達に送ってくれたこの言葉。結果だけに一喜一憂し、本質を見ることを忘れてはいけないと。もし今後、同じように結果に悩まされることがあった時、この言葉を忘れずにいたい。

 

 

 

 

 

(株式会社リクルート 広告より)

 

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最後に、私はここまで沢山の方に支えられ、歩んでくることが出来ました。この場を借りてその感謝を伝えさせていただきます。

まず、こんなにも結果が出ない中でも応援しサポートし続けてくれた先輩方。最後まで諦める事なく闘い続けてくれた後輩達。色々な場面で女子部に力を貸していただいた、友峰さんをはじめとする男子部の皆さん。そして何よりも濃密な4年間を共にした、同期の2人。私はこのチームが大好きです。最高の4年間、ありがとうございました。

さらにどんな結果でも見捨てる事なく、私達と向き合い続けてくれたスタッフの方々。負ける度に申し訳なさと不甲斐なさで一杯になりましたが、それでも折れる事なく前を向き続けて来られたのは、間違いなくスタッフの方々のお陰です。毎週送ってくださっていた「#96_テソンさんの部屋」のメッセージを今シーズン何度も読み返し、気持ちを奮い立たせていました。(全部スクショしています。) 私はこのチームでサッカーが出来て、本当によかったです。ありがとうございました。

そして14年間素晴らしい環境で、サッカーを続けさせてくれた家族。どんな時もそばで支えてくれた、自称・カッコ悪い4年生。本当にありがとう。これからも宜しくお願いします。

 

最後になりましたが、このような状況下でも、遠方まで足を運んでくださったり、配信を見てくださったり、最後までたくさんの応援、本当にありがとうございました。皆様の応援が、私達の大きな力となっていました。来シーズンは2部での闘いとなってしまいましたが、後輩達がこの経験を糧に、結果を出してくれると信じています。

今後共ソッカー部女子の応援、宜しくお願い致します。

 

TEAM2021副将 高月彩香

 

『感謝』(3年秦野くるみ)

2021.12.25

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

いつでも頼まれた仕事に全力で取り組む、同期の行德のえからバトンを受け継ぎました、総合政策学部3年の秦野くるみと申します。

今回のリレー日記では、入れ替え戦を終えた今、感じる想いを素直に綴らせていただこうと思います。まとまりのない文章ではありますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

今年はたくさんの感謝と出会うことが出来た1年でした。

副務を務めさせてもらえたことで、倶楽部会議に参加する機会を得て、OB・OGの皆様が私達現役選手のために、様々な面から驚く程多大な支援をしてくださっていると知れたこと。監督やコーチが、お仕事でお忙しいにも拘らず、グラウンドに来てサッカーを教えてくださっていること。男子部との兼任で休みが少ない中でも、女子部のために熱くご指導してくださっていること。男子部浅海監督のご厚意により、これまでずっと夜のみだった練習時間を調整してくださったこと。苦しい状況が続いている私達を想い、OGの方々が平日にも拘らず、お仕事前に朝練に参加して発破をかける言葉を残してくださったこと。私達が1勝も出来ていなくても、大量失点で情けない試合をしても、変わらず応援してくださった皆さんがいたこと。

他にも、たくさんの有り難い瞬間に出会ってきた1年だったからこそ、先輩方が必死にもがいて何とか守り抜いてきた1部の舞台を来年に残したかった。入れ替え戦に勝利して皆さんに喜んで欲しかった。たくさんの感謝を、ピッチ上で闘う原動力に変えて、1部残留という結果をもぎ取りたかったのですが、それを実現させることは出来ませんでした。上級生として、前線の選手として、チームを勝利に導くことが出来なかったことに不甲斐なさを感じています。

慶應は1部にいてこそ、より存在を輝かせることが出来る。

スポーツ推薦のない大学が、1部の舞台で必死に闘い続けてこそ、必死に強豪校にくらいついてこそ、人の心に届けられるものがある。慶應が1部で勝利してこそ、届けられる想いがある。私はそう思っています。だからこそ、1年で慶應が1部へ戻れるように。入れ替え戦で負けた悔しさを原動力に変え続けて、2部での闘いに挑みたいと思います。
私は多くの方々が目を通すこのような場で、自分の心の内を赤裸々に記すのが得意ではありません。だからこそ自分自身のプレーで、ピッチ上で闘う姿で心の内にある想いを思いっきり表現したい。自分の表現するものがチームの結果に結びつくように。見てくれた誰かの心に響くように。自分達の力で、慶應の価値を証明できるように。ラスト1年、慶應のために自分が出来ることを、地道に着実に積み重ねていきたいと思います。

次は、今シーズン副将を務めた4年の髙月彩香にバトンを託します。何かアドバイスを求めれば、いつも真摯にとてもためになる意見をくれて頼り甲斐がある、その上いじられキャラでもあり、チーム1の愛されキャラであるという完璧さに、感服することばかりです。そんな彩香さんが最後のリレー日記にどんな想いを綴ってくれるのか。今からとても楽しみです。

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。来シーズンも、温かいご声援の程宜しくお願い致します。

 

『デビュー戦、フィールドとして出場したキーパーの話』(3年行德のえ)

2021.12.14

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

いつもソッカー部女子を応援していただき誠にありがとうございます。同期の髙橋佳里から紹介に預かりました、法学部政治学科3年の行德のえと申します。

彼女は大体私のことを把握していると言っていましたが、本当にその通りです。なので、最近は思考が読まれているのではないかとビクビクしながらボケています。いつもツッコミありがとう。また、頭が良いと褒めてくれましたが、「ただ雑学をたくさん知っているだけ」ということと、文才と語彙力に欠けるため、期待に添えるような文章を書けるかは分かりません。そして彼女が言う通り、今シーズン私が経験してきたことはとても独特でした。今回のリレー日記はその経験について書かせていただきます。拙い文章ではございますが、どうか最後までお付き合いいただければと思います。

前回のリレー日記でも書いたが、私は昨年からゴールキーパーとして選手復帰をした。私から見た公式戦用のキーパーユニフォームは大好きなバルセロナのユニフォームよりも遥かにキラキラしていて、早くそれを着て出場したかった。部屋に飾って毎日練習前に眺めていた。だが、大学でのデビュー戦に私は黄色のユニフォームを着て出場した。

ソッカー部女子は長らく人数不足に悩まされている。早稲田大学や日本体育大学など、名だたる強豪校がひしめき合うこの大学リーグ1部の舞台において、ここまで人数が少ないチームは無いだろう。スポーツ推薦があるわけでは無いし、そもそも慶應義塾大学の入試は難易度が高い。内部進学者でサッカーを続ける人は少ないし、もちろんスポーツをやっている以上怪我は避けられないため、無念の離脱を強いられた選手もたくさんいる。様々な理由があって人数が少ないのだ。だから、セカンドキーパーの私がフィールドプレーヤーとして練習に参加し、試合に出場することになったとしてもそれ自体は驚くべきことでは無い。

ただ実際にはとても不甲斐ないことに、完全に割り切ってフィールドプレーヤーとして練習には取り組めなかった。キーパー陣がグラウンドの反対側で練習しているのに自分だけ離れたところにいて、本当に、本当に心の底から寂しかったし悔しかった。だが、ポジティブな気持ちを持って取り組んでいたことも確かだ。

『どのような状況であってもチームのために自分が出来るベストを尽くす』

これが、私がソッカー部員として過ごす中で一番大切にし、チーム、個人の勝利に繋がることだと信じてやってきたことである。

練習、試合前の準備は完璧に。練習では1分1秒すら無駄にせず学ぶ、成長に繋げる。動画を見て戦術、サッカーへの理解を深める。ピッチに立っているなら誰よりも勝利に貪欲な姿勢を見せる。ピッチに立てないなら声でみんなを鼓舞する。出来る限りのサポートをする。

“チームのために” “勝つために”

そう考えればフィールドとしての練習にも試合にも前向きな気持ちで臨むことが出来た。そもそも慶應のユニフォームに袖を通して闘えること自体、私にとって大きな意味を持つ。今まで試合に出場できなかった自分が、どんな形であれピッチ上で貢献できる機会をもらえたこと。先輩達が繋いできてくれた舞台に立てたこと。チームのために闘えること。本当に嬉しかった。それに、共に切磋琢磨してきた明日香(2年・十文字高)と一緒のピッチに立って闘うなんて普通はあり得ない話なので、武蔵丘短期大学戦の後半キックオフの前にはワクワクした。ワクワクしすぎて、本来であればグータッチするところを思わず手をガシッと掴んでしまったくらいだ。もちろん、ゴールキーパーとフィールドプレーヤーでは技術、フィジカルなど、求められるものが大きく変わる。いきなり適応するのは難しかった。だが、ゴールキーパーとしても、フィールドプレーヤーとしても『半端者』だった私は、チームのみんなに追いつこうと必死だった。

そしてそこから私はフィールドプレーヤーとして功績を残し…なんて上手くいくはずもなく。練習でミスをする、キーパー練習に参加できても上手くいかない、7年ぶりのフィールドプレーヤーで慣れない動きも入るため体が悲鳴をあげる、心ない言葉をかけられる。プレーが思い通りにいかないことに苛立ちや歯痒さを感じ、周りには「なんで誰も気持ちを分かってくれないんだ」と怒りや不満が溜まっていった。次第にチームメイト全員が敵に見えるようになり、「誰も私に期待していないなら、結果を残して全員見返してやる」と反骨心のみでプレーするようになった。

だがある日突然私の中で何かがプツッと切れた。ピッチ内で貢献できる選手で無いなら、ピッチ外で誰よりもチームに向き合うべきなのにそれを放棄した。チームメイトの私に対する視線も変わったことは感じていたが、心の底からどうでもよかった。「所詮自分はゴールキーパー/フィールドプレーヤーのスペアだから」と。

ソッカー部女子の公式戦名物、「のえの叫び」も影を潜めた。素直に「チームのために」と思えなくなった。そこからしばらくして、プレーできるフィールドプレーヤーの人数が増えたので、私はまた毎日の練習にゴールキーパーとして参加できるようになった。

その後、7月31日に行われた対帝京平成大学戦では先発フル出場することが出来、「やっとキーパーで試合に出られる!」という喜びに溢れ、「ここでゴールを守り切ってチャンスをものにしよう」と意気込んで久しぶりに前向きにサッカーに取り組めたはいいものの、結果は0-5の大敗。自分の力不足と不甲斐なさを改めて思い知らされた。またサッカーを心の底から楽しめることは無くなった。

しかし、最近ある言葉に出会った。

「今日の自分がしている事が、“明日なりたい自分”に繋がっているかを己に問え」

自然と頭の中で私のなりたい姿をイメージしていた。チームを勝利に導ける、守護神と呼ばれるような存在。私が尊敬する人達と同じくらいかっこいい先輩。そんな先輩達からも信頼されるような後輩。それが私のなりたい自分で、その理想像に向けて行動していきたいと考えるようになった。そこからチーム、サッカーへの向き合い方は変わったと思う。(時期を同じくして相談した先輩の存在がとても大きかったので、この場をお借りしてY先輩に感謝の意を伝えると共に、そういう頼れるかっこいい先輩になると改めて誓います)

まだまだ大きく自分を変えられたとは思わない。社会人スタッフ、チームメイトからの期待値や信頼度も変わっていないだろう。でも今日の自分の行動が明日の自分に繋がっているならば、全ての瞬間を大事にしながら、楽しみながら、緊張感と責任感を持って過ごしていこうと思う。その積み重ねで、いつか“なりたい自分”になれることを信じて。

ここまで非常に長く、拙い文章となってしまいましたがご覧いただきありがとうございました。この経験は私がダークサイドに近づいた瞬間(危うくベイダー卿になりかけるところでした)ではありますが、この経験を辛かったからといってなかったことにするのではなく、未来に生かす形で自分の中で消化できたのは本当に良かったなと思っています。12月5日に行われた1部2部入れ替え戦の結果を以て、今シーズンは降格という形で幕を閉じました。1部の舞台を繋げられなかったこと、笑顔で終われなかったこと、勝利の二文字を届けられなかったこと。悔いの残る形となってしまいましたが、どんなに打ちのめされようと進んでいくしかありません。荒鷲の誇りを胸に、先輩方の想いも背負って今後も闘い続けます。

TEAM2021を応援していただき、誠にありがとうございました。今後ともソッカー部女子に変わらぬご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。

次のリレー日記を担当するのは同期の秦野くるみです。彼女は写真を撮るときは必ず(と書くと怒られそうなので60%くらいの確率で、ということにしておきましょう)背伸びをします。ですがリレー日記ではきっと等身大でありのままの彼女の想いを綴ってくれることでしょう。1年間副務としてチームの中心に居続け、一回りも二回りも成長した彼女が何を書くのか、とても楽しみです。

 

『慶應のために』(3年髙橋佳里)

2021.12.02

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。総合政策学部3年の高橋佳里です。

同期のフェイからバトンを引き継ぎ、3回目のリレー日記を書こうとしています。フェイをいろんな場面で紹介しすぎて、レパートリーが無くなってきました。

「顔がかっこいい」「ストイック」「動物と自然には弱くてメロメロ」

以上の3点だけで大体フェイの説明は出来ていると思います。フェイのリレー日記にもありましたが、今年は多くの苦難が彼女に訪れ、今も戦い続けている最中です。ですが、常にブレる事なく、サッカーのために少しずつでも着実に前に進もうとしている姿は本当に強いし、かっこいいなと思います。なんとかなる!頑張っていこう!

私はみんなのリレー日記を読む時間が好きです。普段は感じにくい、一人ひとりの熱い想いを知ることが出来、自分も頑張ろうと思わせてくれるからです。「日記」というものはもっと軽やかで読みやすいものではないのかなと思うのですが、リレー日記は今や1年に1度の一大イベントとなっています。自分もこの貴重な3回目を無駄にしないよう、自分の想いを伝えられればと思います。長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

私は慶應という組織に感謝しかない。この環境に自分がいれることに感謝で溢れている。とても素晴らしい環境があって、多くの人に支えられていて、素敵なチームメイトがいて。こんなにも恵まれた環境にいることが出来る自分はとても幸せだなと思う。

この3年間を振り返ると、自分はチームに多くの迷惑をかけてきたように思う。毎年必ず、大事な時期の直前にチームを離脱する。1年生の時のあの一瞬の接触によって、何回も膝に痛みが出て、サッカーが出来なくなる。チームにとって大切な試合に出ることが出来なくなる。毎回、試合に出られない、サッカーの出来ない悲しさや悔しさなどの個人的な感情より、チームに迷惑をかけている申し訳なさとチームに貢献できないもどかしさでいっぱいになる。本当はピッチに立って自分の出来ることや得意なプレーでチームを助けたいのに、外から声をかけることでしかチームの為に出来ることが無くて、すごく嫌になる。自分はこの3年間チームに何も出来ていないし、結果を残すことも出来ていない。慶應という組織にプラスの価値を何も与えていない存在なのである。

しかしそんな自分でもこの組織は求め続けてくれて、居場所をくれる。自分を信じてくれて、見放すことが無く、待ってくれる。本当に有り難いことで、感謝の気持ちで溢れる。自分は幸せ者だなと思うし、この居場所が本当に好きだ。慶應に来てよかったと思う。そのためならいくらでも頑張ろうと思えて、自分が前に進む原動力を作ってくれる。

だからこそ私は、そんな素晴らしい慶應という場所に恩返しがしたい。慶應のために自分のやれること、出来ることの全てを懸けて、感謝を体現したい。この恵まれた環境の有り難さを感じ、奉仕していきたいと強く思う。

慶應には素敵な人達がたくさんいて、その人達がいるから素晴らしい組織が作られている。その人達のために、自分が力になりたい。自分が一番に頑張ろうと思うし、まず自分が犠牲になりたい。チームのために全てを尽くし、みんなの助けとなりたい。

自分に出来ることなら何でもする。自分の全てを懸ける覚悟を持って、向き合っていこうと思うし、そうやって慶應という組織に恩返しをしていく。

(とりあえず一旦、膝を治すことから始めます)

 

こんなに強気なことを言っていますが、自分はとても弱く、すぐ妥協して、逃げるための言い訳をして、楽な道に進もうとしてしまいます。だから、ここで自分への戒めとして記したかった。意思表明することで逃げられない環境に置きたかった。その為に今回これを書きました。書いている時も、こんなことを言ったら絶対自分が苦しくなるだろうなぁと思いながら、書き切ってしまいました。ですがもし後ろを向いてしまいそうな時は、この文章を読み返してなんとか踏ん張って、言い聞かせて、やるべきことをやり続けたいと思います。

リーグ最終節が終わってから1ヶ月経ち、入れ替え戦の日がついにやってきます。この1年は、負け続けて、本当に苦しくて、なんとか気持ちを保っていないとすぐに心が落ちていってしまいそうでした。だけど、そんな時にテソンさんやスタッフの方々は見捨てずに、常に自分達を信じ続けてくれて、男子部も応援し続けてくれました。

そして何より、4年生が折れないで踏ん張ってくれました。4年生として当たり前なのかもしれないけど、りえこさんが主将として、辛くても声を出し続けて強い想いを届けようとしてくれて。彩香さんが副将として、誰よりも走ってチームを鼓舞し続けてくれて。ややこさんが主務として、全ての責任を負ってチームを支えてくれて。

だから私はその4年生の背中を見て上記に書いたような意思を自分も持てたし、みんなもなんとか前を向き続けて、持ち堪えて、進んでこられたのだと思います。4年生が見せてくれた姿や示してくれたものが本当に偉大なものだったからこそ、慶應での最後の公式戦、そして自分達と戦う最後の試合になんとか勝って、心から頑張ってきてよかった、自分達のやってきたことは間違ってなかったんだと肯定して欲しい。最高の笑顔で幕を閉じてほしい。そして自分達を褒めて欲しいなと思います。

愛をいっぱい注いでくれるテソンさんの為に。

ずっと見捨てずにいてくれたスタッフ陣の為に。

まだ慶應に来て勝ったことのない1、2年生のために。

4年生に最後笑ってもらうために。

それぞれがそれぞれの為に全てを賭けて、全員で戦おう!!

そして絶対に勝利を掴む!自分達は出来る!!

(追記:ちなみに私は今年インカレの運営をしています。今年の大会コンセプトは「その瞬(とき)を咲かせろ」です。これはこれまで苦しくても積み重ねてきた努力があるから今の自分がいて、その努力してきた瞬間を咲かせて欲しいという意味を込めて、私が考えました。慶應での苦しい経験を通し、これまでの努力は決して意味のないものではないし、逆境の中で咲いた花は美しいだろうなという思いが溢れ、大会コンセプトとして表現してしまいました。むしろ慶應に向けたメッセージです。インカレには出られないけど、自分達は入れ替え戦という場で“その瞬を咲かせたい”と思います。)

入れ替え戦は12月5日12:45kickoff @S F Aフットボールセンター vs十文字学園大学との試合になります。有観客試合なので、ぜひ現地に足をお運びいただき応援していただけると嬉しいです。慶應のプライドを示し、絶対に、来年の1部の舞台を残します。

暖かいご声援の程、宜しくお願い致します。

次の担当は、寮で隣の部屋に住んでいて、日常を逐一報告してくる同期の行徳のえです。のえのことなら大体把握している気がします。最近のえが考えていることは、鍋食べたい、ドーナツ食べたい、じゅ〜じゅ〜のお好み焼き行こうの3本だてです。独特な個性の強さで出会ったことのない珍しいタイプですが、本当に人思いですごいなと思うし、とても優しい子です。そんな彼女ですが、今年経験してきたこともすごく独特で、のえ色でいっぱいな気がします。頭が良くて、文才ある彼女の素晴らしいリレー日記をご期待ください!

 

 

『サッカーが好きだから』(3年ブラフフェイ)

2021.11.24

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

慶應の絶対的守護神であり2年のお母さん的存在の野田明日香からバトンを受け継ぎました、文学部3年のブラフフェイと申します。

私をさん付けで呼んでいたのは1週間程度、今では「さん付けとか違和感すぎて呼べない」と言い張っています。そんな彼女は、しっかり者で責任感が強く、どっちの方が年上か分からなくなってしまう時があります。頼りにしているよ、これからも慶應のゴールを守り抜いてくれ。

さて、早速ですが、私が最近意識している言葉があります。

「苦しい時に苦しい選択を」

これは、日頃からテソンさんや福本さんがよくおっしゃる言葉です。

苦しい時にどのように振る舞うか。

苦しい時に逃げずに立ち向かうことが出来るか。

TEAM2021は大学リーグが開幕してから一勝も出来ず、苦しい状況に置かれています。まだ今年は終わっていませんが、個人としても苦しいことの多いシーズンだと感じています。普段、自分の想いを長々と語れる機会があまり無いので、この場を借りて語りたいと思います。拙い文章かとは思いますが、少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。

大学入学から多くのポジションを経験させてもらい、監督やコーチ、先輩方から多くのことを学んできました。練習も楽しく、毎日ワクワクしながら練習時間を迎えていました。そして去年は特に、ゴールという形でチームに貢献する楽しさを多く経験させてもらいました。

FWとしてどんどん上手くなっていく感覚もあり、毎日サッカーや自分と向き合うことがひたすら楽しかった。それは今シーズンに入ってからも同じで、男子部のストライカーTRに参加させてもらうなど、日々、自分の成長を感じることが出来て最高に楽しかった。今シーズンの自分への期待も高く、10番を背負い、チームを勝利に導く。

そんな理想を描いていました。

そんな理想とは裏腹。普段私は試合の2日前にパワーTRをしてから試合を迎えるのですが、開幕戦2日前のこの日もTRが終わり、ストレッチをしようと座った途端、腰に鋭い痛みが走りました。開幕戦は痛み止めを飲み、コルセットを巻いてなんとか出場はしたものの、ちゃんとしたプレーが全く出来ずに終わってしまいました。

さらに、開幕戦2日後にひどい腹痛で病院に行ったところ、病気が見つかりそのまま緊急手術をすることに。1ヶ月半サッカーから離れることになりました。まさに予想もしていなかったシーズンの始まりでした。

お腹は思っていたよりも早く完治し、「やってやるぞ」という気持ちを持って復帰しました。しかし、プレー再開後にまた腰のあの痛みが襲ってきました。リハビリをしながらなんとか騙し騙しやっていけると思っていましたが、足のしびれと脱力感で長時間プレーすることが出来ず、自分の身体ではないような感覚でした。

「足が動かないのは気持ちの問題なんだ」と自分に言い聞かせ、毎日良いイメージを頭に植え付けて練習に向かっていました。しかし、一向に良くなる気配がなく、どんどん退化してしまっているように感じて、苦しくて仕方がありませんでした。チームとしてもなかなか勝ち点が取れず、本当に苦しい状況が長く続いていました。そして2週間後には負けたら降格が決まってしまう入れ替え戦が待っています。チームとしても個人としても、苦しい状況にあります。

「苦しい時に苦しい選択が出来るように」

チームが苦しい時に逃げずに立ち向かうことが出来るか。試合で自分が苦しい状況に追い込まれた時、その場しのぎの楽な選択をするのか、仲間が楽に次のプレーが出来るような選択をするのか。試合で笑う為には練習できつい思いをしなければならない。地面を這ってでもいいからとにかく逃げずに立ち向かう。

これは本当に難しいことだと思います。だけど、「苦しい時に苦しい選択」が出来るようになる瞬間が、「強くなる瞬間」だと思います。

私はまた思いっきりプレーをする為に長期離脱を覚悟し、腰の手術を決意しました。間違いなく苦しいと思ってしまう瞬間が多くあると思います。

それでも自分が苦しい時にどう振る舞うか。「この経験があって良かった」と思えるような選択が出来るのか。

サッカーが好きだから、苦しくてもいい。

サッカーが好きだから、それに立ち向かう。

これが出来た時、私はまた強くなると思います。離脱期間で、今まで出来ていなかった身体の使い方を習得したり、たくさんサッカーを観て頭を鍛えたり。今は、この期間で自分がどれだけ強くなれるかが楽しみで仕方がないです。今シーズンはもうプレーすることは出来ませんが、TEAM2021で自分に出来ることはまだまだあるはずです。勝つ為に出来ることが。4年生の為に出来ることが。

最近の学年ミーティングで、私は同期に、「どのような状況に置かれても変わらず努力できるフェイは、本当に応援したくなる存在だよ」という言葉をかけられました。今だから言うけど、あの時は本当に泣きそうになりました。どんな時でも支えてくれ、時には厳しいことも言ってくれる同期には本当に感謝しかありません。いつもありがとう。良くも悪くも、私は自分に没頭し過ぎて周りが見えなくなってしまうところがあります。「怪我」をプラスに捉えて、自分の為だけではなく、どのようにチームに貢献できるか、みんなの力になれるかを必死に考えながら今シーズンの残された時間を大事にしたいと思います。

「苦しい時に苦しい選択を」

チームとしても、個人としても試されている時期だと思います。苦しい時こそ逃げずに立ち向かおう。

みんな、ラスト全力で頑張ろう。

次は、我が家の愛犬、ヤマト君のあまりの勢いに圧倒され、猫派になってしまった髙橋佳里にバトンを託します。自分に対しても人に対してもゆるい佳里ですが、常に周りが見えていつでも人の為に行動が出来る彼女には尊敬しかありません。いつも佳里の「なんとかなる」と言う言葉に本当に助けられています。本当に信頼しまくっています。私にとって家族みたいな存在の彼女が、何を書いてくれるのか、とても楽しみです。拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後共、温かいご声援の程宜しくお願い致します。

 

『涙は女の武器』(2年野田明日香)

2021.11.18

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

話を聞いているかと思えば聞いていない、何か考えているかと思えば何も考えていない。そんな天然さを持つにも拘らず、ピッチ内では体を張ってゴールを守り、セットプレーではチャンスを作り出す頼もしい同期の福岡愛実からバトンを受け継ぎました、総合政策学部2年の野田明日香と申します。

2回目のリレー日記、『涙は女の武器』なんてタイトルを付け文章を書き始めましたが、このブログは恋愛啓発本でもありませんし、あいにく私はそんなことを語れる程の恋愛スキルを持ち合わせていません。恋愛に悩んでいるのなら彩香さんあたりに相談すれば素敵なアドバイスをいただけるはずです。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

突然ですが、このブログを呼んでいる皆様は最近いつ泣きましたか?

『全米が泣いた!』『衝撃のラストに涙が止まらない!』そんなキャッチコピーが世の中には溢れ、感動的な映画やドラマを見て思わず涙した方も多くいるのではないでしょうか。

では、ソッカー部のみんなに同じ質問を投げかけます。すると、大半の部員から「大学リーグで負けて泣いた」「自分のプレーが上手くいかず悔しくて泣いた」といった答えが返ってくると思います。入部1年目のTEAM2020もなかなか勝利を掴むことが出来ず厳しい戦いが続きましたが、今シーズンは昨シーズン以上に勝利や勝点が遠い存在となり、悩み苦しむ時間が今もなお続いています。5月に開幕した大学リーグでは、22戦21敗1分、獲得できた勝点はたったの1。試合後に誰かが涙を流し、里衣子さんが泣きながら締めの挨拶をすることがもはや毎週恒例になっていました。

個人としては、今シーズンから男子部のGK練習に参加させていただき、少しずつ技術的にも精神的にもレベルアップできているという実感がありました。それなのに、まったく勝てない。リーグ中盤には大量失点を重ね、自分のプレーも上手くいかず現実から目を背けたくなっていました。

そんな時、テソンさんから「試合で笑うためには練習で泣かなければならない」という言葉を頂きました。愛実のリレー日記でも登場したように、この言葉は多くの部員の胸に刺さったはずです。練習で辛い思いをしなければ、試合で勝ってみんなで笑うことは出来ない。今の苦しい状況から逃げることなく、まずは練習から向き合っていかなければならないと気付かされました。ずば抜けた技術や身体能力を持つ選手がいない私達だからこそ、当たり前のことを当たり前に積み重ねていくことが何よりも大切だと思います。

先日、男子部のInstagramに掲載されたある1枚の写真が女子部の中で「いい写だよね」と話題になりました。10月9日に行われた関東大学サッカーリーグ第19節筑波大学戦、2−1で勝利を収め泣きながらチームメイトと熱い抱擁を交わすGKの荒さん(4年・慶應義塾高/横浜F・マリノスユース)の写真です。

荒さんは卒業ブログの中でご自身のことを『カッコ悪い4年生』だと表現されていましたが、私は一度もカッコ悪いと感じたことはありません。なぜなら、荒さんこそ「試合で笑うためには練習で泣かなければならない」という言葉を体現する選手だと思うからです。男子部とのGK練習に参加する中で、自分の弱さから目を背けずに誰よりも真摯に取り組んでいる姿を目にした時、強く心を動かされました。チームがどんなに悪い状況下に置かれていても、自分がチーム内でどの立場にいても、常に100%を出し切ること。それが個人の成長に繋がり、結果としてチームの成長にも繋がっていくと私は信じています。

『涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように』

私達が今直面している状況は、まさにアスファルトのように簡単には打ち壊すことの出来ない強固なものです。しかし、それを打ち壊す強さを私達は辛く苦しいシーズンの中でたくさんの涙を流し、手に入れてきました。自分自身と向き合う強さ、チームのため・仲間のために戦う強さ、最後まで諦めずに走り抜く強さ。

今シーズン残された試合は12月5日の十文字学園女子大学との1部2部入れ替え戦のみです。手に入れた強さをピッチで発揮し何としてでも勝利を掴み取り、ソッカー部に相応しい美しい笑顔の花を咲かせてみせます。最後はみんなで嬉し涙を流しましょう!!

さて、4学年のうち最も個性的だと言われている2年生のブログがついに私で幕を閉じました。それぞれのブログからもその個性の強さを感じていただけたのではないでしょうか?

次は早稲田の6番…。ではなく、慶應の10番ブラフフェイにバトンを託します。甘いマスクでみんなを虜にする彼女ですが、たまに信じられない程つまらないギャグを言ってきます。「今のどう?」みたいな顔してこっち見るのやめてください。今シーズン怪我に苦しみ今もなお戦い続けている彼女がリレー日記で何を語るのか楽しみです。拙い文章でありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後共、温かいご声援の程宜しくお願い致します。

 

『想いを体現する』(2年福岡愛実)

2021.11.12

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

出会ってから約2年間を共に過ごしてきたにも拘らず、未だに「愛実」を「愛美」に間違えて必死に言い訳をしている同期の佐藤真智からバトンを受け継ぎました、環境情報学部2年の福岡愛実と申します。この際なので真智を初めとする皆様にも名前の漢字を覚えていただけると幸いです。

「リレー日記は何書くの?みんなの凄く良かったよね」と母親に言われ、プレッシャーをかけられる中、文才もなければ心に響くようなことを書ける自信もありませんが、率直に今の自分の想いを綴りたいと思います。拙い文章ですが最後まで読んでいただけると嬉しいです。

今シーズンは辛い時間が多かったように感じます。これは私だけではなく、チームの多くの人が感じているかもしれません。私は去年から今年にかけて、この慶應ソッカー部に入ってから1試合も勝利を経験することが出来ていません。それほど、勝つことの難しさを身をもって体感しています。約10年間サッカーをしてきた中でも、ここまで試合に勝てなかった経験は初めてで、個人的に上手くいかないことも多く、今までは練習よりも何よりも楽しみにしていた試合を迎えるのがしんどく、「本当にサッカーは楽しいのか?」と考えてしまう時もありました。それでも私がサッカーをやっている理由は、その辛さの先に喜びがあることを知っているからです。大学リーグ後期第8節の日本大学戦、たまたま自分が得点をすることが出来ました。今シーズンは得点が少なかったため、先制出来たことはもちろん嬉しかったのですが、私はそれ以上にみんなが笑顔で駆け寄ってくれた姿・ベンチや見に来て下さった方々が喜ぶ姿が忘れられません。その瞬間、サッカーをやっていて良かったと心の底から思いました。”その瞬間をもう一度みんなと味わいたい”その想いの一心に、もっと成長してチームに貢献したいと強く思いました。

また、改めて私には応援してくれる人や支えてくれる人、どんな時も一緒に闘う仲間がいることを実感しました。そしてその時に、自分だけではなく、誰かの想いを背負って、誰かのためにプレーしたいと思いました。たくさんの人に支えられ、サッカーに熱中することが出来るこの環境は当たり前ではない、こんなに幸せなことはありません。常に感謝の気持ちを忘れずに日々過ごしていこうと思いました。

「終わり良ければ全てよし」という言葉があるように、全ての物事で当てはまるわけではないものの、最後の結果がその過程以上に大切なこともあると思います。私は、今シーズンは辛いことが多かったと文頭に書きましたが、まだ決して今シーズンが終わったわけではありません。私は4年生とこの仲間とスタッフの方々と、このチームのみんなで絶対に勝ちたいです。勝利を掴み、笑顔で喜ぶ瞬間をみんなと味わいたいです。応援して支えてくださる方々と喜びを共有したいです。最後に勝つことが出来れば、今シーズンの辛いことは全てこの瞬間のためだったと、みんなで頑張ってきて良かったと思うことが出来ると思います。そのために、入れ替え戦はチーム全員で絶対勝ちましょう!自分達のためにも、怪我で思うようにプレー出来ない仲間のためにも、どんな時も私達を支えてくれるスタッフの方々のためにも、結果が出ない中でもサポートして応援してくださる方々のためにも。ピッチ上で自分の想いを、みんなの想いを体現したいです。このメンバーでこのチームで出来る最後の試合を楽しみながら、結果で恩返しが出来る様、全力で頑張りたいと思います。

私は今年で大学2年生になり、大学生活・大学サッカーも約半分が終わりました。「現状に満足していないか?その行動に後悔はしないか?」後悔しない正しい選択を取ることは難しいかもしれないけど、自分の選択した道を正しい道にするのは自分次第だと思います。様々な葛藤や不安がある中でも、自分に問いかけ続けていきたいです。テソンさんはよく「試合で笑うためには練習で泣かなきゃいけない」とおっしゃいます。チームのために、その瞬間を味わうために、どれだけ辛い選択を取ることが出来ているでしょうか。目の前の今その一瞬に、一つひとつのプレーに、全力で取り組むことが出来ていると胸を張って言えるのでしょうか。何事も現状から逃げず、向上心を持って自分自身と向き合っていきたいです。

それでも私は弱い人間です。この想いに偽りはないものの、今後、自分自身から逃げて楽な道を選んでしまうことがあるかもしれません。だからこそ、みんなで手を差し合って助け合い、チームのために辛い選択が出来る様になりたいです。そんな選択を先導していけるような強い人間になれるよう成長していきたいです。誰しも調子が上がらない時や気分が落ちてしまうことが何度もあると思います。それでもどんな時も、自分と向き合い続けること、その想いを強く持ち続けることが大切だと思います。私はこのブログで書いた想いを胸に刻んで、今後の行動を選択していきたいと思います。

次は、しっかり者でみんなのお世話をし、私達2年生のお母さんのような存在でありながらも、実はおっちょこちょいで抜けているところが沢山ある同期の野田明日香にバトンを託します。拙い文章でありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後共、温かいご声援の程宜しくお願い致します。

 

『ステップアップ』(2年佐藤真智)

2021.11.03

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

身体能力の高さを活かしてゴールを守りきるピッチでの頼もしい姿に対し、普段はテソンさんLOVEな同期の深澤菜月からバトンを受け継ぎました、法学部政治学科年の佐藤真智と申します。今回は昨年の私と今の私、そして年後の私について綴りたいと思います。

「来年は真智がこのピッチに立って戦っているかもしれないから。公式戦がどんな雰囲気なのか今日感じてきて。」

そんな言葉を伊藤前監督から掛けられ、昨年の関カレ最終節山梨学院大学戦のロスタイムにて私は公式戦初出場を果たしました。私が唯一サッカーをやっていた小学生時代に所属していたのは、練習だけを行うサッカースクールだったので、大学生にして人生で初めての公式戦出場でした。しかしピッチに歩足を踏み出したらチームメイトから「待って!」と叫ばれ、後ろを振り返ってみるとイエローカードが出ており、誰が何をしたのかと疑問に思っていたら反則行為をしていたのは私でした。

交代要員は、次の条件において競技のフィールドに入ることが出来る。

交代によって退く競技者が競技のフィールドの外に出た。

主審の合図を受けたのちに。

(JFAサッカー競技規則より)

 

私は自分と交代する同期の及川莉子がフィールドの外に出たのを見届け、頑張ろうという思いを胸にピッチに足を踏み入れましたが、主審の合図がまだ出ていなかったのです。公式戦初出場秒でイエローカード。焦りや恥ずかしさよりも状況を理解しすぐ再開される試合に集中するのが精一杯だった、そんな苦い思い出を昨日の事のように覚えています。その後家に帰ってすぐ改めてルールブックをくまなく読み直しました。

恐らくソッカー部史上最短でイエローカードを出されてしまった私が、今年は関カレ初戦から13試合連続でスターティングメンバーとして試合に出場しました。人数不足と怪我人が出たことによって巡ってきたチャンスでした。それまでピッチの外で他人事のように見ていた試合に自分が出場し、ゴールを守りゴールを奪いに行く。去年は夢のまた夢だろうと思っていたことが現実として訪れたのです。関カレ部という大きな舞台で目の当たりにしたのは勝利への執念でした。全チームがインカレ出場に向けボールを狩りに行く姿には大きな刺激を受けました。

一度サッカーから離れてしまった私は、必死にサッカーを続けてきた選手達には技術面では到底叶いませんし、試合勘もありません。しかしピッチに立てば経験年数は関係なく、慶應の名を背負う一選手として戦わなければなりません。今の私が唯一出来ること、それはピッチを誰よりも駆け回ることです。例え無駄走りだったとしても攻め込まれれば必死にプレスバックをし、チャンスがあれば少しでも仲間の選択肢が増えるように動きます。当たり前のことですが、出来ることが少ない今は、自分の限界まで走りきることを第の目標にしています。

元サッカー日本代表の本田圭佑選手は「年後の成功を想像すると、日々の地道な作業に取り組むことが出来る」という思いを胸にトップを目指し続けたそうです。そこで、私もここに年後の理想の自分の姿を書き記しておきたいと思います。

まず、先のプレーを考えて走れるようになること。今はただ仲間の選択肢が増えたらとガムシャラに走っていますが、パスを受けたいのかスペースを空けたいのか何のために走るのか目的を持ったプレーが出来るようになりたいです。

次に受け身にならないこと。もっと声を出してと指摘されることが今は多くありますが、どんな声を出すのが正解か分からず戸惑ってしまいます。指示を受けて動くだけでなく、仲間のサポートとなる声を出せるようになりたいです。

そしてで勝てるようになること。結局はで勝てなければ試合には勝てないとよく監督やコーチから言われます。まずはボールタッチとステップから頑張ります。こんな自分になれるよう明日からもまた練習に励みます。どんな私になったのかは私のプレーと来年のリレー日記を楽しみにして頂けたらと思います!

次はセンターバックとして守備の要となり体を張るピッチでの頼れる面とは裏腹に普段は天然炸裂な同期の福岡愛実にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともご支援ご声援の程、宜しくお願い致します。

 

『挑戦』(2年深澤菜月)

2021.10.27

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

ツボの浅さに定評があり、彼女の笑い声で笑ってしまう人も多い同期の及川莉子からバトンを受け継ぎました、総合政策学部2年の深澤菜月と申します。

この度2回目となるリレー日記を書くにあたり何を書こうかとても迷いましたが、私が最近感じていることについてお話したいと思います。拙い文章ではございますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

私達は「不可能への挑戦」「積み重なる信頼」「ピッチからはじまる貢献」という3つの理念を掲げ、活動しています。その中で今回は「挑戦」についてお話しさせていただきます。

皆さんは挑戦していますか?

これまでを振り返ると、私は変化することを好まず、挑戦することから逃げてしまうことが多くありました。しかし、何事も挑戦しなければその先に成長はありません。かの有名なウォルト・ディズニーは

「現状維持では後退するばかりである」

という言葉を遺しました。現状維持はゼロではなくむしろマイナスであり、私達は日々少しずつでも前進しなければなりません。ただ挑戦には多くのエネルギーを必要とし、不安も付き纏います。この不安が私を挑戦から遠ざけてしまう原因でした。私は一旦離れたサッカーを大学から再開したということもあり、チームメイトに比べて出来ることが少なく、チームの足を引っ張ってしまっていると昨年の夏に入部した時からずっと自覚しており、試合の前はいつもただ漠然とした不安に駆られていました。そんなときに出会い、勇気づけられた本があります。

森岡毅さんの著書「苦しかったときの話をしようか」です。その中から好きな文章を一部抜粋してご紹介させていただきます。

「チャレンジによって起こる変化が大きいほど不安は大きくなる。つまり、不安とは、本能を克服して挑戦している君の勇敢さが鳴らしている進軍ラッパのようなものだ。不安であればあるほど君は勇敢なのだ!

心の中の“不安”に住民権を与えて、“不安”の居場所を認めてあげよう。「挑戦している証拠だ!」と喜ぼう。不安でいいのだから。そうやって適度な不安と常に共存する人生、それが成長し続ける人生であり、君が他の誰でもない立派な君になるための人生だ。君が君を磨き続ける限りにおいて、“不安”が一生消えることはない。しかし不安に慣れることは出来るし、すぐに少々のことでは不安に感じなくなっていく。成長に伴って、能力が身に付き、自信が付いていくから、昔は不安だったことが全く問題にすら感じなくなる。」

この本を読み不安を抱えたまま試合に臨むことは自分の弱さではない、不安になっている自分自身を卑下するのではなく、その不安は自分自身が挑戦している証拠だと、これが成長に繋がる機会だと、不安になっている自分を認めてあげようと思えるようになりました。

また、個の不安は時にマイナスな感情となって、チームに伝播してしまうことがあります。このところ、ちょっとしたことから大量失点に繋がる試合が続きました。みんながそれぞれに抱く不安がチームを覆いそうになった時、一歩間違えれば心が折れそうになるのを必死に持ち堪えながら互いに鼓舞し合い、チームで掲げた目標に向かってピッチで一丸となって懸命に戦っている姿に刺激を受けました。かたやみんなをベンチから見ていることしか出来ない、ボールも満足に蹴ることすら出来ない自分をますます不甲斐なく感じた時もありました。

それでもこんな私を受け入れてくれる仲間がいて、このチームを支えてくれるスタッフの方達がいる・・・この環境に感謝し、不安を力に変え、成長し続けたいと思います。

次は同期での話し合いの際には、物事を冷静に見定め正論を述べると共に、いつもみんなの意見のまとめ役である頼れる同期の佐藤真智にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後共ご支援ご声援の程、宜しくお願い致します。

 

 

『52ヘルツのクジラたち』(2年及川莉子)

2021.10.21

ホームページを御覧の皆様、こんにちは。

同じ誕生日にも拘らず、「私はアメリカで生まれたから時差の関係で私が年上だ」と言い張っている同期の山本華からバトンを受け継ぎました、総合政策学部2年の及川莉子と申します。同期の中でも特に癖が強く、いつも笑わせてくれるムードメーカー的存在ですが、彼女の言葉やサッカーに懸ける想いは私の原動力になっています。華の復帰、みんなで待っているよ。

さて、2回目となる今回のリレー日記では、最近読んだ本から感じたことについて書かせて頂きたいと思います。拙い文章かとは思いますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

「52ヘルツのクジラたち」

自分の人生を家族に搾取されてきた女性・キナコと、母親に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年の物語。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる。

この本は優柔不断な私が何を感じたのか分かりませんが、さっと手に取り迷うことなく購入し、帰ると同時に読み始め2日で読了しました。幼い頃の虐待の経験から感情を表現することが苦手な2人の登場人物が自分の思いを伝え合うために、踠き続けるというとても温かいお話で、きっかけを与えてくれるようなそんな本でした。

この本のタイトルにもなっている52ヘルツのクジラは他のクジラが聞き取ることのできない高い周波で鳴きます。その鳴き声は世界の様々な場所で検出されているそうです。たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届けられない世界で生きている、「最も孤独なクジラ」と呼ばれています。

私はこの本を通じて今のチームを考えると、自分の周りにも52ヘルツのクジラのような声を持っている人がいるのではないかと感じるようになりました。別にこのチームの仲が悪いとかそういうことを言っているわけではありません。むしろ私はこのチームが大好きです。

長年サッカーを続けてきた私にとって慶應ソッカー部は愛に溢れている場所だと感じています。多種多様のバッググラウンドを持った尊敬できる仲間から毎日刺激され、新しい価値観や考え方を得ることが出来ています。

ただサッカーには悩みがつきものです。サッカーというより人は考えて行動する以上、悩みの1つや2つは持っていると思っています。何より、このチームは今シーズン大学リーグが開幕してから一勝もできていない現状が今、目の前にあります。だからこそ私は52ヘルツの声を聞けるような人間になりたいと思いました。

 

TEAM2021は昨年のチームと比べてより一層、組織力が試されているように感じます。他大学に比べ圧倒的に人数が少なく、個のレベルも劣っているかもしれません。だからこそ皆が同じ方向を向き、全員の力が一つになることが必要だと思います。困っている人がいたら助ける。人のために行動する。そんな利他の心が合わさることで一つになれる気がします。これは高校時代、サッカー部の顧問であった阿部先生からよく教えて頂いたことです。

仲間のために自分がいかに助けることが出来るか、そんな考えがチームを救い勝利に近づくことが出来ると私は思います。大袈裟な話かもしれませんが、試合中だって52ヘルツの声をあげている仲間がいるかもしれません。

そこで、少しずつ仲間のために動くことが出来るかどうかです。パスコースがなくて困っている仲間がいれば頑張って走ってサポートに行く。仲間がかわされてしまったら先回りしてカバーに行く。仲間が体をぶつけて競りに行っているなら全力でこぼれ球を拾いに行く。仲間がなんとかクリアしてくれたなら、いち早く反応してマイボールにする。当たり前だと思いがちですが、その少しの動きが積み重なって得点につながると思います。

テソンさんはよく「全員で頭揃えて闘うこと」とおっしゃいます。今シーズン通して何度も言われてきました。

これをもう一度チーム全員が再認識し、最後まで闘うことで何かを変えることが出来るかもしれません。少なからずTEAM2021のビジョンである「人の心を動かす」に近づくことが出来ると思います。サッカーにおいてだけではなく、いつでも人の気持ちを思いやれる人間になりたいとより一層感じるようになりました。

まずは目の前にある試合からです。シーズン当初に掲げた「インカレ出場」の目標は絶たれてしまい正直今は気持ちを切り替えることで精一杯ですが、試合が続く限りチームのため勝利に向かって闘い抜きたいと思います。

次は抜群の運動神経で本当にいつも驚くぐらい何でもこなしてしまう同期の深澤菜月にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後まで御覧頂きありがとうございました。

今後共御声援の程、宜しくお願い致します。

 

 

『普段言えないことを書いてみました』(2年山本華)

2021.10.06

ホームページを御覧の皆様、初めまして。なこなこチャンネルをこよなく愛し、私服はお洒落に決める劔佳那からバトンを受け継ぎました、文学部2年の山本華です。実は去年の12月に入部していました。今回は軽く私のサッカー歴に触れてからソッカー部との出会いと支えて下さっている方々への感謝と愛を綴らせて頂きます。

「とりあえず道を外れた方向に行こうとする」

2週間程前に母にそう言われました。後程このことについて話しますが、まずは私のサッカー人生について話します。

私は生まれてから高校卒業までアメリカのカリフォルニア州で過ごしていました。女子サッカーは非常に盛んでしたが、私が本格的にサッカーを始めたのは高校入学の時でした。小学4年生から中学卒業まで入っていたチームは練習が週に1、2回あるだけで、高校から初めてサッカーと毎日触れる生活が始まりました。ただ、アメリカでは日本と違い、クラブチームの方が部活よりも圧倒的に注目度が高く熱量も違います。クラブチームに所属していなかった私は部活に入っても真剣にサッカーに打ち込めず、そのまま高校4年間を過ごしました。2020年4月、大学入学を機に日本に来ました。忙しくも充実した生活を送る反面、物足りなさも感じていた私に転機が訪れたのは11月に私の部屋で友人と鍋パーティをしていた時でした。日本の部活は厳しくて私には向いていないと決めつけていましたが、同じようにアメリカで育った友人は部活を辛いけど楽しい場所だと言いました。単純さと後先を考えない性格を持ち合わせた私は「楽しいなら入部するか」とその場で入部を決意し、2週間後には入っていたサークルを全て辞めて入部していました。そんなノリと勢いで入部してから8ヶ月経とうとしています。

 

この8ヶ月で知り合った同期を独断と偏見で紹介します。

 

人に話を振っておきながら話を聞かない莉子。

脱臼した膝がトイレにぶつかったら治ったという猛者、明日香。

ボケに対しボケで返してくる愛実。

照れるとニヤニヤする菜月。

普段は冷静なのに大橋くんのことになると人が変わる真智。

愛実以上のボケで返してくる瑞穂。(早慶戦のリリース画像等手伝ってくれました。)

彼女達の御陰で毎日がうるさいくらい賑やかです。

冒頭の話に戻りますが、「道を外れる」という言葉は悪い意味で使われます。高校ではサッカー部に入るも、周りの熱意を感じられず度々練習をサボって遊びに行きました。大学では一人暮らしの部屋で友達と騒いで注意を受けることもありました。今までの自分の行動を振り返ると心当たりが多すぎてこの言葉以上に自分を表現できるものは無いと思いました。しかし、それが私の強みでもあると思っています。ソッカー部に入部したのも、「普通の大学生とは違う道を行ってみよう」という思いがあったからです。体育会に入らない方が確かに友達と遊ぶ時間や勉強に費やす時間があります。それが楽しくて楽な道のりかもしれませんが、私はその道を外れることで素晴らしい仲間とかけがえのない同期に出会うことが出来ました。

個性豊かな同期達は恥ずかしがり屋で出会った頃は静かでしたが、打ち解けると途端によく話し、よく笑うことが分かりました。静かだった頃が懐かしいくらいです。毎日のように私を笑わせてくれる同期達は、噛めば噛む程美味しくなるスルメのように飽きることがありません。もっと早くに入部すればよかったと思わされる毎日です。

普段あまり伝えられていない気持ちを伝えたいという思いで書きました。軽いノリで入部したつもりでしたが、今では生活の大切な一部です。残りの3年間を通して選手としても人間としても成長できるよう精進します。

次は独特なツボと軽快な笑い声で周りを巻き込む及川莉子にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後まで御覧頂きありがとうございました。今後共御声援の程、宜しくお願い致します。

 

 

『支え』(1年劔佳那)

2021.09.15

ホームページを御覧の皆様、初めまして。ピッチ内でひたむきにボールを追い掛ける姿が印象的な、愛されキャラの同期長野真理加からバトンを受け継ぎました、環境情報学部1年の劔佳那と申します。今回は初めてのリレー日記ということで私自身のことについて綴らせていただきます。

私は中学で女子サッカー部に入部したことをきっかけにサッカーを始めました。当時、女子サッカー部は3年生の2人のみで、入部した1年生4人を含め選手が6人という小さな部活でした。コーチがいなかった為、メニューは自分達で考え練習を行っていました。6人で行えるメニューは限られていたため男子サッカー部の練習に参加したり、また人数が足りず女子の試合に出られないため男子サッカー部の選手として登録をし、男子の試合に出場したりしました。男子サッカー部の顧問の先生や快く練習に招き入れて下さった部員の方の御厚意の御陰で多くのサッカー経験を積むことが出来ました。

付属の高校に進学した後も女子サッカー部でサッカーを続けました。高校の女子サッカー部では小学校でサッカーを始めクラブチームに所属していた人や、私と同じように付属の中学でサッカーをしていた人、高校からサッカーを始めた人など様々なバックグラウンドを持つ部員が集まっていました。中学の部活と同じようにコーチのいない小さな部活でしたが、クラブチームに所属していた人が主にメニューを考え、他の部員にサッカーを教えてくれました。メニューを取り組む中で、反省点を自分達で考え改善していくことは容易ではありませんでしたが、御陰で選手全員が課題をより認識出来たり練習に積極的に取り組んだり、チームの団結力が上がったりと得るものは大きかったと感じています。

そのような中で1番印象に残っている出来事があります。それは高校2年の夏のリーグ戦で決勝リーグに進むことが出来たことです。当時、女子サッカー部では交代要員が1人しかいなかった試合もあり、また技術も他のチームより劣っていたため苦しい負け試合が続いていました。限られた人数で如何に格上のチームに勝つかを何度も考え、反省と改善を繰り返して練習をした結果が出たのかもしれません。これまで試合で勝つことが難しかった為、初めて努力が決勝リーグ進出という結果に結び付き、とても嬉しく感じたことを覚えています。同時に、なかなか勝つことが出来ないような苦しい状況でも諦めずに努力をし続けることの大切さを知りました。

中学高校での部活を通して、多くの人に支えられていることを実感しました。様々なサポートをして下さった方々には感謝してもしきれません。慶應義塾に入学してからもサッカーを続けたいという思いはあったものの、ソッカー部の部員の経歴に圧倒され、入部することを敬遠していました。しかし6月に1度試合を見学させていただいた時に限られた人数の部員皆で力を合わせ、声を掛け合いながら試合に望む姿を見て心を動かされました。同時に、自分も努力を重ねてサッカーの技術を身につけ、同じ目標に向かって同じフィールドに立ち戦いたいと考え、入部を決意しました。ソッカー部においてもサポートをして下さっている多くの方々へ感謝の気持ちを忘れずにチームに貢献出来る選手になれるよう、またどのような状況にあったとしても諦めない精神を持ち続ける努力をしていきたいです。

次は誰にでも気さくに話しかけてくれる、チームの盛り上げ役の華さんにバトンを託します。拙い文章ですが、最後まで御覧いただきありがとうございました。今後とも御声援の程、宜しくお願い致します。

 

 

『幸運』(1年長野真理加)

2021.08.18

ホームページを御覧の皆様、初めまして。左右のキック力のバランスの良さとロングスローでチームの戦術の幅を広げ、一対一でピカイチの強さを見せる同期大井沙羅からバトンを受け継ぎました、総合政策学部1年の長野真理加と申します。今回は初めてのリレー日記ということでこれまでの私自身のことについて書かせていただきます。

私はサッカーを高校に入ってから本格的に始め、サッカー歴は今のチームで最も短い3年です。これは私が小学校、中学校とタイ王国のインターナショナルスクールで過ごし、季節毎に行う部活が異なっていたことが関係しています。そして高校でサッカー部を選んだことは人生の転換期でした。サッカーを選んだ理由は今振り返ると実に単純な理由で、周囲からの勧めがあったことや新しいことに挑戦したかった思いなどがあったからでした。しかしいざサッカーに真剣に向き合うとサッカーの奥深さや楽しさに気付き、どんどん夢中になっていきました。

高校では慶應義塾湘南藤沢高等部の女子サッカー部に入部し、様々なことを学ぶと同時に多くの挫折も味わいました。人数不足で10人で試合をしたことや意見の違いからぶつかり合うこともありました。その時は焦燥感で周りが見えていませんでしたが、チームメイト、学生コーチの方々、顧問の先生など多くの人に支えられ、そして助けられ、乗り越えることが出来ました。感謝の気持ちで一杯です。

高校三年時、私は主務を務めていました。高校最後の年、チームは一勝することしか出来ませんでした。それまでも良くて引き分け、基本負けという厳しい結果が続いていました。最後の選手権大会で負けた際、私は今後サッカーすることはないのだろうなと考えていました。それは高校生活以上に本気でサッカーをすることが想像出来ないことと敗退した時のやり切ったという満足感があったからです。

2020年の9月に部活を引退して以来、私はソッカー部に入部するまで半年以上サッカーから離れていました。大学に入学し、何をするかも決めていない4月にたまたまインスタグラムで女子ソッカー部の体験会の投稿を見て、練習に参加しました。高校の時よりも上手い選手ばかりで驚愕し、圧倒されました。それと同時に上手い選手と一緒にサッカーをすることがとても楽しいことに気づきました。それから何度か練習に参加させていただく中で、ふと負け続けた高校サッカー時代のことを思い出しました。やり切ったという思いよりも、「もっとこうすれば良かった」という後悔の念があり、このままこの部活に身を置いてもっとサッカーに真剣に取り組みたい、上手くなりたい、何よりももっと勝ちたいという思いが出てきたのです。私はこのような経緯で入部を決意しました。

前述の通り私のサッカー歴は短いです。しかしスポーツ推薦以外受け付けていない大学もある中で、また関東1部で戦いたいと望む人もきっと多くいる中で私は慶應の一員として関東1部リーグで戦っています。更にグラウンドも人工芝で、ソッカー部員は信じられない程サッカーが上手くて、監督、コーチ、OB、OGの方々に支えていただいている。このような素晴らしい環境でサッカーに打ち込める程幸運なことは他にないです。そしてこの幸運が当たり前のものではないことを忘れず、感謝の気持ちを胸に日々努力して参ります。

ソッカー部の一員となって早くも4か月が経ちました。私はまだこの部活に入部して以来何も結果を残せていません。この部活に「勝ち」という実績を残せる選手になれるようこれからの4年間を過ごしていきます。それが日々お世話になっている方々への恩返しになると信じ精進して参ります。

次は努力家で、ボールタッチが綺麗な姿とは裏腹に天然発言を繰り返す同期の劍佳那にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後まで御覧いただきありがとうございました。今後とも御声援の程、宜しくお願い致します。

 

 

『大学サッカーがしたくて』(1年大井沙羅)

2021.07.30

ホームページを御覧の皆様、初めまして。ピッチ内での勢いあるプレーとスマホを開いた時の乙女感というギャップを兼ね揃えた同期、大橋桜子からバトンを受け継ぎました、環境情報学部1年の大井沙羅と申します。今回は初めてのリレー日記ということで、これまでの私自身のことと入部経緯について書かせていただきます。

私は小学生の時に父の勧めでサッカーを始め、中学生からは文京LBレディースに入団しました。入った当初は、歳が近い人とだけでなく年の離れた人と一緒にサッカーをすることや周りのレベルが一気に高くなったことなどに衝撃を受けました。その衝撃からか当時はサッカーを楽しむこと以前にボールに触ることすら怖かった時期もありましたが、段々とサッカーを楽しめるようになり、そして真剣にサッカーと向き合うことに楽しさを感じられるまでに成長することが出来ました。この6年間でプレーヤーとして成長することが出来、一人の人間としても成長できた濃く貴重な期間でした。このクラブが私を作ってくれた、と言っても過言ではないほど大変お世話になりました。感謝の気持ちで一杯です。

私はその中でも忘れられない出来事があります。それはある夏合宿の最後の試合の際、偶然にも年の近い先輩方や後輩達と同じチームになり年下チーム対年上チーム、のような試合をした時のことです。普段は年上の経験豊富な方がチームに一人はいて、その方々に引っ張ってもらっていたのですが、その時は普段とは違う楽しさがあり、その特別感がたまりませんでした。そしてこの試合が終わった後の私の中は、年の近い人達ともっとサッカーがしたい、という気持ちで一杯でした。

そう感じ気持ちが高まっていたのも束の間、その夏合宿が終わってからすぐの練習で私は左膝前十字靭帯断裂という大きな怪我をしました。これからのサッカーへの期待が大きかった分、心へのダメージはとても大きく、8〜10ヶ月で復帰できると言われていたところを私は一年以上の時間を費やしてしまいました。手術するまでは早く復帰したいという思いがあったのですが、手術が終わった瞬間からその気持ちは完全に消え虚無感しか残りませんでした。チームの練習に行ってもボールに触りたい気持ちは全くなく、チームメイトと会話をしてなんとかサッカーとの関係を切らさないようにすることで精一杯でした。ですがチームには同じ怪我をしてサッカーに復帰している仲間がたくさんいました。その姿を見て、私もこの山を乗り越えられるかもしれないと自分を信じられるようになりました。怪我から復帰するまでの間にひたすら自分自身と戦わなければいけない時期があったのですが、自分を信じてトレーニングに励むことができたおかげで乗り越えることができたと思っています。

そのような中で私は進路選択の時期と重なり、これからのサッカーとの向き合い方を考えるようになりました。そのまま社会人チームに残るか、大学サッカーに挑戦するか、はたまた一回サッカーから離れるかとても悩みました。しかし色々な方に相談した際、「大学サッカーは人生で一度きり」という言葉を頂き、そこから大学サッカーは今の自分だからこそ出来ること、と考えるようになりました。それに加えあの夏合宿の時に感じたサッカーの楽しさを思い出し、またあの時と同じように同世代とサッカーがしたい、その一心で入部を決断しました。

入部してから環境が変わり、全てが新鮮でした。特にずっと一緒に戦える同期が出来て、同世代の先輩方と一緒にサッカーが出来るようにもなり、とても嬉しかったです。確かに他の人数の多い部活に比べたら同期や先輩方の人数は少ないです。ですが一緒にサッカーが出来る環境があるだけで自分にとっては十分でした。

そして私は入部してから慶應ならではの繋がりがあったり前にお世話になった方にお会い出来たりして、多くの方々に支えられていることを実感する機会が何度もありました。それと同時に支えていただいているからこそ今の私があると改めて感じることが出来ました。これからの4年間、このことを常に心に留め、またその恩に対する感謝を忘れず、サッカーと向き合っていきたいと思います。そしてまだまだ未熟な私ですが少しでもチームの力になれるよう努力し、チームやお世話になった方々に何かしらの形として恩返しが出来るよう精進して参ります。

次は常に明るく働き者ですが天然、不思議ちゃんな一面もあり突っ込まれがちな同期、長野真理加にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後まで御覧いただきありがとうございました。今後とも御声援の程宜しくお願い致します。

 

 

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