リレー日記

『誰かの為に動くこと』(4年 髙橋佳里)

karin

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

今年度副将を務めさせていただきました、総合政策学部4年の高橋佳里です。

同期の、そして寮で同部屋の行徳のえからバトンを引き継ぎました。

彼女のリレー日記を読んでもらうと分かると思うのですが、本当に愛が重いです。誰か私の代わりにのえの推しになってください。

それほど人に愛を注げる彼女ですが、誰よりもこのチームが好きで好きで仕方なくて、ソッカー部女子をこよなく愛し続けました。そのパワーで今シーズン、チームに活力をもたらしてくれたことは間違いありません。他人に注ぐエネルギー量は本当に尊敬しています。

そしてのえは私のピクミンで、なぜかどこに行くにもついてきます。卒業してからが不安ですが、どうにかして自立してください。

 

ついに最後のリレー日記です。

去年のリレー日記にも書いたのですが、これは日記どころの話ではありません。

昔は日記と呼べる頻度で更新していたみたいですが、今は1人1年に1回しか書きません。「リレー日記」という名前ももう変えるタイミングもなくし、一生「リレー日記」としてソッカー部女子の伝統として残っていくのでしょう。

そんな代々受け継がれるリレー日記の最後。丁寧に自分の想いを表現できればと思います。

 

(慶應義塾大学に2000文字を書いて入学したので、卒業する時も2000文字に収めて卒業しようと思います。自由記述2枚もあった方がよかったですかね。※紹介文は2000文字に含めません。)

長くなりますが、お時間あれば最後までお付き合いいただけたら幸いです。

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慶應という場所は本当に素晴らしいところだ。出会うもの、出会う人、見える景色、感じるもの。全てが本当に素敵だった。自分が見たことのないものを見させてくれて、聞いたこともない音を聞かせてくれて。自分が変わる場所。そんなところだったように思う。

 

たった一瞬で大きく変わった私のサッカー人生。

あの一瞬から、歯車が狂い始めたのか、もしくは動き出したのか。

真実は分かりませんが、あれから全てが変わったように思う。

 

考え方が変わり、物の見方が変わり、価値観が変わり。

今の自分の原点で全ての始まり。

その経験を通して、様々な感情を味わわされ、自分の見たことのない一面を知らされ、途方に暮れる道をずっと歩いていた感覚が心のどこかにある。

何をするにも諦めのような、割り切っているような、一歩引いた目で見る自分がいて、ただただ毎日を過ごし、なんとなく時間が過ぎるのを待っていたような気がする。

 

しかし、ソッカー部女子はそんな自分を変えてくれた。

組織全体に根付く「誰かの為に、組織の為に動く」という文化に触れ、自分の事だけしか考えてない自分が情けなくなった。周りに興味を持つようになり、視野が広がり、自分も誰かの為に頑張りたいと強く思うようになれた。

 

誰かの為に、組織の為に動くこと。それはとても美しく素晴らしいものだった。

 

それぞれ何かしらの辛さや苦しみを抱えているにも拘らず、その姿を少しも見せることなく、自分のやるべきことを全うし、当たり前のように組織の為に動き続ける人ばかり。

隣には自分以上に頑張っている人がいて、組織の為に多くの力を注ぐ人達がいて。時には自分の感情を抑えて、チームの勝利の為だけに力を尽くす。

そんな素晴らしい人達に溢れていた。本当に偉大。

 

そうした姿を見ていると、自然と自分もやらないといけない、もっと頑張らないといけないと思わせてくれて、自分の頑張る理由となった。自分もこのチームの為に、この組織の為に、動いていきたい。

慶應はずっと自分の原動力だった。

 

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「誰かの頑張りは誰かの頑張りによって支えられている」

怪我を繰り返したり、学連や副将を務めている中で、本当に感じさせられたこと。

どこかで誰かの頑張りがあるからこそ、自分自身に頑張る舞台があり、挑戦する場所に立てる。どんなことでも誰かの頑張りの裏側にはまた違った誰かの頑張りが隠れていて、それによって支えられているのだと。

 

サッカーが自由にやれたのは、膝を何回壊しても全力で治してくれる人がいたから。

自分達が慶應として戦うことができたのは、その舞台を作ってくれた人がいたから。

どこかで誰かが何かを我慢して、自分達のことを考えて動いてくれていたから。

 

表舞台で見える頑張りの裏側にある背景。

それを感じたことで自分にも少しの勇気を持たせてくれて、前に進むことができたように思う。

自分にもできるという自信以上に、やらなくてはいけないという使命感の方が強く、尽くしてくれる人達の為に何があってもやり切らなければいけない。自分の責任を果たさなければいけない。

そして、自分もその力を胸に誰かの為に頑張っていこうと思えた。

 

だからこそ、ラスト1年副将として、4年生として、葛藤しながらも前に進もうとする意思をなくすことはなかったのだと思う。辛いチーム状況の中でも、もがき続けてこられたのだと思う。

 

この1年は、誰かの頑張りを後押しする存在になりたかった。誰かの力になりたかった。

自分にできることはとにかく出し尽くし、誰かを助けられるように、自分が上手くいくこと以上にみんなの頑張りをどうやって引き立たせるか、スポットライトを当てるか。そんなことを考えていたように思う。

 

それが実際どうだったのかは分からない。多分周りの人はそんなことは微塵も感じていないだろうし、意味があったのかは分からない。ただの自己満だったのかもしれない。

ですが、そんな想いを持ってサッカーに向き合えたことが何よりの幸せであり、そんな想いを抱かせてくれた慶應には本当に感謝しかない。

 

「誰かの為に動くこと」

これ以上に尊いものはない。それを慶應は教えてくれた。

先輩方も、後輩達も、そして何よりスタッフの方々がとにかくチームに、選手に、愛をいっぱい注いでくれた。どんなことがあっても見捨てることなく、寄り添い、共に闘い、自分達のことを第一に想い続けてくれる。

本当にそんな姿がかっこよかったし、素敵で、憧れだった。

 

これまで多くの人からたくさん与えられてきたもの。それを今度は自分が与える番。

新しいステージでも、もっともっと誰かの為に、何かの為に自分の力を全力で注ぎ、人の頑張りを支えていける存在となれるよう頑張っていきたい。

 

4年前、慶應を選んで本当に良かった、ここにきて正解だったと心の底から言える。

慶應という組織でサッカーができたこと、自分がその場所にいれたことをとても誇りに思う。

 

本当にありがとうございました。

 

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もっと書き残したいことは山程ありますが、他の同期の子達がとても熱い想い溢れる文章を書いてくれているので、自分はこの辺にしときます。

次は、2年間幹部として、常にチームのことを最優先に考え、献身的に貢献し続けてくれた主務の秦野くるみにバトンを引き継ぎます。

彼女はどんなときも自分の軸をぶらすことなく、やり切る強さがあります。その強さにどんなに助けられたことか。本当にかっこいいです。

そんな彼女は熱い思いを心に秘めておくタイプです。リレー日記で素直な思いを知れることが楽しみで仕方ありません。みなさんもぜひ彼女の素晴らしいリレー日記にご期待ください!

(くるみへ。卒業しても仲良くしようね。)

 

拙い文章ではありましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今後共、ソッカー部女子へのご支援ご指導の程、よろしくお願いいたします。

 

かりん

 

 

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