【早慶定期戦特集②】クラブチーム・部活動出身者対談
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
7月15日(土)に行われる、第16回早慶女子サッカー定期戦まであと約3週間となりました!
本日は、早慶定期戦特集第2回として、クラブチーム出身者・高校の部活動出身者対談をお送りします!
クラブチーム出身者は、工藤真子(日テレ・メニーナ)、奥本くるみ(浦和レッズレディースユース)、山本華乃(横須賀シーガルズ)、高校の部活動出身者は、松本絵里香(慶應義塾湘南藤沢高等部)、内山純(吉祥女子高校)、尾崎栞(多摩高校)、勝木日南子(大和高校)、石川結菜(県立静岡高等学校)となります。以上8名による対談を、どうぞご覧下さい!
-クラブチーム、高校の部活動、それぞれの良さを教えて下さい。
松本:高校の部活は、良くも悪くも上下関係があった。みんなで仲良いけど、その中にも後輩と先輩の関係があって、全員で頑張ろうっていう感じが強かったかな。先輩のことを尊敬していたし、後輩のことも良く見て尊敬していた。
内山:高校では部活以外の学校生活とかも全て同じ基準でやっていたから、部活以外でもみんな全部一緒の感じ。部活動外でも誰がどういうことをしているか見えてお互いが分かり合えました。
奥本:クラブチームは、やっぱりレベルが高い。自分がミスをしてもミスじゃなくなるんですよね。
工藤:メニーナにはベレーザというトップチームがいて、土日の練習時間が一緒だったりした。目標がベレーザにあって、近い位置に目標がいたから一人ひとりが頑張ることが出来た。レベルが高い分、個人の能力が上がるし。
-クラブチームならではの辛かったこと、部活動ならではの辛かったことはありますか?
工藤:やっぱり走りかな。走る日が毎週決まっている。練習が終わった後に監督から指示がある。走れないと全国のメンバーに入れないこともあった。
山本:クラブチームで辛かったことはあまりなかったです。でもテスト前だからといって試合も練習も休みにならないから、勉強とサッカーの両立が大変だった。
勝木:辛かったこと・・・。レベルの差が激しい。部活でも走りはあったし、それに加えて同じ学年、同じ部活っていう括りが凄く強かったからその括りで高め合う為のミーティングも多かったし、人間的な部分の形成でも大変だった。
松本:なんか・・・。サッカーは辛くても別にいい。その他のことで辛いとサッカーに影響してたかな。学校生活ずっと一緒だからさ。あと金曜日だと横5歩、縦30歩くらいしか練習で使える場所がないんだよね。
勝木:あー確かに。環境が悪い!ひたすら、ガタガタのコンクリートを走るみたいな。筋トレも廊下の階段でやってたし。ウエイトの機械とか使ったことなかった。
松本:捻挫の嵐。岩みたいなグラウンドだった。
一同:笑
勝木:え、結菜って合宿とかどうするの?(石川が高校時代、男子サッカー部で活動していた為)
石川:合宿は女子のマネージャーがいたから二人部屋で一緒に。やっぱりフィジカルが大変。走りも一緒にやるし。でもみんな声を掛けてくれるから良かったです。
-大学に入ってからギャップはありますか?
石川:今まで男子としかプレーしてこなかったから、女子だけっていうのは環境が全然違くて、男子の方が正直楽です。
工藤:絶対そんな感じする!
尾崎:高校時代は自分の学年が凄く我が儘で、でもトップクラスで自分が我が儘だったから、今考えるとキャラが変わった!笑
一同:笑
勝木:大学に入って、個々がこんなにはっきりしてるのには驚いた。
松本:あと監督との距離が遠い。
一同:あー確かに。
尾崎、勝木:高校の時凄く監督との距離感近かった!おじいちゃんみたいな笑
工藤:それは絶対ない!怖くて絶対無理だった。
尾崎:(監督と)喋りたいからOGになっても高校の部活に顔出してる!
松本:最初部に慣れるのが凄く大変だった。
内山:あと環境が凄く良い!高校時代はフットサル場くらいしか場所が取れなかったから。テニス部とサッカー部が半分ずつで使ってたから、最初は慶應のグラウンドが広くてそれだけで疲れてた。
-クラブチームと部活動、お互いの印象を教えて下さい。
工藤:部活は、楽しそう!
尾崎:楽しいよ!笑
工藤:自分たちで作り上げている感じが凄くあっていいなと思ってた。小学校から高校までずっとクラブチームだったから。
奥本:部活同士の人は仲が良かった。
工藤:そう、学校が一緒なのは良いと思った!
山本:それ凄く分かります!
奥本:みんなは学校が終わってから部活なのに、私は学校が終わってみんなとバイバイして一人でとぼとぼ帰ってた。寂しかった。
山本:お昼ご飯とかもみんなが部活の括りで食べてると、どうしようって思う。部活動対抗リレーとかもいいなー。
工藤:それ凄く分かる!なんなら帰宅部っていう枠を作ってでも出たかった!笑
一同:笑
石川:逆にクラブチームは、気持ち的に大変そう。部活なら学校生活の一環として学校行った流れで部活まで終わっちゃう。でもクラブチームは一回帰ってまた行くってなるから嫌だなと思う。
松本:(高校の)男子部にクラブチームの子がいたんだけど、一目置かれてた。全然違う存在みたいな感じだった。あとクラブチームはレベルが凄い!自分たちが(クラブチーム相手に)試合をする時は、勝つことより何点に抑えるか、みたいな感じだった(笑)やっぱり個々が凄い。こっちは組織で闘うしかなくて頑張ろうと思ってた。
勝木:個々の印象が強いかな。セレクションを勝ち抜いてきた人たちの中で更に絞られた人だから、本当に鎬を削ってやってきたんだろうなと思ってた。それぞれチームカラーが強いかな。
尾崎:やっぱりクラブチームは強いなと思う。高校の時はクラブチームと当たるのは練習試合くらいだったけど、別世界感がある。
内山:上下関係のない軍隊っぽい。(笑)サッカーの為だけに集まった集団、個々が強い、流石軍隊だから。(笑)イメージはそんな感じ。
-早慶戦に向けて意気込みをどうぞ。
工藤:年に一度の試合で沢山の人が応援に来てくれると思うので、期待に応えられる様に勝って慶應の歴史を作りたい。
山本:私にとっては初めての早慶戦で、去年は見に行けなかったけど、ツイッターやホームページで対談とかは見させてもらっていて、凄く楽しみな一戦です。初勝利を挙げられる様に、チーム一丸となって頑張りたいです。
石川:入試の時とかも早稲田に勝ちたいってずっと言い続けてきて、(そのことが地元の)新聞にも載っちゃったし、有言実行して自分たちに出来る精一杯の力をぶつけ、しっかり勝てたら良いなと思っています。
勝木:去年は訳も分からず凄いっていう感じだったけど、運営の裏側とか本当に大変なんだと知った今年は思い入れが違います。強い早稲田に対して自分たちがどれだけ出来るかを示せる様に、早慶戦に向かって勝利出来る様に頑張りたいです。
松本:3回目の早慶戦になると、今まではただただ圧倒されていた闘いや舞台の裏で本当に沢山の人が動いてることを肌で感じる。確かに大学リーグや関東リーグとか大事な試合はいくらでもあるけど、やっぱり早慶定期戦はいつになっても特別。3回目の自分でも特別なのに4回目になる4年生はもっと特別だから、4年生の為に史上初を必ず歴史に刻みたいと思います。
以上です。
当日は是非試合会場へ足を運び、熱い声援の程、宜しくお願い致します!
《第68回早慶サッカー定期戦・第16回早慶女子サッカー定期戦》
日時:7月15日(土) 女子部:15:30 KickOff 男子部:18:30 KickOff
会場:等々力陸上競技場