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2021.06.15 部員ブログ

『万里一空』(4年中井里衣子)

リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。今年度主将を務めている4年中井里衣子と申します。

愛の溢れるリレー日記で昨シーズンを締めてくれた足立智佳からバトンを受け継ぎ、今シーズントップバッターを務めさせていただくことになりました。先輩とは思えないほどフランクに接してくださり、くだらないことで一緒に笑ったり、調子の悪い時には寄り添って励ましの言葉をかけてくれたりと、智佳さんにはたくさんお世話になりました。本当にありがとう。

時が流れるのは早いもので、あっという間に最終学年になりました。⻩色いユニフォームを身に纏えるのも、みんなと本気でサッカーに向き合うのも、あと数ヶ月しかないと考えると色々な感情が込み上げてきます。主将としてこのチームの為に出来ることは何か、下級生に残せるものは何かを常に考え、残りの期間を全身全霊で行動していきます。

前置きが⻑くなってしまいましたが、今回のリレー日記では今湧き起こる自分自身の強い想いについて書かせていただきます。日頃から応援してくださっている方はご存知かもしれないですが、今シーズン私たちはインカレ出場という目標を掲げました。ピッチでチームを牽引し続けた4年生が卒業され、メンバー構成も大きく変化し、正直シーズンが始まる前は不安や焦りを抱いていた選手も多くいたと思います。それでも、昨年成し遂げられなかった目標にもう一度挑戦したいと部員全員の想いが一致し、どんなに険しい道でも全員で乗り越えて行こうと昨年と同じ目標を掲げてスタートを切りました。 シーズンが始まってから約4ヶ月、今こうして目標に向かって走り出すことができているのは「今年こそ女子部も結果を残してほしい」と近くで応援してくれている KEIO family がいるからだと強く感じています。

私達に足りない基礎の部分から、映像を分析しての細かい指導まで、一から私たちに向き合ってくださっているスタッフ陣。「私たちならできる!」そう信じて一歩を踏み出すことができたのは間違いなくスタッフのサポートがあってこそだと思います。

さらに、夜遅い時間帯に練習を行っていた女子部に対して、日中の試合に向けて身体を慣らしたほうが良いのではないかと時間もグラウンドも調整してくれた男子部。人数の関係で練習が 回らない時には手伝ってくれたり、男子部の練習に参加し高いレベルでプレーさせてもらったりと、男子部には感謝の気持ちでいっぱいです。サポートを受けてばかりではなく、サポートができる組織になれるよう女子部全体として成⻑していきたいです。

そしてどんな時でも不自由なくサッカーに打ち込めるように、日頃から影でサポートしてくださっているOB・OG の皆様。今年から幹部として運営に関わるようになったからこそ、皆様のお力添えにより活動ができているのだとこれまで以上に実感しています。

これらはほんの一部であり、感謝してもしきれないほど、恵まれた環境で現在サッカーに打ち込むことができています。

そんな私たちは今シーズン、「新たな女子部」へと生まれ変わるきっかけを与えてもらったのではないかと感じています。

一昨年、昨年と偉大なる先輩方がいても果たせなかったインカレ出場という目標に今年のチームで挑むということは、これまで以上に覚悟と最後までやり抜く力が必要です。人数が少なくても、他校に比べて個々のスキルが劣っていても、近年結果を残せていなくても、そんなものは言い訳にしたくありません。自分たちは自分たちらしく、がむしゃらに泥臭く最後の最後ま で粘り強く戦い続けられるか。これが今の女子部が追求するべきことであり、これまでの女子 部に足りなかった部分だと感じています。 メンバーもスタッフも環境も大きく変わった今シーズンだからこそ、新たな女子部に生まれ変われるチャンスだと私は強く思っています。周りからは「中心メンバーが抜け、これまで以上に慶應は弱いのではないか」そう思われているかもしれませんが、我が義塾小泉信三先生の「練習ハ不可能ヲ可能ニス」という言葉の通り、自分たちの可能性を信じて練習に励み、不可能も可能に変えることができるんだ!と私たちソッカー部女子が証明したいと思います。

そして努力を積み重ねた先に広がる、澄み渡った美しい空をソッカー部のみんなで笑いながら見上げたい!!そのような想いで「万里一空」この言葉をリレー日記のタイトルにしました。

最後になりますが、関東大学女子サッカー1 部リーグが5月30日に開幕し、これから11月まで22試合を戦い抜きます。全ての試合が終了し今シーズンを振り返った時に、部員全員が「このチームでよかった」と心の底から思えるようなチームを作り上げていきたいと考えていますし、どのような状況下でも笑顔を絶やさずチャレンジし続けるチームでありたいと思います。

皆さんの応援を力に変え、パワーアップし生まれ変わった慶應義塾ソッカー部女子をお見せ出来るよう、部員一同精進して参ります。

次は小さい体ながらも抜群のキックセンスと持ち前のガッツ溢れるプレーで、チームを引っ張る1年生の岩瀬絢弥にバトンを託します。⻑く拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後とも温かい応援のほど宜しくお願い致します。

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