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2017.08.03 部員ブログ

2年 勝木日南子

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。総合政策学部2年の勝木日南子と申します。
早慶定期戦が終わった今、本来ならばTEAM2017の善戦を振り返り、更に早慶戦初出場の感想を述べることを期待されたこの順番の意図に応えることが出来ず、申し訳ありません。
今回は、早慶戦で私が感じたこと、考えたことをこの場をお借りして述べさせていただきます。
今シーズン、私は開幕戦から起用してもらう等、昨シーズンとは比べ物にならない程出場機会が増えました。まだまだ自分自身の本来の実力やフルパワーを発揮出来ているとは言えませんが、手応えも徐々に感じ始めていました。そんな中で迎えた今回の第16回早慶女子サッカー定期戦は、自分にとって、前日に土壇場でベンチ入り出来ることを知り、それだけで喜んでいた去年とは大きく違いました。今年はあわよくばスターティングメンバーとして試合に出場し、大観衆の中で自分のことを応援してくれる沢山の人々の前でプレー出来るのではないかと思っていました。少なくともそうなることを目指して日々取り組んでいました。去年以上に自分たちのことを見に来てくれる人が沢山いる中で始まった今年の早慶戦は、ベンチスタート。スタートには入ることが出来ませんでしたが、悔しい気持ちはありつつもモチベーションを落とさず、自分の出番の為に全力で準備していました。
試合が開始して前半1点ビハインド。強敵早稲田を相手にチーム全員が身体を張り、よく闘っていました。後半から徐々に交代選手の名が呼ばれ、交代していきましたが、遂に自分の名前が呼ばれることはなく試合は終了しました。正直、少し位は試合に出られると思っていました。悔しさを隠し切れませんでした。しかし、今振り返ると少し位は出られると思っていたその甘さがどこか自分にはあったから、出られなかったのかと思います。リーグ戦に何となく絡み、大した結果も残していないのにこの大舞台でも出場する機会が与えられると考えていたその自分の甘さを情けなく思い、応援してくれた人に申し訳ない気持ちしかありませんでした。

私が大学でサッカーをすることを選択したのには理由があります。
人生最後となる学生生活において、これまで続けてきた大好きなサッカーにもう一度本気で挑戦し、どこまで自分が出来るのかを試したいと考えたからです。そしてまた、その想いをより強固にしてくれたのも一昨年の早慶定期戦でした。あの素晴らしいスタジアムと雰囲気の中、黄色いユニフォームを着てプレーする先輩たちが本当に格好良く、純粋に強い憧れを抱きました。この道に進む為に勉強も必死でしました。多くの人に支えられながら何とか自分の手で掴んだこの人生最後の大学サッカーを、「結果は出せないけど頑張っているヤツ」というだけでは終わらせたくないです。私は結果も残したいです。この環境は、早慶戦のピッチに立っている両校の選手たちを見たら分かる様に、大学サッカー界では本当に上位層に入る選手たちばかりで、自分が普通にやっていたらそれまでで終わってしまうレベルです。そんな中で私は活躍したいと言っているのです。無理だと考える人は多いかも知れません。しかし私は出来ると思います。普段は決して口にしない大きなことですが、出来ると信じ続けることが本当に大切だと、これまでの人生で学んできました。
今回痛い程に思い知った自分の中にある甘さと中途半端な覚悟をもう一度改め、謙虚に真摯にサッカーに向き合い、このチームの一員として堂々とプレーしている姿を今回見せることが出来なかった人に見せたいです。そして、自分が頑張っている姿で、応援してくれる人たちを「自分もまた頑張ろう」という気持ちにすることが、私に出来る小さな恩返しだと思っています。その為に、「一喜一憂するのも良いけど、目標があるのだからぶれずに続けること。目標がイメージ出来ないのなら、何かが足りていないはずだから日頃の行動と振る舞いから努力すること。」を忘れずにやり続けたいと思います。

私が恩返しをしたい人たちの中に4年生もいます。
自信を失っている時、声を掛けてくれ、様々なことを感じながらも自分たちらしく明るくチームを引っ張ってくれる4年生。今シーズンはインカレという舞台を目指すことが出来ないのにも関わらず、日々全力を尽くして頑張っている4年生の掲げたもう一つの最大目標を一緒に叶えたいです。自分に出来ることを日々考え、行動に起こして少しでも4年生やチームの力になれる様、精進して参ります。

最後になりましたが、この早慶定期戦を開催するに当たってお力添えいただいた皆様には深く感謝しております。また、自らの時間と労力を惜しまず、この日の為に運営面で動いてくれた主務の萌さんと副務の凜璃子さんマネージャーの千歌子にも本当に感謝しています。

長く拙い文章ではありましたが、最後までご精読していただきありがとうございました。今後共、温かいご声援の程宜しくお願い致します。

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