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2021.11.03 部員ブログ

『ステップアップ』(2年 佐藤真智)

 

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

身体能力の高さを活かしてゴールを守りきるピッチでの頼もしい姿に対し、普段はテソンさんLOVEな同期の深澤菜月からバトンを受け継ぎました、法学部政治学科2年の佐藤真智と申します。今回は昨年の私と今の私、そして1年後の私について綴りたいと思います。

「来年は真智がこのピッチに立って戦っているかもしれないから。公式戦がどんな雰囲気なのか今日感じてきて。」

そんな言葉を伊藤前監督から掛けられ、昨年の関カレ最終節山梨学院大学戦のロスタイムにて私は公式戦初出場を果たしました。私が唯一サッカーをやっていた小学生時代に所属していたのは、練習だけを行うサッカースクールだったので、大学生にして人生で初めての公式戦出場でした。しかしピッチに1歩足を踏み出したらチームメイトから「待って!」と叫ばれ、後ろを振り返ってみるとイエローカードが出ており、誰が何をしたのかと疑問に思っていたら反則行為をしていたのは私でした。

交代要員は、次の条件において競技のフィールドに入ることが出来る。

◦ 交代によって退く競技者が競技のフィールドの外に出た。

◦ 主審の合図を受けたのちに。

(JFAサッカー競技規則より)

私は自分と交代する同期の及川莉子がフィールドの外に出たのを見届け、頑張ろうという思いを胸にピッチに足を踏み入れましたが、主審の合図がまだ出ていなかったのです。公式戦初出場1秒でイエローカード。焦りや恥ずかしさよりも状況を理解しすぐ再開される試合に集中するのが精一杯だった、そんな苦い思い出を昨日の事のように覚えています。その後家に帰ってすぐ改めてルールブックをくまなく読み直しました。

恐らくソッカー部史上最短でイエローカードを出されてしまった私が、今年は関カレ初戦から13試合連続でスターティングメンバーとして試合に出場しました。人数不足と怪我人が出たことによって巡ってきたチャンスでした。それまでピッチの外で他人事のように見ていた試合に自分が出場し、ゴールを守りゴールを奪いに行く。去年は夢のまた夢だろうと思っていたことが現実として訪れたのです。関カレ1部という大きな舞台で目の当たりにしたのは勝利への執念でした。全チームがインカレ出場に向けボールを狩りに行く姿には大きな刺激を受けました。

一度サッカーから離れてしまった私は、必死にサッカーを続けてきた選手達には技術面では到底叶いませんし、試合勘もありません。しかしピッチに立てば経験年数は関係なく、慶應の名を背負う一選手として戦わなければなりません。今の私が唯一出来ること、それはピッチを誰よりも駆け回ることです。例え無駄走りだったとしても攻め込まれれば必死にプレスバックをし、チャンスがあれば少しでも仲間の選択肢が増えるように動きます。当たり前のことですが、出来ることが少ない今は、自分の限界まで走りきることを第1の目標にしています。

元サッカー日本代表の本田圭佑選手は「1年後の成功を想像すると、日々の地道な作業に取り組むことが出来る」という思いを胸にトップを目指し続けたそうです。そこで、私もここに1年後の理想の自分の姿を書き記しておきたいと思います。

まず、先のプレーを考えて走れるようになること。今はただ仲間の選択肢が増えたらとガムシャラに走っていますが、パスを受けたいのかスペースを空けたいのか何のために走るのか目的を持ったプレーが出来るようになりたいです。

次に受け身にならないこと。もっと声を出してと指摘されることが今は多くありますが、どんな声を出すのが正解か分からず戸惑ってしまいます。指示を受けて動くだけでなく、仲間のサポートとなる声を出せるようになりたいです。

そして1対1で勝てるようになること。結局は1対1で勝てなければ試合には勝てないとよく監督やコーチから言われます。まずはボールタッチとステップから頑張ります。こんな自分になれるよう明日からもまた練習に励みます。どんな私になったのかは私のプレーと来年のリレー日記を楽しみにして頂けたらと思います!

次はセンターバックとして守備の要となり体を張るピッチでの頼れる面とは裏腹に普段は天然炸裂な同期の福岡愛実にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともご支援ご声援の程、宜しくお願い致します。

 

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