第39回関東大学女子サッカーリーグ後期 第6節　対順天堂大学

戦評

第39回関東大学女子サッカー2部リーグ後期第6節、順天堂大学戦。勝てばプレーオフ圏内の3位以内が決定する一戦に挑んだ本塾は、3-2で勝利を収めた。
試合は開始直後から動いた。前半1分、1年MF森原の背後へのボールに反応した3年副将FW野村がシュートを放つが、惜しくもクロスバーの上に外れ、先制点とはならなかった。続く前半5分には、自陣ペナルティーエリア付近で相手にFKを与え、こぼれ球からシュートを打たれるが、3年MF野口が体を張ったブロックでピンチを防ぐ。その後は、本塾がボールを保持し試合を優位に進めるものの、なかなか決定機まで持ち込むことができない時間帯が続く。しかし前半24分、野口のCKを2年DF宮嶋がヘディングで合わせ、待望の先制点を挙げる。これを機に、相手陣内に押し込む展開が続き、立て続けにシュートを放つが追加点には至らず、前半を1-0で折り返す。
後半開始1分、4年DF坂口の背後へのボールに抜け出した野村がドリブルでゴール前まで迫り、相手DFに阻まれかけたところを、2年DF岩田が素早く反応し、シュートを放つ。これが決まり、2-0と追加点を挙げる。その後も主導権を握る本塾だったが、後半22分、相手のCKを一度は防いだものの、こぼれ球を押し込まれ失点。スコアは2-1となる。さらに勢いをつけたい本塾は、後半28分岩田に代えて2年FW堀田を投入するも、後半36分、一瞬の隙を突かれて再び失点。試合は振り出しに戻る。それでも本塾は、4年主将DF小熊を中心とした粘り強い守備と全員の連携したパスワークで落ち着きを取り戻す。後半35分には森原に代えて1年MF山田を投入し、勝ち越しを狙う。そして後半42分、野村が試合の勝利を決定づける3点目を挙げる。後半45分には、堀田に代えて2年MF田中を投入し、1点リードのまま試合終了。最後まで集中を切らさず守り切った本塾が、3-2で勝利を収めた。この結果、本塾は連勝を伸ばし、悲願の1部昇格へ大きく前進した。