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2018.12.06 部員ブログ

『三度目の正直』(1年藤田椰也子)

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。今シーズンの途中からゴールキーパーを始めたにも拘らず、スーパーセーブを連発しチームを勝利に導きながら、学生トレーナーとして親身になって私の相談に乗ってくれる志鎌さんからバトンを引き継ぎました、経済学部1年の藤田椰也子です。
ついこの間入学したと思いきや、もう年末になっており、大学生活の時の早さを感じております。緊張しながらソッカー部女子に入部したのはもう遠い昔の様に感じます。それ位とても充実した日々を過ごしているのだと思います。

以前のリレー日記でも書かせていただきましたが、私は今年のシーズンイン直前に、人生2度目となる左膝前十字靭帯断裂のリハビリから復帰しました。”切望していたソッカー部女子で、大好きなサッカーをする” その目標に向かって少しでも早く復帰する為に、人生最後の修学旅行を休んで手術をし、長い長いリハビリをこなしました。コツコツ続けた筋トレのお陰で、太ももが4センチも太くなりました。やっとの思いで復帰し、思い切りサッカーが出来たとき、サッカーが楽しくて、プレー中にニヤニヤしてしまう程でした。ずっと憧れていた舞台でサッカーが出来るのだと家族や友人に自慢しました。

新しい活動の始まりに嬉しさばかりだった私の気持ちが、それ以上のものに変化したのは、7月のことでした。7月7日には早慶定期戦がありました。今まで何度も観てきた舞台ではありますが、部員になったからこそ感じることがありました。早慶戦は、素晴らしいスタジアムでプレーが出来、チームも気合の入れ方が違うと感じました。そこで私はメンバーに入れず今までに味わったことのない悔しさを抱きました。自分以外の同期は全員メンバーに入っている中、私は女子部の試合中も仕事をし、自分の不甲斐無さを感じました。来年の早慶戦に出場する!その為に練習に対するやる気が漲ってきました。そんな私に、チャンスが舞い降りて来たのは、次の日でした。途中交代で自身初の関東リーグに出場することが出来ました。嬉しさと、緊張と、様々な感情が渦巻きました。勝たなければならない試合でしたが、私が出場した時点では1-2、そしてその後1-3に追い詰められました。そんな状態で気持ちが焦っていたのだと思います。右サイドでドリブルをしているその時
”ごりごりごり!”
嫌な予感がしました。「ああ…また靭帯が切れたなあ」と気付いてしまう反面、信じたくない、そんなはずないと現実を受け入れられませんでした。右膝前十字靭帯の断裂でした。
いつになったら思う存分サッカーが出来るのだろう。何でいつも私なのだろう。納得いかないことだらけでした。時間を巻戻したい、全く新しい自分になりたいと思ったりもしました。悔しくて、悔しくて、大好きなチームメイトがプレーする姿でさえ直視するのが辛かったこともありました。
しかし、どう考えても、ソッカー部から離れたいとは思えず、サッカーを辞められませんでした。よく、「3回も靭帯切ってどうしてサッカーを辞めないの?」と聞かれますが、“サッカーが好きだから”それ以外に理由は思い当たりませんでした。
サッカーが出来ている時は、出来ない苦しみを忘れてしまいます。体力の限界や、苦しい試合の時、諦めそうになってしまいます。怪我の苦しみを忘れて自分に甘えてしまった私への試練だと思ってサッカーが出来ない悔しさを噛みしめながら、より一層リハビリに励みたいと思います。

こんな私がまたプレーヤーとして復帰出来る場所を作ってくれたソッカー部にはとても感謝しています。怪我をした時に傍にいてくれた人、短い入院期間にお見舞いに来てくれた沢山の人、挫けそうな時に察して励ましてくれる人、一緒に筋トレやランニングをしてくれる人、グラウンドを走っていると声を掛けてくれる人、そして大切な同期の皆。ここには書ききれませんが、多様な人がいて、皆優しくて温かい、TEAM2018が大好きです。
また、ソッカー部女子には自然と応援したいと思わせる力があるのだなと、長い間サポートをしながら感じました。仲間が懸命にピッチを駆け、闘う姿には心を動かされます。遠い試合でも応援に来て下さる方がいて、声を掛けて下さる方もいて、この様な素敵なチームにいることが出来て幸せだなと思います。
傍で支えてくれる家族もいます。悲しい時は一緒に泣いて応援してくれる母、復帰する前は毎朝私を起こして一緒にボールを蹴ってくれた父。私がサッカーを始めるきっかけになった姉は部活も勉強も両立するスーパー大学生で、その姿は私にやる気を起こす起爆剤になっています。
ずっとお世話になっているトレーナーさんは、不器用な私に合わせて、何度もメニューを考えてくれます。
大学では違う道を歩む高校時代の友人も、前のチームの仲間たちも沢山励ましてくれます。
そんな人たちを裏切らない様、焦らず、リハビリを終えて、強い選手になります。
何度も怪我に苦しめられた私だからこそ、ケガに苦しむ仲間に寄り添える人になれると思います。そんな仲間に出会ったら率先してサポートしたいと思います。これが私の決意です。

とうとう、TEAM2018も終盤になってしまいました。関東リーグ最終節とインカレに向けて日々練習を重ねております。大好きなチームの為に、私も誠心誠意サポートを頑張ります。ご声援の程、宜しくお願い致します。
次は、体は小さいけれどプレー中は誰よりも大きな声で盛り上げ、練習前にいつも一緒にお弁当を食べながら楽しいお喋りをする麻香さんにバトンを引き継ぎます。長い文章になりましたが最後までご精読いただきありがとうございました。

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