2018.09.10 部員ブログ
目標(2年内藤孝穂)
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。チーム内の誰もが認める程のお喋りで、その声はピッチ内外において、「底ぬけポジティブ精神論」と共にチームに明るい雰囲気をもたらしてくれる4年宇留野麻香からバトンを引き継ぎました、総合政策学部2年の内藤孝穂と申します。スポーツの秋の到来ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
8月26日、ついに関東大学女子サッカー1部リーグが開幕致しました。私たちは、「インカレベスト4」という目標に向かってチーム一丸となり、日々の練習に励んでおります。
さて、2度目となる今回のリレー日記では、私が大切にしている「目標」について、高校時代とTEAM2018を交えながらお話したいと思います。
私事ではございますが、先日行われたインターハイでは、母校である常盤木学園高等学校が初優勝を果たしました。日本1になること自体が数年振りであり、また、共に1年間プレーをしてきた後輩たちの最後の年でもある為、とても嬉しかったです。
常盤木学園では、「目標」をとても大切にしています。「インターハイ優勝」という目標は、最も達成したい大きな目標を達成する為の1つの中間目標に過ぎません。大きな目標というのは毎年異なる為、今年が何であるかは把握しておりませんが、結果や記録として残るものではなく、私たちが最終的にどういう姿でありたいのか、サッカーと人間的成長を踏まえてどうあるのかという理想像的なものを掲げます。何故、記録や結果が最終目標でないのか。それは目標というのは、小さな目標の積み重ねであり成長過程であるからだと私は考えます。最終目標を達成する為には、その為に達成するべきいくつかの中間目標があり、またその中間目標を達成する為の小さな目標、そして毎日の行動基準があります。重要なことは、目標設定と共に如何にしてその目標を達成していくのか、そしてその次の目標を絶えず見つけていくことです。また、「積み重ね」というものは、今年のチームの行動や結果の積み重ねだけではありません。過去の優勝出来なかった数年間の中で試行錯誤してきた財産があるからこそ、その全てが今結果として繋がったと思います。1つの目標の背景には、沢山の積み重ねと繋がりがあることを感じました。
これらのことを心に留めながら、TEAM2018の「インカレベスト4」という目標について考えてみました。塾ソッカー部女子の理念である「不可能への挑戦・積み重なる信頼・ピッチからはじまる貢献」が、私たちがサッカーを通してありたい姿であると思います。その上で今年達成すると掲げた目標が「インカレベスト4」と「早慶戦初勝利」。早慶定期戦では負けてしまいましたが、これまで以上に闘えると感じた試合内容であり、ここから得たものは結果以上の価値であることは間違いありません。その為、大学リーグにて「早慶戦初勝利」を達成できる様、精進して参ります。
大学リーグが開幕して早くも4試合が終了致しました。結果は1勝1分2敗の5位に付けています。今シーズン前期は、関東女子サッカー1部リーグにおいてなかなか結果を残すことが出来ず、苦しんできた時間が多くありました。しかし、その分乗り越えてきた課題もあり、大学リーグに込める想いは誰もが強いはずです。また、私たちが「インカレベスト4」という目標に対して強い想いを抱けるのも、大学リーグだけではなく育成リーグやLiga Student等チームとして闘う環境があること、そして、去年の1部昇格、3年前のインカレ初出場・1回戦敗退等OGの方々の過去の闘いがあるからです。
つい「インカレベスト4」という先の大きな結果としての目標ばかりに目を奪われがちですが、先述した様にそこに辿り着くまでの成長過程が重要であり、最終的に達成するかどうかの道程となります。まずは目の前の一戦一戦、そして日々の練習、ピッチ外での行動基準を見つめていきたいと思います。
リーグ戦はまだまだ始まったばかりです。「インカレベスト4」に向かって今こそチームが1つとなる時です。小さな積み重ねを大切にし、日々精進して参ります。
拙い文章となりましたが、最後までご精読ありがとうございました。今後共ソッカー部女子に温かいご声援の程、宜しくお願い申し上げます。