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2023.10.19 部員ブログ

『覚悟』(3年 大井沙羅)

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

今年1年、副将や怪我などピッチ内外で大きな変化がありながらも奮闘し続ける同期の大橋桜子からバトンを受け継ぎました、環境情報学部3年の大井沙羅と申します。副務を務めるようになってから気付けば頼ることも多くなり、感謝の気持ちが尽きません。

絢弥、桜子と続いて自分自身も怪我をしており、一緒にリハビリに取り組む毎日ですが、全員がリハビリ組を卒業してサッカーに励む毎日を送れるよう、これからも取り組み続けたいと思います。

気が付けば学年の締めくくりとしてリレー日記を書くことになってしまいました。もともと言語化は苦手でしたが、怪我をきっかけに言語化する機会が多かった分、苦手を克服できたような気がしています。成長した分、少しでも思いが伝わるよう大切に綴らせていただきます。拙い文章かとは思いますが最後までお付き合い頂けますと嬉しいです。

いきなりですが、どのようなところにサッカーの魅力があると考えますか?

得点を取ったりドリブルで相手を抜いたりして楽しさや嬉しさを感じられること、勝利した時の達成感や快感など、競技する側やそれを見る側のどちらをとってもこのようなところを中心に魅力を感じるのではないでしょうか。最近よく使われているであろうChatGPTに聞いてみるとこのような答えが返ってきました。

サッカーの楽しさや快感は、チームメイトと連携してゴールを目指すことや相手チームと競争して打ち負かすこと、自身のスキルを磨く過程、得点を取ること、仲間とのコミュニケーション、健康な生活の実現の6点にある。

サッカーという競技を分析するとこう言語化されるのか、というくらいに的確な答えだと感じました。ただその一方でこの言葉だけでサッカーは語れるのかと思う自分もいました。

私は前回のリレー日記から現在までの約1年の中で、2度の前十字靭帯断裂を経験しました。高校の頃と合わせると人生で合計3回の前十字靭帯断裂を経験したことになります。字面だけをみると同じ怪我をただ3回繰り返したように見えますが私にとってそれぞれの怪我は全く違うもののように思い出されます。1回目は怪我を受け入れられないまま復帰し2回目は逆に受け入れすぎた自分がいて、その自分から抜け出そうとした時に3回目の負傷をしました。

現在、やっと3度の怪我がそれぞれなぜ起きたのか、起きた時に何を考えたのかなどを言語化できるようになり、これからを進むための一歩として受け入れられるようになってきました。ただ「サッカーへの競技復帰」は簡単ではないことも日々実感しています。自分自身の乗り越える壁があったとしても、今サッカーが出来ている仲間にとっては当たり前のことで、その仲間達と一緒にサッカーをしたいと思う以上は、その仲間達の標準に合った自分の行動や実力が必要です。どんなに勝利を実現したい気持ちやサッカーで貢献したい気持ちがあったとしても実現するまでは所詮夢物語です。

このチームには、自分自身がどんなに苦しい状況に置かれていてもそんな自分を変えたりチームを考えて行動したりと奮闘する仲間がいます。新しいプレーにチャレンジしたり出来るようになるまで自主練したり、リハビリ組には自分の怪我を一旦置いておいてでもチームを軸に考えて、出来ることを探して実践できたりする仲間もいます。もう1年以上みんなとサッカーをすることは出来ていませんが、その分ピッチ外から見てきたからこそそれぞれの努力に気付き言語化出来るようになりました。

このような仲間の集う環境にいられるありがたみを毎日ひしひしと感じます。正直サッカーをやる楽しさはほとんど覚えていませんが、ほんのわずかに残る記憶とこの仲間の姿を頼りにすると夢物語はあっという間に広がっていきます。サッカーには競技そのものの楽しさだけでなく、それらを追求し実現するための努力があるからこそ感じる楽しさがある。その楽しさを体感するために必要な努力をすること、また過去を振り返らず現在の自分の最大を求め続けることを通じて、いつかその夢物語を実現させチーム全員で壮大な楽しさを感じられますように、そんな覚悟と思いをここに示し私のリレー日記とさせていただきます。

最後に、この1年間で家族や同期、先輩、後輩、スタッフ陣の方を始め沢山の方々に支えていただきました。他にもソッカー部関連で支えてくださった方々、OGの方々、昔のチームメイト、チームメイトの保護者の方々、友人など、何気ない言葉にも力をいただき、多くの恩をいただきました。過去だけでなく現在も、当たり前だと感じているこの環境を作っていただいたりと、いつも様々なところでお力をいただきありがとうございます。プレーをする姿で恩を返したい、感謝の気持ちを届けたい、そんな夢物語の実現のためにも努力し続けます。

次回は何気ない一言で笑いを作り出して場を和ませる一方で最高学年としての行動をし続ける、4年山本華にバトンを託します。4年生には様々な形で支えて頂きました。特に同じ怪我である前十字靭帯損傷から復帰したロールモデルとして、行動する華さんの様々な姿に力を頂いていました。ソッカー部女子の集大成、どのようなことを綴るのか、楽しみで仕方ありません。

長くなってしまいましたが最後までお付き合い頂きありがとうございました。今後とも変わらぬご声援の程、よろしくお願いいたします。

 

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