2023.10.02 部員ブログ
『期待に応えたい』(3年 大橋桜子)
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
怪我によってサッカーが出来ない状況が続く中、常に前向きな姿勢で取り組む同期の岩瀬絢弥からバトンを受け継ぎました、商学部3年の大橋桜子と申します。数ヶ月前までは、彼女と毎日隣でリハビリをすることになるとは思いもしませんでしたが、この苦境を乗り越えて、一緒に試合でプレーする日を楽しみにしています。
ソッカー部に入部してから3回目のリレー日記ということで、拙筆ながら心を込めて書かせて頂きたいと思います。最後までお付き合い頂けると幸いです。
私は今年、サッカー人生の中で1番の挫折を味わいました。
今シーズンから副将を務め、3年生の中で唯一試合に出場していたこともあり、何としても結果を残さなければいけないと考えるようになりました。昨シーズンはリーグ18節で6得点という結果に終わり、今シーズンは去年の得点数を超え、チームを勝利に導きたいという一心で開幕戦に挑みました。しかし終わってみれば、前期は9試合で2勝3敗4引き分け、個人としても2得点という結果に終わりました。
早慶戦後、後期に向けて再スタートを切ろうと思った矢先、練習試合中にタックルを受け、足首を骨折・靭帯を断裂してしまい手術を行いました。全治6ヶ月の大怪我。
14年間のサッカー人生で我慢すればプレー出来る程度の怪我しか負ったことがなかった私には簡単に受け入れることが出来ない現実でした。全治6ヶ月と医師から聞いた時も、2、3ヶ月で復帰出来るだろうという甘い考えを持っていましたが、2ヶ月経った今もプレーは愚か、まともに走る事もボールを蹴る事も出来ません。
よく怪我をした選手は「この怪我があって強くなれた」「怪我をして気付くことがあったから良い経験だった」と口を揃えて言いますが、今でも私は「なんであの時にタックルを避けられなかったんだろう」「怪我が一瞬で治ったりしないかな」など考えて落ち込んでしまうという悪循環に陥ることがあります。
そんな時、ピッチで頑張る仲間の姿や隣でリハビリに取り組む仲間を見て、地道に努力しようと思うことが出来ます。努力する事が出来る環境に感謝をして、TEAM2023も残りわずかですが少しでも順位を上げてシーズンを終えられるよう、最後までチーム全員で戦い抜きます。そして4年生を笑顔で送り出せるように、1日1日を大切に日々過ごしていきたいと思います。引退してもたまには練習に来てくださいね、グランドで待っています。
話は変わりますが、去年の11月は人生で一番涙を流し、ショックを受けた1ヶ月でした。応援していたアーティストグループが分裂し、今年新たな道を進み出しました。所詮他人なので、もちろん本人の思いを知ることも、直接思いを伝えることも難しい存在です。それでも苦しい中、前を向いて進む姿には感銘を受けました。
立場や状況は全く異なりますが、私のサッカー人生も残り1年。刻々とタイムリミットが近づき、その後は社会人として新たな道を進む事になります。人間どんなに努力をしても後悔が残ると思えば、限られた時間で自分が納得する道を選択するという過程を大事にすることが出来ると思います。
来シーズンは、これまでのサッカー人生の集大成として、結果を残す姿を家族や今まで支えてくださった皆様に見せられるよう精一杯努力していきます。
そして、チームの「期待に応える」ことが出来るよう精進して参ります。
次は真面目で常に周りを見て行動し、今シーズンから副務の仕事もこなす反面、私生活では大雑把で部室のロッカーは真理加と同じレベルで散らかっている同期の大井沙羅にバトンを託します。今はお互いサッカーをすることが出来ず、リハビリをする日々が続きますが、来年サッカーが出来る日まで共に切磋琢磨していきたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
今後とも変わらぬご声援の程、宜しくお願い致します。