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2023.09.22 部員ブログ

『幸せとは』(3年 岩瀬絢弥)

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

今年からフィールドプレーヤーとゴールキーパーという二足の草鞋で日々の練習に取り組んでいる、「時を止める少女」こと同期の劔佳那からバトンを受け継ぎました、商学部3年の岩瀬絢弥と申します。彼女とは好きな音楽に共通点があります。ピッチ内外においてクールで感情を見せないので一緒にライブに行って感情が爆発した姿を見てみたいです。

気づけばリレー日記を書くのも3回目となりました。シーズンも終盤に差し掛かり、今年1年たくさんの経験をした中で今の私が思うことを綴ろうと思います。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

ソッカー部の一員として過ごして3年目になりますが、この期間で私の価値観は大きく変わっています。様々なバックグラウンドや考えを持った人が集まっているので毎日の会話が新鮮でたくさんの刺激を受けています。また、学連という役職を務めて運営の難しさや人のために動くことの喜びを初めて経験しました。今年は特に中心メンバーとしてインカレの運営、企画に携わっています。今後の全日本大学女子サッカー連盟のSNSにも注目していただけると幸いです。

話は本題に戻り、今年は特に物事の捉え方が大きく変わりました。もともと私は何があってもブレない芯を持った人間であると自覚しています。それは長所でもありますが、完璧主義で頑固な面があり自分で自分を苦しめてしまうことがよくあります。「やりたい」と思っていたことがいつの間にか「やらねばならない」に変わり、完遂することに満足し本質を見失うことがよくありました。そのため、予期せぬ事態にあったときにモチベーションが落ちてしまいます。例えば自主練では、雨が降ってきたときにコンディションを考慮して他の日にやればいいところを無理やり続けて練習の質が落ちてしまいます。しかしながらそこで練習をやめると不完全燃焼となり、納得がいかずにイライラしてしまう、非常に面倒な性格です。

しかし、今年は人生最大とも言える怪我による離脱を経験してこの面倒な性格な私は絶望を感じました。モチベーションだけでなく時間や筋肉、楽しみにしていたライブなどいろいろなものを失いました。ただ、同時にガチガチの完璧主義な性格も半分ほど削ぎ落とすことができたと思っています。今までの私は夢や自分の理想に縛られ、努力せねばならないと考えすぎて息がしづらくなる瞬間が多々ありました。確かに才能も身体能力も誇れるものは持っておらず、努力して武器を手に入れ自信をつけてきました。だから苦しんだ分だけ楽しさが生まれる、理想の自分になるには辛い思いをしなければならないと信じていました。もちろんその通りです。しかし何もできなくなってその努力も辛さも味わうことがなくなった時、苦しむことさえも幸せなことだと気づきました。

頑張ることができる環境があること、一緒に頑張れる仲間がすぐそばにいること、努力できる身体があること、努力したいと思えること。これら全てが私の誇りであり幸せです。人間一人では大抵の目標や夢は達成することができません。仲間と一つの目標に向かって頭をそろえて歩んでいくことがどれだけ尊いことか再認識しました。その中で自分が上手くいったとき、チームに貢献できたと感じたときの高揚感、喜びは私にとって何にも代えられない生きがいです。当時の試合後は恥ずかしくてクールに装っていましたが、正直去年の東海戦のゴールシーンは今でも見返すことがあるくらい嬉しかったです。ゴールネットが揺れた瞬間にスタートを切り、私の元へスプリントで喜びにきてくれた愛実さんは何度見ても飽きません。あの瞬間のためなら何があっても乗り越えられます。何周してもやっぱりサッカーが好きです。

こんな状況の自分も置いていかずに一緒に頑張ろうと声をかけてくれた仲間にはたくさん助けられ、感謝の気持ちでいっぱいです。間違いなくみんなは私の原動力となっていて大好きなチームです。特に今年の4年生は一人ひとりのことをよく見てくれていて、怪我をしていてもあまり疎外感を感じずに組織の一員として過ごせています。人を大事にしていて優しい4年生と一緒に闘えるのも残り少し。もっと一緒にサッカーしたいと思ってしまいますが、その思いを残された2ヶ月ほどで表現していこうと思います。

TEAM2023としては残り約2ヶ月。私のソッカー部人生も半分を過ぎて時の流れの速さに置いていかれそうになりますが日々の感情を大切に、悔しさや感動を忘れずにより一層精進し、成長へと繋げていきたいです。

次は、チーム1のパワーの持ち主であり、ドリブルからの強烈なシュートで相手のゴールを脅かす同期の大橋桜子にバトンを託します。2人で一緒に松葉杖をついて試合を見たときはなんとも言えない感情になりましたが、彼女の表では見せない素直さやひたむきさには大きな力をもらっています。後輩に弄られることが多いからか、最近は発言に柔らかさを感じます、と言いたいところですがその分真理加に対しては鋭さが増している気がします。これからリハビリも授業も一緒に乗り越えようね。

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