2022.11.18 引退ブログ
『幸せをくれる場所』(4年 秦野くるみ)
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
今シーズン主務を務めさせていただきました、総合政策学部4年の秦野くるみです。
どんなときもチームの為に声を出し、組織の為に行動することを厭わない姿勢を見せ続けてくれた、同期の髙橋佳里からバトンを引き継ぎました。
今シーズン、彼女なしではこのチームは成長することはできなかったと強く思います。
4年生としての責任を全うしようとするその姿勢に何度も救われていました。どんなときもチームの為に頑張ってくれてありがとう!
もちろん卒業後も仲良くしてね!!4年間お疲れ様会で美味しいもの食べに行こう〜!!
さて、11月5日に、TEAM2022の最後の試合である早慶戦を終え、1週間ほどが経ちました。
練習のない日々を過ごして1週間、大学生活を振り返るには、まだまだ気持ちが纏まりそうにありませんが、最後のリレー日記となる今回は、4年間のソッカー部生活を終えた今、感じる思いを素直に綴らせていただこうと思います。
纏まりのない文章になってしまいましたが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
大学ラストイヤーとなった今シーズンは、
大変だなと思うことも時にはありましたが、それ以上に、幸せを噛み締めることの方が多かったなと思えるような1年を過ごすことができました。
ただ、幸せを噛み締めることが多かったとはいえ、幹部の一員として組織を引っ張っていくことは決して簡単ではありませんでした。
色んな考え方の人がいて、色んな価値観をみんなが持っていて、様々な想いや声を耳にするからこそ、自分が示すべき言動に迷いが生まれたり。
日々色んな感情を味わって、色んな経験をして、色んな学びを得て。
新しいシーズンが始まればメンバーが変化し、チームの雰囲気も変わるなかで、チームとしてあるべき姿を体現するためにどうすればいいのか。
理想のチームを体現できるよう4年生としての姿勢を示し続けるのはそう簡単ではなく、たとえ「ラスト1年」、「最上級生」ということがいつも頭にあろうと、それを妥協なく追求し続けることはとても難しいことでした。
「一部昇格」という目標は叶えることができませんでしたが、
それでも、これまで大学リーグという舞台でなかなか勝利を味わうことのできなかった私たちが、一戦一戦を積み重ねるごとに確かな成長を遂げ、勝利を手にできるようなチームへと成長できたことは大変喜ばしいことでした。
そして何より、慶應のユニホームを身に纏いピッチ上で熱く闘えることが、心から幸せでした。
また、これまで所属してきたどのチームにもそれぞれの思い入れがあり、貴重な経験や学び、素敵な出会いがありましたが、ソッカー部という場所は、どこか特別で唯一無二な感じがして、こんなにも素晴らしい組織でサッカーができたこと。
保護者の方や先輩が、私の試合中のプレーをみて、ずっと心に留めておきたいなと思う言葉をかけてくれたこと。
高校3年生のとき、慶應に入りたいと思った感情は間違いではなかったなと思うし、そう思える4年間を歩んでくることができたこと。
まだまだ振り返ればたくさん溢れ出てきますが、これらすべてが本当に心から幸せで、
ソッカー部という組織は、私にたくさんの幸せをくれる場所でした。
身近にたくさんの感謝が溢れているこの環境で、それらを原動力に変え、何不自由なくサッカーが出来たことは何にも代えがたい財産となりました。
これまで私に関わってくださったすべての皆さまに、この場を借りてお礼申し上げます。
最後に、女子部のみんなへ。
女子部には、人の頑張りに気づくことのできる優しい人たちが集まっています。
すぐにまた次の練習がやってくる日々の中では、ついつい目の前にある大変さや苦労ばかりを見つめてしまい、苦しむときがあるかもしれないけれど、何かを伝えよう、示そうと頑張り続ける姿勢をやめなければ、それを感じ取ってくれる仲間がちゃんといるはずです。
また、周りを見渡せば必ず自分以上に組織の為に身を捧げる素晴らしい人がいます。
この組織の為に頑張りたいと思える原動力が、身の回りにたくさんあるはずです。
大変な時こそ、ソッカー部という場所でサッカーに打ち込めることへの感謝を思い出し、目標達成に向けて全員で頑張っていってほしいなと思います。
来年こそ、1部昇格という目標を達成する姿が見られることを願っています!
次は、今シーズン主将を務めてくれた、ブラフフェイにバトンを託します。
幹部として、組織を先導していくことの難しさを共に味わってきた今シーズン。
主将として様々な葛藤や重圧を背負いながらも、チームの為に1年間走り続けてくれたこと、本当に感謝しています。ありがとう!
復帰戦となった中央大学戦での投入直後のあのゴール、フェイらしさが溢れ出ていて最高に痺れました!
ゴールという結果で何度もチームを救ってきた彼女が、最後にどんな想いを綴ってくれるのか。TEAM2022の最後となるリレー日記、楽しみにしています!
拙い文章ではありましたが、最後までご精読いただきありがとうございました。
今後共、ソッカー部女子へのご支援ご声援の程、よろしくお願いいたします。