第39回関東大学女子サッカーリーグ前期 第1節　対尚美学園大学

戦評

第39回関東大学女子サッカー2部リーグ前期第1節、尚美学園大学戦。「賢く泥臭く、虜にさせる」というビジョンを掲げ、開幕戦を勝利で収めたい本塾。試合を通して主導権を握る展開を見せたものの決定機を活かしきれず、スコアレスドローの0-0に終わった。
前半は立ち上がりから本塾がボールを保持し、押し込む展開が続く。前半19分には、4年DF坂口が縦突破を仕掛けて左のペナルティーエリア角付近でファウルを誘発し、絶好の位置からFKを獲得するも、得点には至らない。その後も攻撃のリズムを崩さず、前半37分にはDFラインのビルドアップからサイドを崩し、1年MF森原のクロスに2年FW髙松が合わせる決定機を迎えるが、ゴールネットを揺らすことはできない。さらに前半40分にも、サイドからクロスに合わせるチャンスを作るが、あと一歩及ばずスコアは動かないまま前半を折り返す。
後半も流れは変わらず、本塾がボールを保持して試合を進める。後半10分には、森原の前線へのパスに髙松が抜け出しゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定でノーゴールとなる。後半21分には、ペナルティーエリア付近で与えてしまったFKの場面で、全員が体を張った守備を見せ、ゴールを死守する粘りを見せる。後半29分には、3年MF野口のCKに4年主将DF小熊がヘディングで合わせるも、相手DFに阻まれ、これも得点には至らない。試合終盤は相手に押し込まれる場面もあったが、無失点で耐え切った。しかし、最後までゴールを奪いきれず、TEAM2025の新シーズンは、悔しいスコアレスドローで勝ち点1を分け合う結果となった。