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2020.12.01 引退ブログ

『同期』(4年山本華乃)

ホームページをご覧の皆様こんにちは。
ピッチでは誰よりも熱くボールを追いかけ、サイドを駆け上がる一方、4年間ニコニコの笑顔でボールを私に当て続けてきた4年佐藤幸恵からバトンを引き継ぎました、理工学部4年山本華乃です。ボールを当てられるだけでなく、意味もなくズボンを下げられたり、水を掛けられたりもしてきましたが、このやり取りがあと1か月半程で終わると思うと、寂しい気持ちになります。とても不思議です。(笑)

リレー日記も4回目というのに、まとまりのない文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただけると幸いです。

この部に入部し、サッカーをしてきた中で沢山の失敗をしてきました。
入部直後の4月、関東リーグ開幕戦、スコアが1-1の拮抗した場面で後半の途中から出場した私のファーストプレーはGKとの1対1でした。見事に外し、チームもそのまま1-1の引き分けで終わりました。初めての公式戦が、悔しくて、申し訳ない気持ちでいっぱいの試合になったことを鮮明に覚えています。
他の試合でも、GKとの1対1は外したし、簡単なシュートを、GKの正面に打ってしまいました。サッカーをやっていれば失敗なんて付きものだと分かっていても、「あのとき決めていればな」と思うことがいっぱいありました。

ただ、これらの失敗は次の試合、また次の試合、またまた次の試合というように、強い気持ちを持って、成功するまで挑戦し続ければいいと思います。それが自分の成長に繋がるし、この部には挑戦して失敗したことに怒る人はいないからです。

しかし私は、この4年間でたった一つ失敗を後悔したことがあります。
それは、退部を考えていた同期に「〇〇とのサッカーが楽しいから、一緒にもっとプレーしたい」と本音を伝えられなかったことです。結局この同期は部を去ってしまいました。
(じゃあ何を伝えたんだと思われると思いますが、体育会に残ることで得られることや、もう少し頑張ろうということばかりを話していました。)

この部活では4年間で数えきれないほどミーティングをします。具体的にどのようなミーティングをするのかというと、学連(大学リーグ、インカレなどの運営をする人)や役職(主将、主務など)決めから、チームをより良くするにはどうするべきかまで様々です。例えば、学連や役職を決めるときは、「どういうチームにしたい」から、「どういう人が最適」で、「あなたはどういう人である」など、一見関係ないような話も本音で沢山話します。時には、ブチ切れたり、号泣したりすることもありましたが、本音で話すことで今に繋がることが多くあったように感じます。

これだけ沢山、学年でミーティング(通称:学年ミート)をしてきましたし、本音でぶつかってきました。
それなのに、何度も行った退部を考えるメンバーに対するミーティングで、一番伝えたかった想いを伝えられませんでした。
彼女に、肝心の「一緒にプレーするのが楽しいから、もっと〇〇とプレーをしたい。だから私の為にもう少し残ってほしい。」という本音が言えなかったのです。
今でもその時の後悔は大きく残っており、心のどこかに引っかかっています。
あの時これを伝えられていれば…。
結果が変わらなくても、もっと何かが違っていた様に思えます。

私はこのような後悔を後輩のみんなにはしてほしくないと思います。何かがあったときや、伝えたいことがあるときは、たわいもない話をしているときでもいいし、学年ミートをしているときでもいいから、自分の想いを本音で伝えてみてほしいです。
同期っていうのは自分が思っているよりずっと心強いし、頼れます。何でも受け止めてくれるし、助けてもくれます。
私は学年が上がるにつれて同期の存在の大きさに気付かされました。もっと早く気付いていればと思う程です。

最後に私は、今回のリレー日記を通して、同期に伝えたいことを伝えようと思います。
このチームが好きだし、私の同期が大好きです。
そしてもっともっと、みんなと笑顔でボールを追いかけたい。
みんなでプレーするサッカーが楽しいし、みんなと一緒なら頑張れます。
この学年は、一人ひとり考えを持っている分、ミーティングは長くなりがち(雑談してしまうこともありますが)だし、何かに対するアプローチの仕方も違います。
でも共通していることは、みんな個人やチームに真剣に向き合える人たちで、心が温かいということです。実際、疑問に思ったことは正面からぶつかっていけるし、困ったことがあったらすぐに手を差し伸べてくれます。
何度助けてもらったか分からないくらい、私は助けてもらいました。ありがとう。

覚えているか分からないけど1年生のときの学年ミートで私たちは「4年生になったら常勝チームを作るんだ」なんて言っていました。蓋を開けてみれば、常勝どころか1勝するのにここまで苦戦を強いられています。実力不足を痛感する日々で辛いことも多いけど、私はこの学年で大きな何かを達成したい、そう思っています。だからこそ、あとちょっと頑張ろうね。ちなみ私は、みんながいるからこそ、まだまだ頑張れそうです!

TEAM2020も終わりに差し掛かってきましたが、私たちのチームはこのままでは終わりません!最後まで全員で闘い抜きますので、今後共、変わらぬご声援を宜しくお願い致します。

拙い文章でしたが、最後までご精読いただきありがとうございました。

 

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