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2018.10.23 部員ブログ

マネージャー三箇条(3年芳賀千歌子)

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。普段はクラゲの様にフニャフニャしている反面、理工学部で勉強も出来、試合の時はしっかりと得点を挙げチームを勝利に導く女子部のスーパースター、山本華乃からバトンを受け取りました、環境情報学部3年マネージャーの芳賀千歌子と申します。早速本題に入らせていただきますが、より気持ちが伝わる方法として、以下だ・である調で書かせていただきます。

「あ、私この部活に入る。」
退屈な大学生活に飽き飽きした私は同期の工藤真子に連れられ、女子部の見学に来た。練習開始前、スパイクに履き替え、準備する皆を見てそう思った。マネージャーでも良い、共に全力で頑張る仲間が欲しかった。ただそれだけの理由で、1年半前、私は飛び込む様にしてこの部活に入った。

思い返せば、私はサッカー人生に二度、終止符を打っている。1回目は小学校のクラブチームを引退した時、2回目は高校サッカーを引退した時。怪我ばかり、鈍くてボールの落下地点も読めず、フリーでボールを持っては敵にパスを出したり、キーパー正面にシュートを放ったりする様などうしようもない選手だった。しかし、高校の友人によると極稀に神が舞い降りた様なプレーをすることもあり、その様な片手で数えられる程の瞬間が堪らない程嬉しくて10年もサッカーをしていた。下手だから、と自分の気持ちに蓋をしてサッカーから離れたつもりだったのだが、無意識にサッカーに足が向いている自分がいたことに気が付いた。

こんな風に話しているが、現在私はマネージャーである。怪我で中途半端になるのなら、割り切ってマネージャーとしてチームに貢献し、サッカーに全力で関わってみようと思ったのである。

私が思うマネージャー三箇条は以下の3つである。
1.マネージャーは常に周りにベクトルを向け続け、選手優先を貫く。
2.マネージャーという存在である以上、選手・チームに一切の迷惑を掛けてはいけない。必ず選手のプラスになる働き掛けをしなければいけない。
3.勝った時だけでなく負けた時も選手同様の気持ちを持ち続けなければいけない。

これはマネージャーとして当たり前のことだと思う。しかし、私はこれを全く完遂出来ていない。それは、私はこれまで殆ど自分本位に生きてきたからだ。自分の為にサッカーをする、自分の為に勉強をする。自分の為なら幾らでも頑張ることが出来る。そんな自己中心的で不器用極まりない私が周りに目を向け続けるのは容易いことではない。気を抜くとミスが出てしまい、気を張っているつもりでもミスが出る。試合の日は動きもしないのに、それが終わった時にはどっとした疲労感を感じる。これではマネージャー三箇条の1は達成出来ていない。ではマネージャー三箇条の2はどうか。これは1ヶ月前に挫折を味わった。私は皆に迷惑を掛けてしまう大きな失態を犯した。今でも引きずっている。最後のマネージャー三箇条の3。これは三箇条の中で1番大切なものだと思う。気持ちだけは絶対あるといつも思っていた。しかし、気付いてしまった。試合の始まる直前にスターティングメンバーとハイタッチをするのだが、私はこれが苦手である。選手を応援する気持ちはあるのだが、何故か引け目を感じてしまっている。「マネージャーの私がハイタッチしていいのだろうか」「私は信頼されているのだろうか」。明るい気持ちでハイタッチ出来ないのだ。その自信喪失の理由は上記のマネージャー三箇条1と2が出来ていないことにある。マネージャーというもの自体に引け目を感じているのではなく、自分の理想像を自分が実現出来ていないから自分に自信がないのだ。何度もマイナスの方に気持ちが向くこともある。しかし、「ちーさんおはよう!」と声を掛けてくれる後輩がいたり、馬鹿にしながらも、時には怒りながらも直球で絡んでくれる同期がいたり、堅実で言葉数は少ないものの背中と態度で道を示してくれている先輩がいたりと、私は素晴らしい選手の為にもがき続けることを許されている。ゴールを決めることやドリブルで相手を交わす等、目に見える達成感がない中で目標を持って取り組み続けるということがどんなに難しいことか実感した。私はまだ未熟、私はまだ不器用、私はまだ…理想のマネージャーではない。理想のマネージャーになり、いつか自信を持って皆とハイタッチを出来る様になりたい。

来年は自信を持ってこの場でご報告出来る様、取り組んで参ります。拙い文章となりましたが、最後までご精読ありがとうございました。
今後共、温かいご声援の程宜しくお願い致します。

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