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2017.11.03 部員ブログ

大好きな4年生(3年松本絵里香)

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。新歓ご飯では持ち前のコミュニケーション能力で新入生の目を一度も見ないという新手の手法で強烈なインパクトを残す反面、「その日は目が開いていなかったのではないか、グレイス」と、全ての人にいじられる部内最高の愛されキャラ、4年泉野玲よりバトンを受け継ぎました。私、法学部法律学科3年の松本絵里香と申します。日毎に寒気加わる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

入部してから早3回目のリレー日記となりました。何を書こうかと散々悩みましたが、今回は入部当初からお世話になっている4年生についてお話させていただきます。

今年度の4年生は自称「無個性」、他称「個性豊か」であり、今在部している部員の中で唯一初心者として大学からサッカーを始めた方々がいる学年です。心優しく、その逞しい姿から、私を含め後輩部員からとても慕われています。
主将、野村智美。様々なピンチを防ぎ、ピッチ上で圧倒的な存在感を放つ守護神。日々成長し続けるプレイヤーであり、そんな彼女はチーム、個々人に最も大きな影響を与えます。何も言っていない後輩に対し「誰がゴリラじゃい」と突然突っ込みを入れ、返事を聞かずとも満足気に帰っていくお茶目な方です。そして、その大人びている容姿から、私は彼女のことを入部当初3歳年上だと思っていました。この場を借りて謝罪させていただきます。申し訳ございませんでした。
主務、小茂鳥萌。ピッチ内、ピッチ外の両方に於いてチーム1走り回る運営の柱です。その体力と戦術理解力、安定したプレーは、チームのピンチをチャンスに変える力があります。育ちの良さが全面に出ており、礼儀や慶應の伝統を誰よりも重んじています。そんな頼もしい主務である反面、少女の様な容姿と心を持ち合わせており、美味しいものやくだらない遊びも全力で楽しむ彼女は、一緒にいると安心出来る人です。近頃は寒さからか上手く口が回らず、中国の貴婦人の様な口調になることが多いですが、我が部が誇る最高の運営リーダーです。
通称「いかれポンチ」こと、今はピッチを俯瞰的な目で見守る精神の強い人、高見澤るり。THE ALFEEの高見沢の様に長髪でもなく読み方も「たかみさわ」であることを、岩崎前監督に伝え続けていました。高校まではバスケットボールをしており、大学からサッカーを始めた初心者ながらも、その運動神経の良さとフィジカルを活かしたプレーでトップチームに絡み続けていた彼女は、私にとって「伝説のプレイヤー」です。普段は突然笑い出したかと思えば誰かを睨んだり、帰る際にTシャツやリュックを忘れたりといった数々の奇行が目立ち、一緒にいると笑いが止まりません。現在膝を怪我しており、一緒にプレーは出来ませんが、彼女の為に、彼女の分まで部員は全力で走ります。
水族館のアイドルであるアザラシの様なくりくりとした目を持つ、愛らしい姿の荒木麻友。ピッチ上ではポジショニングの良さと体力で、相手DFを翻弄します。元学連としてもチームの運営に携わってきた彼女は、後輩に沢山の刺激を与えています。高校では茶道部に所属しており、女の子らしい見た目をしていますが、好きなものは少年漫画と中身のない面白い話であり、季節問わず常に汗をかいています。彼女を困らせようと様々なことでからかっても、喜んでしまうので、こちらとしては非常に残念な気持ちになってしまいます。ですが最終的には一緒に笑ってしまいます。心優しい彼女に癒されている部員は私だけではありません。
冒頭にも紹介させていただきました、部内最高の愛されキャラ泉野玲。そのフィジカルでチームのピンチを救い、左足のキックでチャンスを演出する努力家なプレイヤーです。元学連でインカレを運営していた頼もしい姿が、とても印象的です。日頃動物の癒される動画を探し求めているのは、動物を心から愛しているだけでなく、携帯の待ち受け画面が色のない林檎の画像であるといった彼女の秘めたる闇も理由の一つでしょう。学年問わず誰からも慕われており、部員一人ひとりを冷静な目で見ている、チームに欠かせない存在です。冬になると、マフラーに顔を半分程埋めながら行動する姿が、個人的にとても好みです。
中学、高校、大学と、今年で8年目のお付き合いになる齋藤宇乃。基礎技術が高く、プレーに安定感、安心感があります。時にはドリブルで相手を抜き去り、強烈なシュートを放つ攻撃力が特徴の守備の要です。自身の過去の怪我や経験から、昨年度まで部員のコンディションを気遣うトレーナーでもありました。地元藤沢をこよなく愛しており、その色の黒さはサッカーではなく海で培われたものではないかと様々な人から疑われています。彼女は自分自身のことを「コミュニケーション能力がない」と認識していますが、私はむしろその逆であると思っています。他人に話しにくいことも彼女には話せるという人は少なくありません。頭の回転の速さと、他人の心情に対しての敏感さから、真の意味でみんなと話せる存在の「スーパー少女」です。

「良いチームを創れ。」
この言葉は、TEAM2016シーズンの終わりに、岩崎前監督がおっしゃった言葉です。岩崎前監督はとても深い思考をお持ちの方で、おっしゃる言葉一つひとつに重みがありましたが、この言葉は特に心に残りました。そして、私は4年生を見る度にこの言葉を思い出します。10月8日に行われました関東大学女子サッカー2部リーグ第5節、尚美学園大学戦では敗北を喫したものの、15日の国士舘大学戦では勝ち星を挙げるといったTEAM2017の「強さ」は、技術力の高さだけではありません。4年生の創る雰囲気や空気感が、部員全員、また日頃から応援して下さる皆様を繋ぎ、生み出されたチーム力によるものです。今まで、後輩の私からは想像出来ない程、様々な苦労や困難があったと思います。誰にも見せない涙もあったでしょう。しかし、その全てを乗り越え、向き合い続けた強い4年生。どんな時も共に走ってくれる最高で最強の先輩方と、必ず「1部昇格」致します。私自身、感謝の気持ちを胸に、4年生と共にプレー出来る残り少ない日々を楽しみます。

長く拙い文章でしたが、最後までご精読ありがとうございました。
今後共温かいご声援を宜しくお願い致します。

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