2023.06.27 部員ブログ
『貪欲に。』(2年 中村美桜)
リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。
体験入部したその日に入部を決め、天然キャラで普段は何も考えていないような素振りを見せておいて、誰よりも試合に出たい気持ちを表に出しながら練習に取り組む1年安達梨咲子からバトンを受け継ぎました、理工学部2年の中村美桜と申します。2年生トップバッターということで少しプレッシャーを感じますが、今回のリレー日記では最近の私の率直な想いを綴らせていただきたいと思います。
このチームに入部して早1年が経ち、周りの環境や部の仕事などにもだんだん慣れてきた頃ではありますが、まだまだ練習中や試合中のプレースピードには慣れることができず、日々自分のプレーに焦りを感じている毎日です。それでも、チームメイトからの「今日の美桜よかったじゃん」と一言言われた時のなんとも形容しがたい嬉しさをモチベーションに、今日もみんなに食らいつこうと必死にボールを追っています。
そんなサッカーに没頭した幸せな毎日を過ごしている私ですが、TEAM2023の公式戦では、始めの5試合を先発メンバーとして出場しました。怪我人が多く、試合に出場できるメンバーが少なかったこともあり、出場するチャンスを与えていただきました。しかし、それから数か月が経ち、怪我をしていた選手達が徐々に復帰して来ると、私の出番はなくなっていき、今では先発メンバーにも選ばれなくなりました。アピールする機会を与えていただいたにも拘わらず、そのチャンスを物にすることができませんでした。
昨年も同じようにベンチを温める時間がシーズンの大半を占めていた私ですが、ベンチから見える景色は、昨年と今年で全く違いました。1年生の頃はベンチから試合を眺めることが当たり前で、私が試合に出ることはあったとしても後半、選手の誰かが怪我をしたその穴を数分埋める程度だと考え、自分の可能性を自らゼロにしていました。そんな考えだったから、試合に出場する機会が与えられなかったのは当たり前です。日々闘争心を燃やしながらもっと真剣に練習に取り組んでいたら今よりも成長していたのではないかと考えると、そんな甘い気持ちでいた自分にとても腹が立ちます。
しかし今年、リーグ戦始めの数試合に出場したことにより、試合に出られることの嬉しさと試合でプレーする興奮を覚えた私にとって、スターティングイレブン入りからのベンチメンバーへの降格は大変悔しい結果でした。だからこそ昨年とは違い、ベンチにいるときは、試合に出たい、ピッチを走り回ってチャンスを創出したい、と居ても立っても居られないような落ち着きのない状態でピッチを眺めています。練習への態度も変わりました。以前は当たり前だと思っていたことにも悔しさを覚えるようになりました。練習中、不意にベンチメンバーと先発メンバーでチームが分けられるとき、先発側で自分の名前が呼ばれることはなく、それを自覚する度にもっとやらなくては、と気持ちを奮い立たせています。
最後に、そんな私が、今一番課題に感じていることをここに記し、私のリレー日記とさせていただきたいと思います。
練習中、試合中、私がボールを持つ度みんなに「落ち着け」といわれます。自分のプレーを映像で振り返っても、落ち着けばミスもしないであろうところでイージーミスをしてしまい、チームのピンチを招いたことが幾度となくあることに毎度焦燥感を覚えています。相手がプレッシャーに来ていなくても余裕がなく焦ってプレーしてしまうところが私の一番の課題だと思っています。簡単に、落ち着け、と言われたら落ち着けるわけもなく、そう言われる度に自分に焦るな、と言い聞かせるのですが、ボールが来る度に焦って意図もなくボールを蹴ってしまいます。この課題を今年だけで乗り越えられるかは分かりませんが、最低限自分に自信を持ってプレーできるように、できる努力は全力でしていきたいと思います。
常に貪欲に。
これを今年のモットーとして、常に上を目指し、チームに貢献できるよう私らしく全力で日々精進していきたいと思います。
次は、チームの壁として体を張ってゴールを守り、得意のロングボールで前線へチャンスに繋がるボールを幾度となく蹴る同期の小熊藤子にバトンを託します。今年の目標はセンターバックでありながら点を取ることらしいので、皆さん、藤子のスーパーゴールにご期待ください。
拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
今後とも温かいご声援の程、宜しくお願い致します。