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2023.10.26 引退ブログ

『人生の財産』(4年 及川莉子)

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

今年度副将を務めさせて頂きました、総合政策学部4年の及川莉子です。

私とは全く違うバックグラウンドを持ち、新しい考え方や価値観を教えてくれた同期の佐藤真智からバトンを引き継ぎました。
長年サッカーを続けてきた私にとって、真智は私にはない考え方ばかりでとにかく新鮮で、様々なきっかけを与えてくれた人です。彼女の努力する姿を見て頑張ろうと思ってきました。とりあえず今年も4度目?となる「クリスマス同期会@まち家」楽しみです。

ついに最後のリレー日記を書く時が来てしまいました。大学サッカー4年間、そしてもっと言うと小学生から始めた13年間のサッカー人生を振り返って、今感じていること、そしてサッカー人生で得たものを書き留めていこうと思います。4度目にも関わらずまとまりのない拙い文章ではありますが、最後までお付き合い頂けたら幸いです。

 
「りーちゃん、サッカー好きじゃないもんね」
入部から顔を合わせない日がないと言っても過言ではないほど、なぜか毎日一緒にいる愛実と華からよく言われた言葉です。しまいには、他の同期や一部の後輩から言われたこともあります。この言葉に違和感を覚えつつ、真智の紹介文にもある通り自分自身でも納得していました。

なぜならこれまで続けてきたサッカーは苦しいことや辛いことの連続だったからです。
(高校までのサッカー人生は長くなるので割愛しますが、)
ソッカー部でのデビュー戦。コロナ禍の中、やっと始まった大学リーグの開幕戦で、決めたら同点に追いつくことができるPKを私は外してしまいます。
今でも思い出すだけで悔しさと申し訳なさでいっぱいになるような、そんな最悪のスタートを切ってから、大学でのサッカーも苦しいものでした。
入部から約2年間勝利なし、もう全員ペナ内で守備しかしてないんじゃないかと思うほどボールに触れなかった1部リーグでの戦い、初の早慶戦でのイエローカード、降格後の2部リーグ開幕戦は3部から上がってきた格下相手に自分のミスから失点、100%怪我する国士舘大学戦、掲げていた目標の一部昇格がほぼ無くなった立教大学戦。想像していた大学サッカーとは、大きく異なる散々な結果です。

しかし、なぜここまで続けてこられたのか。

それは紛れもなく、周りの人の存在があったからです。私1人ではここまで頑張ることは出来なかったと心の底から思います。

どんなにサッカーが嫌いになっても、

見捨てずに信じ続けてくれる監督、コーチ陣がいて。
背中で示してくれる先輩方がいて。
一緒に笑い、一緒に泣いてくれる大好きな同期がいて。
一生懸命な可愛い後輩達がいて。
どんな時でも支え続け応援してくれる家族がいて。

そんな人たちの期待を裏切りたくない一心で続けてこられたのかな、と。
そして、自分だけで進んできた道ではないからこその意地が、私の原動力です。

辞めたいと思った時も何度もあるし、家族をはじめとするたくさんの人に迷惑をかけてきたし、数えられないほど、悔し涙を流してきました。
けれど、私はこれら全てを含めてサッカーが好きなのかもしれません。
これまでの貴重な経験や数々の思い出、大好きな仲間やスタッフの方々、支えてくれた家族、喜びや悲しみを共有する瞬間。
このどれもが、サッカーが私にもたらしてくれたかけがえのない宝物であり、誰にも負けない人生の財産です。

そして、それを気付かせてくれた場所がソッカー部だったと思います。
もがき続けた4年間があったからこそ、私は気づくことができました。以前のブログにも書きましたが、ソッカー部は愛に溢れた組織です。何より、人のために組織のために身を粉にして行動出来る人がたくさんいます。特に同期は、羨ましいほど優秀で尊敬出来る人たちで感謝しかありません。それぞれが全く違うバックグラウンドをもち、「理解は出来るけど、共感は出来ない」が合言葉の私たちでしたが、私は5人が同期で本当に良かったし、大好きです。

そんな素敵な仲間と恵まれた環境でサッカーが出来たことが本当に幸せです。
この組織への恩返しと支えてくれた全ての人の想いや感謝を背負って、最後の最後までサッカーを惜しみなく楽しみたいです。

最後になりましたが、今後ともソッカー部女子への温かいご声援のほど、よろしくお願い致します。

次は2年間幹部を務め、主務として、ソッカー部女子の母のごとく支え続けてくれた同期の野田明日香にバトンを託します。どんな時でも厳しさを忘れず、幹部として4年生としてTEAM2023を一緒に作り上げた尊敬する同期です。
明日香とはAO対策会、受験会場などで一足先に出会い、とにかく頭が良さそうでした。稀にぶっ飛んだ発言をしちゃう人、卒業単位が危うい人だとは思ってもいませんでした。
単位すら犠牲にし、どんな時でもこのチームのために行動し続けてくれた彼女の文才あふれる最後のリレー日記にご期待ください。

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