2024.05.21 部員ブログ
『覚悟』(1年髙松芽衣)
リレー日記をご覧の皆様、初めまして。
中高6年間共にプレーしてきた、両足から繰り出される正確なロングフィードと、どのような場面でも冷静でいられる強靭なメンタルを持つ同期の宮嶋ひかりからバトンを引き継ぎました。環境情報学部1年の高松芽衣と申します。
少々褒めすぎた気もしますが、早くひかりからの最高のパスが欲しいので、たくさんリハビリ付き合います。7年目もよろしく!
今回、初めてのリレー日記ということで、何を書こうか悩んだ結果、今までのサッカー人生を振り返るとともに、この場をお借りして私の人生における超重要人物への思いを綴らせていただきます。拙い文章ではありますが最後までお読みいただけますと幸いです。
−私の人生における超重要人物
彼女は私に一生の財産を与えてくれました−
小学4年生の頃、同い年の従姉妹に誘われサッカーを始めました。
それまでは年長から始めたチアリーディングをやっていましたが、従姉妹に誘われた翌日、チームに入団していないにもかかわらず、長い髪をバッサリ切り、後戻りできない状況を作っていました。ただ、この決断は大大大正解だったと思います。
ずっと従姉妹と一緒にサッカーをしてきました。
小学生の頃は女の子だけが集まるチームで共にプレーをし、小学6年時には79勝2分3敗、全国3位とほぼ負けなし。勝利への執念やサッカーの楽しさを学びました。
中学でも彼女と一緒にプレーしたいという思いから彼女が挑戦するジェフユナイテッド市原・千葉レディースのセレクションを受けました。彼女は第1回の一次で一発合格。私は第2回の三次で最後の1人としてギリギリ合格。なんとか掴み取った合格でしたが、中学時代一緒にプレーした記憶はほとんどありません。彼女は飛び級で中学2年生ながらユースの試合で活躍。そんな中私は、年始早々行われる高校生年代最高峰の大会で活躍しているところを親戚と家で応援することしかできませんでした。
その悔しさから高校ではユースチームで一緒にプレーしたいという思いで昇格を希望し、なんとか昇格。やっと一緒にプレーすることができました。
私のサッカー人生にはずっと彼女がいました。
ここまでの内容でお気付きかと思いますが、彼女こそが私のずっと憧れの存在である、人生における超重要人物です。
サッカーをやっていなかったら、彼女が誘ってくれなかったら、今の私はいません。一生大切にしたいと思える仲間にも出会えていません。たくさんの最高な景色を見ることはできなかったと思います。
そんな彼女が、今年の3月下旬に前十字靭帯断裂という大怪我を負いました。
一度も大きな怪我、いや、ちょっとした怪我もしてこなかった彼女からの報告に、正直、自分が怪我をした時よりも衝撃とショックは大きかったです。
しかし、この報告が私の慶應ソッカー部女子での目標に、より強い覚悟を持たせてくれました。
「必ず、また同じピッチでプレーする」
彼女は関東リーグ一部の大学に所属しています。
この大怪我を受け、チーム目標に掲げている一部昇格への思いがより強くなりました。
きっとこれからたくさんの辛いことが待っているはずです。チームが違っても一緒に闘っていきます。そして必ず、また同じピッチでプレーします。早く追いつけるよう、素晴らしい環境への感謝の気持ちを忘れず、献身的なプレーでチームの勝利に貢献することを約束し私のリレー日記とさせていただきます。
次は優しい笑顔で雰囲気を和ませ、会うと高確率で「お腹すいた〜」を口にしながらも、ピッチに立つと責任感を持ち真剣に練習に取り組む姿が印象的な同期の田中紗莉にバトンを託します。拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後とも、慶應ソッカー部女子へのご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。