お問い合わせCONTACT
MENU

BLOG

部員ブログ

背景

2024.06.17 部員ブログ

『考動』(1年 堀田朱花)

 リレー日記をご覧の皆様、初めまして。

 プレーでは持ち前のドリブルで相手を抜き、サイドを駆け上がる姿がとても魅力的で、プレー以外ではお茶目な一面もあり頼り甲斐もあるとても仲間思いな同期の岩田理子からバトンを引き継ぎました。商学部一年の堀田朱花と申します。

陽気なりこにいつも笑わせてもらってるし、頼り甲斐のあるりこにたくさん助けてもらってる!これから4年間一緒に頑張っていこう!

追伸:あと、何度も言うけど車の運転ちゃんとやってるぞ!

 私の記念すべき第一回目のリレー日記は、モットーである「考動」についてお話しさせていただきたいと思います。

 本題に入る前に、これまでの私の人生を綴らせていただきます。

 私のサッカーの原点は幼稚園の頃に遡ります。あまりの楽しさに小学2年生の時に地元のサッカースクールに入り、サッカーを週一回のペースで始めることにしました。その後、小学5年生からは同じスクールの別の校舎にも通い始めました。この頃からもっと本格的にサッカーをやろうと思い、女子サッカー部のある中学に進学しようと中学受験を決意しました。志望校は全て、女子サッカー部あるいはフットサル部のある中学校を受けましたが、結果は全て不合格。最終的に、女子サッカー部のない中学校に進学することになりました。

 中学入学後、父の勧めもあり、私自身もサッカーに役立つだろうと考えたため陸上競技部に入部しました。それでもサッカーへの情熱は消えることがなく、陸上部と並行して、サッカーのできる環境を探しました。中学1年の冬には、入部可能なサッカーチームを見つけるも、自宅と学校からの距離が遠いことから断念せざるを得ませんでした。

 引き続きサッカーはできませんでしたが、それならば他の球技に挑戦しようと思い、高校ではバレーボール部に所属することにしました。バレーボールも楽しい競技ではあったのですが、やはり物足りず、サッカーへの熱い思いはますます強くなっていきました。進路を決める頃には、大学の体育会サッカー部でプレーすることが目標となり、今度こそ女子サッカー部のある大学に進学し、念願のサッカーをやろうと強く心に決めました。第一志望は、もちろん本塾です。読んでいただいた皆様はお気付きかもしれませんが、中学受験時の第一志望は実は、慶應義塾湘南藤沢中等部でした。そのリベンジの意味も込めて本塾を第一志望にしました。

 ここから、私のモットーである「考動」についてお話ししたいと思います。

 「考動」とは読んで字の如く「考えて動く」という意味です。このモットーが私の中で出来上がったのは、小学3年生の頃です。サッカースクールに通う中で、「ボールを左に飛ばすには足をこのように入れれば良い。軸足を飛ばしたい方向に向ければ良い。」とコーチから教えていただいたことがありました。思い返すとこの時に、「しっかりと考えれば、サッカーが上手くなる」ということを教えてもらったのだと思います。何気なくサッカーをするのではなく考えて練習をすれば上手くなるということに気が付きました。この気付きは、別の競技をやる上でも非常に役に立ちました。中学の頃の陸上部では、100mと200mを走る短距離専門だったのですが、どのようにフォームを変えれば足が速くなるのかを常に考えて練習をしていました。また、高校のバレーボール部では、ボールに対してどのように腕の面を向ければ自分の思い通りの方向に飛ぶのか、腕をどのように振れば良いスパイクが打てるのかという個人でのプレーに加えて、色々な要素を考え、相手が打ってくる場所などを予測し、チームに指示を出すというチームプレーの面でも非常に役に立ちました。加えて、この考え方は受験勉強の際にも役に立ちました。自分の学力を伸ばすにはどの勉強方法が最適なのかを常に考えるようになりました。

 「自分のありたい姿から逆算して、今自分は何をすべきなのかを考える。」

 幼いながらも小さな気付きを得て、それが大学生となった今でも生きていると思い、自分のモットーとしている次第です。

 リレー日記を通して、今一度自分のモットーについて綴らせていただいていますが、小学生、中学生、高校生、同じ「考動」でも段々とレベルが上がってきていると思いました。小学生では、自分の頭の中でどう変えれば良いかを考える。中学生では、今の自分の足りないところを考え、適した練習法を調べる。高校生では、個人だけではなく、チームプレーにおいてもこの考え方を活かしている。以上のように年を重ねるごとに段々と応用力が身についてきていると感じています。大学生としての新たなプラスαは一体何になるのか、今から非常に楽しみです。逆に、もしそのプラスαが見つからなかったら、自分の成長が止まってしまったようで不安ですが…

しっかりとレベルアップできるように大学生でもこの考え方を活かして日々、成長していきたいと思います。

 今振り返ると、私の競技人生はサッカーを続けられなかった中高時代があり、決して満足なものとは言えないかもしれません。しかし、いろいろなことを体験できた中高時代だったと思います。大好きなサッカーができなかったからこそ、その他の多くのことを経験でき、いろいろな世界を見ることができました。先ほど述べさせていただいた私の経歴にある中で、サッカーを続けるために中学受験という選択をしたことや、高校時代にバレーボール部に所属したことなど、その時々において、さまざまな選択・決断をしてきましたが、「もっとこうしておけばよかったなぁ…」と思うこともたくさんあります。しかし、これまでの人生が無ければ逆に今の自分はなかったと思います。もしかしたら、大学で体育会サッカー部に入部しようとは思わなかったかもしれませんし、本塾での多くの素敵な出会いはなかったかもしれません。ある試合の際、テソン監督がおっしゃっていたように「自分の過去の決断を成功に」できるよう、精一杯頑張っていきます。常に「一番」を目指して大学で掴み取った「サッカーをできる環境」に感謝しつつ、これをしっかりと活かして日々精進して参ります。そして、まだまだチームの中では体力も技術も未熟ですが、今までお世話になった方々、特に家族に恩返しできるように頑張りたいと思います。

 以上で、私の初のリレー日記とさせていただきます。

 次は、頼もしいディフェンスでチームを鼓舞し、セットプレーで得点も決めていて、プレー以外では優しく、可愛い笑顔が魅力的で偉大な先輩、竹内あゆみにバトンを託します。

 拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後とも、慶應ソッカー部女子へのご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。

WHAT'S NEW

新着情報