2025.04.18 部員ブログ
『賢く泥臭く、虜にさせる』(4年 小熊藤子)
リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。
今シーズン主将を務めさせていただいております、環境情報学部4年の小熊藤子と申します。チームに全てを捧げピッチ内外でチームの先頭に立ち続けていた昨年度主将の岩瀬絢弥からバトンを受け継ぎました。絢弥さんは常に行動と言動に一貫性があり、筋の通った判断を下し、チーム全員から深い信頼を寄せられていました。また、彼女をはじめとする昨年引退した先輩方は何度も下田グラウンドに足を運び練習を手伝ってくださいました。TEAM2025を代表し、改めてお礼を申し上げます。
さて、今年、TEAM2025は「賢く泥臭く、虜にさせる」というビジョンを掲げました。昨シーズンは、私たちが目標としてきた「テンポのいい魅力的なサッカー」が出来、内容的には良かったものの、最終的に勝ち切ることが出来ない試合が多く、その結果、「1部昇格」という目標を達成することが出来ませんでした。
新チームが始動し、「私達に足りなかったものは何だろう?」という議論をする中で、「『なりふり構わず絶対に勝ち切る』という泥臭さが足りなかったのではないか」という結論に至りました。一方で従来私達が追及してきた、魅力的で慶應らしいサッカーを更に追求し発展させるべきだとも考えました。これらを踏まえ自分達らしい、慶應らしい、魅力的なサッカーを発展させると同時に、最後の1秒まで勝利を目指して戦いきる泥臭さも加え、最終的に「1部昇格」という目標を勝ち取りたいという思いから、「賢く泥臭く、虜にさせる」というビジョンを掲げることにしました。
また、このビジョンを日常の練習や生活、試合の行動に落とし込むために、「細部に宿せ」というスローガンも掲げました。日々の練習や生活では、練習でのパス一本一本にこだわることはもちろんのこと、ピッチ内外問わず、係の仕事や日常生活にも細かい部分に妥協しないということです。また、試合においては、例えば「守備で相手との間合いをもう1センチ詰められないか」「攻撃で判断と動き出しをもう0.1秒早められないか」等を常に追求していくということです。この日々のこだわりが結果に繋がると信じ、私たちは今シーズンを戦って参ります。
入部してからあっという間に月日が流れ、私も気が付けばついに最高学年を迎えることとなりました。私達4年生は入部以来、1部昇格を目指してきましたが、ソッカー部で過ごした3年間は、勝つことや昇格の難しさを痛感する日々でした。試合の度に悔しさや苦しさがありました。私達4年生は、結果として1部での戦いを経験出来ないまま卒業を迎えます。この悔しさを嚙み締めつつも、4年生全員が「絶対に昇格して1部という舞台を後輩達に残したい」という強い思いを持っています。
私は、この思いを胸に、最後の最後までチームと自分に向き合い続け、全力で突き進みます。今シーズンを、悔いのない、私史上最高のシーズンにしたいと思います。
最後に、勝った時も、負けた時も、いつも私達を支えてくれる、監督をはじめとしたスタッフの方々、OGやその父兄の皆様、男子部の方々、そして私達の父兄の皆様等、今まで私達のためにご尽力くださった多くの方々に改めてお礼を申し上げると共に、TEAM2025が一丸となり最後まで今シーズンを戦い切ることを誓い、終わりの言葉としたいと思います。
次は巧みなボール捌きで相手を抜き去り、体全身でボールを奪う一方で、笑顔が可愛らしく、阿部詩選手に似ていることから「うた」という愛称で呼ばれている1年山田葵にバトンを託します。
拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今シーズンも温かいご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。

