2025.05.27 部員ブログ
『チーム』(2年 宮嶋ひかり)
ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
テソンさんに左利きと間違われるほど正確な両足キックで、多くのチャンスを作り出す1年森原日胡からバトンを受け継ぎました、環境情報学部2年宮嶋ひかりと申します。他のみんなが気が付いていないのか触れていないだけなのか分かりませんが、最近、日胡との会話の中でたまに出てくる、おそらく広島弁であろう聞き馴染みのないイントネーションが地味に気になっています。突っ込んだらだるい先輩だと思われそうなのでこれまで触れてこなかったのですが、だんだん日胡との距離も縮まってきたと信じ、今度耳に止まった時には触れ、そして、広島弁を習得していきたいと思います。
さて、入部してからあっという間に1年が経ち、2回目となるリレー日記が回ってきました。送られてきたリレー日記の日程表を開くと、まさかの同期トップバッター。同期の中で一番に20歳になった身として、去年よりは少し成長した日記で同期に良い流れを作れたらと思います。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
長いリハビリを経て、ようやく制限なくプレーが出来るようになった今、サッカーというスポーツの本質を改めて感じています。サッカーは1人で戦うスポーツではありません。ピッチ上には11人もの仲間がいて、それぞれが互いに支え合いながらプレーをします。私はこの仲間との支え合いこそがサッカーの良さであり、本質であると感じています。
当部には様々なプレースタイルを持つ選手がいます。スピードで相手を置き去りにする選手、正確なパスでチャンスを作り出す選手、体を張ってボールを奪う選手。一人ひとりに得意なプレーがあり、同時に苦手なプレーもあります。私はディフェンダーですが、スピードには自信がなく、背後を取られてしまうことも少なくありません。その時はいつも必ず誰かがカバーに入ってくれる。助けてくれる仲間がいるからこそ安心してプレーすることが出来ます。
でも、ただ助けてもらってばかりではチームにとってのお荷物でしかありません。私も仲間を助けたい。パスを出す時にはただ味方に届けて満足するのではなく、いかに味方が次のプレーをしやすいボールを出せるかを意識しています。足元にピタリと届くパス、スペースに走るスピードに合わせたパス、仲間が活きるパスはどのようなパスか。それを常に考え、思いやりを込めてボールを繋いでいます。
技術だけでなく声でも仲間を支えることは出来ます。守備の時には後ろから声をかけ、前の選手を動かすことで、チームで連動してボールを奪いに行くことが出来る。いいプレーをした選手には褒めてあげることで自信に繋げてあげる。落ち込んでいる選手には励ましの言葉をかけてあげる。私にもチームを助けるために出来ることはたくさんあります。
稀に「ひかりと一緒だとプレーしやすい」と言ってくれる仲間がいます。お世辞でもこの言葉は私にとっては一番と言ってもいいほどの最高の褒め言葉です。私は今、チームを牽引出来るほどの飛び抜けた技術はありませんが、だからこそ仲間を支えるプレーで存在感を示したい。思いやりのあるプレーを通じてチームを支える。それが私の目標です。
前半でも述べましたが、サッカーは、選手それぞれが強みを持ち寄り、互いの弱みを補い合うスポーツです。誰かがミスをした時は、すぐに誰かが助ける。自分が助けてもらったら、今度は自分がチームを助ける。これこそがチームの力です。
今シーズンの慶應ソッカー部女子のスローガンは「細部に宿せ」。パス一つ、声の掛け方一つにも意味を込める。思いやりのあるプレーでチームを支え、勝利へと繋げる。これからもこの思いを胸に、1部昇格という目標に向けて仲間と共に戦い続けます。
次はド天然のいじられキャラ、同期の廣本瑞季にバトンを渡します。2年目にしてやっと彼女との会話の仕方を習得し、彼女のおもしろエピソードを日々獲得していくことが私の最近のブームになっています。ここで、彼女へ訴えようと思っていたことがあったのですが、他の同期に公に晒さないであげてと言われたので直接本人に伝えることにします。瑞季、そんなに怯えなくて大丈夫だからね。
纏まりのない文章ではございましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも慶應ソッカー部女子へのご支援とご声援のほど、よろしくお願いいたします。

