2025.07.15 部員ブログ
『愛と尊敬』(3年 塚田まりや)
ホームページをご覧の皆様、はじめまして。
得意のクロスでサイドからの攻撃を演出し、積極的な声掛けでチームを盛り上げる女子部のアイドル、岩田理子からバトンを受け継ぎました、総合政策学部3年塚田まりやと申します。初めて会った時の理子はクールであまり笑わない子という印象で接し方に困りましたが、最近は心を開いてきてくれたのか、かまってちゃんになってきて初対面の時とのギャップにやられています。練習中も「自分のボトルを取ってくれ」と、一番頼ってくれるのも嬉しいです。夏休みはたくさんサポートするから点取る約束、忘れないでね。
さて、入部早々リレー日記の学年トップバッターに選ばれ、「私でいいのか」と不安ですが、書くしかないようなので頑張ります。
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何で女子部なの?
男子部じゃなくていいの?
この言葉は、私が女子部のマネージャーとして入部してから一番言われてきた質問です。なぜ私が大学生活も後半に差し掛かったこのタイミングで入部しようと思ったのか。今回の日記では、その経緯と理由を綴らせて頂きます。拙い文章ではございますが、どうぞお付き合いください。
私が当部への入部を選んだ理由は、誰かに必要とされたかったからです。自分にとっての幸せは踊ることで、1、2年生の時は大学外でダンスをしており、ダンススタジオとバイトと大学の講義の行き来を繰り返す毎日でした。1、2年生のそれぞれの春に他の部活や大学のダンスチームに入ることを悩みましたが、結局は外部で踊る生活を選びました。スタジオは友達や仲間ができる場というよりは各々がひたすらスキルを磨く空間です。周りの友達がサークルや部活で仲間と切磋琢磨している中、スタジオに通う生活は刺激的で確実に私の踊りを上達させてくれましたが、どこか孤独でした。自分は一人で何をこんなに頑張っているのか。今思うと、選択を間違えたことを認めたくない気持ちや一度やると決めたことを辞めたいと思っている自分への嫌悪感といった無駄なプライド、完璧主義な性格が出ていたのだと思います。
去年の秋の発表会を終えた頃には、踊ることを辞めていました。その頃、入学前から目指していた留学にも行けないことが決まり、浪人から立て続けに挫折を味わいました。振り返ってみると、ここ数年は漠然とした孤独感と「こんなはずじゃないのに」という暗い考えに囚われ、生き急いでいたような気がします。特に2024年下半期は笑ってしまうくらいにうまく行かないことが重なり、全てに拒絶されたような気がして自信を無くしていました。失敗しては壁を作り、孤独に苦しみ、それが足を引っ張り、また失敗する。このような悪循環を繰り返していました。生意気なことに、今までの自分は一人でも平気だと思っていました。しかし、この挫折を通してようやく自分一人の無力さや周りに誰かがいてくれることの有り難さ、それがどれだけ自分の力になるのかに気が付きました。
体育会を選んだ理由は、女子部のマネージャーに勧誘されていたことと、留学ができないのであれば日本ならではの学生生活を味わい尽くそうと思ったからです。この時すでに2年生後半で、この時期からの途中入部は自分でも突拍子もない決断だと思っていたので、最初の練習参加から入部の決断をするのに3ヶ月使ってしまいました。テソンさんには「来るの遅いよ!」と言われてしまいましたが、この気付きが最後の最後で私の背中を押すこととなりました。
そして、最初に挙げたなぜ女子部を選んだのかという問いへの答えですが、縁があったことと、今まで女子部にマネージャーがいなかったということに対しているべきだと思ったことです。とてもシンプルですが本心です。私が入る前のチームでは、他部活ではマネージャーがするような事務仕事や広報などは全て選手が分担し組織を運営していました。決して少ない仕事量ではないと思います。人数が少ない中で練習し、練習後も自主練に励む選手がほとんどの中で、自分達がサッカーをするためにサッカー以外のことをしっかりこなす人達です。みんなは当たり前のようにこの事実を受け入れて仕事をしていますが、すごいことだと思います。その上、勝利を重ね、「10連勝」という快進撃を収めています。そのような彼女達を尊敬すると同時に、男子と同様のサポートを受けるべきだと思いました。そして、その土台がないのなら私が作りたいと思ったのです。
実際に入部して1ヶ月が経ち、彼女達は私にたくさんの勝利を届けてくれています。周りは私が入部したことで運気も入ってきたと言ってくれますが、(自分で言うのはなんですが、)マネージャーという存在への彼女達の想いを結果で示してくれている気がしています。こんなにかっこいいことはないと思います。誇りとプライドを持って「サッカー選手」としてひたむきに頑張る彼女達は私の自慢であり、頑張る理由です。そして、そのような彼女達を支えること、魅力を発信することが私の役割だと感じています。現在、半年前には想像もできないくらいのワクワクと充実感に満ちた生活を送っています。理想の道ではなかったけれど、この選択は間違っていなかったと胸を張って言うことができます。これも、結果でたくさん楽しませてくれる選手のおかげです。そのような彼女達の存在に一番に気が付き、TEAM2025マネージャー第一号になれたことはとても光栄で、それこそ運がいいです。
とはいえ、私はマネージャーの経験どころかサッカーの知識もあまりありませんでした。ブラジル代表のユニフォームが可愛いからワールドカップではブラジルを応援してしまうくらいの興味と、オフサイドが6割分かっているくらいの知識量です。(入部前は4割でした。日々増えています。)憧れを叶えたり、自分らしさを活かしたりすることができる道は他にあり、やってみたい気持ちもありましたが、なんだかんだで今はマネージャーとしてソッカー部女子の一員となっています。自分でも驚く選択ですが、私は今のマネージャー生活を気に入っています。
誰かを支える側になることは自分にとって新鮮で、初めはもどかしい気持ちや違和感があり、前例もなく一人ということで、不安や寂しい気持ちになることもありました。しかし、こんな中途半端な時期に急に「入りたい」と言ってきた私を受け入れてくださった監督をはじめとした女子部のみんな、グラウンドでの動きを教えてくださるあやかさん、応援に駆けつけて私にも「お疲れ様」と言ってくださる保護者の方々、記録を手伝ってくださったりマネ部屋で声をかけてくださったりする男子部の方々など、大げさですがみんなからの愛を受けて、なんとかやっていけていること、日々成長できていることを実感しています。このような恵まれた環境にいることができていることに感謝しながら、残された時間を大切にし、私なりの形で恩返しをしていきたいです。
長くなってしまいましたが、嘘偽りのない想いを綴らせていただきました。
次は、ある意味キューピッドな私のマブダチそして今は同期な、佐藤凜にバトンを渡します。りんちゃんはヒップホップが大好きでプレーもクールでバイブス高めですが、寝ているハリネズミにビビりまくるという小心者な所があります。最近はダンスに興味があるみたいでりんりんをカリスマダンサーに仕上げようと密かに計画中です。ダンスの発表会も観に来てくれてありがとうね。
纏まりのない文章になってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今後とも、慶應ソッカー部女子へのご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

