2025.07.22 部員ブログ
『現状報告』(3年 佐藤凜)

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
女子部待望のマネージャーで同期の塚田まりやからバトンを受け継ぎました、総合政策学部3年の佐藤凜と申します。
まりや、紹介ありがとう。実はまりやは私が大学に入って最初にできた友達です。ガイダンスで偶然横に座り、話しかけてくれたことが私達の出会いの始まりです。まりやのブログをご覧になった人は分かると思いますが、彼女の女子部への愛は凄まじいです。この前遊びに行った時に「みんなのことどんどん好きになってる!」と言われ、少し照れ臭かったため、私はからかってしまいましたが、こんなにも組織・仲間のことを愛してくれるマネージャーはおそらくいないので、必ず一部昇格して楽しいダンスでも踊りましょう。
さて、本題に移りたいと思います。
私はリレー日記を書くことはあまり好きではありません。なぜなら、文才もないですし、言語化も下手なので、自分で何を書いているのか分からなくなってしまうからです。歴代の先輩方のようにかっこいいことを書きたいと思いましたが、私には向いていないので、3回目となるリレー日記では、現状を踏まえ、今私が思っていることを嘘偽りなく素直に綴りたいと思います。拙い文章ではありますが、素直な思いを綴ったので、ぜひ最後までご覧ください。
まず、今シーズンを振り返り、チームとしては首位で中断期間を迎えました。先輩方と共に積み上げてきた私達らしいサッカーを体現することができています。後期第2節では私の運転手である髙松芽衣の素晴らしい2ゴールにより、首位の座を奪い、前期から10連勝という結果で中断期間に入ることができました。結果、内容ともに毎試合ごとに成長を重ね、チームとして間違いなくレベルアップできていることを実感しています。
このようにチームとしてはとても絶好調です。しかし、個人としては、3年間の中で最も難しさを感じているシーズンでもあります。昨シーズンまでも、チームの勝利を決定づけられるような仕事はできていませんが、今シーズンは特に、みんなに勝たせてもらっているという感覚の方が大きくあります。もちろん、点を決めること、アシストをすること、ゴールを守ることだけが勝利に対する貢献度を示すものではありません。しかし、ピッチに立つ以上、「結果」でしか選手は評価されないということをこれまで何度も経験してきました。チームの勝利はそこに所属する選手に平等に分け与えられますが、あくまでもサッカー選手個人としての評価は「結果」でしか測れないものです。
今シーズンは特に、コンディションに左右されることがとてもありました。試合直前での怪我や、体調不良、熱中症など、コンディションがなかなか整わず、常に安定したパフォーマンスを発揮することができていない状況です。同期や後輩が着々と結果を出している中、何も結果を残すことができていない私は、当たり前ですが、出場時間は徐々に減っていきました。足が攣るまで走ろうと意気込んで出場した試合も、早い段階で交代し、正直「早すぎだろう」と思う一方、「当たり前か」とも思うプレーばかりでした。12試合を終えて得点は未だ0、途中から出場した試合では毎度相手にFKを献上してピンチを作り、チャンスが来たと思えば大体外し、後期第3節の日本女子体育大学戦では自らPKを獲得したものの外すなど、本当に散々です。
ここまで悲観的な事実ばかり書いてきましたが、このような状況下でも絶対に「成長したな」と胸を張って言えることが一つだけあります。それは、メンタルの成長です。昨シーズンまでの自分は、一つのプレー、試合に激しく一喜一憂してしまい、毎試合ごとのメンタルの振れ幅が大きかったです。しかし、今シーズンは、結果はなかなかついてこないものの、思ったよりも良い状態で練習や試合に臨めていると思います。勿論、プレーが振るわなかった時は落ち込みますが、切り替えの速さこそが勝負だと思いますし、少しでも自分の中で自分に対して期待を持ち続けること、そして、「なんとかなる」と思うことができる強さが必要だと私は思います。コンディションに左右され、その上、メンタルにまで左右されたら負けです。いつでも冷静に自分を俯瞰的に見たら、自分はそんなにどん底に居ないと思うことができるようになりました。
今はなかなか結果を出すことができていませんが、私自身この状況も楽しめていますし、何よりチームが勝利できていることに一番の喜びを感じています。勿論、そろそろ結果を出さなければ、サッカー選手としての価値というものは当たり前のように下がってしまいますが、サッカーだけでなく、人間的な成長を遂げることができる人になりたいです。後期は前期よりも沢山チャレンジし、沢山失敗し、そして、最後にはそれよりも大きな成果を掴めるように頑張ります。後期は、「チームの勝利に貢献できた」と胸を張って言える試合を1試合でも多くしたいです。その日がくるまで、とにかくやり続けます。
次は、私のことが大好きな同期の岡田恭佳にバトンを渡します。恭佳は、私を見つけるとニヤニヤした顔で駆け寄ってきてくれる可愛い女の子です。そんな可愛い恭佳ですが、とにかくサッカーが上手で、私には叶わないものをたくさん持ち合わせている素敵な選手です。恭佳がピッチに戻ってくる頃には点を決めて恭佳に頭をヨシヨシされたいです。一緒に一部昇格して、美味しいご飯でも食べに行こうね。ずっと待っているよ。
稚拙な文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
リーグ戦はまだまだ続きます。中断期間には早慶戦もありますので、引き続き慶應ソッカー部女子への温かいご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。

