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2025.10.14 部員ブログ

『何を選ぶか』(3年 福島日和)

リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。

 

ピッチ内外拘らず、常に存在感が際立っている同期・3年野口初奈からバトンを受け継ぎました、理工学部3年の福島日和と申します。こんなにも出会った時と印象が変わらない人間がいるのかと驚くほど、3年弱が経った今でも彼女の印象はほぼ変わりません。

一部では私達が不仲だという噂があったりなかったりするそうですが、ラスト1年は仲良しだと思われるように頑張りましょう。

 

さて、今回で3回目となるリレー日記では、最近考えていることについて綴ってみようと思います。考えることは好きですが、それを文字に起こすのは苦手なので、温かい目で読んでいただけますと幸いです。

 

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自分の人生における決断をする時、ハイリスクハイリターンとローリスクローリターンの選択肢があったら、どちらを選ぶだろうか。

 

これまでを振り返ると、私はいつもローリスクローリターンを選んできたと思う。それを悪いことだとは思わないし、後悔もない。ただ、もしリスクを冒してでも大きなリターンを掴みに行っていたら、何か違う景色が見えたのだろうかと想像することは少なくない。

 

大きな決断に限らず、日々誰しもがする小さな選択でも、私はローリスクを選ぶ。

 

例えば、どこで食事をするか選ぶ時、入ったことのない店で初めてのメニューを頼むより、いつもの店でいつもと似たようなメニューを頼むし、服を買う時、いつもの自分とは違う派手な服ではなく、シンプルな着回しのしやすい服を選ぶ。

 

これをチームスポーツに置き換えたらどうだろうか。

やはりチームスポーツの中でも、個人のプレー選択から、チームの一員としての行動の選択、そしてチームの向かうべき方向性の決定まで、多くの場面で選択を迫られる。そのような場面でも、わたしはローリスクローリターンの選択をすることが多い。

ローリスクローリターンとは、よく言えば堅実で慎重、悪く言えば安牌で消極的。

うまくいけば大きな理想に近づく選択肢があっても、うまくいかなかった時のリスクを考えて安牌を取りたくなってしまう。安牌を選ぶことで、ある種の安心感を手に入れようとしているのだと思う。

 

なぜ自分はローリスクローリターンを選んでしまうのか。

それは、最大限努力してもうまくいく可能性が低いものに賭ける勇気がないからだ。

そして、どれだけ時間をかけて築いた信頼関係でも、何か一つが噛み合わないだけで崩れてしまう。そのもろさが怖いのだと思う。だからこそ、小さくても確実に得られる安心感を選んできたのかもしれない。

 

けれど、「勇気がない」「自信がない」という理由で、ハイリターンを諦めてしまっていいのだろうか。幹部としてチームについて考える立場になってから、この疑問を強く抱くようになった。特にチームの方向性を話し合う場面ではなおさらだ。

 

リスクを取ってでも理想に近づこうとするべきなのか。それとも安牌を選ぶべきなのか。

 

実現可能かどうかという観点を捨てるべきではないが、理想を求めることでしか得られない成長があることも事実である。そして、安牌を選ぶということは、掲げた目標に対しての妥協と言い換えることもできる。その上で再度考える。どちらを選ぶべきだろうか。

 

さまざまな人のさまざまな意見を聞いていて気が付いたのは、ハイリスクハイリターンの選択をする人は、その裏に「チームへの愛」があるということだ。自分が膨大な時間を割き、多くの犠牲を払わなければいけなくなろうと、チームの可能性を優先する。代償を払ったところでその分のリターンが必ずあるとも限らないのに、である。その姿勢は、本当にチームを想う気持ちがなければできない。

 

だからこそ、私も覚悟を持ちたい。どんなに犠牲を払ってでもリスクを背負い、チームのためにハイリターンを選ぶと言い切れる人間になりたい。

 

冷静さと丁寧さは忘れずに、大胆な攻めの一手を打つ。その判断を信頼して任せてもらえるような存在になる。

それをここに決意する。

 

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次は「なんかかっこいいから裏番長になりたい」と豪語し始めて早2年、私の見る限りでは未だにその気配がない4年坂口芹にバトンを渡します。

最近の彼女のマイブームは、都道府県ごとのキャラクターシールがランダムで入っているビックリマンチョコを買い、出身である宮城県を引き当てること。

すでにかなりの金額をつぎ込んでいるようですが、まだ「武将ゼウス」には出会えていないそうです。

もし運よく宮城県を引き当てた方がいれば、ぜひ彼女に献上してみてください。おそらく、スマホケースの裏に大切に挟んでもらえると思います。

個人的には、芹さんも寮生ということもあり、ご飯に行ったり、ダラダラと深夜まで積み下ろしをしたりと、多くの時間を共に過ごした先輩の1人です。もはやいつのことだか正確には思い出せませんが、2人してメンタルが落ち込んでいた際に、芹さんの部屋でプロジェクターで歌詞を投影し、2人で浸ったこともありました。「音楽を聴く時歌詞をほぼ見ない」でお馴染みの同期・安達(3年/安達梨咲子)はおそらく付き合ってくれないと思うので、来年ももしそのタイミングが来たら芹さんともりさん(4年/守部葵)を私の部屋に招待して、一緒に浸ってもらおうと思います。

 

拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。今後とも慶應ソッカー部女子へのご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

 

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