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2022.08.04 部員ブログ

『守備の醍醐味』(2年 大井沙羅)

リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。

何気ない優しさを隠し持ちながら、髪の長さをはじめ、様々なことでよく桜子と張り合う同期の長野真理加から受け継ぎました、環境情報学部2年の大井沙羅と申します。真理加は私にとっても大切な存在で、もし同じ立場だったら逃げ出したくなる時でも諦めずにしがみついていく彼女に励まされています。多くのメニューを一緒に行ってきたからこそ、今まで励まされた回数は数え切れません。もちろん絢弥、桜子、佳那にも幾度となく励まされてきたので、同期の4人にはただただ感謝しかありません。

さて今年は1年を通して感じた、守備の醍醐味について書かせていただけたらと思います。サッカーを軸にする生活を始めて約1年半というまだまだ未熟者ですが、最後まで読んでいただけたら幸いです。

私にとって守備の醍醐味はずばり「攻撃の起点になれること」だと思います。

当たり前のことかもしれませんがこの醍醐味があるからこそ、守備を頑張ろう、といつも思えます。

大学に入部して初めてサイドバック(以下、S B)というポジションを経験させていただきました。私にとって、初めてのDF、初めての最終ラインで、始めは緊張が止まりませんでした。先輩方のSBを見ても対戦相手のSBを見てもタイプは様々で、加えてどのSBを見てもそれぞれ秀でているところがあります。そのような中でどのようなSBを目指せば良いのか全く分かりませんでした。当時わかっていたことは「相手の攻撃を止めたり守ったりすることが仕事」ということのみで、他はただ教えてくださることを実践することで必死でした。

また、それまではサイドハーフなど中盤のポジションを行うことが多く、人と連携して攻撃することが楽しみでやっていたので、やる前は何に楽しみを得るのだろうと疑問に思っていました。

そのような中、ふと周りの方が「沙羅は1対1が得意」と言ってくださるようになりました。先ほどの「相手の攻撃を止めたり守れたりさえすればいい」と同じように、1対1になった時には「ただ目の前の人を止めるしかない」ということしか頭になかったため、得意と言われることに疑問を感じていました。ですが、その言葉を言ってくださったことで、もしここで、1対1に自信が持てたら“私らしいSB”になれるかもしれない、と思ったのを覚えています。

そう言われてから1対1に特別な感情を抱くようになりました。得意と言ってくださるからには1対1の場面になったら勝ちたいし、逆に1対1に持ち込んで勝負したい、そんな感情を持ち始め、それは今も心の中にあります。

それからというもの、色んな方に相手をやっていただき、沢山練習をしました。攻撃側は仕掛けるタイミングやスピードも違えば、足技を使っていたり、重心の逆をつかれたりと仕掛け方は様々な上、その中で毎回違う仕掛け方をされます。おかげで読めたり取り切れたり出来るのはほんの僅かですが、その僅かの中で方向を誘導したり、相手の狙っているところを分かった上で誘ったりして取れた時の楽しさは格別でした。

昨シーズンを通してSBとしての経験を積み、そして迎えた今シーズンは1対1の局面などの守備を攻撃に繋げたいと思うようになりました。去年から更にチームとして幅が広がった中で、もし自分の守備が攻撃に繋げられてそこから得点に繋がったとしたら、と想像するとワクワクが止まりません。

「良い守備があってこそ良い攻撃がある」

これは試合や練習の際にテソンさんがよく仰っている言葉です。この言葉の逆をいうとすれば「守備が悪かったら良い攻撃が出来ない」ということです。全ての良い攻撃が良い守備から来ている、とは言い切れませんが、良い守備をしたらより攻撃の幅は広がると思っています。

特に1部昇格を目指すにあたり得点が必要となる中では、より重要だと思います。また何をもって良い攻撃、悪い攻撃となるかもはっきりと表しづらいですが、とにかく守備側の人間としては、少しでも早くボールを奪い、守りの時間を減らして攻めの時間を増やすこと、攻めの選手には守りの為ではなく攻めたり得点をとったりする為に体力を使ってもらうこと、そしてこの言葉を実現することを目標にしていきたいと思います。

昨年は、私の技量がとても不足していたことや、守備をする時間帯が多かったこともあり、攻撃に繋げられた機会はほんの僅かにも満たないですが、今年こそは少しでも攻撃に繋がるきっかけを作れるようになりたいです。あわよくば攻撃に参加して今まで感じていた、人と連携して攻撃をすることの楽しさも味わえるよう、最終的には守備も攻撃も出来る選手になれるよう努力したいと思います。

次はピッチで常に動きながら中央でボールを捌く仕事人、そんな一方で部室では大きさ・分かりやすさランキングで1、2位を争う笑い声の持ち主である、同期の岩瀬絢弥にバトンを託します。サッカーを真剣に楽しむことの大切さは絢弥に教えてもらった、そのくらいサッカーへ愛と情熱をもつ絢弥のリレー日記にご期待ください。

拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも、変わらぬご声援の程、宜しくお願い致します。

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