2023.04.27 部員ブログ
『原動力』(4年 福岡愛実)
リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。
今シーズン主将を務めさせていただいております、環境情報学部4年の福岡愛実と申します。
どんなときも頼もしい背中でチームを引っ張ってくれた昨年度主将のブラフフェイからバトンを受け継ぎました。いつもくだらないダジャレを言っている部室での姿とは裏腹に、ピッチでは誰よりも努力家で、頼りになるエースストライカーにいつも助けられていました。ゴールした瞬間を一緒に喜ぶことも、紅白戦でマッチアップすることも、もう無いと思うと寂しいです。一緒にセンターバックを組んだ日々が遠い昔のように感じます。フェイさんの活躍、日本から応援しています!
さて、入部してからあっという間に時が経ち、とうとう最終学年となりました。今シーズントップバッターということで不安もありますが、2日後に開幕を控える中で、率直に自分自身の今の想いを綴らせていただきたいと思います。
TEAM2023は、「原動力」というビジョンの下、昨シーズンの悔しさを胸に再び「一部昇格」を目標に掲げてスタートしました。今シーズン必ず目標を達成し、スポーツ推薦もない私たちが関東1部の舞台で闘うことで、新たな慶應の価値を体現できると強く信じています。
私たちは昨年5月に約2年半ぶりに勝利を収め、私自身もやっと入部後初勝利を飾ることが出来ました。先の見えない真っ暗な道のりは非常に長く、逃げ出したくなるような苦しいものでしたが、それでも前を向いて挑戦し続けられたのは周りの方の支えがあったからです。歴史を繋ぐ偉大な先輩方。選手想いのスタッフ陣。日頃からサポートしてくださるOB・OGの方々。運営面などでも協力してくださる男子部の皆さん。家族をはじめとして、どんなに結果がついて来なくても信じて応援し続けてくださる方々。そして、どんなときも一緒に過ごしてきた仲間。これだけ沢山の支えてくださる方や応援してくださる方がいて、私たちは恵まれた環境でサッカーに打ち込むことが出来ています。
「誰かの頑張りは、誰かの頑張りによって支えられている」
この組織で嬉しいことや悔しいことなど色々な経験をする中で、こんな大切なことに気付かされました。
「支えてくださる全ての方に、慶應という組織に、恩返しがしたい。」
私自身、入部してから今まで年間目標を達成できたことはなく、累計しても公式戦ではわずか8勝しか出来ていません。
「今年こそ、応援してくださる方々に結果というカタチで恩返しがしたい。結果で感謝の気持ちを伝えたい。そのために自分が出来ることは全てやる。」
圧倒的な存在感を放つ歴代の主将の方々と比べるとまだまだ未熟な私ですが、そんな覚悟を持って主将として全身全霊を尽くして参ります。
時に残酷な勝負の世界で、困難にも諦めず立ち向かってきたこの過程が、頑張ってきて良かったと報われるよう、結果に拘りたいと思います。どんなに人数が少なくても、価値観やバックグラウンドが異なっていても、全員がチームの一員として目標に向かって、組織のために誰かのために行動し続けることで、必ず目標を達成できると信じて最後まで闘い続けます。
黄色いユニフォームを身に纏えるのも、ここまで本気でサッカーと向き合うことも、みんなと一緒に過ごす時間もあと1年もありません。限られた時間を後悔しないよう、1日1日を “今この瞬間” を一生懸命に生きていきたいです。
私たちががむしゃらに泥臭くも諦めずに闘う姿が、見ている誰かの「原動力」となるように。
それぞれの立場から自らが出来る最大限の力でチームに貢献しようとする姿が、仲間の「原動力」となるように。
「原動力」というビジョンを体現して、主将として最高学年として、慶應としての誇りを胸に全ての人の想いを背負って闘います。今シーズンの最後に全員が「このチームで良かった、慶應に来て良かった」と心の底から思えるチームをみんなと創っていきたいです。
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どんな困難が立ちはだかっても、最後まで決して諦めることなく挑戦し続けよう。
最後やり切ったと胸を張って言えるように、後悔しないように、あと一歩に拘り続けよう。
シーズンを通して苦しくて辛いときもあると思うけど、隣を見れば自分以上に頑張っている仲間がいて、自分を支えてくれる人がいる。一人一人の想いを「原動力」に変えて、チーム全員で必ず一部昇格しよう。
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次は、華麗なボール捌きとえくぼで多くの人を魅了する1年岡田恭佳にバトンを託します。人の懐に入るのが得意で、誰からも愛される恭佳のことが、あっという間に大好きになり、虜になっていました。私は恭佳の笑ったときに出るえくぼが大好きです。そんな恭佳の可愛い笑顔を見るためにも、1年間頑張りたいと思います。恭佳、流石にこれで愛が伝わったでしょ?
2日後からいよいよ大学リーグが始まります。応援してくださる方々の声援や期待を力に変えて、誰かの「原動力」になれるように慶應らしく闘い続けます。開幕戦を勝利で飾り、下田の地でKEIO FAMILYの皆様と共に笑顔で喜び合えるよう、最善の準備をします。そして、今シーズン最後に全員で笑って終われるように、部員一同精進して参ります。
拙く纏まりのない文章になりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
今後とも、ご支援ご声援のほど宜しくお願いいたします。